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令和4年第3回定例会(第4日目) 議事日程・名簿 開催日:2022-09-07
令和4年第3回定例会(第4日目) 本文 開催日:2022-09-07

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  1. 石岡市議会 2022-09-07
    令和4年第3回定例会(第4日目) 本文 開催日:2022-09-07


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 令和4年9月7日(水曜日)                   午前10時00分開議 ◯議長(菱沼和幸君) おはようございます。ただいまの出席議員数は20名でございます。定足数に達しておりますので、これより前回に引き続き本日の会議を開きます。  本日の会議についても新型コロナウイルス感染症感染拡大防止の観点から、議場へ出席する議員を半数程度とし、出席議員以外の議員におかれましては、別室でタブレットにより視聴することといたしたいと思います。  それでは、本日の議場出席者以外の議員におかれましては、ここでご退室ください。                     〔議員退室〕 2 ◯議長(菱沼和幸君) 次に、本日の議事日程は、議事日程表のとおりでございます。  これより議事日程に入ります。             ──────────────────────  日程第1 一般質問 3 ◯議長(菱沼和幸君) 日程第1、一般質問。これより前回に引き続き市政一般に関する質問を行います。  21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 4 ◯21番(高野 要君) 21番・高野 要でございます。  通告に従いまして3点ほどお伺いをいたします。  まず、1点目、地域医療、産科の設置に向けた今後の予定についてでございます。  今年4月に改定された石岡地域医療計画、第4章では必要な医療提供体制の構築に向けた取組が述べられております。  その中で重点的に取り組む施策の1つに挙げられているのが分娩を行える施設の開設支援であります。  この問題は公立病院設置が議論される以前から地域の大きな課題に位置づけられていたもので、医師会病院が別の民間病院となって地域の病床数が守られた現在も私は課題として残っていると思っております。  産科開設に関しては公立病院が議論されていた最中だったと記憶しておりますが、ある民間医療機関が市から初期設置費用に対して約1億6,000万、維持管理経費に対して毎年約7,000万の支援を受けられれば可能という試算を提示してきたことがあったと思うわけであります。
     少なくとも当時は、市の支援によって産科設置はこのぐらいの額であればできるということだと私は思っておりました。  市では改定版地域医療計画でも引き続き、重点施策に位置づけている産科の設置につき、現在までどのような検討をし、また、医療機関等と折衝を図ってきたのか、お伺いをいたします。 5 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部理事健康増進担当・豊崎君。 6 ◯保健福祉部理事健康増進担当豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。4月に改定しました石岡地域医療計画におきまして、地域に必要な医療提供体制の構築に向けて分娩を行える施設の開設支援を重点的に取り組む施設として位置づけており、現在先進事例を参考にしながら産科関連補助事業の創設に向けた検討を進めているところでございます。  医療機器等も高額でございます。全国的に幾つかの市町村で開設に関わる準備資金の一部助成ということで5,000万あるいは1億円とか、上限を決めて補助している例がございます。  そういったものを参考に、石岡市としましても今内部でそういった開設に関わる助成金あるいは運営に関わる助成金ができないかということを検討してございます。  以上です。 7 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 8 ◯21番(高野 要君) あまり私にはやっているというふうには聞こえてこないんですよね、内部で、内部でと言いますけど。  じゃ、具体的に内部で、今日までどのような協議がなされ、そして、結局、医療機関等とのどのようなヒアリングをしてきたのか、その辺のところ、答えられますか。お伺いします。 9 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部理事健康増進担当・豊崎君。 10 ◯保健福祉部理事健康増進担当豊崎康弘君) 医療機関とのヒアリングでございますが、今婦人科しかやっておりませんが冨田産婦人科の院長に助言をいただきたく面会をしてございます。  また、現在新たな令和5年度に向けた新規事業ということで、制度設計について内部で検討しておりまして、その中身について検討しているところでございます。 11 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 12 ◯21番(高野 要君) 検討とか、そういったことは詭弁なんですよ、やっていないということなんですよ。病院の先生に面会を求めているとか、求めるものじゃないですよ、アポを取って行けば、先生、会ってくれるでしょう。何で冨田先生なんですか。もう辞めているんじゃないですか。今あそこ、歯医者さんじゃないですか。  それだったらやはり、以前に病院を1億6,000万、年間毎年7,000万でいいよと、そういう言ってくれたところへ足を運ぶのが本当じゃないですか。実際、中身、これ、全部聞いたときに本当にきちっとやっていると言えますか。  私は1つ懸念しているのは、市長にです。ただ公立病院、箱物だけを求めていたんじゃないか。形だけが欲しかったんじゃないか。  本当に皆さんの生命、そういったことを大切にするのであれば公立病院が頓挫しようと何しようと、こういった事業はどんどんどんどん進めていかなくてはいけないんですよ。公立病院じゃないんですから、最初に求めたのは。産科と小児科でしょう。病院ができなければ産科、小児科はいいんですか。市民が求めていたのはそこでしょう。ですから、答弁なんて、きちっとした答弁を求めていないですよ、どうせやっていないんですから。  ただ、だけれども、きちっとその辺のところはまとめて、今後でもいいです、今後だったら今後は、その課題に向けてこういうところをしっかりやっていきたいとか、月に1回ずつ協議を開いているとか、病院の先生にはこういうふうだとか、そういったものをきちっと私に答えてくれなくていいんです。市民にです。  病院が駄目になって、頓挫して。病院が頓挫して、そして、今度はこういった土浦圏域でやっていたものもほったらかして、それを今度、病院が終わったらみんなやらないということが、これが社会問題なんですよ。  よく市長は子どもとか何か言いますけど、そうでしょう。少子化対策、安心して分娩ができる。そういったことによって招致、たくさんの人が石岡に来てくれるとか、工業団地も一緒ですけど、そういうふうじゃないですか。  自分の思いが果たせなかったら忘れちゃっていいんですか。そういうことですよ。  今回は30分しかないので、これ以上聞いても答えは返ってこないでしょうから、結構です。  次に、移ります。  その他、地域医療における諸課題の解決策について。  前期定例会において、市長はようやく公立病院が実現不可能ということで認めたわけです。断念です。  そのことで改定した地域医療計画、そして、それに基づく施策の基本的な考え方を市民にどのように発信するのかという課題、これは私は残っていると思うわけであります。  そして、5月1日号の市報で、ここで発信しました。改定した地域医療計画のお知らせは行っておりますが、あのような内容、前の質問でも出ましたけど、公立病院設置に期待をして谷島市長に投票した多くの市民、また、昨年初めに公立病院の設置を求めて請願に署名した約1万5,000人の市民に説明を尽くしたと言えますか。私は到底言えないと思います。小さな記事です。誰も見過ごします。  また、その方々に公立病院に代わる地域医療の施策を十分に示したのか。代わるものです。  これでは、谷島市長は今複合施設とか、大きな施設を造って皆さん、子どもたちをと言っていますけれども、選挙の公約、一旦市民に示した施策に責任を持たない、全く一貫性のない市長と言われても私は仕方ないのではないかと思います。ずばりそのとおりでありますから。  私はそこでお聞きしたいんですが、市長としてこれらに対してどのような市長の認識です、こういったことがあっても平然としています。  市民に対して申し訳ないとか、そういうのじゃないんです。その市長の平然とした態度というんですか、見たときにどんな認識でいるのかなと。そのようなことを思いまして、認識で対応しているのかを市長にお伺いします。 13 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 14 ◯市長(谷島洋司君) お答えします。議員ご指摘のとおり、その公立病院の開設につきましては、私としましては非常に残念であったという認識でございます。  最終的には公立病院でいこうと決断したわけでありますけれども、相手側との折り合いができなかったということで、提案が取り下げられたということで非常にそれは残念であったという認識でございます。  その中で、まだ残されております石岡地域医療課題につきましては、産科の開設以外に小児科の拡充や緊急診療の再開等がございます。  緊急診療につきましては、内科、小児科とも令和2年6月末で休止となりましたが、このうち小児科につきましては、令和3年7月からこども休日診療として実施しており、関係機関と調整の上、将来的にはできるだけ休止以前の水準を回復できるようにしてまいりたいと考えております。  また、内科の緊急診療につきましても、関係機関と調整の上、休止以前の水準に回復することを目標に、まずは対応できるところから再開してまいりたいと考えております。  市長就任以来、コロナ対策ということで取り組んでまいりましたが、地域医療もこの市民の命、安全安心を守るという観点から非常に大事なテーマでございますので、しっかりと取り組んでまいりたいと思っております。 15 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 16 ◯21番(高野 要君) 市長、認識の違いなんですよ。このようなことになったということへの認識。  やろうと思ってできなかった。しかしながら、コロナ。少なからずとも細かいことをやっています。そうじゃないでしょう。あなたが掲げたのは公立病院ですよ。  目をつぶってください、浮かぶでしょう。公立病院というのはどういうものなのか。  夜間診療なんかあれですよ、病院の先生が協力してくれますよ、行政でそんなに騒がなくても。先生方はあなたと違ってきちっとした医療に対する認識を持っていますから。あなたに欠けているのは、今言わせてもらえばその医療という問題に対しての欠如ですよ。あまりにも軽過ぎる。  人の命です。やろうと思ったけどできなかったんだよ、そんな話ですか。  それじゃ、次お伺いします。  それでは、これまでの地域医療を立ち上げてから終了するまでに一体幾らの費用がかかったのか。この地域医療が始まってから終了するまで、人件費も含めてお願いをいたします。 17 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部理事健康増進担当・豊崎君。 18 ◯保健福祉部理事健康増進担当豊崎康弘君) 令和元年度、令和2年度、令和3年度、事業費と人件費合わせて3年間で約7,620万の経費がかかってございます。  以上です。 19 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 20 ◯21番(高野 要君) そのぐらいのびっくりする経費でしょう。この経費があったら、あと半分足してあげると産科ができたんじゃないですか。そういうことですよ。市長と前市長が公立病院なんていうことを言って、5年先だよと、産婦人科はなんて、そんなことを言って、そういうふうなことをやっていたからここに弊害が生じているんです。これもあなた方の弊害です。  私は今7,600万と言いましたけど、それ以外の管理職員に関わった費用なども含めると、もっと私は大きいと思うんです。この辺のところをお伺いします。  管理職員です。これが全てではないでしょう。じゃ、いいです。7,600万ということで聞いておきましょう。かなり費用はかかったわけです。  この事業については、事業を始めても最終的には事業ですから、できなかったものもたくさんあると今市長も言いましたけど、様々な理由はあります。  できないものはできない。しかしながら、その責任を私は取ることはできるのではないかと思うんです。できなかったのは職員ではないはずです。職員はしっかりと夜までやっていました。  私はこの責任、今産婦人科、小児科ができた。これもこのような大それたことを持ち出したおかげで、そういったものも今は現在も頓挫している。やはり政治家には責任があります。私は市長が責任を取るべきではないかと思うわけです。  それと先日の市報では、ある病院の先生があたかも議会が認めないから病院はできなかったようなことを書いていました。私は市長も自ら保身のためにここまでするのかとあきれた次第であります。市長が分からなければ本当に大変な執行部であります。  議会が反対したからできなかったのですか。違いますよ。前市長も含めて、ほかの同僚議員も聞いたことありますけれども、言っていましたけど、地域医療の話が出てくるのはいつも予算の直前で、議論も何もできていないのに予算の要求だけが出てくる。違いますか。何をしているか分からない。それなのにどの予算をどのように認めればいいんですか。議会に対しての説明もしない。予算だけ認めろは、あまりに強引ではないですか。  あの記事です。非常に残念に思いましたが、これで終わるのかなと、地域医療も。考えてはおりましたけど、あの記事を見たとき、これは質問に立たなきゃいかんというつもりで今質問をしております。あの記事を市長が書かせたとしたら、頼んだとしたら、これは議員に対する冒涜です。それと自分が責任逃れといいますか、責任を取る必要がない口実のためにですか。  とにかくこれだけの費用をかけて、7,600万、一般の企業でしたらどうですか。会社、倒産するかもしれない。会社の社長、責任は逃れられないでしょう。市長の責任をどうお考えなのか伺います。 21 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 22 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。コロナ禍医療環境等が変化する中、これまで実施してきた専門委員会等の会議のほか、医療需要動向調査市民ニーズ調査先進事例の調査などにかかった経費は地域に必要な医療体制を検討するために必要な経費であったと考えてございます。  残念ながら、石岡地域医療計画は見直すこととなりましたが、今後も地域に必要な医療体制の整備のため、これまで実施した調査の結果等を踏まえ、必要な対策を検討するとともに行政としてできる対応をしっかりと考えてまいります。  私としましても、この地域医療の問題をしっかりこれからも取り組んでいく、それによってこの責務を果たしてまいりたいと考えてございます。 23 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 24 ◯21番(高野 要君) 今責務という言葉が出てきましたけど、そういうものがみじんも感じられないから質問しているんですよ。病院、忘れているでしょう。医療、忘れているでしょう。複合施設でしょう。トップは2つも3つも頭に入れて考えるんですよ。やっていること全部、頭に入れるんです。それがトップなんです。市長なんです。1つ考えれば1つ忘れてしまう。それではどうにもならないと思いますよ。市民も困ります。  市長が公立病院にこだわっているこの数年、前市長と3年ですか、石岡市が先ほど申し上げましたけど、土浦医療圏で、3市で本腰を入れていれば、持ち出しは先ほどの7,600万、恐らく1億ぐらいかかっているでしょう。そうしたときに小美玉とかすみがうら市があったら産科ができたんじゃないですか。あなた方がこの産科、小児科を壊したんですよ、あんたが。  それで時間と費用を無駄にして何ら反省もない。これからも頑張っていきます、地域医療なんていうのはどんどんと脈々と何年でもこれは行政が考えていかなくてはいけないことなんです、私がやります、じゃないんです。あなたは一度失敗しているんです。  それじゃ、お伺いしますが、この7,600万か1億か知りませんけど、市民に成果物を与えられるんですか。お伺いします。 25 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部理事健康増進担当・豊崎君。 26 ◯保健福祉部理事健康増進担当豊崎康弘君) 人件費も含めて多額の費用がかかってございますが、先ほども市長も述べましたが、これまでに専門委員会医療カンファレンス、そして、地域医療計画というものを策定してきました。それが今年度になって改定されたということで、これまでの費用が全て無駄になったものということではないと認識してございます。  以上です。 27 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 28 ◯21番(高野 要君) 理事だっけか、参事か。あのね、認識の違いですよ。成果物というのはそういうものじゃないでしょう。結果ですよ。それによって生まれたものです。何か市民に、こんなすごいことができたんですよ、これによってというようなことはありますか。あれば頓挫していないんですよ。頓挫したものにどこに成果物があるんですか。  まあ、この辺でいいでしょう。  以前の一般質問コロナ対策に精いっぱい取り組んできたような答弁をいただきました。それは市として当然だと私は思います。  先ほどもコロナについて一生懸命やってきた、どこの自治体でもやっています。行政であれば、市長であれば仕方ないでしょう。東京都知事も痩せるほどやっていましたよ。これはやって当然のことだと思います。職員も頑張っておりますから。市長だけの問題ではない。谷島市長に今成果物を聞こうとしても無理でしょう、職員があの程度ですから。  就任してから2年、あと2年あるんですか、そういった中で大事業をぶち上げた。大事業をぶち上げたらそれの成果、これだけお金7,000万、8,000万使いました。しかし、こういうものが残っていますよ。病院の先生が市民を見かねてやってくれている事業はあなたがやった事業ではない。これは病院の先生の全員の事業であります。そのようにお考えになったらよろしいかと。  それで、時間もなくなってきましたけど、市長は政治家なんです。結果を求められているわけです。政治家として市を動かすのも、止めるのも市長です。今、複合文化施設も市長が動かしているわけです。止めることもできるのは市長だけです。止めろと言っているわけではありません。それだけの権力と責任を持っていることを自覚していただきたい。  市長に欠けているのは私は自覚でないかなと、いつも、私もよく言われますけど、そのように思っています。それができなかったとしたらあなたの責任です。その責任の取り方、政治家として、国会でもそうですけど、責任の取り方というのはおのずが勉強しなければならないわけです。他力じゃなくて、自分です。  政治家ですから、市民の税金を8,000万、1億。2年、3年で、これ、一般財源でしょう。使って何もできない。それで平然としていたのではまずいんじゃないですか。こういったことを市民、分かっていないですよ、7,000万、8,000万、1億なんていうのを。先ほども言いましたけど、一般の零細企業でもこういった穴を空けたら最後、大変なことですよ。だけど市長は平然としているんです。市長、このお金、私は反対してきました。あなたができるとして使ったお金ですよ。今でもできるとしたんだから本当は造ってほしいですよ、議会の責任とか何かしないで。いい迷惑です。  先ほども述べましたけど、あなたは職員ではありません。政治家ですから自分の責任というものをここで一言自覚してください。  この問題はこれで終わります。  事業の選択と集中の考え方についてですね。それでは、次に、事業の選択と集中の考え方について質問させていただきます。  行政においては地方分権が進んだことで事務の量が増えているという話を聞きます。  事務の量が増えて職員が増えるわけでもない。もちろん人口が減れば職員の数も減ってくるかと思います。  住民ニーズが多様化、高度化する中でという言葉をよく聞きます。多様化、高度化するニーズに対応するにはどうすればよいのか。また、今後複合文化施設、小中学校の統廃合なども計画されている中、事業の選択と集中ということに関してしっかりと向き合う必要があるのではないでしょうか。  そのようなことから、まず、初めに八郷温泉ゆりの郷の今後についてお伺いいたします。  令和4年の第2回臨時会において、ゆりの郷の売却について質問いたしました。売却することで固定資産税の収入を増やすということができる。入湯税も入ってくる。コロナのときのような支援金も払う必要もない。そうですね、お金払う必要もないんです。さらに、事務の軽減にもつながってくると思います。市にとってのメリットが私は多いと思いますが、どのようにお考えか、お伺いをいたします。 29 ◯議長(菱沼和幸君) 産業戦略部長・塩畑君。 30 ◯産業戦略部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。議員おっしゃるとおり施設を売却することによりまして固定資産税等の税収が見込まれ、さらにこれまで行ってきた事務の軽減にもつながり、市にとっても大きなメリットがあると考えてございます。
     以上でございます。 31 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 32 ◯21番(高野 要君) 原稿をたくさん作ったんですが、メリットがあるということでお伺いしましたので、メリットがあるということであればやはり早くそういった方向に、契約等々もあるでしょうから進めていったらいいんじゃないかな。  それで私も入湯税、調べてみましたけど、2,000万ぐらいあるんですね。それが行政の中で使えるということはものすごい財源だと思うんです。これから税収が減る中で、英語、教わったんですけど、スクラップ・アンド・ビルドというんですか、だからそのスクラップの部分も、これは嫌なことかもしれませんけど、きちっとしていかなければいけないのかな。  私は、その2,000万、これは入湯税、行政が使うお金です。それを上げる必要はないんです。それでやはり温泉用とかいろいろあります、ホテルもたくさんあります。その人たちはそのような入湯税は、きちっとした税として払ってなりわいをしているわけですから、やはりそのような方向に持っていくべきと思います。  時間がないので終わります。  次、ふれあいの里石岡ひまわりの館の入浴施設についてでございます。  私が知っている限りでは、このひまわりの館の入浴施設についてはもともと光明石というものが使われ、温泉のような効果が得られるということで始まったと記憶しております。しかしながら、現在は光明石も使用せず、ただの入浴施設となっているようです。であれば、ただの入浴施設を市が経営していく必要性があるのか。管理費も相当かかっていることと思います。  レジオネラ問題もこのような施設があればずっと続いていくものです。現在も利用者がいることは十分に私も分かっております。しかしながら、それだけの費用をかけて市が入浴施設を管理していく必要性が本当にあるのか。まず、施設の必要性についてお伺いをいたします。 33 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 34 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。ふれあいの里ひまわりの館は、人と環境に優しい21世紀の総合福祉センターとして本市における高齢者、障がい者等の福祉事業の効率的運営と組織活動を推進し、市民の健康増進、娯楽、教養のための便宜を共有するため、平成12年4月に設置された施設でございます。  館内にはホールのほか、介護研修室、調理室、工作室等のほか、浴室、ふれあい浴室、ヘルストレーニング室、レストランがあり、さらに屋外にはターゲットバードゴルフができる施設を有しております。  これまで多くの市民にご利用いただいているところでございますが、また、この施設につきましては、市の総合計画で定めている政策目標、健康福祉の中の基本施策、保健・医療・福祉が充実し いきいきと暮らせるまちを推進するに当たり、高齢者福祉の情報発信基地、健康、生きがいづくり、交流の拠点として重要な施設、役割を担っているものと考えてございます。 35 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 36 ◯21番(高野 要君) 重要な施設であることは分かるんですが、それと福祉施設であるということですけれども、それとお風呂の因果関係ってどういうふうにあるんですか。お風呂がなくても十分に、あそこでトレーニングとかなんかやっている人もいますけど、そういう人たちにはシャワー室とか、何でもかんでもそこへ来て風呂に入らないと、今述べたようなことが何か福祉施設としてはまずいのかな。お伺いします。 37 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 38 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。入浴施設でございますけれども、こちら市民の福祉の活動、それから、創作活動、レクリエーション活動の後にゆったり汗を流し、くつろぐための施設として設置してございます。この浴室は、高齢者だけでなく各世代に利用していただくため、数種類の浴槽を配置しているところでございます。  また、入浴後には市民同士が自由に交流し合い、レクリエーションを通じて健康と生きがいを実感できる場所として湯上がり談話室も設けているところでございます。  以上でございます。 39 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 40 ◯21番(高野 要君) 今、部長が言っているほど利用なんてないでしょう。話はかっこいいかもしれないけど、そんなに利用頻度もないでしょう。来ている人は皆同じです。銭湯ですよ、言葉悪く言えば。石岡市が銭湯を経営する必要があるのかと。  だから、私は、時間もないからあれですけど、だったら、あそこへあの福祉施設へ、今、保健センターとかいろいろ言っていますけど、ああいったところにそういったものを造ったら、私もちょっとスクラップ・アンド・ビルドということにこだわっていきたいんですけど、だから、本当に必要なのかということを、当初始めた、だったら温泉施設ですよ、光明石を入れてやるべきなんですよ。光明石なんて、レジオネラになってから石なんか入れたということ、聞いていないでしょう。ただの沸かし湯ですよ。  だったら、もうちょっと来て、皆さんが健康増進のためというのであれば、光明石を入れたり、何か温泉施設に近いものを造ってあげたらどうですか。やることやらないで理屈を言っていても駄目ですよ。これから財政難です。そういった中ではやはり必要でないものは切っていく必要性があるかと思います。市長の見解をお伺いします。 41 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 42 ◯市長(谷島洋司君) お答え申し上げます。市の公共施設につきましては、石岡市公共施設等総合管理計画に基づき維持管理していくこととなっております。  今後事業を推進するに当たりましては、中長期的な観点から当市の財政状況や人口推移、将来推計、社会情勢等を踏まえながら事業の選択と集中を進めてまいります。 43 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 44 ◯21番(高野 要君) ですから事業がきちっと当初の目的どおりに進められていればいいんですよ。当初から外れているでしょう。ただおざなり的に人を集めて、風呂を入れているだけでしょう。もうちょっと毅然としたものにする。それでやはり、もしそこに本当に必要であればいいけど、必要でないものは形を変えてもいいんです。私はそういったことが必要なのではないかなと思います。ここで激論する問題でもありませんので、よく考えてみてください。  それで、福祉、福祉と言うのであれば、あそこへ保健センター、保健センター、ひどいですよ。あそこのお風呂とか何か、あの場所へ保健センターを造ってあげたらいいじゃないですか。駐車場もあるし。皆さん、そういった思いというのが、行政マンというのは頭固いだけじゃ駄目なんですよ。柔軟性を持たないと。その辺のところもやれとは言いませんけど、今後考えていく必要性があるんじゃないかなということです。  それでは、もっとあるんですけど、はしょって最後の質問、小学校の統廃合について、時間がないのでお話しします。  今、統廃合、どこですか、南小学校ですか、あそこで、何小ですか、高浜とか、関川とかが一緒になって統合するんだということでやっていますけど、非常に周りの住民と、また、専門部会とか、委員会とか、執行部と何か、トラブルではないんですが意思の疎通が図れていないと。それでいろいろもめているわけです。先日は公開質問状なんかも出ているようです。この統合とかそういったことでなぜそんなにもめなくてはいけないのか。  あと1分しかないのでね。  そもそも、これは私の考えですけれども、執行部に問題があるんです。執行部がきちっとした委員会、そういったものに適切な指示をしていない。委員会の人たちが勘違いで進んでいる。それを止めようともしない。言葉というのは走っていくんですよ。そういったことを部長も教育長も行ってきたから、今こういう騒ぎになっているんです。  アンケートも取りました。3回ほどやったそうです。しかし、そのアンケートは学校名を決めるときは無視。だから地元の人、怒っているんです。3回もアンケートを取らせてと。  そういったことの指導をきちっとしていかないから、今、こういうふうになっているわけですよ。ですから、ここで私がどうしろ、こうしろということは言えないですけれども、早くもめごとを……。 45 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要に申し上げます。  質問時間を超過いたしましたので、質問を取りまとめた上、終了願います。 46 ◯21番(高野 要君) はい。  早くその専門部会、委員会ですか、その町内で問題としている人たち、この人たちをしっかりと協議して、子どもたちが本当に統合してよかったと思うような指導をしてください。  これ、部長と教育長に答弁を求めます。 47 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 48 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。今議員からありました高浜小学校、三村小学校、関川小学校、南小学校の件につきましては、検討委員会の中でのまたはその下の専門部会の中での協議等に対しての事務局である教育委員会側からの適切な助言であったりとか、慎重な対応という部分についての不足といいますか、そういったものがあったことは事実でございまして、議員ご指摘いただいたことに関しましては真摯に反省しまして、現在も対応はしておるところではございますが、ご意見をいただいている方々、それから、これまで無償で一生懸命新しい学校に向けての協議を務めていただいている検討委員の皆様、そういったところと慎重に協議を重ねながら、よりよい形で統合を迎えられるように努めてまいりたいと思います。 49 ◯議長(菱沼和幸君) 教育長・児島君。 50 ◯教育長(児島裕治君) ご答弁を申し上げます。この4校の統合小学校の学校名を決めていく過程におきまして、地域へのお知らせの仕方、また、アンケート調査の目的、アンケート結果の取扱い等、また、途中の諸会議、協議等におきまして適切な指導、助言、この辺が不足していたこと、また、曖昧であったこと、こういったことが地域の理解を得られていない要因というふうに認識してございます。教育委員会といたしましても反省をしているところでございます。  統合検討委員会の事務局を担う教育委員会といたしましても、私自身非常にこの責任を重く受け止めてございます。  今後につきましては、統合検討委員会とまた、地域の方々等との話合いを慎重かつ丁寧に進めて、双方が納得いく形で協議が進められるよう適切な対応を図っていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 51 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 52 ◯21番(高野 要君) 以上で終わります。 53 ◯議長(菱沼和幸君) 暫時休憩といたします。10分程度といたします。                   午前10時46分休憩             ──────────────────────                   午前10時56分再開 54 ◯議長(菱沼和幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  8番・岡野孝雄君。                  〔8番・岡野孝雄君登壇〕 55 ◯8番(岡野孝雄君) 8番・岡野孝雄です。通告に従いまして、2項目を質問させていただきます。  初めに民生委員、児童委員の改選について、私は令和2年3月定例会において質問をしておりまして、大体は理解しておりますが、民生委員をやる方がなかなかいない、本当に大変な地区もあります。今年の12月に一斉改選と聞いておりますので、今回もう一度質問をさせていただきます。  初めに、今年11月30日で現在の民生委員と児童委員の任期が満了となるのが12月1日の一斉改選に向けた進捗状況を伺います。  初めに、前回の改選のときは何地区か欠員が出ていたような気がします。現在はどのようになっているか、伺います。 56 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 57 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。現在石岡市の民生委員・児童委員の定数は163人でございます。  現在、議員にご質問いただいた際ですけれども、当時は6地区において民生委員・児童委員が決まっておりませんでした。その後、区長さんはじめ各関係機関のご協力をいただきまして、全地区の民生委員・児童委員が選任され活動してきたところでございます。  その後、1名の方が諸事情により令和4年5月31日付で退任されたことから、現在は1名の欠員となっています。なお、欠員となっている地区につきましては、隣接する民生委員・児童委員2人にご協力いただき対応している状況でございます。 58 ◯議長(菱沼和幸君) 8番・岡野孝雄君。                  〔8番・岡野孝雄君登壇〕 59 ◯8番(岡野孝雄君) 分かりました。  続きまして、改選の進捗状況を伺います。 60 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 61 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。進捗状況でございますが、民生委員法施行令第7条により民生委員・児童委員の候補者を決定する機関として設置されております石岡市民生委員推薦会が8月18日に開催されまして、定数163人のうち149人の候補者が決定したところでございます。  なお、今後の予定としましては、現在候補者が決定していない残りの地区について調整の上、民生委員推薦会に提出し決定してまいりたいと考えています。 62 ◯議長(菱沼和幸君) 8番・岡野孝雄君。                  〔8番・岡野孝雄君登壇〕 63 ◯8番(岡野孝雄君) ちょっと聞きたかったんですが、決まっていないところが今何地区と言いました。もう一度お願いします。 64 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 65 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 現在候補者の決定していない地区としましては14地区あります。 66 ◯議長(菱沼和幸君) 8番・岡野孝雄君。                  〔8番・岡野孝雄君登壇〕 67 ◯8番(岡野孝雄君) 分かりました。163のうち14地区が今まだ見つかっていないところで、分かりました。  次、前回も質問させてもらいましたが、本選挙に伴う年齢での要件と12月1日の改選に向けた選任された民生委員と児童委員の平均年齢と最高年齢について伺います。 68 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 69 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。まず、年齢要件でございますが、こちらにつきましては、国の規定では民生委員・児童委員の年齢要件を75歳未満の者を選任するよう努めることとなっております。その一方で、各自治体の弾力的運用も認められている状況でございます。  茨城県においては、年齢については原則として満75歳未満の者とし、地域の実情により真にやむを得ない場合にはこれに関わらず審査の対象とするとの方針が示されております。そのようなことから、当市の民生委員推薦会においても、この県の方針に従い審査をお願いしたところでございます。  なお、今回選任されております民生委員・児童委員の平均年齢は69歳で、最高年齢は81歳となっております。 70 ◯議長(菱沼和幸君) 8番・岡野孝雄君。                  〔8番・岡野孝雄君登壇〕 71 ◯8番(岡野孝雄君) 平均年齢69歳、最高が81歳。もし分かれば、81歳の方は何人ぐらいいるか分かりますか、すみませんが。 72 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 73 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。80代の方は1名となってございます。 74 ◯議長(菱沼和幸君) 8番・岡野孝雄君。                  〔8番・岡野孝雄君登壇〕 75 ◯8番(岡野孝雄君) 分かりました。なかなか若い人はやってくれないということですが、石岡の場合はこれ、平均年齢が69歳、最高は81歳ということですね。  私も前、ちょっと民生委員をやってくれる方を頼んだことがあったんですが、なかなか見つからなくてちょっと苦労した覚えがあります。それが平均的に石岡は年齢的には若いということで安心しました。
     では、続きまして、2番目の民生委員・児童委員の選任する際の課題とその対策について伺います。  1つとして、一斉改選に向け、どのように選任しているか伺います。 76 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 77 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。選任の方法、流れでございますけれども、改選に当たり、まず、年度初めに継続の意向を市内5地区の各民生委員児童委員協議会において民生委員・児童委員一人一人に確認していただきました。  その後、退任の意思のある方から退任届と併せまして後任者の情報をいただき、その情報を基に職員が自宅訪問し民生委員・児童委員の活動について丁寧な説明をしながら就任に向けたお願いをいたします。そういった中でも、しかしながら仕事や自身の体調面、そして、活動内容等による理由から断られるケースもございます。そういった場合に、必要に応じて区長さんや地区の民生委員・児童委員さん、それから、石岡社会福祉協議会等からも後任候補者の情報をいただき、候補者の確保に努めている状況でございます。  なお、承諾を得られた方につきましては、後任候補者として石岡市民生委員推薦会でご審議をいただき、決定した候補者を県へ推薦し、審査後は国において正式に民生委員・児童委員の委嘱を受けることになります。 78 ◯議長(菱沼和幸君) 8番・岡野孝雄君。                  〔8番・岡野孝雄君登壇〕 79 ◯8番(岡野孝雄君) 分かりました。  続いて、民生委員と児童委員が欠員となった地区については、新たに民生委員が決定するまで隣接する地区の民生委員が対応することとなっているが、今後ともそのような対応をするか、伺います。 80 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 81 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。欠員が生じている地区につきましては、新たな民生委員・児童委員が決定するまではお住まいの方に不便や不利益が生じないよう、引き続き隣接地区の民生委員・児童委員や地区の民生委員児童委員協議会の役員のご協力をいただき対応していきたいと考えております。  なお、今回の改選に伴い、現在候補者が先ほども説明した決定していない地区につきましては、今後区長さんや前任者または近隣の民生委員・児童委員さんから後任候補者の情報を新たにいただき、早期に候補者の確保に努め、欠員地区の解消を図ってまいりたいと考えてございます。 82 ◯議長(菱沼和幸君) 8番・岡野孝雄君。                  〔8番・岡野孝雄君登壇〕 83 ◯8番(岡野孝雄君) 今まで民生委員がいなくて隣接する地区の民生委員さんが兼務してやってということがありまして、その人がとても大変な思いをしたということを何度か聞いておりますので、その辺の対応をよろしくお願いいたします。  続きまして、令和2年の定例会一般質問において、補助員制度の導入について検討していると答弁がありましたが、その後の検討をされているか伺います。 84 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 85 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。この補助員制度の導入につきましては、民生委員・児童委員の円滑な活動を推進するための施策の1つであることから、令和2年度から3年度にかけ民生委員児童委員協議会へ提案し協議してまいりました。  協議会結果でございますが、成り手不足解消の策として有効性はあるものの、民生委員・児童委員と補助員、こちらの役割の区分けが難しい。また、補助員は民生委員・児童委員の補佐的立場になるため、指示や指導が必要となり、事務負担が増えてしまう可能性が懸念されるなどの意見が出たため、導入には至りませんでした。  今後も引き続き、民生委員・児童委員の事務負担軽減につながる先進地の事例があれば、適宜、民生委員・児童委員の皆さんと情報共有に努めてまいりたいと考えてございます。 86 ◯議長(菱沼和幸君) 8番・岡野孝雄君。                  〔8番・岡野孝雄君登壇〕 87 ◯8番(岡野孝雄君) 補助員制度導入については、石岡としては今検討しているということですが、県内では導入している市はどうですか。お伺いしたいです。 88 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 89 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。前回協議会にご提案いただいた際に、県内では利根町で導入例があるということでご説明した経過がございます。  以上でございます。 90 ◯議長(菱沼和幸君) 8番・岡野孝雄君。                  〔8番・岡野孝雄君登壇〕 91 ◯8番(岡野孝雄君) 県内では利根町だけということで、分かりました。  それじゃ、前回の改選のときと同様に改選まではあと3か月を切った時点で、決まっていない地区があります。少子高齢化や核家族、さらに地域コミュニティーの希薄化が進んでいる状況を踏まえると、行政と地区住民とのパイプ役を担っている民生委員・児童委員については継続性が保たれることが重要であると考えております。早い段階でまだ決まっていない残りの地区については早急に選任していただきたいと思います。  その点について、市長の見解をお伺いいたします。 92 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 93 ◯市長(谷島洋司君) ご答弁申し上げます。民生委員・児童委員は、全ての市民が住み慣れた地域で安心して暮らせる地域づくりのためには欠かせない存在です。12月の一斉改選に伴い、事業の継続性を保つため、成り手の確保に努めるよう引き続き担当部長へ指示してまいります。  議員ご提案の補助員制度など、成り手不足の解消策としては有効であるというご意見もいただいておりますので、様々なその成り手不足解消策を検討してまいりたいと思ってございます。 94 ◯議長(菱沼和幸君) 8番・岡野孝雄君。                  〔8番・岡野孝雄君登壇〕 95 ◯8番(岡野孝雄君) 何度も言うようですが、民生委員・児童委員は大変な仕事でありまして、なかなか受けてくれる方がありません。ですから、欠員になっている地区はできるだけ早めに探していただきたいと思います。  以上で1項目を終わりといたします。  続きまして、2項目目、石岡市子ども会育成連合会について質問をさせていただきます。  今年の3月定例会に私が龍神の森キャンプ場について質問をしたときも、その時点の子ども会育成連合会について少し話しましたが、石岡市子ども会育成連合会は長い歴史がある団体でありますが、今年度の5月の総会で解散すると決まったと聞いております。  私も3月のとき、一応いろいろ子ども会のことでお願いしたあれがあったんですが、その後、急遽解散ということで私もたまげておりまして、私も長年にわたり地域に根差した子ども会活動発展と子ども会の福祉増進を目標に活動してきました。  社会状況がどんどん変わる中で子ども会の位置づけも変化していることは認識しているところでございますが、多くの保護者の方々、子ども会育成連合会の行事、春にはドッジボール、夏は龍神の森で幹部講習会とキャンプ、秋にはふれあいまつり、冬にスキーということで、私がやっていた頃は、スキーはバス3台、ふれあいまつりもすごい人で、幹部講習会も2班に分かれて2回に分けてやったということで、ドッジボール大会もすごい人数が集まりまして、今でも覚えていますが、夜、体育館で子どもたちにドッジボールを指導した覚えがあります。  今言ったような思い出をつくってきた子ども会のことを考えますと、石子連の解散は非常に残念な思いとなっています。  そこで、初めに、石岡市子ども会連合会が解散となったその理由をお尋ねいたします。 96 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 97 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。石岡市子ども会育成連合会は、子ども会の指導者及び育成会の連絡を図り、子ども会活動の向上と発展、児童の福祉増進を図ることを目的として活動されておりました。教育委員会といたしましても、事務局として携わってまいったところでございます。  解散と総会の中で決定された理由でございますが、全児童数の減少とともに加入者数、加入割合も減少を続けてまいりました。近年はイベント等の募集をかけても定員に満たない状況も生まれてきたと聞いてございます。また、やはり新たな役員の確保、こちらについても長年の課題となっておりまして、ほとんどの役員の方が長年役員を務めていただくような状況となっておりました。さらに、ここ数年は新型コロナウイルス感染の拡大によりまして、令和2年度からの行事につきましては、ほとんどが中止となる状況となってございました。  こういった中で、子ども会の在り方、今後の方向性について育成連合会の役員の方が主導となりまして、学校単位から運営委員さんにそれぞれお集まりいただき、令和2年度も中心としまして意見交換会など、運営委員会等で慎重に議論を重ねてきたと聞いております。  その結果としまして、今後の団体の継続が残念ながら困難であるとの結論に至り、役員会を経て今年5月の総会において諮られた結果、大変残念ではございますが、解散という判断に至ったと伺ってございます。 98 ◯議長(菱沼和幸君) 8番・岡野孝雄君。                  〔8番・岡野孝雄君登壇〕 99 ◯8番(岡野孝雄君) 石岡市子ども会育成連合会の解散についての理由と経過については分かりました。  それでは、今後、子ども会単位で活動を継続されていく単位子ども会についてお尋ねいたします。  現在活動中の小学校単位の単位子ども会は何単位あるか、お伺いいたします。 100 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 101 ◯教育部長(吉澤房江君) 現在把握しております単位子ども会の数でございますが、市内には石岡市子ども会育成連合会の加入が91、未加入が18、合計109の単位子ども会が活動しておると把握してございます。  その内訳でございますが、高浜地区と三村地区がそれぞれ9、関川地区、南地区がそれぞれ6、園部地区が10、東成井区が8、瓦会地区が12、林地区が3、恋瀬地区が5、葦穂地区が5、吉生地区7、柿岡地区11、小幡地区12、小桜地区6の合計109ということで把握してございます。 102 ◯議長(菱沼和幸君) 8番・岡野孝雄君。                  〔8番・岡野孝雄君登壇〕 103 ◯8番(岡野孝雄君) 今までの説明を聞きますと、石岡市内の府中とか、石岡小、杉並がなくなったよ、八郷地区が残っているという答弁があって、分かりました。  それでは、合併当時の頃と比較して、加入率、子ども会の数の比較はどのようになっているか、お尋ねいたします。 104 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 105 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。平成17年の合併当初の時点では200の単位子ども会がございました。その後、単位子ども会の解散等がございまして、現在は先ほどもご答弁申し上げましたとおり、単位子ども会の総数が109、石子連加入の子ども会は91となってございます。  合併当初と比較いたしますと、45.5%ということの加入率となっております。 106 ◯議長(菱沼和幸君) 8番・岡野孝雄君。                  〔8番・岡野孝雄君登壇〕 107 ◯8番(岡野孝雄君) 分かりました。合併当初からいうと半分近くとなっているみたいですね。  それでは、子ども会の数としては分かりましたが、児童数についてはどうか伺います。 108 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 109 ◯教育部長(吉澤房江君) 加入児童数でございますが、合併当初は全児童数が4,723人に対し、3,878人が加入しており、加入率は82.11%でございました。現在、令和4年度におきましては、児童数3,130に対し1,310人で、41.85%となってございます。 110 ◯議長(菱沼和幸君) 8番・岡野孝雄君。                  〔8番・岡野孝雄君登壇〕 111 ◯8番(岡野孝雄君) やっぱり子ども会の加入数も半分ということで、あと児童数も80%から41%、約半分ということになってしまったようですが、子どもさんがなかなか生まれないということで、子ども会の運営は大変だと思いますが、分かりました。  次に、最後でありますが、今後も各小学校単位のいわゆる単位子ども会は存続していくと思いますが、今後、市としては子ども会に対してどのような対応していくか、お尋ねいたします。 112 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 113 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。今後、市といたしましても単位子ども会を引き続き支援してまいりたいと考えております。  単位子ども会への情報提供をはじめ、安全保険等の案内、行事機材の貸出し、高校生会の派遣等を含めまして、引き続き対応してまいりたいと考えてございます。 114 ◯議長(菱沼和幸君) 8番・岡野孝雄君。                  〔8番・岡野孝雄君登壇〕 115 ◯8番(岡野孝雄君) 石岡市子ども会育成会の解散は本当に残念でありますが、総会で一応決まったということで、残った単位子ども会への市としての支援をできるだけよろしくお願いいたしまして、私の質問を終わりといたします。どうもありがとうございました。 116 ◯議長(菱沼和幸君) 暫時休憩といたします。                   午前11時22分休憩             ──────────────────────                   午前11時23分再開 117 ◯議長(菱沼和幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 118 ◯2番(飯村一夫君) 2番・飯村一夫でございます。  通告に従いまして、何点か執行部にお伺いしたいと思いますのでよろしくお願いします。  まず初めに、土砂災害警戒区域・浸水区域についてお伺いしたいと思います。  これは、石岡市の土砂災害区域・浸水区域がどのくらいあるのかお聞きしたいと思います。  石岡市では、台風や大雨が降ったときには急傾斜地において土砂崩れや地滑りが想定される土砂災害警戒区域や、恋瀬川流域において氾濫などにより浸水が想定される浸水想定区域が存在していることと認識しておりますが、そこで、石岡市の土砂災害警戒区域と浸水想定区域について、箇所づけ、概要などについてお伺いしたいと思います。 119 ◯議長(菱沼和幸君) 総務部長・武石君。 120 ◯総務部長(併任)消防本部理事兼コンプライアンス推進担当(武石 誠君) 当市における土砂災害警戒区域の箇所、それから、概要等につきまして、ご答弁を申し上げます。  県が指定する土砂災害警戒区域につきましては、現在市内に合計98か所の指定箇所がございまして、さらに今年度中に9か所が追加される予定となってございます。また、浸水想定区域につきましては、霞ヶ浦、それから、恋瀬川の流域が指定となってございます。また、それぞれに指定された区域に関しましては、風水害の影響を受けやすいことから、早めの避難準備が必要となってまいります。  防災担当といたしまして、台風など風水害の際は、昨年度改定されました国の避難情報に基づく避難行動が取れるよう防災行政無線などを通じまして、市民の安全、人命の確保等に努めているところでございます。  以上でございます。
    121 ◯議長(菱沼和幸君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 122 ◯2番(飯村一夫君) 石岡市で洪水ハザードマップ、これの表紙には平成27年9月10日、台風18号、そういう写真が載っているわけですが、私もこのときは近くにおりましたが、これ、非常にたまげました。こういうことが本当に起こるんだという恐怖感を覚えました。こういうことがあるものですから、この警戒区域、土砂災害区域については執行部でお考えいただき、質問させていただきたいと思います。  土砂災害区域と浸水区域があるわけですが、柿岡地区の道路冠水について、ちょっとお聞きしたいと思います。  近年の世界的な異常気象の影響により、日本においても、ゲリラ豪雨や大型台風など、以前に見られなかったような大雨が発生しており、日本各地で毎年のような甚大な被害が発生しております。石岡市内においても、大雨警報が発令されるような大雨が降るような例外ではありません。また、市内では複数の場所で道路の冠水が発生しております。私自身も、柿岡地内の複数の場所において道路が冠水し、通行に影響を及ぼすような事態となっているのを目の当たりにしております。  そこで、市では、柿岡地内の道路冠水について、地区の現状をどのように把握しているかお聞きしたいと思います。 123 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・櫻井君。 124 ◯都市建設部長(櫻井正洋君) ご答弁申し上げます。柿岡地内の道路冠水につきましては、近年のゲリラ豪雨や台風など、大雨の際に排水量が急激に増加し道路が冠水してしまうことがある場所を複数確認してございます。  主な冠水場所としましては、主要地方道石岡筑西線の柿岡下宿地内下川橋付近、主要地方道笠間つくば線の八郷総合支所付近、片野地内の光安寺橋付近などが挙げられます。  以上でございます。 125 ◯議長(菱沼和幸君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 126 ◯2番(飯村一夫君) 先ほど答弁で柿岡地内において道路が冠水してしまう場所を複数把握しております。  県道の下川橋付近や八郷総合支所付近、片野地区の光安寺橋付近など答弁されましたが、そこで、先ほど答弁にあった道路冠水箇所についての現在どのような対策しているか、市として、また、県としての対応についてお伺いしたいと思います。 127 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・櫻井君。 128 ◯都市建設部長(櫻井正洋君) ご答弁申し上げます。石岡筑西線の柿岡下宿地内下川橋付近や笠間つくば線の八郷総合支所につきましては県道であり、また、片野地内の光安寺橋付近につきましては恋瀬川が関係しておりますので、所管しております県に対しまして冠水対策等の整備要望を行っているところでございます。  なお、県で実施している冠水対策等について確認したところ、恋瀬川の冠水対策としまして、現在光安寺橋の架け替え工事を行っており、令和6年度までの事業完了を予定しているとのことでございます。  その他、平成29年度から平成2年度にかけまして恋瀬川の川又地区、半田地区の河道土砂掘削工事を行っており、その成果により近年石岡筑西線下川橋付近につきましては迂回を余儀なくされるような冠水は起きていない状況でございます。  また、笠間つくば線の八郷総合支所付近につきましては、今年度、県道の排水側溝の清掃を行っており、河川や道路等の冠水対策を実施しているとのことでございます。  なお、市の対策としましては、ゲリラ豪雨や台風など大雨による想定外の雨量に対応するため、水量を分散させるための排水整備を現在行っているところでございます。  以上でございます。 129 ◯議長(菱沼和幸君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 130 ◯2番(飯村一夫君) ただいま部長のほうから答弁がありましたけど、水量の分散、排水整備の工事をしているというようなお話ですが、どの辺をやっているか、お聞きしたいと思います。 131 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・櫻井君。 132 ◯都市建設部長(櫻井正洋君) ただいま答弁申し上げました排水路の整備でございますが、八郷総合支所の反対側にありますカスミさん、それの裏側の排水整備を行っているところでございます。  以上でございます。 133 ◯議長(菱沼和幸君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 134 ◯2番(飯村一夫君) 今総合支所の付近ということがありましたが、この総合支所の付近、これについては、今年度6月10日、集中的な雨が降りまして、側溝からあふれ出るその水が市有地に流れ込むというような状況がありました。これについては早々に解決しなきゃならない事態だと考えておるところです。  これを解決するに当たり、私なりに、この排水からあふれ出る水が道に流れるというような事態を避けるには、市として事業がある、合併特例債事業のこの1.7キロについての事業計画を早々に進めれば、この問題については解決できるのではないかと思いますが、部長のほうはどうお考えになるか、お聞きしたいと思います。 135 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・櫻井君。 136 ◯都市建設部長(櫻井正洋君) ご答弁申し上げます。八郷支所周辺の商業施設については、開発計画時の調整池を晴天時に駐車場として使用しており、大雨時には冠水しているということは認識してございます。また、一部県道笠間つくば線の側溝から越水した排水が流入していることも確認しておりますので、引き続き土浦土木事務所へ排水設備の改善を要望していきたいと考えております。  また、上林・上曽線のいわゆる2工区でございますが、現在、現道拡幅という形で事業を進めているわけでございますが、重複している部分につきまして、カスミの脇の工事も今後行っていきますので、その整備の中で排水の整備も進めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 137 ◯議長(菱沼和幸君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 138 ◯2番(飯村一夫君) ただいま現道の拡幅というようなお話がありましたが、この現道拡幅に伴う県道7号にぶつかる丁字路、これも冠水するわけなんですよ。これについての市としての対応、県としての対応があると思いますが、拡幅してつける、そういう事業の中で冠水についてはどのようにお考えか、ちょっとお聞きしたいと。 139 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・櫻井君。 140 ◯都市建設部長(櫻井正洋君) ご答弁申し上げます。先ほども答弁いたしましたが、下川橋付近につきましては、恋瀬川河道土砂掘削を行ってから通行止め等の措置を行ったことはないというふうに確認しております。  今後につきましても、県のほうで掘削工事を進めていくということを伺っておりますので、今後につきましても改善していくのかなというふうには考えてございます。  以上でございます。 141 ◯議長(菱沼和幸君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 142 ◯2番(飯村一夫君) 今、大丈夫だというようなお話ですが、状況によっては冠水する。土浦土木の冠水表示もT字路に掲げられているわけです。それならば、土木によって冠水はないというようなお話で看板を取り下げるような形をしていただきたいと思います。そういうことによって冠水はないのかと思います。ひとつ、その辺、よろしくお願いしたいと思います。  次に、土砂災害警戒区域、これ、仏生寺の土砂災害区域についてお聞きしたいと思います。  これ、仏生寺地区は、過去の風水害によって落石、雨水の流水が生じており、以降、悪天候、この異常気象で、度々異常気象が本当にあるわけです。このたび避難生活を強いられているとお聞きしております。地元の方々は、これまでの土砂災害を未然に防ぐための対策工事を行っていただきたいと要望されているとお伺いしました。  そこで、まず初めに仏生寺の土砂災害警戒区域について、地区の現状と対応状況についてお伺いしたいと思います。 143 ◯議長(菱沼和幸君) 総務部長・武石君。 144 ◯総務部長(併任)消防本部理事兼コンプライアンス推進担当(武石 誠君) 仏生寺の現状につきまして、ご答弁申し上げます。  仏生寺における議員ご指摘の地区につきましては、土砂災害警戒区域の指定を受けているところを含め、地形が急傾斜の形状となってございます。これまで台風など大雨の際に、麓の住宅地に雨水ですとか土砂が流入いたしましたり、岩などが転がり込むといった事象の報告も受けているところでございます。  人命に関わる場合も想定されますので、大雨の際にはこれまで防災行政無線の活用と併せまして対象地区につきまして、優先的な見回りですとか、電話での呼びかけ等を行う体制を取っているところでございます。  以上でございます。 145 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・櫻井君。 146 ◯都市建設部長(櫻井正洋君) ご答弁いたします。その前に、先ほどの答弁の中で訂正をお願いしたいと思います。  恋瀬川の川又地区、半田地区の河道土砂掘削工事を行った期間を平成29年度から平成2年と申し上げましたが、令和2年の間違いでございます。訂正しておわび申し上げます。  私からは急傾斜地崩壊対策事業に関わる地元要望並びに当該事業の整備について、ご答弁申し上げます。  これまで2度にわたり仏生寺地区区長より当市へ土砂災害警戒区域内急傾斜地の整備に関わる陳情書が提出されております。  1度目の平成29年度の陳情の際は、県指定の急傾斜地に関わる整備について土浦土木所長宛てに市長名にて要望書を提出いたしました。  2度目の本年1月に提出いただいた同内容の陳情につきましては、改めまして事業着手の可能性について、県急傾斜地崩壊危険箇所指定や現行採択事業との関係性などの協議を土浦土木事務所と行った結果、県事業の指定を受けるための採択要件を満たしていないとのことでございます。  事業採択要件としましては、傾斜地の角度30度以上、高さ5メートル以上、人家5戸以上など基本的な指定条件のうち、仏生寺地区の急傾斜地は人家戸数の要件を満たしていない状況でございます。  以上でございます。 147 ◯議長(菱沼和幸君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 148 ◯2番(飯村一夫君) ありがとうございます。  国の事業指定を受けるためには、いろいろ要件があるわけです。  この要件を満たさないと県の事業としても入られないと、そういうお話でございますが、事業採択要件としまして1つ目が傾斜地の角度30度以上、2つ目が高さ5メートル以上、3つ目が人家5件以上、そういうお話ですが、この3つが基本的な指定の条件であるとお話ししておりますが、現地、現場、そういうお話をいただいても現場は人命に関わると、そういう形で指定されていると思います。  この仏生寺地区の急傾斜地については確かに5件以上あると思いますが、なぜ採択を満たされないのかをお伺いしたいと思います。 149 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・櫻井君。 150 ◯都市建設部長(櫻井正洋君) ご答弁申し上げます。当該急傾斜地の隣接地には土地所有者により開拓されたミカン畑があることから、その区域は急傾斜地の指定から外れているため、危害が生じるおそれのある人家には含まれないと判断されているところでございます。  以上でございます。 151 ◯議長(菱沼和幸君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 152 ◯2番(飯村一夫君) 急傾斜地整備について、今後、事業採択のための要件が満たされるために事業化となった場合、事業採択から整備完了までどのくらいの期間を要するのか、お伺いしたいと思います。 153 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・櫻井君。 154 ◯都市建設部長(櫻井正洋君) ご答弁申し上げます。要望書受付から事業化に至るまで箇所指定要件を満たした上で、地元の方々や地権者の方々の同意書を得るなど複数年を要し、さらに整備工事には10数年の期間を要するものと考えております。  以上でございます。 155 ◯議長(菱沼和幸君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 156 ◯2番(飯村一夫君) 地元の方の地権者の同意をもらうのが複数年というようなお話ですが、これは複数年でも、陳情を上げているわけです。地元の方の了解はあるのではないかと私なりに認識しております。確かに、その要件を満たす、それは1つの基準であって、工事安全対策をしてもらえないというようでは、これでは住んでみたい石岡ではなくなるのかと思います。  人命に関わる場合、これを想定しているわけですから要件がというようなことを言われますが、市としては何を対応していただけるか、お伺いしたいと。 157 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・櫻井君。 158 ◯都市建設部長(櫻井正洋君) お答えいたします。市としての対応でございますが、現在地域の皆様の住環境改善を図るため、道路整備や排水整備などに取り組んでいるところでございます。また、併せて地域の安全安心を確保するため、継続して茨城県と事業化に向けた協議を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 159 ◯議長(菱沼和幸君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 160 ◯2番(飯村一夫君) この地区に関してはこういう警戒区域だというような指定を受けているのでありますから、市としてはこの豪雨、台風いろいろありますが、地震等に対しては本当に巡回したり、いろいろな情報を収集して対応していただきたいと思います。  私も先ほどから柿岡地内の道路冠水、仏生寺地区で土砂災害などについて質問させていただきましたが、それぞれ地区の現状と現在の対応状況について答弁をいただきました。いろいろ、その状況、確かに条件に満たないと言っていても、これ、人命に関わることです。市としても本当に認識していただき、対応していただく、これが非常に大切なことかなと思います。  そこで、今後どのように対応していくか、もう一度、これからの対策についてお聞きしたいと思います。 161 ◯議長(菱沼和幸君) 総務部長・武石君。 162 ◯総務部長(併任)消防本部理事兼コンプライアンス推進担当(武石 誠君) これからの対策につきまして、ご答弁を申し上げます。  仏生寺の対応につきましては、先ほど来申し上げましたとおり、防災ラジオなどによる情報提供ですとか、優先的な見回りなどを引き続き実施してまいりたいというふうに考えてございます。  また、風水害時における安全安心な避難に向けた取組といたしまして、発災時にいつ、何をするのかを整理してまとめて個人の防災計画としていただくマイ・タイムラインというものの記入する用紙を8月15日号の市報の折り込みで配付をさせていただいております。こちらをご利用いただくとともに、また、今年度ハザードマップの改訂版を全世帯配付ということで予定してございまして、今後も防災に対する市民意識の向上、啓発に努めてまいりたいというふうに考えてございます。 163 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・櫻井君。 164 ◯都市建設部長(櫻井正洋君) ご答弁申し上げます。初めに、柿岡地内の冠水対策としましては、県道及び恋瀬川の関係につきまして、引き続き県との連絡調整を図りながら県に対して整備要望を行ってまいります。また、現在、八郷総合支所において市で行っております体制整備につきましては、引き続き計画的かつ迅速に実施してまいりたいと考えております。  次に、仏生寺地区の急傾斜地につきましては、先ほども答弁いたしましたが、指定要件を満たしていないため、現状での急傾斜地崩壊対策事業への着手は困難なものと考えております。しかしながら、地域の安全安心を確保するため、継続して茨城県と事業化に向けた協議を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 165 ◯議長(菱沼和幸君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 166 ◯2番(飯村一夫君) この冠水、土砂災害、これ、本当に人命に関わることでございます。
     道路状況に対しては市としても対応していただけるというようなお話なんですが、先ほどちょっとお話ししましたが、上林・上曽線をやることによって庁舎の脇の冠水がなくなるというようなお話をちょっとしてまいりましたが、担当部長としては、この排水整備にはいつ頃かかれるのか、ちょっとお聞きしたいと思います。 167 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・櫻井君。 168 ◯都市建設部長(櫻井正洋君) ご答弁申し上げます。上林・上曽線の2工区の部分の質問かなと思いますが、現在、当初路線と暫定路線の重複している部分につきまして設計のほうを行っております。設計ができ次第、順次工事を行っていきたいと思います。その中で排水整備ができればというふうに考えております。  以上でございます。 169 ◯議長(菱沼和幸君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 170 ◯2番(飯村一夫君) なら、この冠水、土砂災害については、石岡市はもとより県、国、そういう形で協議していただいて進めてもらうと。そして、安全なまちづくり、それを進めてもらうと、そういうことでひとつお願いしたいと思います。  次の質問に入ります。  次、小中学校再編計画の進捗状況、これについてお伺いしたいと思います。  小中学校統合再編計画では、複式学級のある学校を優先にして統合を進めているところでありますが、石岡地区においては三村小、関川小、高浜小、南小と、そして、北小、府中小の枠組みが様々な課題はあるものの検討委員会が立ち上がり、令和6年4月の統合に向けて協議が進められております。  この複式解消、それに向けての統合であるんですが、この複式の授業についてちょっとお聞きしたいと思います。どういう複式授業形態、また、その前に複式学校は何学年、地区に幾つあるとか、その辺をちょっと、複式学級のある学校と学年についてお聞きしたいと思います。 171 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 172 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。本年度複式学級のある学校についてですが、6校ございます。  高浜小学校、三村小学校、関川小学校、北小学校、葦穂小学校、吉生小学校でございます。  学年でございますが、高浜小学校は2年生と3年生。それから、4年生と5年生が複式学級となっております。三村小学校につきましては、3年生と4年生。関川小学校につきましては、3年生と4年生。それから、5年生と6年生が複式となっております。北小学校につきましては、2年生と3年生、5年生と6年生です。葦穂小学校は3年生と4年生、5年生と6年生。吉生小学校におきましても、3年生と4年生、それから、5年生と6年生が複式となっておりまして瓦会小学校につきましては、令和3年度において5年生と6年生が複式学級でございましたが、本年度は単学級となっております。それから、瓦会小学校と恋瀬小学校につきましては、将来推計では児童数の減少により令和8年度から複式学級が見込まれてございます。 173 ◯議長(菱沼和幸君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 174 ◯2番(飯村一夫君) ありがとうございます。  この複式学級の授業風景、それを想像するには先生が1人、3年生、2年生、そういうわけで1人、その中で40分授業。先生が多分半分、20分しかできないのではないかと、そう思われるので、どのような形態でやっているか、ちょっとご説明お願いします。 175 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 176 ◯教育部長(吉澤房江君) 大変失礼しました。  複式学級につきましては、2つ以上の学年で構成される学級で、担任は議員からご説明がありましたように担任は1名となってございます。通常異なる学年が同じ教室で授業を受けるため、担任が一方の学年の授業を行っている間、もう一方の学年は課題学習をすることになります。  通常の学級におけます学習課程は、担任の先生が導入、展開、終末の3段階を1人の先生が担当します。しかし、複式学級におきましては、1人の担任が1時間の中で両学年を指導することから、学習課程を担任による課題把握、解決、努力これは児童が自ら行います。それから、担任によって定着を図りまして、児童が習熟、応用の課程ということで、4段階とした形で対応しております。複式ですので下の学年と上の学年、こちらにはこの課程をずらして授業を行うようにしております。その間、担任は教室内で移動しながら2学年の指導に当たっている状況にございます。  当市ではそういった部分で担任の補助、それから、児童の学習の習熟度の向上、そういったことを目的としまして、児童が課題学習を行う時間の補助としてTT、非常勤講師を配置してございます。 177 ◯議長(菱沼和幸君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 178 ◯2番(飯村一夫君) おおむね半分、担任の先生が授業ができるのは半分というようなお話かなと思います。早くこの複式学級を直してやらなければいけないと思います。そういう形の中で、八郷地区の学校統合については統合検討委員会を立ち上げたものの、統合の時期などが決まっていなく、若干遅れているような印象があります。  そこで今回は、主に八郷地区の統合再編についてお聞きしたいと思います。  まずは葦穂、吉生、柿岡の統合について伺ってまいります。  8月18日に行われました文教厚生委員会において、8月10日に統合検討委員会が立ち上がったとの報告が事務局からありました。統合検討委員会の議事録によりますと、今後各学校で統合についての意見を集約し、統合の是非や今後の進め方について協議、決定するとあります。  まずはこの協議会の組織、それについてちょっとお聞きしたいと思います。 179 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 180 ◯教育部長(吉澤房江君) 統合検討委員会の組織についてのご質問かと思いますので、そちらについてお答えいたします。  葦穂小学校、吉生小学校、柿岡小学校の統合検討委員会につきましては、各学校のPTAの代表者10名、各小学校区における地域の代表者3名、各小学校の校長3名の合計16名で組織されてございます。 181 ◯議長(菱沼和幸君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 182 ◯2番(飯村一夫君) ありがとうございます。  私は小学校に登校している子どもの保護者の意見が学校の統合を進める上で非常に重要だと考えているところです。  そこで、統合検討委員会では3校の統合について様々な意見があったと思いますが、PTAの代表者からどのような意見があったか、お尋ねしたいと思います。 183 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 184 ◯教育部長(吉澤房江君) PTAの代表者からのご意見についてお答えいたします。  柿岡小学校のPTAの代表の方からは、3校の統合によりまして児童数が増え、クラス替えが可能となることや多様な相手に触れることがより子どもたちの成長につながるなど、統合によるメリットが見込めるということでのご意見がございました。  一方、葦穂小学校、吉生小学校のPTAの代表の方からは、学校統合への不安、例えばスクールバスに関しての問題であるとか、そういった部分での不安の意見などもあり、保護者間での意見集約にはまだ至っていないということでのご意見をいただいてございます。  教育委員会といたしましては、保護者の抱いている学校統合への不安などの解消に努め、統合検討委員さんたちとの協力関係の下で学校の統合再編を進めてまいりたいと考えております。 185 ◯議長(菱沼和幸君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 186 ◯2番(飯村一夫君) 分かりました。保護者会議の意見の集約していただきとのことですが、学校の統合を進めていく上で少数の方が学校の先生の目が届くから学校をこのままにしてもらいたいと。歴史があり、地域から学校がなくなってしまうのは寂しいなどの意見が出るかと思います。  私としてはそのような意見を尊重しなければならないと思いますが、やはり子どもたちが一定数いる中で仲間同士、お互いに励まし合って、そして、競争し合って、共に学力の成果を上げられる、そのような環境で教育を受けさせることは大事だと思っています。学校の統合には様々な意見があり、取りまとめ大変かと思いますが、検討委員会としてしっかり話合いを進め、統合できるように進めていただきたいと思います。  それで、統合の受入れ校である柿岡小学校の改修工事についてお伺いしたいと思います。  これまで一般質問の中で柿岡小学校の校舎や体育館の老朽化の状況について質問させていただきました。  柿岡小学校は昭和47年に建築され、築50年を迎える学校であります。いたるところが傷んでおります。校舎の渡り廊下雨漏り、そして、教員のトイレ、体育館のトイレ、いまだに和式で衛生環境が悪く、ベランダのさびなどが目立っております。葦穂小、吉生小から子どもを迎える学校施設があのような状況で、保護者が不満や不安の声が上がってくると思います。  八郷地区は2階建てでの統合を進めており、将来的に(仮称)八郷小学校があることから、柿岡小学校には大規模な修繕は無理してもある程度改修し、快適な環境で子どもたちに学校生活を送ってもらいたいと考えております。  学校からの要望も出ていると思いますが、どの程度の改修を行うのか、お伺いしたいと思います。 187 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 188 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。ご指摘のとおり柿岡小学校につきましては、築50年を迎えまして、多くの箇所で老朽化が目立ってきている状況にございます。学校からはトイレの洋式化や渡り廊下のフラット化などのご要望をいただいております。また、学校統合により教職員の駐車場やバスの回転場の整備も必要となってまいるところでございます。  今後につきましては、学校の要望を確認しながら改修計画も立ててまいりたいと考えております。 189 ◯議長(菱沼和幸君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 190 ◯2番(飯村一夫君) しっかりと改修計画を立てて、よい環境の中で子どもたちが生活できるように改修を進めていただきたいと思います。  次に、瓦会小と恋瀬小の統合について6月30日に検討委員会が立ち上がったと報告がありましたが、瓦会小と恋瀬小の統合についての結果をお聞きしたいと思います。 191 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 192 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。瓦会小学校と恋瀬小学校の学校の統合でございますが、恋瀬小学校側からは統合に関しての前向きなご意見をいただいてございます。  瓦会小学校につきましては、2段階による統合ではなく最初からの大規模な統合についてのご意見というのが多くなっておりまして、このままの枠組みでの統合については、なかなか賛同をいただけていないという状況にございます。 193 ◯議長(菱沼和幸君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 194 ◯2番(飯村一夫君) 一般質問でも(仮称)八郷小学校の統合は、令和20年4月と部長答弁がありました。  令和20年4月で16年、今の小学生がみんな大人になっています。その間、特に八郷地区は少子化が急速に進み、全ての学校で小規模な学校になってしまうことが想像できます。私は、そのような状況になる前に(仮称)八郷小学校の統合を今すぐに進めるべきだと考えております。そのような大規模での統合を保護者や地域の住民は望んでいるはずです。また、子どもたちを大勢の中で学校生活を送り、皆さんと切磋琢磨される中で社会性豊かな大人になって育っていくことだと思います。令和20年の統合ではあまりにも遅過ぎ、地域住民はこのような計画を望んでいないと思います。  学校統合再編計画の見直しを行い、(仮称)八郷小学校の統合を前倒しして進めるべきではないかと、計画の見直しをするのか、しないのか、はっきりとお答えをいただきたい。 195 ◯議長(菱沼和幸君) 教育長・児島君。 196 ◯教育長(児島裕治君) ご答弁を申し上げます。小中学校統合再編計画を進めるに当たりまして、複式学級や学年単学級の解消を図ることを優先事項として学校統合について地域の理解を得るため、これまで説明会を幾度と実施してまいりました。  しかし、今年の6月に瓦会小学校と恋瀬小学校の統合検討委員会が立ち上がり、2校の統合についてご協議をいただいたところ、議員ご指摘のとおり現在2校の統合を進めることは困難な状況となっており、凍結の状態というふうになってございます。  この2校の統合検討委員会の判断は、八郷地区の統合再編計画に影響がございますことから、教育委員会といたしましては石岡市小中学校統合計画審議会にこの状況を報告し、ご意見を伺いながら計画の見直しにつきましても判断をしてまいりたいというふうに考えてございます。  以上です。 197 ◯議長(菱沼和幸君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 198 ◯2番(飯村一夫君) ありがとうございます。  この計画の見直し、審議会、いつ開かれるのか、お聞きしたいと思います。 199 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 200 ◯教育部長(吉澤房江君) 審議会については現在開催日程のほうを調整しておりますので、現段階でいつということでお答えすることはできない状況でございます。 201 ◯議長(菱沼和幸君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 202 ◯2番(飯村一夫君) ありがとうございます。  それでは、時間稼ぎ、そのような言葉になっていくのかなと、子どもたちが少人数で学習しているということは非常に子どもたちもかわいそうです。大勢の中で授業させることが望ましい教育だと私も思っています。私も小さいとき、大勢の中で育ってきました。そういうことがなされない状況があるわけですから、早々に審議会、まして計画の見直し、そういう形に進んでいくのかなと、それを期待するところであります。  いろいろ問題はあるかなと思いますが、この八郷地区に対しては急速に少子化が進んでおります。それに伴って小学校の児童数が減少しているわけであります。八郷地区の統合再編計画の見直し、これは多くの地域住民が望んでいると思います。また、こういうお聞きにならない執行部、教育委員会、本当に考えが違うのかなと、そう思っている次第であります。  やはり大勢の中でいろいろな考えに触れ、そして、励まし合い、お互いに協力し、そして、学力を身につける、そういう子どもたちが本当の学習能力がついていく、そういう教育でなければ本当の学校生活、学習教育とは言えないのかもしれません。そのためにも、早々、(仮称)八郷小学校統合を前倒しして進めるべきだと私は思います。  教育長はどう思いますか。お聞きしたいと思います。 203 ◯議長(菱沼和幸君) 教育長・児島君。 204 ◯教育長(児島裕治君) お答えをいたします。今議員からご指摘がございました。  やはり子どもたちの教育環境を考えていきますと、大勢の中でやはりいろいろな考え方に触れて切磋琢磨をして、お互いの意見を交換し合って、学びを深めていくこと、これは非常に重要な視点であるというふうに思っています。  先ほども答弁をいたしましたが、小中学校の統合計画の審議会、やはりこの状況、現在瓦会小学校におきまして複式学級が解消されているとはいえ、令和8年度からまた、複式学級が開始されるという状況がございます。  こういったことも含めまして、やはり多くの方の意見を伺いながらこの計画の見直し等についても適切な判断を適切な時期に行っていきたいというふうに考えてございます。  以上です。 205 ◯議長(菱沼和幸君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 206 ◯2番(飯村一夫君) ありがとうございます。  やっぱり小学生、子どもたちの笑い声が聞こえるそういう教室、そういうことが本当の教育活動に当たるのではないかと私は信じております。  3人、5人、そういう教室で複式学級、それでは、子どもたちの笑いが聞こえないと思いますよ。聞こえるように、ひとつ、教育長、執行部、市長、本当に大変だと思いますが、このことについてはしっかり考えていただき、協議をしていただきたいと思います。これ、本当に未来の子どもたちの教育に関わること、これは豊かな石岡にするための教育かと思ったら本当に考えていただく必要があるかなと思います。  私はそう思って学校統合再編に質問させていただいているわけですが、この統廃合、八郷地区、少子化、本当に執行部の方は大変だと思います。大変であるからこそ仕事にやりがいがある、そういう仕事ではないのかなと思います。  ひとつ、これについては、瓦会小学校が凍結、それによって時間が止まる、そういうことのないように、止まったら止まったなりに次のことを考え、それをシミュレーションして考えていかなければ、止まったから凍結、それでいいのではなく、次の段階のことを考える、それが必要かなと思います。  ひとつ、その辺をお願いして、次の質問に入りたいと思います。
    207 ◯議長(菱沼和幸君) 飯村議員に申し上げます。  暫時休憩といたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午後 0時11分休憩             ──────────────────────                   午後 1時30分再開 208 ◯議長(菱沼和幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 209 ◯2番(飯村一夫君) 続きましては、合併特例債活用事業についてお伺いしたいと思います。  これ、先日先輩議員が聞いていたので重複する箇所があるかなと思うんですが、ちょっと角度を変えてご質問していこうかなと思っています。ひとつよろしくお願いします。  事業費、事業計画については先輩議員が先日お話ししたとおりでありますので、その中の上林・上曽線、この2工区についての事業費、事業計画について再度確認する意味で、この上林・上曽線、1工区、2工区ありますが、そのいきさつと事業に対する計画、その辺のところ、ちょっと詳細にご説明いただきたいと思います。 210 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・櫻井君。 211 ◯都市建設部長(櫻井正洋君) お答えいたします。まず、概算費でございますが、2工区につきましては当初計画路線につきましては、概算になります。工事費と用地費合わせますと約30億円以上を見込んでおります。また、暫定の拡幅で行った場合には、工事費、用地費を合わせまして15億円を見込んでいるところでございます。  また、計画の変更につきましては、平成21年度に社会情勢などの変化により財政事情や計画期間内の完成などを鑑みまして、全体計画4,200メートルのうち優先区間として土浦笠間線からフルーツラインまでの2,500メートルを事業化したところでございます。  以上でございます。 212 ◯議長(菱沼和幸君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 213 ◯2番(飯村一夫君) 今私が申しているところは上林・上曽線の2工区、これについては道路形態が暫定で、執行部のほうは現道を拡幅というようなことでお話しいただいておりますが、これは暫定ではなく本工事に至るのではないかと。  暫定だと言いながらこの拡幅で終わってしまうのではないかと心配されるところなので、確実にこの事業計画を進めていく上では、さきの複合文化施設建設特別委員会において合併特例債の今後の活用案が示されているわけですが、想定ではありますが、この案では合併特例債、道路の整備については全く配分されていないと思うわけです。  合併時から計画されている上林・上曽線、この事業には活用しない計画案となっているわけです。これまで財源がないと理由づけられて今まで説明を受けてきたわけですが、残りの特例債の一部を使えば上林・上曽線は計画道路の整備ができるわけだと思うわけです。市の将来を考えれば、1つの事業に全てを使ってしまうのでは、私はこの案には疑問を感じております。  したがいまして、市にとって何が重要かを考えていただき、合併特例債の使い方の道をよく考え、上林・上曽線を計画どおり整備を行っていただきたいと思うわけですが、そのことについて執行部のお考えをお伺いしたいと思います。 214 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・門脇君。 215 ◯市長公室長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。合併特例債事業の決定に当たりましては、各担当部局で事業計画を精査し庁内で全体調整を行い、議会の皆様にもご審議いただき決定されることになります。  決定過程においてまちづくりの方向性、社会経済情勢や財政事情なども考慮されることになりますが、事業がどのような形で展開することがより望ましいかにつきましては、事業に精通する各担当部局のビジョンを尊重しながら協議、調整しているところでございます。  そういった段階を経まして、庁内調整などを行いまして方針を取りまとめてまいりたいと考えてございます。  以上です。 216 ◯議長(菱沼和幸君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 217 ◯2番(飯村一夫君) この事業、特例債事業を生かして経済発展、経済地域の活性化、これは完全に見込まれるわけです。  今、朝日トンネルが抜けたということで、交通量は倍、倍でも効かない。本当に朝の通勤時間は混んでいるというような状況です。これが多分、トンネルを抜けてくれば当然そのような状況が目に見えてくるわけです。  そういう中で執行部のほうのお考え、市長公室の考え、本当にどうする気なのか、再度お聞きしたいと思います。 218 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・門脇君。 219 ◯市長公室長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。上林・上曽線整備事業につきましては、延長2,500メートルを優先整備区間として対応してございまして、2工区分の事業費などにつきましては、現時点では含まれてございません。現道を拡幅する計画として現在関係する設計や調査を行っているところであると確認してございます。  ほかの事業につきましても同様でございますが、事業内容の見直しや事業費の大幅な変更などが見込まれる場合には、議会の皆様へご説明してまいりたいと考えてございます。  合併特例債の活用につきましては、本事業の目的を踏まえながら有利な財源として新市建設計画期間内に事業完了できるよう全体調整の中で検討いたしまして、適宜議会の皆様へのご説明を行ってまいりたいと考えてございます。  以上です。 220 ◯議長(菱沼和幸君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 221 ◯2番(飯村一夫君) この道路について、検討、見直しという考えをいただきましたが、本当にこの事業を進める上では早々に進めなければいけない事業であると思います。  令和7年度、完成するトンネル、その事業に向けての合併特例債事業であったのかなと思うわけです。それに執行部の遅れ、この予算配分等については再三お聞きしていたわけですが、なかなか事業化されない、そういう時間ばかりがたっていて実際事業にかかれない。その辺は今その整備を進めようとしているその合併特例債、せんだっては56億と合併特例債の活用、複合文化施設に充てる、これは昨日辺りは18億というような合併特例債の活用が、お話がありましたが、この複合文化施設も重要だと思いますが、上林・上曽線、この計画は合併当初からの計画なんです。この合併当初からの計画、それを整備していくべきであると私は考えます。本当に。この新市建設計画の見直しの機会に上林・上曽線も合併特例債に配分し整備を進めたいと思うわけです。  この整備を進める上には、当然財政またはある機関等はあると思うんですが、そのある機関と相談しながらとよく言われますが、本当に相談しているのか、その辺のところを担当部長にお聞きしたいと思います。 222 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・櫻井君。 223 ◯都市建設部長(櫻井正洋君) ご答弁申し上げます。これまでも答弁してきましたとおりではございますが、当初計画路線につきましては、橋りょう工事、地盤改良工事に多くの費用を有することや前島入口交差点形状が複雑であり、新規路線を接続するには大規模な交差点の改良が必要であることから、暫定的に整備を進めているところではございますが、当初路線が接続されたときには県道のバイパス的な要因も持っておりますので、県道を管理しております土浦土木事務所のほうと協議を進めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 224 ◯議長(菱沼和幸君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 225 ◯2番(飯村一夫君) 今後検討するとか、そういう答弁かなと、関係機関と協議していくというようなお話かなと思いますが、令和7年に予定され、県を東西に結ぶ重要な幹線道路となるわけです。本当にこれは八郷と石岡幹線道路、これは間違いなくなるわけです。見据えて30年、40年、後世に残る道路になっていくと思います、この幹線道路は。それを今の判断によって遅れか、前倒しして進めるか、これ、市長の考えもあると思います。  本当に今施設が欲しいでしょうけど、この道路と施設ではどっちが先かと言ったら、道路を先造るものだと私は考えています。ましてや、前から決まっていた計画であるというようなお話なので、これは市長のほうの判断、それによって後世に残る話になっていくと思います。  この特例債事業、2工区、1.7キロ、そういう重要性のあるこの道路なんです。市長に答弁をいただき、お考え、これからの道路事業、全てのことに当てはまると思います。それについて、市長はどのようにお考えか、後世に残る道路、幹線道路としての意味合い、そういうことについて市長に簡潔にご答弁をいただければと思います。よろしくお願いします。 226 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 227 ◯市長(谷島洋司君) 上林・上曽線整備事業について、ご答弁いたします。  この事業につきましては、議員ご指摘のとおり本当に地域間を結ぶ重要な道路だと認識しております。特に、令和7年に上曽トンネルが開通しますと、県西地区、そして、石岡市を通りまして六甲地区に結ぶ重要な県の主要道路にもなる路線だと認識してございます。そういう大事な路線でございます。  まずは合併特例債活用による本路線、地域間を結ぶ一体性の確立や均衡ある発展基盤となる主要な幹線道路になることからも、先ほど担当部長からありました、まずは、令和7年の上曽トンネル開通に合わせて暫定形での路線整備を早急に進めてまいりまして、その後、土浦土木あるいは県などとその路線についての検討を進めてまいりたいと考えてございます。 228 ◯議長(菱沼和幸君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 229 ◯2番(飯村一夫君) ありがとうございます。  建物……。 230 ◯議長(菱沼和幸君) 2番・飯村一夫君に申し上げます。  質問時間を超過いたしましたので、質問を取りまとめた上、終了願います。 231 ◯2番(飯村一夫君) 建物、そして道路、どちらが先か。これ、当然、道路が先です。そういうことを認識してお考えいただきたいと思います。よろしくお願いします。  どうもありがとうございました。 232 ◯議長(菱沼和幸君) 暫時休憩といたします。                   午後 1時43分休憩             ──────────────────────                   午後 1時44分再開 233 ◯議長(菱沼和幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 234 ◯15番(関口忠男君) 15番・関口忠男でございます。本日の最後の質問者ということで、1項目、消防行政について、まずお伺いをいたしたいと思うんですけど、その消防団員の確保についてと消防職員の大型自動車運転免許取得時の助成について、これについて質問をさせていただきます。  近年、風水害を中心とする災害が多発化、激甚化する中、消防本部、消防団の皆様には昼夜を問わず地域安全安心のためにご尽力いただいておること大変感謝をしております。  また、ここにきて3年目ですけど、新型コロナウイルス、これにおいても第7波、こういう感染者が増加していると、まだ収束のめどが立たない中で、その救急業務に関して患者搬送にご苦労をなされているのかなと思いますが、併せて救急隊の方たちには感染リスクがありますので、活動に十分注意していただきたいと思います。  一括方式でお聞きしたいと思います。  まず初めに、消防団員確保についてお伺いをいたします。  消防団は、地域の消防防災体制の中核的役割を果たす重要な存在です。近年、全国的にも消防団員数が著しく減少している状況の中で、この当市においても消防団員数が減少していると聞いております。極めて憂慮すべき事態ではないかと思います。  この消防団員減少の原因については、社会情勢、雇用情勢、雇用状態の変化、また、長期間にわたるポンプ操法訓練の負担も耳にしております。これらは消防団員の方々からじかにお聞きをしていることでございますので、消防長においてはしっかり答弁をいただきたいと思います。  その中で、消防団の実情、また、減少の原因、これらについて、消防長としてどのようにその原因を探っているのか、また、それに対する対応、対策、これは多分消防の中で検討していると思うので、その辺についてお伺いをしたいと思います。  続きまして、消防職員の大型自動車運転免許取得時の助成についてお伺いいたします。  これは以前にも質問しております。内容は変わらないんですが、消防署で運用している消防車両では大型自動車免許が必要になるものと考えております。  2007年、道路交通法改正により中型免許が新設されております。さらに2017年3月の改正により準中型免許が新設されるなど細分化が進みました。大型自動車免許の取得は20代の若手職員が対象と思われ、休日を利用して相応の期間と高額な教習費用がかかるのは個人的に大きな負担となっているのではないでしょうか。これまでに個人取得された職員の努力は称賛に値しますが、業務において必要とされるものです。  現在、消防本部において大型自動車免許取得状況と助成についての考え、その後、どのような検討がなされたのか、お伺いをいたします。  1回目、終わります。 235 ◯議長(菱沼和幸君) 消防長・鈴木君。 236 ◯消防長(鈴木淳司君) まず、消防団団員確保についてご答弁申し上げます。  消防団は消防本部、消防署と同様、消防組織法に基づき、それぞれの市町村に設置されております消防機関でございます。地域における消防防災リーダーとして平常時、非常時を問わずその地域に密着し、住民の安全と安心を守るという重要な役割を担ってございます。  関口議員ご指摘のとおり、近年消防団員の減少は全国的な問題となっており、地域防災力の充実強化が必要とされている中、消防団員の確保は喫緊の課題でございます。当市におきましても例外ではなく、平成17年の市町村合併当初、条例定数625名に対し実員数が622名でございましたが、現在の実員数525名となっており、過去17年間で100名もの団員数の減少が見られ、また、新入団員の減少から40歳以上の団員が約6割を占める現状でございます。  原因といたしましては、全国とたがわず、対象年齢層のサラリーマン化や地域コミュニティーとの関係の希薄化、高齢化社会などが考察されるものでございます。また、消防操法訓練に関しましては、長期間にわたり仕事終わりの夜間や休日を利用していることから、団員の負担にもなっているかと思われます。  しかしながら、ポンプ操法訓練につきましては、消火活動の基本となるものでございます。消防団員の安全確保にもつながる大変重要なものであるとともに、訓練を通し、団員間の意思疎通や団結力の向上が図れるものと考えてございます。  次に、対応、対策についてでございますが、現在の消防本部の取組といたしましては、各種イベントでのリーフレットの配付やのぼり旗、ポスター掲示での広報活動、消防本部ホームページでの入団促進PR活動を行っております。その他、地元分団員の皆様にもご協力をいただきながら新規団員の入団促進を働きかけているところでございます。  また、消防団員OBの知識や経験を生かした機能別団員を導入し、団員不足の対策を講じるとともに、消防団員のご負担も増大していることから、処遇改善を目的とした年額報酬、出場手当の改正を行うなどの対策を行ったところでございます。  消防団員の確保につきましては、地域防災の担い手として非常に重要でございます。今後も引き続き消防団幹部をはじめ、各分団員の皆様方の声をいただきながら消防団員が活動しやすい環境を整えるとともに、イメージアップを図りながら消防防災力のさらなる充実強化に努めてまいります。  消防団員確保につきましては、以上でございます。  続きまして、消防職員の大型自動車免許取得時の助成についてご答弁申し上げます。  現在、当消防本部において大型自動車免許が必要な車両は石岡消防署に配備しております化学車及びはしご車の2台でございます。また、中型自動車免許が必要な車両は4台、準中型自動車免許が必要な車両は5台となってございます。消防職員の大型自動車免許取得状況といたしましては、全職員132名中98名となっており、74%の取得率でございます。  緊急時の消防車両運用は通常運転とは大きく異なり、非常に危険を伴うものでございます。消防本部におきましては、ひたちなか市にございます安全運転中央研修所で毎年実施しております消防・救急緊急自動車運転技能者課程に職員を派遣し、技術の習得とともに職員間での共有を図っているところでございます。  さらに、免許取得後でございますが、消防車両ごとに車両運用に関する一定期間の訓練と所属長による実技試験を行いまして、合格した者が機関員として従事しているところでございます。また、大型自動車免許の取得により全ての車両運用が可能となることから、非常に有効な運転免許でございます。  現在、各所属での消防車両の運用に関しまして機関員の不足はございませんが、しかしながら、若手職員が増えてきている中、今後、定年延長制度により高齢期職員の増加も見込まれることから、人材育成の観点からも大型免許取得は必要となるところでございます。  茨城県内の消防本部を調査したところ、助成に係る条件などは消防本部ごとに様々ではございますが、約38%が免許取得に対する助成事業を行ってございます。石岡市におきましても、石岡市総合計画の基本政策として組織人材マネジメントの充実を図っているところであり、職員個々の能力を向上させ、市民サービスの充実を目的として職員の資格取得に関する助成を推進しております。  消防本部といたしましては、要望を提出させていただきながら市関係部局と協議を図り、進めてまいりたいと思います。
     以上でございます。 237 ◯議長(菱沼和幸君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 238 ◯15番(関口忠男君) 消防団員確保について、2回目、質問させていただきます。  消防長の説明から、ずっと確保できない理由は大体分かっていると、幹部のほうも分かっていると。団員から声を聞いているということですけど、確かに私は操法訓練が長期間にわたって行われる、その地域の代表としてですね。それがちょっと長過ぎるんですよ、期間として。年度が始まってから週に2日、3日やって、大会の1か月前になると毎日です、ほとんど。私も経験しているので、それは。もう30年前ですけど、私は。旧八郷町のときに指揮者として出場しまして、優勝しまして、それで郡大会にも出まして、郡では3位だったんですけど、本当にものすごい、そこまでいくとものすごい期間訓練をするんですよね。一緒にやった団員も会社、怒られていると、休めないと。そういった状況でありながら最後までやったんですけど、その団員同士の絆は深まったんですよ、確かに。  そういうのもあるんですけど、今のこの社会情勢、雇用状態を考えた場合、そんなに長い時間消防の訓練に時間を取られるとなると、幾ら地元の消防団員が勧誘に行っても、いや、操法というのはずっと困るんだよなと、そういう声で敬遠されていると、ちょっと遠慮したいというのがあると聞いていますので、多分、分団長辺りもそういう話は聞いていると思うんですよ。  ですから、何とかほかでも取り入れているそのやり方ですか、操法大会に向けての練習、確かに何か地元でちょっとした火災が起きたときに機械を使えない、水が出ないとなっても困るので、やっぱり訓練というのは必要だと思うんですけど、操法大会に向けての訓練とまた、地元での訓練は別で、いろいろ協議してやっていただきたいと思うんですよ。それで、本当に長い期間、私も経験したんですけど、本当にこれは変えていくべきかなと思っております。  それと、あと免許取得ですね。普通車では結局乗れないんですよ、中型とか、準中型とか大型を取らないと。だから、みんな取るんですけど、これ、大型免許を取るとなると30万から40万かかると言われています。これを個人負担でやっていくとなると給料は飛んでいっちゃいますよ、完全に。休みもそれに当てると、教習に当てると。免許取得の教習、それに通うと。そういうふうになって、負担が大き過ぎますよね。  ですから、業務に必要な免許でありますので、消防長、先ほど言いましたけど、本当に市の部局と相談して、財政的な支援をいただいたほうがいいと思うんですよ。励みになると思うんですよ。そういうので消防を嫌って、消防って大変だなとなっても困っちゃうので、消防団ではないんですけど、消防署もそういうのがあっては困るなと。ですから、ちょっとその資格を取るための助成、こういったものを財政と相談して、市長にも相談しましてやってださい。  これに対して、今2つ言いましたけど、それに対して消防長の考えですか、この今私が話した課題に対して考えがあればお伺いをいたします。 239 ◯議長(菱沼和幸君) 消防長・鈴木君。 240 ◯消防長(鈴木淳司君) それでは、ご答弁申し上げます。ただいま関口議員がおっしゃられたとおり、ポンプ操法大会に係る訓練に関しましては、各分団員の皆様が、本業がある中、長期間、そして、その中でお時間を割いていただいて実施しているというところで私どもも承知はしてございます。大会出場選手をはじめ、ご協力いただいている同分団員の方々、また、ご家族の方も含めまして大変なご負担をかけていると感じてございます。  今後は消防団員の皆様方のご意見をいただきながら、消防団幹部と協議を重ね、ご負担を軽減するためにも新たな訓練方法を見いだすなど創意工夫を凝らしてまいりたいと思います。  続きまして、免許取得の必要性ではございますけれども、議員ご指摘のとおり今後の消防業務遂行には必要不可欠な免許でございます。消防車両運用の基礎となるものであることから、免許助成を行っている消防本部を参考とするとともに、内容を精査し、職員負担が少しでも軽減できるよう進めてまいりたいと思います。  以上でございます。 241 ◯議長(菱沼和幸君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 242 ◯15番(関口忠男君) 先ほど、消防団員確保について、いろいろイメージアップも図っていると。また、消防団員が活動しやすい環境を整える、そういったことを言っておりましたけど、いろいろ取り組んでいるのは分かりますけど、地域住民の安心安全の確保のためにも消防団を中核とした災害に強い地域防災力の充実強化をより一層図ることが肝要であると感じます。  ですから、私は操法の部分が多い、団員からそのように聞いておりますので、その辺をよく消防団の幹部の方と会議していただいて。いい方法があると思うんですよ。そういうことをやっていただきたいと。  引き続き、100人も減ってしまったこの団員の確保について、なお一層努めていただきたいと思います。よろしくお願いします。  また、免許取得の助成、これについても全額助成というのはやっぱり今の市の財政状況を考えるとちょっと厳しいのかなと思いますが、これも業務に絶対必要な資格でありますので、また、先ほど言いましたように高額な費用がかかる、また、時間もかかる、休みを潰していくわけですから、そういった助成制度、手当の支給、それの個人が少しでも負担が減るように努力していただきたいとこのように思っていますので、また機会がありましたら質問させていただきますので、消防長、よろしく今後もお願いいたします。  以上で質問を終わります。 243 ◯議長(菱沼和幸君) 以上で通告による質問は終了いたしましたので、これをもって一般質問を終結いたします。  本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。  次回は、明9月8日定刻午前10時から会議を開き、各議案に対する質疑を行います。  お疲れさまでした。                   午後 2時06分散会 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...