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  1. 守谷市議会 2021-06-14
    令和 3年 6月定例月議会−06月14日-03号


    取得元: 守谷市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-18
    令和 3年 6月定例月議会−06月14日-03号令和 3年 6月定例月議会                令和3年守谷市議会              6月定例月議会会議録 第3号        ─────────────────────────           令和3年6月14日 午前10時00分開議        ───────────────────────── 1.出席議員 15名     議長 18番 高 橋 典 久 君   副議長 17番 高 梨 恭 子 君         1番 小 菅 勝 彦 君        3番 首 藤 太 亮 君         4番 田 中 啓 一 君        5番 山 本 広 行 君         7番 砂 川   誠 君        8番 神 宮 栄 二 君         9番 堤   茂 信 君       10番 高 梨   隆 君        11番 渡 辺 秀 一 君       13番 青 木 公 達 君        14番 山 田 美枝子 君       15番 寺 田 文 彦 君        16番 山 崎 裕 子 君 1.欠席議員 5名         2番 海老原 博 幸 君        6番 渡 辺 大 士 君        12番 長谷川 信 市 君       19番 伯耆田 富 夫 君
           20番 梅 木 伸 治 君 1.出席説明者         市長                 松 丸 修 久 君         副市長                田 中   健 君         教育長                町 田   香 君         市長公室長              浜 田 耕 志 君         生活経済部長             飯 塚 俊 雄 君         保健福祉部長             椎 名 恵美子 君         都市整備部長             古 谷 浩 一 君         教育部長               宇田野 信 彦 君         教育部参事              奈 幡   正 君         生活経済部次長            北 澤 盛 次 君         保健福祉部次長            稲 葉 みどり 君         保健福祉部次長            小 島 義 久 君         都市整備部次長            石 塚 成 美 君         教育部次長              小 林 伸 稔 君 1.本会議に職務のため出席した者         議会事務局長      高 橋 弘 人         議会事務局長補佐    高 橋 哲 也 ┌───────────────────────────────────────┐ │新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため,議場への出席議員を制限して実施した。│ │欠席議員は別室のモニターにて会議を傍聴した。                 │ └───────────────────────────────────────┘ 1.議事日程        ──────────────────────────               議 事 日 程 第 3 号                          令和3年6月14日(月曜日)                              午前10時00分開議 日程第1.市政に関する一般質問     6.堤   茂 信 議員     7.神 宮 栄 二 議員     8.小 菅 勝 彦 議員     9.渡 辺 秀 一 議員     10.首 藤 太 亮 議員 1.本日の会議に付した事件  日程第1.市政に関する一般質問        ──────────────────────────                午前10時00分開議 ○議長(高橋典久君) これから本日の会議を開きます。  ただいまの出席議員は11名です。  定足数に達しておりますので,会議は成立いたします。  本日の日程は,11日に引き続き,市政に関する一般質問を行います。        ────────────────────────── △一般質問 ○議長(高橋典久君) それでは,順次発言を許します。  通告順位6番,堤 茂信君,登壇願います。  堤 茂信君。                〔9番堤 茂信君登壇〕 ◆9番(堤茂信君) 一般質問通告順位6番,会派もりや未来の堤 茂信です。関東も今日から梅雨入りというふうなニュースも流れて,どうも天候がじめじめしておりますけれども,今日は朝一番,爽やかな一般質問を心がけてまいりますのでよろしくお願いをいたします。  さて,2021年5月19日,大東建託株式会社が行った「いい部屋ネット 街の住みここち&住みたい街ランキング2021〈茨城版〉」がニュースリリースをされました。著作権の問題が解決できていないので,書類は皆様にはお配りはしていないんですけれども,タブレットをお持ちの方は,「いい部屋ネット 住みここちランキング2021〈茨城県版〉」で検索をしていただくと,ニュースリリースが出てくると思いますので御参照いただければなというふうに思います。  それによりますと,守谷市は,街の住みここちランキングで3年連続1位,住みたい街ランキングは昨年に続いて3位という結果でした。ランキング調査は,調査対象の選定方法や設問によって結果は左右されますから一喜一憂する必要はないと考えますが,それでも守谷市が高い評価結果を得られたことは,率直にうれしく思います。また,評価は市民の声の結果でもありますので,これを考察して今後の市政運営の参考にすることは,意味のあることと考えます。本日はこの結果を考察しつつ,住みここちのよい守谷を目指してと題しまして一般質問をさせていただきますので,よろしくお願いをいたします。  まず,「街の住みここちランキング2021〈茨城県版〉」の結果について,私なりに考察をさせていただきますと,当ランキングでは,生活利便性交通利便性行政サービス,親しみやすさ,イメージ,静かさ治安,物価家賃,自然観光の八つの因子について,実際にその市町村の住民が大変満足している100点から大変不満であるゼロ点まで,5段階25点を基に評価をして,その平均点を評点として比較するというもののようです。  守谷市は,生活利便性交通利便性,親しみやすさ,イメージが茨城県で1位,行政サービス,静かさ治安,物価家賃が2位,自然観光が26位という結果で,評点70.4点,偏差値72.7点で,総合1位という好評価でありました。1位になった因子について見ますと,つくばエクスプレスプラス方向に評価を押し上げたものと推察をいたしますが,私がまず評価をしたいのは,行政サービスが,東海村に次いで県内堂々の2位であったということです。行政サービスの評価項目を見てみると,公立保育園や児童館等の施設の充実度,小中学校や塾の教育の充実度,介護施設やデイサービス等の充実度,図書館等の公共施設の充実度,公園や緑地,緑道等の充実度など九つの設問が用意をされており,それらを集計した結果であります。いずれも,これまで市が市民サービスの向上に努めてこられた項目であり,市政の結果が市民の高い評価を得たものと考えます。  これまで多くの自治体を見てきた経験や,そして,実際にいろいろなところに住まれたこともあり,今は守谷市にお住まいである田中副市長から見て,この結果をどのようにお感じになるか,まずお伺いをしたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 副市長田中 健君。 ◎副市長(田中健君) 行政サービスに対しまして高い評価をいただいておりますことにつきましては,わくわく子育て王国もりや,いきいきシニア王国もりやなどの施策に対する評価とも存じ,大変ありがたいことであると存じております。また,行政サービスへの評価と申しますものは,その内容や水準に関することであることはもちろんでございますけれども,高い評価をいただきますためには,そのベースとして地域への信頼,愛着,行政に対する信頼,そういったことがあることが大変重要であろうと存じております。  松丸市長がいつも申しますように,守谷は,多くの先人の方々の御努力によって現在の守谷が築かれてきておるわけでございますけれども,行政に対する信頼,地域への愛着といったことも,そういった市民の皆様方が長年にわたって築かれてきてこられました一つの資産であるというふうに存じております。守谷はそういう意味での資産が,他の自治体に比べましても大変大きなものがあると感じておりまして,そのことが,行政に対する高い評価につながっているのではないかとも感じておる次第でございます。  以上でございます。 ○議長(高橋典久君) 堤 茂信君。 ◆9番(堤茂信君) ありがとうございます。なかなか副市長のお声を聞く機会がないので,今日はまず副市長の声を市民に届けたいということもあって,最初に御質問をさせていただきました。先人がこれまで積み重ねてきた行政への信頼が高く評価されたことだというふうに御評価をされているんだなというふうに感じたところでございます。  では,質問を続けさせていただきます。  今度は執行部にお伺いをしたいんですけれども,いい部屋ネットの「街の住みここちランキング2021〈茨城県版〉」の総合評価1位と守谷がなったことについて,執行部としてはどのように見ておられますでしょうか。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長浜田耕志君) 当該住みここちランキングにつきましては,議員言われたとおり,市内にお住まいの方からの評価ということでございまして,この結果,率直に,素直にありがたい話だというふうに受け止めております。これも副市長の今答弁にございましたけれども,これまで先人,あるいは諸先輩の方々が進めてこられた守谷のまちづくり,その上で,子育て王国シニア王国,地域主導,住民指導のこれらのまちづくりの取組が評価されたのだろうというふうに思っております。また,今年度からは,具体の今準備を進めさせていただいていますスマートデジタル王国と,これらに王国もりやの未来づくりを加えたフォープラスワンのもりやビジョンの実現ということで,さらにこの取組を加速させていきたいというふうに考えております。 ○議長(高橋典久君) 堤 茂信君。 ◆9番(堤茂信君) ありがとうございます。さらに市の施策を進めて,皆様に信頼を得られる行政をという御答弁だったかと思います。  ただ唯一,評価が高くなかったのは,自然観光の項目でした。茨城県内には様々な観光資源がある中で,守谷市には多くの人に知れ渡った観光資源があるとは言い難い状況の中で,県内26位という評価を市ではどのように見ておられますでしょうか。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長浜田耕志君) 自然観光の評価ということでございます。県内26位という結果でございますけれども,調査の結果を見ますと,観光地,景勝地,海,山があるような自治体が高い評価を得ているようでございます。守谷市においては,海や山などがない中でのこの順位というのは,決して悲観するものではないというふうに捉えておりますけれども,前向きに捉えれば,まだまだ伸び代があるのだろうというふうに捉えております。 ○議長(高橋典久君) 堤 茂信君。 ◆9番(堤茂信君) ありがとうございます。まさにいろいろな要素を高い評価を得ている中で,伸び代があるのは,この自然観光というところかなというふうに私も感じているところであります。守谷市で,野鳥のみち,それから守谷城址,そういったところのPRに今,努めているところだと思いますけれども,まだまだ周辺の皆様には伝わりはしていない部分もあるのかなというふうに感じるところであります。  こういった自然環境の評価を今後,少しでも向上させるための取組について,改めて考える必要もあるのではないかと思うところですが,その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長浜田耕志君) 具体の調査項目を見ますと,海や川,山などの自然の充実度,それから,有名観光地や景勝地などの充実度,歴史,伝統などが挙がっております。海や山というのは物理的に無理でありますけれども,これまで観光協会の皆さんはじめ,学校の子供たち,多くのボランティアの皆さんによる,議員が今言われた野鳥のみち,また守谷城址,これを新たな観光資源としての魅力,これを市内外にしっかりアピールをしていきたいというふうに考えております。 ○議長(高橋典久君) 堤 茂信君。 ◆9番(堤茂信君) ありがとうございます。守谷には魅力あふれる自然があふれておりますし,山田議員からも質問があったと思いますが,守谷には歴史的なものがたくさん持っている。まだまだ掘り起こせば,守谷の歴史というのは皆様にも受け入れていただける余地が十分あるのではないかなというふうに思いますので,ぜひともそういったところの掘り起こし,PRを引き続きお願いをしたいというふうに思います。  次の質問です。  いい部屋ネットの住みたい街ランキング,先ほどは住みここちのよい街のランキングでしたけれども,今度は「住みたい街ランキング2021〈茨城県版〉」では,つくば市,水戸市に次いで,守谷市は3位でした。住みここちランキングは1位でしたけれども,住みたい街としては3位という結果についてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長浜田耕志君) 住みたい街のほうのランキングでございますけれども,この得票率を見ますと,1位のつくば,これが2.5%,水戸が1.5%,3位守谷市0.4%というふうになってございます。また,多数を占めているのが,住みたい街が特にない,これが56.1%でございます。それから,今,住んでいる街というのが18.1%となってございます。特定する自治体の得票率,得票数もそうですが,低い中で,やはりつくばにしても,水戸にしても,ある程度といいますか,知名度があり,その差でも影響が出ているのかなというふうに感じております。 ○議長(高橋典久君) 堤 茂信君。 ◆9番(堤茂信君) ありがとうございます。住みたい街ランキングの上位との差は知名度の差という部分もあるのではないかというふうな御答弁,なるほど,つくば,水戸,そういったところの知名度という点では,守谷が少し劣るかもしれません。  市町村が,この先安定的,継続的な自治運営を行っていくには,誰もが住みたい,住み心地がよい,誰もが住みたいと思えるまちづくりをしていくことが重要だと思いますが,市民にそう思っていただけるようなまちづくりには何が重要なのか,そういったところも改めてお伺いしたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長浜田耕志君) 住み心地であったり,住みたいと思える街につきましては,その人の置かれている環境であったり,あるいは年代,これによってもその価値観であったり,基準というのは様々なのかなというふうに感じておりますけれども,やはり誰もが安心安全に,快適に,健やかに暮らすことが何よりだと思います。  ただ,重要なのは,データから発出されたこういったランキング,これも併せて,前段,議員のほうから一喜一憂をする必要はないけれどもというお言葉もありましたけれども,市民の皆さんが本当に住みよさ,住み心地,これを実感していただけるということ,それからもう少し言わせていただけると,守谷が本当に好きで,守谷に誇りを持って,そして,守谷をついの住みかとして本当に住んでよかったと心から思ってもらえるということが,真の住み心地につながるのだろうなというふうに思っております。 ○議長(高橋典久君) 堤 茂信君。 ◆9番(堤茂信君) 住民の方々それぞれ置かれた立場で価値観も違うし,感じ方も違うし,その中で守谷をどうやって好きになっていただくのか,どうやってついの住みかとしてお考えいただくのか,なかなかこれは簡単なことではないと思いますけれども,そういったことを推し進めるために,今後,何に取り組んでいくべきなのかということについてはいかがでしょうか。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長浜田耕志君) 先ほども,その人が置かれている環境等々によって,その基準,価値観は様々かなというふうにお答えをさせていただきましたけれども,理想を言えば,その人,個々のライフステージに合った一人一人のニーズに合ったサービス,切れ目のない行政サービスといいますか,これらの提供が究極だろうなというふうに思っております。そのためにも,今年度から設置をさせていただいたデジタル戦略課を中心として,自治体におけるDX,デジタルトランスフォーメーション,これらを推進し,まさに進化したICT,デジタル技術により,市役所内部の効率化はもとより市民の生活をよりよいものに変革させる取組を進めていきたいと思っております。  また,デジタルといいますと少し冷たいイメージもあるかと思います。DXを推進するにあっても,人に優しく,誰一人取り残さない,持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現に向けて,守谷の未来づくりに取り組んでいきたいというふうに考えております。 ○議長(高橋典久君) 堤 茂信君。 ◆9番(堤茂信君) ありがとうございます。デジタルトランスフォーメーションを推進することで市役所の効率化を図り,そこで生まれた資源を,誰もが安心安全で穏やかに暮らせるまちづくりのために振り向け,守谷市の未来計画を実現するというふうな御答弁であったかというふうに思います。  今朝,たまたま印鑑証明を発行したくて窓口に行きましたら,うっかり身分証明証を忘れてしまって印鑑証明が発行できなかった。また出直すことになったんですけれども,そういったところでも,デジタルトランスフォーメーションでうまく本人確認ができて,より簡易な手続ができたらなというふうに思うところもございましたので,少し余談ではございますけれども,ぜひともデジタルトランスフォーメーション,市役所として押し進めていただきたいなというふうに思うところでございます。
     また,今の答弁で,誰一人取り残さない,そういった持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現,そういったところを目指すというふうなこと,これは市の施政の表明の中でもお話をされていると思います。市長が今年度の施政方針の中で述べられた,市が目指す方向性とSDGsの理念や目標は合致するものであり,市の様々な施策を組み合わせることで相乗的な効果を発揮し,SDGsの目標達成に向けた取組への推進につながるというふうに思うところでございます。SDGsの理念やその重要性については,平成31年3月定例月議会一般質問で述べさせていただいたとおりですが,本日最後の項では,SDGsの目標達成に向けたインクルーシブという考え方について質問をさせていただきたいと思います。  インクルーシブとは,包み込むような,包摂的なという意味で,ソーシャルインクルージョン,社会的包摂という言葉から来ております。これは,あらゆる人が孤立したり,排除されたりしないよう援護し,社会の構成員として包み,支え合うという社会政策の理念を表した言葉でもあります。ちなみに,インクルーシブの反対語はイクスクルーシブで,排除的,排他的という意味になります。誰一人取り残さない,持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現とは,インクルーシブで誰もが分け隔てなく,穏やかに暮らせる社会を実現するということだと考えます。インクルーシブという概念の重要性は誰もが認めるところだと思いますが,まず,インクルーシブという言葉で,インクルーシブ教育というものについて質問をさせていただきたいと思います。  インクルーシブ教育は,2006年12月の国連総会で採択された障害者の権利に関する条約で示された,障がいのある子供と障がいのない子供が共に,一緒に教育を受けることで共生社会の実現に貢献しようという考え方です。そして,このような共生社会の形成に向けて重要な理念となるのが,インクルーシブ教育システムと言われております。インクルーシブ教育システムとは,障がいのある子供と障がいのない子供が共に学ぶことを目的に,障がい者が一般的な教育制度から排除されないこと,自分が生活している地域で初等,中等教育の機会が得られること,個々人に必要な合理的配慮が提供されることの三つが必要だとされております。  そこで,お尋ねをいたします。守谷市では,インクルーシブ教育についてどのように考え,どのように取り組んでおられますでしょうか。 ○議長(高橋典久君) 教育部参事奈幡 正君。 ◎教育部参事(奈幡正君) お答えいたします。  堤議員がおっしゃいますように,インクルーシブ教育というのは,障害者の権利に関する条約第24条に示された考え方でございます。障がいのあるお子さんと障がいのないお子さんが同じ場で共に学ぶ教育であって,かつ,障がいのあるお子さんの学びの充実を,これを目指した共生の教育であります。この実現には,個別に必要とされる配慮,これを合理的配慮と申しますけれども,それを提供したり,児童生徒の学びの場,例えば,通常の学級,特別支援学級特別支援学校など,これらをお子さんの特性に合わせて提供する。それだけではなくて,それぞれの連続性を大切にして切れ目のない支援を行うということが大切であります。  守谷市では,平成25年,平成26年の2年間,文科省から研究指定を受けまして,御所ケ丘中学校区で,このインクルーシブ教育の研究を行いました。具体的には,例えば一人一人のお子さんの教育的ニーズに応じた個別の指導計画や支援計画を作成することですとか,教材や教具の工夫の仕方,また通常の学級と特別支援学校との交流や共同の学習,さらには専門性の高い支援員の配置,さらには教職員研修など,多方面にわたり具体的な研究を行いまして,その成果は今,市内各学校の施設設備ですとか,特別支援教育の指導に反映をされております。  ただ一方で,当然,課題もございます。それは,先ほど申し上げました個別に必要とされる合理的配慮,この充実であります。合理的配慮の幅はとても広く,施設設備の整備から,事業の教材レベルまでを含んでおります。したがいまして,時間や予算のかかるものから,教材の工夫で改善できるものございます。そこで,まずは児童生徒や保護者のニーズをしっかりと受け止めて,その後で,合理的配慮の提供について明確な見通しを示しながら,ニーズとのすり合わせを丁寧にこれからも行ってまいりたいと考えております。  最後に,インクルーシブ教育におきまして,合理的配慮と併せて重要な考え方になりますユニバーサルデザインについて申し上げたいと思います。  教育におけるユニバーサルデザインというのは,個別の合理的配慮の充実,発展形としまして,全てのお子さん方学びやすさであって,包括性の高い支援を目指しております。守谷市がこれまで学校教育改革プランで推進をしてまいりました,週3日以上の5時間授業で子供たちの負担を平準化する取組ですとか,また,現在進めておりますGIGAスクール構想で,1人1台のタブレットで学びを個別化するという取組も,ひいてはインクルーシブ教育の充実につながるものと捉えております。これからも,全ての児童生徒の学びやすさ個別最適化を目指し,学校教育の充実に努めてまいります。  以上でございます。 ○議長(高橋典久君) 堤 茂信君。 ◆9番(堤茂信君) 丁寧な御答弁ありがとうございました。守谷市では,平成25年,平成26年に文部科学省の委託を受けて,率先したインクルーシブ教育に取り組んでこられたこと,インクルーシブ教育には個別の合理的配慮ユニバーサルデザインが重要であり,また,それらを多様な子供たちの個性にどう適応するのかが課題であるといった答弁だったかと思います。  子供たちの個性に教育をどれだけ適応されるのか。現場では,言葉にはできない困難も多くあろうかと思いますが,障がいのある子供と障がいのない子供が同じ場で共に学ぶことで,相手を思いやれる心の育成にもつながると考えますので,今後とも,引き続きインクルーシブという概念を念頭に置いた教育を推進していただきますよう,改めてお願いを申し上げます。  では最後に,インクルーシブ公園について質問をさせていただきます。6月3日の全員協議会の場で,インクルーシブ公園の検討会について説明がありましたが,一般質問をインターネット等でお聞きの市民の皆様にとっては,初めての部分もございますので,全員協議会での説明と重複する部分もあろうかと思いますが,御容赦を願いたいと思います。  インクルーシブ公園とは,障がいのある子供も障がいのない子供も,大人も子供も,みんなが肩を並べて遊べるインクルーシブ,包摂的な公園ということになります。公園の遊具が車椅子でもアクセスしやすい工夫がされていたり,ブランコに体を支える背もたれが施されていたり,音の鳴る遊具であったり,説明表記が分かりやすいシンプルな絵で表現されていたり,太陽の光が苦手なお子さんのために日陰も用意されていたりと,様々なお子さんが,みんなで楽しめるような工夫を施した公園がインクルーシブ公園でありますが,守谷市では誰もが楽しめるインクルーシブ公園について,今現在どのようにお考えなのかお伺いをいたします。 ○議長(高橋典久君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) 議員おっしゃるとおり,インクルーシブ公園は,誰もが遊べるというような公園になります。従来から守谷市も取り組んできておりますが,高齢者や障がい者に対する様々なバリアをなくすというようなこと,これまでバリアフリーの視点から,全ての人にとってより快適な環境とするため,今後は,初めからあらゆる方法でバリアを生み出さないという形で取り組む必要があると考えてございます。  現在,市では,おっしゃるとおり,インクルーシブ公園の設置を進めるためにインクルーシブ公園検討会を発足しまして,5月26日に第1回目を開催しました。様々な関係機関から幅広く御意見をいただき,公園の基本計画の策定に,現在いろいろな意見を聴取しているところでございます。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 堤 茂信君。 ◆9番(堤茂信君) ありがとうございます。公園の基本計画の策定に向けて,既にスタートしたというところのお話であったかと思います。  分かる範囲で結構なんですけれども,近隣自治体のこのインクルーシブ公園に対する取組状況,整備状況について情報があれば御答弁をお願いいたします。 ○議長(高橋典久君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) 現在,把握している範囲でございますが,まだ茨城県内では,実績はない状況にあります。県外ですと,東京都にある砧公園,みんなのひろばですね,あと,としまキッズパークなどがあります。最近で言いますと,神奈川県藤沢市の秋葉台公園内に,既設の遊具を改修して整備している事例があると聞いております。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 堤 茂信君。 ◆9番(堤茂信君) インクルーシブ公園については,周辺の自治体もまだまだこれからの取組というふうなところで,そこに守谷市が率先して取り組む意味も,またさらに大きなものがあろうかというふうに思います。先ほど,インクルーシブ公園検討会を設置をして,検討をスタートしているというふうなことでございましたけれども,検討会ではどのようなメンバーの方々が参加をして意見を述べられているのか,お答え願えますでしょうか。 ○議長(高橋典久君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) お答えします。  第1回目の検討会なんですけれども,幅広く意見をいただくために,守谷市障がい児父母の会の皆様,みんなの公園を考える守谷にじいろ会の皆様,高野地区まちづくり協議会の皆様,北守谷地区まちづくり協議会の皆様,また,オブザーバーとしまして山本議員に参加していただいております。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 堤 茂信君。 ◆9番(堤茂信君) ありがとうございます。様々な立場の方々が,様々な視点で検討会で御議論されているというふうなことであったのかなというふうに思います。  検討会ではどのような意見が出されているのか,差し支えのないの範囲で教えていただきますでしょうか。 ○議長(高橋典久君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) 第1回の検討会の主な意見なんですけれども,まずは東京都のガイドラインを御説明した中で,年齢別に分けるというような手法を取り入れています。そういうことに関しまして,知的障がい者や発達障がい者の子供,体に障がいのある子供では利用の方法が異なっていると。例えば,体は大きいが知的には5歳程度であるため,年齢でゾーンを分けると遊べなくなってしまう。また,順番待ちや規律を守ることが難しいかもしれないなどの意見が出されておりました。  最終的には,年齢別のゾーン分けについては,幼児と小学生以上では体力的にも違いがあり,事故を防止する上でも,ある程度ゾーン分けをする必要がありますねと。また,公園で健常者の子供と障がいのある子供が一緒に遊ぶことを通して,学ぶことが出てきますねというような貴重な御意見等がございました。  以上でございます。 ○議長(高橋典久君) 堤 茂信君。 ◆9番(堤茂信君) ありがとうございます。様々な立場の方が様々な意見を述べていただいて,そこに市として耳を傾けていただいているというふうに思うところでございます。  インクルーシブ公園については,先ほども申し上げましたように,近隣自治体でもまだまだ先例がないという状況のようでございますけれども,守谷市では,どのようなインクルーシブな公園を目指して,どのようなスケジュール感で取り組んでいくお考えか教えていただきますでしょうか。 ○議長(高橋典久君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) まず最初に,今後の予定を御説明したいと思います。  この検討会の中で,公園の場所の選定,また,その他いろいろ配慮する事項等について各団体で協議していただいて,その内容を学識経験者から意見もいただきながら,今後の第2回の検討会を開きたいと考えてございます。その後,あらゆる問題対応を整理した中で,9月定例月会議において補正予算を上程させていただきまして,今年度中に皆さんと話し合いながら,基本計画の策定をしてまいりたいと考えてございます。また,その結果,来年度には実施設計を行いたいと思ってございます。早期に誰もが遊べる公園ができるように,力を尽くして取り組んでいきたいと思っております。 ○議長(高橋典久君) 堤 茂信君。 ◆9番(堤茂信君) ありがとうございました。まだまだ周辺でもそういった実績がない中で,守谷市が率先をして,他自治体に先駆けてインクルーシブ公園を設置をして,誰もが分け隔てなく穏やかに暮らせる守谷市を目指したというふうなことであったかと思います。  ここで市長も,このインクルーシブって,きっと市長の施策のコンセプトとマッチした考え方だと思うんですけれども,一言,思いがございましたら,ぜひとも市民の皆様に向けてお願いしたいと思いますがいかがでしょうか。 ○議長(高橋典久君) 市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) ありがとうございます。  言葉は,最近はインクルーシブ,また,以前ではバリアフリー,要するに,人として,また命として,その尊厳をきちんと捉えて,そこには何の障がいというか,邪魔をするものがなくて,平等でということが一つの大きな考え方だろうというふうに思っております。また,SDGsの中で誰一人取り残さないという,これは人,人間,人類としてあるべき姿が,そこにはきちんと包括されているんだろうというふうに思っておりますし,そういう意味で,インクルーシブ公園という一つの,それらを表現できる場としての公園というのも非常に必要なことだろうというふうに思いますし,また,教育の現場でそのインクルーシブという概念,バリアフリーという概念,そういう部分をしっかりと未来をつくる子供たちに教えていくということも非常に重要なことだろうというふうに思っております。  一昨日,NHKスペシャルで,環境の月間ということもあったかと思いますけれども,未来をつくっていく高校生,中学生たちが,世界の環境問題について語っておりました。また,世界を動かすのも,今はまさしく若者たちだというのを非常に強く感じまして,今年10月ぐらいには,守谷市内の全ての子供たちにタブレットが行き渡り,それが自宅でも使えるようになった段階では,もっともっと世界に発信をする子供たちが守谷からも生まれるのではないかというふうに思っております。  SDGsの全ての項目において,未来づくりは子供たちの純粋な魂が織りなせる技だろうというふうに思っておりますし,そういうところに,我々行政としても,精いっぱいできる限りのことは力を尽くしてまいりたいというふうに思っております。そういう意味でのインクルーシブという概念,一つの要素であるのだろうというふうに思っておりますので,今後とも積極的に取り組んでまいりたいというふうに思います。  ありがとうございました。 ○議長(高橋典久君) 堤 茂信君。 ◆9番(堤茂信君) ありがとうございました。私は,市長の言葉の中で好きな言葉は,「未来づくりは子供たちのために」というところが大好きな言葉でございまして,まさに私もその考え方には共感をしている1人でございます。子供たちが将来住み心地のよい守谷市を目指すことが,誰もが安心安全で,穏やかに,心豊かに,快適に暮らすことができる持続可能な守谷市を実現することにつながると考えております。私も市議会議員の一員として,行政の皆様と共に,市民の皆様にとって住み心地のよい守谷市になるよう尽力する決意を申し上げまして,私の一般質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。 ○議長(高橋典久君) これで堤 茂信君の一般質問を終わります。  ここで10分間の休憩をいたします。                午前10時42分休憩          ──────────────────────                午前10時52分開議 ○議長(高橋典久君) 休憩前に復し会議を再開します。  それでは,引き続き一般質問を続行します。  次,通告順位7番,神宮栄二君,登壇願います。  神宮栄二君。                〔8番神宮栄二君登壇〕 ◆8番(神宮栄二君) 通告順位7番,もりや新風会の神宮でございます。3月定例月議会,初めて一般質問を休みまして,明けのこの6月定例月議会,何を質問しようかと迷いました。二つの項目ということで,今回,遺族手続について,2番目として,ヤングケアラーについてと通告事項を書いて,当日,抽せん会には参加せず提出させていただきました。そうしたところ,遺族手続については,初日,山本議員。そして,ヤングケアラーについては,青木議員が質問事項として挙げておられました。二つかぶったというのは初めてなんですけれども,逆に言えば関心がある項目なのかなということで取下げをせず,お2人の質問と重複しないような形で質問を実行させていただきます。  1番目の遺族手続についてなのですが,これは結構古く,私も3年ぐらい前から,地元のある方から再三,守谷市の遺族手続について,窓口の一本化をするべきではないですかということで働きかけをするように言われておりました。また,私自身も約10年前になりますか,父親が亡くなったときの遺族手続を,行政手続関係ですね,遺産相続関係含めて私が自分で取り仕切り,手続きを行った経験がありましたので,さほど難しくないなという印象を持っていたものですから,少し遅れることになりました。その間に,茨城県内でもお近くの取手市,お悔やみデスク開設,あるいは小美玉市,古河市,神栖市が,茨城県内だけでも7市ほど,このお悔やみデスクといいますか,遺族手続について開設されているようです。  ここで,この遺族手続というものが,行政側から見た場合と,実際に遺族手続を行う側から見た場合に大分違うんではないかと。行政側から見た場合には,働き方改革につながる観点もあろうかと思います。遺族手続をされる側から見た場合には,窓口の簡素化といいますか,行政の,俗に言う,各窓口で私の窓口はここまでです。次の窓口へ行ってくださいという形で門前払いされてしまう。このお悔やみデスクの開設は,いろいろな行政手続が複雑になってきたために,行政側としても必要性があるのではないかと。対して,茨城で見ても,大きな県内市町村ではまだ開設していないところもあるわけで,44の自治体の中でもまだ七,八か所ということは,まだ完全に必要性を感じておられない行政側もあるのかなと思います。  この最初の質問の要旨の中で,担当課と手続項目についてと書いております。誰が手続をするのかによって,手続の仕方が変わってきます。また,用意する書類も変わってくるということでございます。守谷市のこのお悔やみ欄どこにあるのかなと思いまして,ホームページ調べましたら,ライフイベント,人生のイベントという中に,出生から始まりましてお別れという項目があります。まだまだ充実した内容とは言い難いと思うんですけれども,山本議員の質問に対して,担当部署からは,今後窓口の一本化を考えておられるという御回答もいただいているようですので,まずそれならば,山本議員よりも私のほうが若干,かなり年上なものですから,この届けというか亡くなった方の年齢によって大分違うのではないかと。  昨年,出生者数が85万人ぐらいですかね。ところが,前年の2019年,138万人,人が亡くなっているわけなんですね。もちろん若い方もいらっしゃるでしょう。事故で,あるいは病気で亡くなる方もいらっしゃるので,生まれてくる方が85万人ぐらいで,亡くなる方が138万人。50万人以上多いわけですね。今ちょうど,私は昭和26年,今年9月で70,古希を迎えますが,団塊世代の終わりの頃の人間だと言われています。70歳ぐらいが,団塊世代が今,高齢者に真っただ中にあって,これらの団塊世代がお亡くなりになられるのが,恐らくこの遺族手続のピークになるのではないかなと思われます。  この遺族手続,最初に亡くなりましたよという届けを誰がやるか,私らの団塊世代の人間は,多くが,これは決して男女不平等の話ではないのですが,御主人が働いて,奥様が家庭のことをやる。つまり,ほとんどの手続,主体が御主人だったわけですね。守谷も戸建住宅多いのですが,恐らくこの名義というのは,ほとんどが御主人になっているだろうと。あるいは水道料金の払い,あるいは国民健康保険であっても,その支払いのほとんどが御主人の口座から落とされていることが多いのではないかと。我々の世代は,それが普通だったわけですね。ところが,私の妻をしてしかり,私が仮に亡くなった場合,どこにどのような手続をしていいか一切分かりません。その名義についてどうしたらいいのか,税金はどうなるのか,健康保険はどうなるのか,生命保険はどうなっているのか,この生命保険だけはしっかり女房が把握していますけれども,行政関係の手続に関しては一切,ほとんど知りません。しっかり年金だけは自分でもらっています。介護保険料はそこから引き落としているようですけれども,それ以外の行政手続は一切知りません。  最近,守谷市のエンディングノートなるものを頂いてきました。このエンディングノートも一応,私も全部書いてみたんですが,パーソナルデータがないんですね。これに行政手続がつながっていないんですね,まだ。だから,そこのところはちょっと残念だなと思いましたけれども,このパーソナルデータを書いた人間がなくなった場合,どうしたらいいかということを,できれば今後,付け加えていただければと思っております。  そこで御質問します。  最初に亡くなったときに,届け人がお別れの欄を見ますと,出生と同じ課に所属すると思うのですけれども,どこの課に最初に届けを出されるのか,それから,幾つの課を回って手続をしなければいけないのか,手続項目について主なもので結構です。たくさん書類がありますので,健康保険では健康保健手帳を返すとかそういうことは簡単で結構ですので,この流れについて御説明願えないでしょうか。 ○議長(高橋典久君) 生活経済部長飯塚俊雄君。 ◎生活経済部長(飯塚俊雄君) お答えいたします。  守谷市における死亡届の手続の流れについて御説明いたします。  死亡届の場合,ほとんどの場合,葬儀社の方が提出されます。その際,火葬許可証,やすらぎ苑の使用許可証とともに,死亡届出をされた御遺族の方へという,市役所ですね,手続の一覧表をお渡ししてございます。その一覧表の中には,主に5課,国保年金課,社会福祉課,介護福祉課,のびのび子育て課,総合窓口課の5課15項目の一覧表をお渡ししてございます。  内容といたしましては,国保年金課では,亡くなられた方が国民健康保険に加入されている場合,葬儀費用が支給されますのでその手続,それから亡くなられた方が国民年金に加入中だった場合は,死亡一時金が御家族に支払われますので,その手続等を書いた手続の種類,それから手続の内容,それから御用意いただくもの,それと,お問合せの課を書きました一覧表をお渡ししてございます。  以上でございます。 ○議長(高橋典久君) 神宮栄二君。 ◆8番(神宮栄二君) ありがとうございます。  私もこのパーソナルのデータを調べていたときに,意外と知らないことに気がつきました。それ以前は福祉タクシーをやっていましたので,毎年,確定申告をやっていたのですが,昨年廃業いたしました。青色申告も届出したのですが,準確定申告という言葉があることにびっくりしました。この確定申告というのは3月前後にやるものだと思っていたのですが,仮に私がこの6月に亡くなったら,4か月以内にこの準確定申告というのを行わなくてはいけない。  この準確定申告というのは当然,それ以後収入も,あるいは年金の給付等がありませんので,どういう形で処理されるのか教えていただければと思うのですが。 ○議長(高橋典久君) 生活経済部長飯塚俊雄君。 ◎生活経済部長(飯塚俊雄君) 亡くなられたときの相続,所得税の申告ということで,相続税の申告が必要な場合がございます。こちらにつきましては龍ケ崎の県税事務所のほうが窓口となってございまして,市のほうでは,こういう場合はこちらの竜ケ崎県税事務所ですよとか,それから不動産の場合の相続税は市ではございませんので,法務局ですよというお知らせをしてございます。  以上でございます。 ○議長(高橋典久君) 神宮栄二君。 ◆8番(神宮栄二君) この質問については大変申し訳ない,ヒアリングのときには聞いていなかったので,一般的に確定申告が市のほうで受け付けておられるので,準確定申告も市のほうで受け付けられるのかと思い,これは追加させていただきました。このほか,いろいろな,先ほど言ったように,遺族手続をされる方に寄り添ったような形の,今後お悔やみデスクといいますか,窓口の一本化を進めていただきたい。  年金というものも調べてみました。私もサラリーマンをやっていましたので,厚生年金も受けています。いろいろな年金があるんですけれども,この遺族年金というのはどうやって計算するのか,これも多分,ほとんどの方が知らないと思うんですけれども,私ら,要するに団塊世代,要するに70歳以上の方はいろいろなほかの条件があります。寡婦加算というのがあります。これは以前,国民年金が全員ではなかったんですね,奥さんの扶養が,その部分に対して,うちの女房は昭和29年生まれですから,年間5万8,000円ぐらいの加算があると。そういう情報というのは調べないと分からない。請求しないと払われない。これがいろいろな遺族手続の中に含まれている。  最初に申し上げた,遺族手続が行政側にとって取りはぐれがないように一本化することを目的にしたものか,本当に遺族の手続をする方に寄り添った窓口なのか,その辺が非常に大事になってくるのではないかと。税金を納めてもらわなくちゃ困りますよ。例えば,車の譲与税ですね。遺族の中で車を譲与を受けた場合,これは名義変更すれば済むのだろうと思っているかもしれませんが,ある一定の高額の車には譲与税がかかります。これを知らないと,税金が加算されてしまう。そういうことというのは,ただ,要するに親の車を息子が名義で受けただけだと思っているかもしれないけれども,そういうことではない。これは行政書士なり,そういうところに頼めば全てやっていただけるんですけれども,10年前,私は全て自分でやりました。だから,本当にこの遺族手続というのは,行政のための遺族手続ではなくて,実際に遺族となられた方,葬儀をやって,それの火葬証明証を持ってこいだとか,そういうことが現実に書いてあるわけなんですね。葬儀の計算書を出しなさいと。そうしなければ,市のほうで葬祭費用は出されませんよと。喪主となる方,あるいは相続を受けられる方の口座を持ってきなさい。そうしないと葬祭費用は払われませんとか,いろいろ取手市のお悔やみデスクの中には書いてございました。本当にこの遺族手続というものが,残された遺族の方の本当にためになる,お役に立つような窓口となることを願っております。  下の,他市で窓口が一元化が進んでいるが,当市の対応についてということは,これ山本議員が質問されましたので,令和4年度ぐらいから実施できるのではないかということで聞いております。先ほど幾つか話をさせていただきましたけれども,あくまでも遺族の方に寄り添えるような窓口となっていただきたいと思って,管轄外のことがあったかもしれませんが,質問をさせていただきました。  それから,2項目めのヤングケアラーについて。これは,今年の春に出てきた言葉の中で,非常にショックを受けた言葉です。ヤングケアラー,介護をしている,介助をしている,ヤング,若い,しかも調査対象が中学2年生,高校2年生,14歳と17歳を対象にして調査しましたと。 ○議長(高橋典久君) はい。先ほどの生活経済部長の答弁の際に誤りがございましたので,その申出を受けたいと思います。  生活経済部長飯塚俊雄君。 ◎生活経済部長(飯塚俊雄君) すみません。先ほど,私,税務署のほうを竜ケ崎県税事務所と言ってしまいました。正確には,竜ケ崎税務署のほうでございますので,訂正させていただきます。失礼しました。 ○議長(高橋典久君) 神宮栄二君。
    ◆8番(神宮栄二君) その4月の調査表が発表されて,びっくりしたんですね。厚労省と文科省がプロジェクトチームを作って調査した。この質問項目は,だから単純なんですね。  こういう質問をするのは大変失礼だと思うのですが,実際に発表されてから,このヤングケアラーという言葉,あるいは実際のデータについてどのように受け止めて,今後どのようにこれに対処していかれるようと考えておられるのか,教育部からお聞きいたします。 ○議長(高橋典久君) 教育部参事奈幡 正君。 ◎教育部参事(奈幡正君) お答えいたします。  過日の青木議員の一般質問でも話題になりましたけれども,現象だけを捉えてそれをヤングケアラーと認定することの懸念が,市長,教育長から示されたというふうに考えております。現状において,ヤングケアラーの解釈に幅がございます。その定義が一般化されていないという今の現状において,軽々にそれを判断することはできないというのが基本姿勢でございます。それよりも,今までの教職員の観察ですとか専門機関との連携の中で,支援の必要なお子さんを丁寧に見取り,そして,早期に対応していくということで,こうしたヤングケアラーに該当するようなお子さんにも支援の手を差し伸べていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(高橋典久君) 神宮栄二君。 ◆8番(神宮栄二君) これも私の古い話で誠に恐縮なんですけれども,私もやっぱり中学1年の頃に,家に帰ったらお風呂の用意をして,御飯を炊いて,出来合いの総菜を買って3人兄弟で食べていた。1年間ぐらい,私はその家事をやっていたことがあります。私らの世代は兄弟も多く,誰かが家事を担当することが当然な時代だったわけなんですね。家事をやることに,さほど苦痛も感じてはいませんでした。私の友人も,弟が足が麻痺してかけっこなどができなくても,必ず遊びには連れてきて一緒に遊びました。必ずそういう子には最初からハンデがあって,その子が遊んでもみんなと一緒に遊べるようにしたものです。多分,今は子供が少なくて,なかなかそういったことは,環境ではないのかもしれませんけれども,我々が育った時代当たり前だったことが,このヤングケアラーという言葉で,何,自分はヤングケアラーだったのかと思ったわけなんですね。  非常に愚門かもしれませんけど,二宮金次郎,薪を背負って本を読みながら歩いている。この方はヤングケアラーだろうか。あるいは,よくテレビのコマーシャルに出てきますね,ACジャパン。1日中飲み水を汲みにいくために,学校に行けない。こういう子は,単純にヤングケアラーだろうか。日本では,あまり年寄りは最近大切にされませんけれども,東南アジアでは,まだまだお年寄りに非常に大事にする国がたくさんあります。そういうところでは,年寄りを介護するのは,子供にとって当たり前なんですね。それがヤングケアラーなんだろうか。本当にこのヤングケアラーという言葉に関して,いろいろな記事が出ているんですけれども,大半の人は,やっているときには,自分がそういうヤングケアラーだという認識はあまり持っていなかったのではないかと。  教育の点について,今,奈幡参事からお聞きしましたけれども,保健福祉は介護保険等の扱いをされています。年寄りを,御年配の方を中心に考えておられるのですけれども,このヤングケアラーという言葉,今回の調査は中学2年生,高校2年生,半分近くが兄弟を手助けしている。兄弟のケアをしているというような回答が多く出ています。  この辺について,保健福祉部として今回のヤングケアラーのこの受けた印象,また,今後何かやっていくような施策を考えておられるかどうかお聞きいたします。 ○議長(高橋典久君) 保健福祉部長椎名恵美子君。 ◎保健福祉部長(椎名恵美子君) お答えいたします。  議員おっしゃるとおり,調査の結果,私も確認させていただきました。中学2年生と高校2年生,結果として大体20人に1人ぐらいのお子さんが,1日平均4時間を家族の世話に充てている。決して少なくないなという感じを受けました。その中で,世話をする相手が幼い兄弟が一番多いという結果も明らかにされ,それで表に現れにくいという面があるのかもしれないなと感じます。  保健福祉部のほうでは,例えば,高齢の方が介護の認定を受けていたり,もしくは障害者手帳をお持ちだったりすると,ケアマネージャーや行政の担当者が気づくという可能性もあるかなというふうに思います。ケアをしているそのお子さん,子供自身が重荷というふうに感じていないということもあるのかなというふうにも感じます。家族のために当然と感じている,そういったお子さんの気持ちを大事に,大切にしながら,もし支援が必要だということであるならば,できる限りの支援を私たちはしていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 神宮栄二君。 ◆8番(神宮栄二君) この報告書を受けて,国のほうとしては,各自治体による独自の実態調査を推進しますと,介護,福祉,医療,教育など,各分野の専門職に研修を実施してくださいと,他機関連携の支援マニュアルを策定いたしますよと,最近のSNSなどを活用した相談体制の整備をやりますと,幼い兄弟のケアを担う子供がいる家庭の家事支援サービスを検討しますよと,2022年から2024年をヤングケアラー認知度向上の集中取組期間として,中高生の認知度5割を目指しますと。  先ほど私も言ったように,やっている本人はヤングケアラーだとは感じていないんですね。兄弟のこと,あるいは家族のことを助けることは普通に当たり前だと,それがなくなったら,その分余分にゲームができるかと,あるいは部活ができるかという話でしょうけれども,やっている本人は兄弟や家族を助けることに,非常にやりがいを感じていると思うんです。しかし現実に,それがもし勉強時間が削られたり,あるいはそういうことによって睡眠が不足したり,進学や,あるいは友達関係づくりに影響を与えているとすれば,本来は何とかそこは助けてあげたい。  しかし今の学校教育では,家庭内のことには立ち入らないというスタンスがありますけれども,何か問題があれば,児童相談所に連絡するということになるんでしょうけれども,現在のスクールソーシャルワーカーの活動の中で,不登校やひきこもり,いじめ,そういった問題には注視されているようですけれども,今後,このヤングケアラーについての対応というのは御検討いただけますでしょうか。 ○議長(高橋典久君) 教育部参事奈幡 正君。 ◎教育部参事(奈幡正君) お答えいたします。  先ほどもお答え申し上げましたように,ヤングケアラーをはじめとするサポートの必要な児童生徒,これへの支援は,これまでも,またこれからも丁寧に行っていきたいというふうに考えております。  せんだって,総合教育支援センターの相談員と話をする機会がございました。当然,ヤングケアラーに話題が及びまして,相談員が申していたのは,結果として,それに該当する児童生徒は若干名であるけれども,少ないけれどもいると申しておりました。個人情報に関わりますので詳細は申し上げられませんけれども,例えば,保護者が病気になられた。結果として,看病をする場面が生じた。本人はそれ以前から,別の理由で欠席をしていた。このケースは現象だけを捉えれば,現状としてはヤングケアラーかもしれません。しかし,それが原因で不登校になったわけでもありません。このようにサポートの必要なお子さんというのは,家庭環境や問題が実は非常に複合的でありまして,ヤングケアラーという側面だけで截然と判断できない場合も多いというふうに認識はしております。  したがいまして,ヤングケアラーだけではなくて,特に不登校のお子さんなどにつきましては,毎日の様子を観察しにくい状況にございますので,スクールソーシャルワーカーですとか関係機関が連携して,その観察ですとか,実態の把握には早期に対応できるように努めていきたいと考えておりますし,今,申し上げた事例に関しては,学校も,また支援センターも,のびのび子育て課も既に把握して,丁寧に対応はしてございます。  以上でございます。 ○議長(高橋典久君) 神宮栄二駅君。 ◆8番(神宮栄二君) これにて私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(高橋典久君) これで神宮栄二君の一般質問を終わります。  ここで10分間休憩をいたします。議場の換気をお願いします。                午前11時23分休憩          ──────────────────────                午前11時33分開議 ○議長(高橋典久君) 休憩前に復し会議を再開します。  それでは,引き続き一般質問を続行します。  次,通告順位8番,小菅勝彦君,登壇を願います。  小菅勝彦君。                〔1番小菅勝彦君登壇〕 ◆1番(小菅勝彦君) 通告順位8番,立憲民主党の小菅勝彦です。本日,何か梅雨入りしたような感じの天気でございます。私ごとなんですけれども,つい先週なのですが,母親の携帯電話を替えました。機種変更したんですけれども,もうかなり古い3G規格という規格で,来年3月にはもう使えなくなるという案内が何回も来ていたので,これを機会に交換しようと,83歳の母親にスマホを渡しました。まだ使い始めなので,何もおっかなびっくりやっているような状態で,電話もうまく使えない状態です。そういう形で今,大体,皆さん携帯よりもスマホのほうが多くなってきているかと思います。世の中。  そういった中で,市の市民生活総合支援アプリMorinfo,こちらのセキュリティー関係について,5月に茨城新聞か,どちらかと言ったらネット系の新聞記事には不正アクセスがあったということが発表されました。こちらが,Morinfoに不正アクセスがあって,内部が少し覗かれたというか,これは目に見えないものなので,表現として覗かれたというような表現をしますが,そういうことがありました。そちらに対して,まず2月の段階で,報告が委託業者のほうからあって,守谷市のウェブのほうに載っておりました。その段階ではまだ調査中ということだったんですけれども,その後,この5月19日,ウェブのほうの新聞等で発表があった。これにつきましての経緯と,今後についていろいろお尋ねしたいと思っております。  そこで,Morinfo,こちらの現在の運用状況,利用者数ですとか,そういったところをまずお伺いしたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長浜田耕志君) まず,Morinfoのほうの利用者数,それから運用状況ということでお答えをさせていただきます。  6月1日現在ということで,登録者数ということですと,1万1,543人という状況でございます。運用状況といたしましては,子育て支援であったり,教育,ごみ,イベントの情報,それから防災などの情報,市政の情報を発信をしているというところでございます。あわせて防犯灯の故障であったり,道路,あるいは公園の遊具等々の破損の通報,報告をいただいて,その解決につなげるなどの双方向の情報発信ツールとして利用をしているところでございます。あわせて災害発生時には,市民の安否確認,被害状況の把握,そういった機能も備えて運用をしているというところでございます。 ○議長(高橋典久君) 小菅勝彦君。 ◆1番(小菅勝彦君) ありがとうございます。私も今,Morinfoのほうはスマホのほうにダウンロードして使っております。最初の設定上,いろいろ,何をデータが欲しいとか,結構そういったところで細かいところがあって,かなりそれぞれの使い勝手に合わせたソフトウエアだなと思っております。  ただ,先ほど最初に申したとおり,不正アクセス,こちらがあった件で先ほど申したとおり,2月10日に最初の発表があって,その後5月18日,その後のどうだったかという発表が,請負業者の株式会社両備システムズとのほうのやり取り等があったと思うのですが,そちらについてお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長浜田耕志君) これまでの経緯ということで回答させていただきます。  事業者側では,既に2月1日,当該事象について把握をし,同日に設定の変更を対応していただいたと。その後,市のほうに連絡を受けたというのが第1報ということで,それを受けて,2月10日ですけれども,この本件に関する第1報としてMorinfoの全利用ユーザーへの通知をし,また市の公式ホームページにより掲載をし,報道発表という流れでございます。その後3月10日でございますけれども,委託業者によりシステム設定等の全面的な見直しの対応を実施をしております。また5月12日ですが,委託業者から市に対して最終報告を受け,5月18日に,議員今言われたとおり,ユーザー情報を,ここでは第2報ですね,Morinfoの全利用ユーザーに対しての通知,それから同日に,市公式ホームページへの掲載と報道発表,併せてユーザー情報を参照された可能性のあるユーザーに限って,絞って,個別の通知でおわびと注意喚起をしたという流れでございます。 ○議長(高橋典久君) 小菅勝彦君。 ◆1番(小菅勝彦君) 今,参照された可能性のある件数が399あったと。それは個別におわびといいますか,連絡をされたということでよろしいですね。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長浜田耕志君) そのとおりでございます。399件,399人というのですかね,個別に対しての注意喚起,おわび等について対応をさせていただきました。 ○議長(高橋典久君) 小菅勝彦君。 ◆1番(小菅勝彦君) ありがとうございます。  こちらの原因,どのようなものだったのか分かれば教えていただきたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長浜田耕志君) この案件に関する根本的な原因については,委託事業者におけるシステム設定の不備ということでございます。 ○議長(高橋典久君) 小菅勝彦君。 ◆1番(小菅勝彦君) 分かりました。  具体的なことは,やはり分からないようでしょうか。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長浜田耕志君) 具体的なというよりも,閲覧権限というのでしょうか,ゲストユーザーから閲覧できるような状態になっていたということでございます。 ○議長(高橋典久君) 小菅勝彦君。 ◆1番(小菅勝彦君) 分かりました。  そういうことになりますと,最初のその委託業者のほうの設定のミスというふうに考えてよろしいですよね,この場合。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長浜田耕志君) 我々もそういう認識をしております。 ○議長(高橋典久君) 小菅勝彦君。 ◆1番(小菅勝彦君) 分かりました。  そうなりますと,今回の場合は実害的なもの,今,市民の方,ユーザーの方にはなかったようなんですけれども,万が一こういうとき,何か個人情報が漏れて何かに悪用される,そのようなことが起こった場合なんですけれども,守谷市としてはどのような対応を取られるのか確認をしたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長浜田耕志君) 当然,その被害の内容によって,その対応は様々だと思います。当然,あくまで委託事業者による設定ミスですから,そこと市が一切責任を負わないという話にもならないと思いますし,個別具体に被害状況によって対応していくということになろうかと思います。 ○議長(高橋典久君) 小菅勝彦君。 ◆1番(小菅勝彦君) ありがとうございます。今回の場合は,委託業者のほうの設定ミス。守谷市としては当然,落ち度というのはないかとは思います。  契約上,委託業者とのそういった不具合といいますか,そういう事件等起こった場合,そういったところの契約内容で,例えば保証とか,そういったものの項目というのはあるのでしょうか。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長浜田耕志君) その都度,協議ということになろうかと思います。 ○議長(高橋典久君) 小菅勝彦君。 ◆1番(小菅勝彦君) ありがとうございます。個別に,いろいろなその被害状況によって多分,変わってくるということからだと思われるので分かりました。理解しました。  ただ,私も両備システムのほうに,メールで問合せは若干かけてみたんですね。やっぱり細かいところ,原因については教えてもらえませんでした。セキュリティー上の問題とかありまして,ただ細かいところは確認取れたところだけなんですけれども。  まず設置されたのが,2018年1月からということでスタートしました。両備システムのほうでは,2月10日に発表する前,2月1日の段階で確認をした。そのときに一応修正をかけて,不正が行われないような状態に設定をした。そこからさかのぼって,システムログというのを確認したそうなんです。これは確認取ったのが,2018年2月1日から2021年3月までかなり調べたらしいんですね。不正アクセスを受けていた期間,これが2020年11月8日午後10時30分から2020年12月25日3時58分。アクセス回数は181回,データの参照をしたのが50回,これは失敗も含んでいると。このデータの参照というのはどこまでですかというふうに問うたんですけれども,セキュリティー上,教えてもらえませんでした。ただ,かなり深いところまで確認は取っていただいたようです。  ただ,こういうことというのは,今回,両備システムのほうで修正というか,アップデートしたと思われるんですが,こういういたずらといいますか,犯罪なんですけれども,こういう例というのは皆さん御存じと思うんですけれども,いろいろなところで出ています。極端にひどい話をすると,今,ランサムウェアというスパイウェアで,身代金を要求するような極端なものもあります。Morinfoとかの場合,そういうことはないかと思うんですが,ただ,いたずら半分ですとか,そういったのは多分,今後もあると想定しています,私は。  そういったことも考えまして,守谷市のMorinfo以外,オフィシャルウェブから,メールから,インターネットに接続されているサービスもしくは業務,こちらについて確認させてください。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長浜田耕志君) 市がインターネットを介して情報提供をしている媒体,Morinfo以外ということで申し上げますと,市の公式ホームページ,それからメールもりや,それからフェイスブック,ツイッター,インスタグラム,それとLINE,それからユーチューブというのも利用をしている状況です。 ○議長(高橋典久君) 小菅勝彦君。 ◆1番(小菅勝彦君) ありがとうございます。かなりいろいろ,ソフトウエアといいますか,メディアを御利用なさっている。市民に情報を発信,逆に市民からの情報を得るためにも,非常に有効なツールだなと思っております。特に私もツイッターのほうとか,守谷のシティプロモーション,アカウント等,相互フォロー,相互ではないですね,フォローしていて,よく見させてもらっています。  そういう中で今,一般に市民が見たりできるもの,そちらのほうの,今のMorinfoなどへの不正アクセスといいますか,平たく不正アクセスということにしておきますが,そういったものの事例というものはあったかどうか確認して,そういう不正アクセスとかあったようなことは,あったかどうかの確認です。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長浜田耕志君) これまでは,そういった事象はないというふうに確認をしております。 ○議長(高橋典久君) 小菅勝彦君。 ◆1番(小菅勝彦君) ありがとうございます。どちらかといったらやりづらい,ひょっとしたら,こういう不正にアクセスするのはやりづらいシステムというか,ツールだと思いますので,大丈夫なのかなとも思います。  ただ昨今,なりすましというのが,ツイッターとかフェイスブックというのは若干見られるんですね。有名な人のなりすましになって,どこかにフォローを受けて,いたずらをするというか,偽情報を流したりとか,そういったものもありますので,確認等は必要なのかなと思います。  広く,守谷市のそういう規約,条例,そういったものは何かございますでしょうか。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長浜田耕志君) 情報のセキュリティー以外でも,当然,市に被害,損害が発生する事象,リスクということで申し上げれば,当然,情報の漏えい,人が絡むもの,人為的なものも当然あるだろうと思いますし,あるいは,情報の漏えいだけではなくて,それが改ざんをされたり,あるいは破壊をされたりということもあるのだと思います。これは情報のネットワークに進入する以外でも,当然,人為的なものとして,故意にあるいは過失というものがあるのかもしれませんし,そういったところも想定はされるわけですね。  先ほど,議員言われたとおり,スパイウェア,コンピューターのウイルスもしかり,あるいはサイバー攻撃といったものというのもありますので,当然,今このICTの導入が進み,あるいはその業務についてもクラウド化が進み,そういった中で,年々複雑,巧妙化しているという認識は持っております。やはり行政が持つ情報資産というのは,市民の個人情報,あるいは行政上,必要な情報というのは持っていますから,ここでの情報の漏えい,改ざん,いわゆるインシデント,アクシデントになってしまうと,もうというところありますけれども,そこをどういうふうに対応していくかというのは,非常に重要な問題だというふうに認識をしております。 ○議長(高橋典久君) 小菅勝彦君。
    ◆1番(小菅勝彦君) ありがとうございます。市のほうでもそういう警戒といいますか,心配は尽きないものだとは思います。  そこで,今先ほど,市のほうの条約,規約みたいなものということのお話なんですけれども,私,市のホームページまず見ていて,まずガイドラインというのをホームページで見ていて,各ソフトといいますか,ツールがありました。先ほど,ウェブ,インスタグラム,ツイッター,フェイスブック,そしてユーチューブ等ありまして,それぞれガイドラインが表示されていたんですけれども,ユーチューブのガイドライン,これが記載がなかったんですよ。  新しいツールなのでまだあれなのかなと思いまして,そこはどうなっているのかなという確認をお願いしたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長浜田耕志君) ガイドラインについては,まず,ソーシャルメディアの全体のガイドラインというのが一つございます。それから,それぞれツイッター,フェイスブック,インスタグラム,あとはふるさと納税関係でも,インスタグラムとLINEをやっていますので,そのガイドラインがそれぞれ作成をして,公表しているところでございます。すみません。ユーチューブのほうについては確認をさせてください。  また,あわせて先ほど御質問いただいた内容とも絡みますけれども,全体としては,情報セキュリティーの基本方針であったり,あるいは情報セキュリティーの対策基準等々によって対応をしているという状況でございます。 ○議長(高橋典久君) 小菅勝彦君。 ◆1番(小菅勝彦君) ありがとうございます。ユーチューブのガイドライン,こちらも一応ほかのものもあるように,用途としては少しずつ違うので,その辺は発表されておいたほうがよろしいかと思います。  続きまして,今まではセキュリティー,それからリスク,いろいろできていました。想定されるセキュリティー対策,こういったものに教えていただきたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長浜田耕志君) 先ほどと繰り返しになりますけれども,セキュリティーの対策,全体としての対策としては,先ほど言ったセキュリティーの基本方針であったり,セキュリティー対策基準であったりというところで,物理的,人的セキュリティー対策,技術的運用における対策というのを,外部委託の事業者も含めた形で講じることとしております。  それから庁内のネットワークということで言いますと,国のシステム強靱化計画というのが出てございます。これは平成29年だったと思いますが,これも情報系と基幹系とインターネット系ということで,いわゆる三層の対策と言われるものですけれども,こういったセキュリティーの強化を図っているというところでございます。  また,仮にこういった当該Morinfoのような案件が発生した場合ですけれども,これは守谷市のCSIRTというんですけれども,シーサートと一般的に呼ばれていますけれども,コンピューターセキュリティーインシデントレスポンスチームだったと思いますけれども,すみませんうろ覚えですけれども,そこが,コンピューターセキュリティーに係るインシデントに対応する組織ということで,この設置もすぐにできるような体制を整えているということでございます。  先ほどのユーチューブのガイドラインでございますけれども,ソーシャルメディアのガイドラインに沿って運用ということでございますので,ユーチューブのガイドラインが今,現状ないということでございますので,そこは早急に対応をさせていただきます。 ○議長(高橋典久君) 小菅勝彦君。 ◆1番(小菅勝彦君) ありがとうございます。今のセキュリティー関係,守谷市情報セキュリティー基本方針,こちらがあって,この下に先ほど,今申し上げましました守谷市CSIRT,これ私も読み方分からなかったのでどうしようかと思ったんですけれども,CSIRT設置要綱,この二つがありまして,これで運用,それから実際のチェック,そういったものをされていると思われます。情報セキュリティー基本方針と情報セキュリティー対策基準,この二つで現在,法的な対策をされているということが確認できました。  全庁的なデジタルトランスフォーメーションを推進していく中で,今回のことなど考えますと,不正アクセスなどは前提で考えていかなければならないと先ほど申しましたが,思います。そうした場合,外部委託などの業務の場合なども視野に入れた対策,こちらが必要となってくるかと思われます。迅速な対応,対策及び市民への公開,これが基本としてまとめておくことが必要かと思われます。まずこういったものというのは信頼されないと,使えないと,イメージがついてしまうと思うんですね。ですので,どんどんこういったものは,まず策定した上で市民に知らせていただいて,安心して使える。そういう形。万が一何かあったときは,すぐ連絡はいただいて,利用を止めるなり何なりの使っている側も策は取れると思いますので,そういったお願いをしたいと思います。  デジタル庁,今後できるということになっていますし,守谷市でもデジタル戦略課ができました。トランスフォーメーションのほうがどんどん進んでいくかと思います。 総務省とかから通達が来て動くのではなくて,こういったことって市でどんどんできることだと思うんですね。なので,デジタル戦略課の仕事として進めていく。こちらのほうをお願いしたいと思います。  これで,私の母親に買ったスマートフォンにMorinfoを入れますので,使い方を教えるのが大変かもしれませんが,こうやってどんどん増やしていければ,多分,市のほうの伝達,市民に対する情報発信,こちらが先ほど1万1,000人,これがもっと増えてくれば,この情報の伝達がスムーズに特定の人だけに行かない,なるだけ多くの人に行ったほうがいいと思いますので,そういうふうに進めていっていただきたいと思います。 ○議長(高橋典久君) ただいま小菅勝彦君の一般質問中ですが,正午になりましたので休憩をいたします。  午後は1時10分から再開します。                午後零時01分休憩          ──────────────────────                午後1時08分開議 ○議長(高橋典久君) 休憩前に復し会議を再開します。  それでは,引き続き小菅勝彦君の一般質問を続行します。  小菅勝彦君。 ◆1番(小菅勝彦君) それでは,引き続き質問のほうを続けさせていただきます。  続きまして,2問目の第三次守谷市総合計画について質問いたします。  市の最上位計画としての第三次守谷市総合計画は,策定に当たり,第1回の審議会が行われました。また,議会でも特別委員会が改正され,策定に向けて動き出しました。審議会には公募の市民が2名入り,各団体からの参加者,学識経験者を含めて17名となっています。議会でも策定に当たり,特別委員会をつくり同時並行で進めていきますが,広く市民への参加も重要です。  改めて,策定に当たっての市民参加の在り方はどうなっているのかをお聞きします。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長浜田耕志君) 総合計画の策定に当たりましては,議員言われるとおり,議会のほうでは特別委員会を設置いただいて,審議会においては各団体の代表等々,具体的にはまちづくり協議会であったり,自治会の連合会であったり,PTA関係,商工会,医師会,消防団等々,代表の方にも入っていただいて,様々な分野からの意見をいただいているというところでございます。また,市民参画の在り方ということでは,いかに市民の声を吸い上げるかというところも重要だというふうに認識をしております。  これまで,アンケート調査が3回ほど実施をしています。これから予定しているアンケートも含めると,総合計画策定において予定しているのが4回ほどのアンケート調査,それから今後,パブリックコメントも当然ながら実施をさせていただきます。言われるとおり,より多くの市民参画,意見を把握することというのは,非常に重要だというふうに認識をしております。 ○議長(高橋典久君) 小菅勝彦君。 ◆1番(小菅勝彦君) ありがとうございます。私は12月の一般質問で,市の基本的な計画の策定の仕方について質問しました。それは,策定に当たり審議会の議事録の公開など,パブリックコメントの意見聴取などの問題などがあり,しっかりとした市民参加ができていないということからでした。  今回の総合計画のスケジュールを見ますと,審議会の開催が4回,その他市民アンケート,今,都合4回,3回実施されたとあります。これだけでは足りないと思いますので,市民とのワークショップ形式の懇談といいますか,意見調整,そういったものの策定の取組とか,あと市民説明会,今,コロナ禍かもしれませんが,集まる機会を設けての説明会など,そういったものは入ってはいないようです。今,ネットで意見募集というのもありました。そのようなことを含めても,やはり現段階では十分ではないかと,私は思っております。  市長は自立した市民自治をやっていくために,まちづくり協議会を策定しました。それを推進するためにも,最上位計画への市民参加の在り方は積極的にあるべきだと思います。もう少し踏み込んで,市民ワークショップや市民説明会などを加えるスケジュールを考えてみたらどうかと思います。こちらについてお答えいただきたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長浜田耕志君) おっしゃるとおりであるというふうに認識をしております。今,議員言われましたけれども,コロナ禍においてのなかなか人が集まる場を設けにくいという事情はありますけれども,意見を把握するというのは重要ですから,今後,具体的に申し上げますと,市長とまちづくり協議会との意見交換会も予定をされております。今月下旬から8月上旬にかけてだったと思いますけれども,まさに,これは副題として,地域の理想実現ミーティングという形で開催を予定しております。こういった機会を捉えて,しっかりと意見の把握に努め,反映できればいいかなというふうに考えております。 ○議長(高橋典久君) 小菅勝彦君。 ◆1番(小菅勝彦君) ありがとうございます。今,市長とのミーティング的なものでしょうか,決まりました。6月末から8月上旬,年度でいうと半ばの予定でありますね。議会のほうで特別委員会,こちらのほうを,今,活動を始めたところですが,これは議会のほうでも,市民参加型の何かアプローチの仕方,こういったものもできるのではないかというふうに私のほうでは考えています。  今,市長公室長からあったんですけれども,市長のほうのお考えというのはどのような考えか,お尋ねしたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) 私は,地域主導,住民主導のまちづくりというような中で,住民と行政の信頼関係を築くことが,まちづくりの基本だという理念の下に,行政の運営に携わらせていただいております。そういう中においては,総合計画だからという特定の目的ではなくて,ふだんから住民との距離感を縮めていくということが非常に大切なことだろうというふうに思っておりますし,そういう意味においては,市長になってからタウンミーティングをしたりというようなことで,各地域地域の皆様の御意見も聴取をしてまいりました。そういうことからすると,またこれから6月,7月,ワクチン接種が進む中ではありますので,少数の人数で各地域にもう一度出向いていって,皆さんの御意見を聴取することによって,ある意味では,その総合計画だからというわけではございませんけれども,当然そういう皆さんから頂戴した意見をその中に反映させていくということは,大いにあり得ることだろうというふうに思いますし,総合計画だからとか,緑の基本計画だからということではなくて,それぞれの計画には当然,市民の皆さんの御意向,また,これからあるべき姿という部分が含まれているというふうに思っておりますので,そのときだけということではなくて,ふだんの中で住民との接点をきちんと持って,常なる行政運営を続けていくということが,我々行政の大きな努めであるというふうに思っておりますので,その点を御理解の上,総合計画を進めていきたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長(高橋典久君) 小菅勝彦君。 ◆1番(小菅勝彦君) ありがとうございます。市民との信頼関係,そして距離を縮める。大変よいことだと思います。私ども議員としても,そういったところはしっかり努めていきたいと思います。  私は,守谷の自治を進めるには,市の基本的な計画には積極的に市民参加を加えていくべきだと考えております。先ほどから申しておりますが。行政のほうでできないもの,議会の特別委員会のほうで市民参加を加えていくとも先ほども申しましたが,方法であるように思っています。  議会の特別委員会の役割は重要であるという認識をして,最後の質問をいたします。  総合計画と守谷市自治基本条例,これ仮称で,まちづくり基本条例の位置づけについて,先ほどと重複するかもしれませんが,市長にお尋ねします。  仮称まちづくり基本条例を市政20周年ということで,早い時期につくりたいと施政方針で述べていらっしゃいました。自治基本条例は自治体の憲法と言われているものですので,そうであるならば,最上位計画の総合計画をつくるに当たってどのように位置づけていくのか,こちらをお答えいただきたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) できれば事前に通告しておいていただくとありがたいなというふうに思いますけれども,私は何十回,何百回,いろいろなところで申し述べさせていただいておりますけれども,2000年の地方分権一括法という法律が通って以降,自治体と国は対等であるという基本理念の下,自治体は自立自走していかなければいけない。そのためには,自治体の基本的な考え方を示す自治基本条例,仮称まちづくり条例なのか,自治基本条例なのか,これからその点は市民の皆さんの御意向を伺いながら決めていきたいというふうに思いますけれども,基本的な理念を示す条例というのは必要だろうというふうに思っております。  私が当時,議会の議長をさせていただいた時期においても,議会というのは2元代表制の一翼を握り,地方自治の大きな役割を果たす。ある意味では,議会が全てを決定する機関ということにおいては,全ての上位の組織であるというふうに私は認識をしておりましたので,議会の基本条例の策定を進めさせていただきました。もう4年毎になるかと思いますけれども,1度大きな改定もさせていただいて,ある程度,議会のあるべき姿というのは,そこに示されているのだろうというふうに思います。  一方,2元代表制の一翼である行政側としては,基本条例がないというような状況でございましたので,私はできるだけ速やかに,守谷市の将来あるべき姿も踏まえて,その理念条例というものをしっかりと位置づけをしていきたいというふうに考えている次第でございますので,それはある意味で,市制施行20周年と重なる部分がございますので,その重なった年に,ある意味では,来年の2022年2月2日というのが20周年の記念日に当たりますから,その前後にはある程度草案的なものも示させていただき,それから,その年度内には制定ができればいいのかなというふうに思っておりますし,また,その下での総合計画ということもありますので,その基本理念,それから総合計画の整合性というのも少しずつ図りながら,これからの策定に進んでいけたらいいのかなというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(高橋典久君) 小菅勝彦君。 ◆1番(小菅勝彦君) ありがとうございます。総合計画と自治基本条例の件お伺いいたしました。  総合計画の中に,現段階,自治基本条例という文言というか,そういった記述は今のところ入っていません。自治基本条例が,先ほども申しているように,自治体の憲法的な扱いといいますか,意味合いを持っている。そして,その下に総合計画,こちらがある。そういうふうに私は理解しているんですけれども,そうしますと,総合計画ができ上がるのが今年度末,そこの段階で自治基本条例は含まれるようになるのでしょうか。確認したいと思います。 ○議長(高橋典久君) 市長松丸修久君,反問権,どうぞ。 ◎市長(松丸修久君) 含まれるという意味合いは,どういう意味でおっしゃっているのかよく理解できないので,その点を詳細に述べていただきたいと思いますけれども。 ○議長(高橋典久君) 小菅勝彦君。 ◆1番(小菅勝彦君) 先ほど申したとおり,どちらが上位といいますか,憲法的に考えた基本条例が自治体基本条例,そして,そこの下位といいますか,そこに,上に基本条例で,下に総合計画というふうに理解していたので,そういうふうにお伺いしました。 ○議長(高橋典久君) 市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) まさしく基本的な,先ほど議員おっしゃったように,基本条例というのは国で言えば憲法に値するものでございますので,その中で総合計画という一つの計画があるというふうに認識はしております。また,総合計画そのものも,もう18年,20年近くなるか分かりませんけれども,当時,国のほうで総合計画は策定義務があったものが,策定をしなくてもいいよというふうな変更もございました。そういう中で,総合計画ということは必要であろうというようなことで,その総合計画を策定しているというのが現実だろうというふうに思いますので,そういう意味では,総合計画なるものがなくなっても基本条例は残るというふうに思っておりますので,基本条例が当然,上位の理念になっていくのだろうというふうに思っております。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長浜田耕志君) まず,自治基本条例でございますけれども,これは地域の課題であったり,あるいはそのまちづくり,誰がどんな役割を持って,どういう方法で決めていくかというのを文章化をする,いわゆるまちづくりの基本ルールだというふうに私は認識をしております。  一方,総合計画というのは,例えば基本構想が10年,基本計画が5年,それを5年,10年で達成する目標を定めて,体系的にまとめるのが総合計画という位置づけだというふうに考えております。そういうことによりますと,自治基本条例によって,まちづくりの仕組み,あるいはルールが定まりますから,それに従って総合計画をつくって,計画的に行政財政運営をしていくという,そういう流れが一般的かなというふうに考えております。 ○議長(高橋典久君) 小菅勝彦君。 ◆1番(小菅勝彦君) ありがとうございます。自治体の憲法,自治基本条例,自治基本条例が自治体の憲法,その自治の基本的な運営を定めるものということで,当然,私も理解します。  ですから,現在がないのですが,市長が公約として進めていたもの,1期目のとき,その前段階として,まちづくり協議会を設置して,形になりつつというふうに私は認識しております。施政方針にも策定していくと入っていたわけです。策定されていれば,総合計画は自治基本条例の運営に沿ってつくられるということになると思います。現在はなくても,本関係性は濃いものだと思います。  仮称としても,策定することを基本理念の中に明記していくべきかというふうに考えています。いかがでしょうか。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長浜田耕志君) 自治基本条例の策定につきましては,総合計画,これから基本計画のほうを今,準備を進めております。どういった形で策定をするということは,今,担当のほうでも準備を進めておりますので,どういう形で触れられるかというのはありますけれども,それと並行して,自治基本条例,これしっかりつくり込んでいって,先ほど市長の答弁もありましたけれども,何とか総合計画と自治基本条例,うまくセットの形で,今後の作業状況にもよりますけれども,合わせた形で策定をし公表ができれば,一番望ましい姿かなというふうには思っています。 ○議長(高橋典久君) 小菅勝彦君。 ◆1番(小菅勝彦君) ありがとうございます。御丁寧に答えていただきました。これは,これからいろいろ文言,内容,市民の意見,いろいろ聞いてつくられるものですので,ここで確かにこれを入れろとか,そういったことは私には言えないと思います。ただ,私の頭の中にそういう考え方というのが一つありまして,理念というところに加えてはいかがだったかということでございます。  一応,一通り私の質問,ここで大枠のところは終わるんですけれども,私,総合計画について意見だけ,ちょっとだけ言わせていただきたいと思います。  先日の金曜日の一般質問のときの山田議員,青木議員のほうが,歴史的な遺産,小林一茶の俳句の件のことですね,そういったところ,文化の面,こういった面をこの総合計画に加えていただきたいなと思っています。そういう歴史文化,スポーツ文化,芸術文化,音楽ですとか,絵画ですとか,そういったいろいろなものが含まれます。守谷の場合,何が足りないか,やっぱりそこが足りていないと思います。これだけ一つ加えて私の一般質問のほうを終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(高橋典久君) これで,小菅勝彦君の一般質問を終わります。  ここで10分間の休憩をいたします。                午後1時30分休憩          ──────────────────────                午後1時37分開議 ○議長(高橋典久君) 休憩前に復し会議を再開します。  それでは,引き続き一般質問を続行します。  次,通告順位9番,渡辺秀一君,登壇願います。  渡辺秀一君。                〔11番渡辺秀一君登壇〕 ◆11番(渡辺秀一君) 通告順位9番,もりや清流会の渡辺秀一でございます。今回は,大きく二つの質問をさせていただきます。まず1番目,公共施設の貸出しの考え方について,二つ目が,ニューノーマルな日常から見える変化についての2項目であります。  それでは,最初の公共施設の貸出しの考え方について質問をさせていただきます。  平成30年12月21日都道府県教育委員会事務連絡,社会教育法第23条第1項第1号の解釈の解釈について,まず,市の考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長(宇田野信彦君) お尋ねの平成30年12月21日事務連絡,社会教育法第23条第1項第1号の解釈についてということでございますけれども,こちらにつきましては,社会教育法,社会教育全般に関する法律なのですが,その中で,第23条第5章の欄に公民館ということで,運営方針に関する条文がございます。その条文の中には,公民館の目的を離れて営利,政治,宗教を援助,支持することが禁じられているというものがございます。営利につきましては,社会教育法第23条第1項第1号で,公民館が専ら営利を目的として事業を行い,特定の営利事務に公民館の名称を利用させ,その他営利事業を援助することというのが禁止されているというのが,まず法律でございます。それに対して,この規定の主旨について,お尋ねになった平成30年12月の事務連絡におきまして,公民館が専ら営利のみを追求することや,特定の営利事業に対して使用開始や使用時間,使用料に関して優遇するなど,特に便宜を図り,それによって当該事業に利益を与えることを禁止するものであって,公民館が営利事業に関わることを全面的に禁止するものではないという通知でございます。  これに基づいて守谷市の考え方でございますけれども,基本的には,今現在状況を申し上げますと,社会教育法による施設というのは通常,公民館がお話したように考えられるわけなんですけれども,守谷市の公民館が現在,指定管理者による運営をしておりまして,その運営に移行する際に,社会教育法に基づく施設ではなく,地方自治法に基づく公の施設という位置づけに変更しております。ですから,今現在,守谷市の公民館がこの条文なりに通知の規定を受けているわけではございませんけれども,今現在,営利法人だったりするわけですけれども,そういったところの利用というものを認めている状態ではあります。もし,これが仮に公民館が社会教育施設であった場合ということにも,御質問からすると,そういう場合も想定できるわけですけれども,公民館が社会教育施設であった場合においても,やはり今お話したような文書の内容でございますので,営利を全く禁止するということではなく,貸出しというのは可能かと考えてございます。 ○議長(高橋典久君) 渡辺秀一君。 ◆11番(渡辺秀一君) ありがとうございます。そうですね,この社会教育法第23条第1項第1号というのは,営利目的な民間事業についての内容が記されているかと思いますが,今部長の答弁の中で,守谷市はこの社会教育法のこの条文には,今のところ指定管理で公民館がなされているので該当しないというお話であったと思います。  また,そのほかについても,こういったものを検討していかなければいけないというようなお話の内容であるかと思いますが,今現状の中,指定管理は専ら営利目的のそういったところにも貸出しはしているよと,そういったお話であるが,そのほかにも公民館以外の市で管理している施設というものもありますので,そういったところはどのような状況になっているのかお尋ねいたします。 ○議長(高橋典久君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長(宇田野信彦君) 私お答えするのは,基本的には教育委員会所管の施設ということでお答えさせていただきたいんですけれども,公民館以外で貸出しできる施設ということで,専ら営利を目的とすると認められる活動を一部制限している。ただ,営利事業と同様の形態で行われていても,入場料を徴収するようなコンサートだったり,あるいは講座を行うというようなのもございますけれども,そういったものも施設の使用料に充てるとか,講師の謝礼にその徴収した費用を充てるというような必要経費の範囲であれば,収益には当たらないと判断して,使用許可しているということも,実際には運用してございます。それ以外のものにつきましては,それぞれに施設,根拠になる法令であったり,目的であったりというものがございますので,それに照らして営利の使用というのができるか,できないかというのを,それぞれに条例等で判断しているところでございます。これは最初に申し上げました教育委員会所管ということだけではなくて,それ以外の市の施設についても,そういったことございますので,全部同じような解釈でということではございませんので,それぞれに判断させていただいているというような状況でございます。
    ○議長(高橋典久君) 渡辺秀一君。 ◆11番(渡辺秀一君) 分かりました。担当所管の中の担当施設のことしか話せないよというような中で,今何か回答されたのかなと思います。  ただ,私の中では,その教育委員会のほうで担当している以外の施設も,市民目線から言えば関係ない。では,そういったところが今どういう状況で,守谷のどういう条例に該当しているのかと,その中で,市民サービス,市民から不都合はないのかと,そういったところの観点で質問をさせていただきましたが,部長が管理している公民館というところは指定管理があって,そういった営利目的,そういったものは使えるよと,そういったお話だと思うのですが,部長が管理していない担当の施設も守谷の中にはあると思いますが,そこは多分,守谷の条例で縛られているのではないかなと私は思いますが,これは担当以外なのかな,お答えられないのかなと思いますが,どうしましょうね。私の最初の,多分あれがいけなかったのかと思うんですけれども,ただ,市民からすれば,この施設はそういった営利目的でも貸し出せますよ。だけど,この施設は市の条例で縛られているので貸し出せませんよというのではなく,今回のこの文科省からの通知から見ても,結局のところ,域内の市町村教育委員会に対し,本県で十分な周知を図られるとともに,社会教育を基盤とした人づくり,つながりづくり,地域づくりの拠点として,公民館が地域の実情に合わせて柔軟に運営され,その活動が一層活性化されるよう必要な支援をお願いしますということで,もしかしたら皆さん,この法令を勘違いされているのではないんですかというところで多分,この通知を出された。  しかし,これに該当するものではないものに関しては,多分,市の条例なんかでも縛られているのかなと思いますが,世の中の流れからすれば,こういったところを流れを私は鑑みて,柔軟な対応をしていったらいいのかなと思いますがいかがですかというのも,これも担当部じゃないのでお答えできませんということなので,私の意見とさせていただきますが,市長,最後,これについてどう思いますか。 ○議長(高橋典久君) 市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) よく分からない議論のような気がしますが,基本的には,公の施設と公民館法によって,縛られる施設というのは違うというのはお分かりいただいているのだろうというふうに思います。私も20年前には,公民館が非常に使い勝手悪いというようなことで,公民館法に縛られている,いろいろの,がんじがらめのどうにかならないかというようなことで,結果的には今現在は,自治法の管理下にある公の施設というような形になっておりますし,公の施設であれば,いろいろな形で利活用ができるのだろうというふうに思います。  私も実は,いろいろな公共の税金を使って建てた施設そのものの利活用,まして極端な話,学校施設というのは,夜間は使っていないので,夜間の利用というのをある意味では民間に開放するようなこともできないかというようなことも模索をしてまいりましたけれども,現実的には,なかなか文科省のほうが,うんと言わないというようなこともございます。そういう中で,ただ私は地方自治の自立性,自走性というのは先ほどもお話をさせていただきましたけれども,その観点からすれば,もう少し権限移譲をしていただいて,公の施設,市が独自に所有をしているような施設に関しては,もっともっと自由な形で,多様な使用方法ができるということは,これからの自治体のある意味では運営,行政経営に大変必要な要件だろうというふうにも思っておりますので,ぜひとも渡辺秀一議員には,そういう意味でもっともっとこの点を研究をしていただいて,このような抜け道があるからこうしようよというような新しい提案をしていただけると,非常にありがたいなというふうに思っております。 ○議長(高橋典久君) 渡辺秀一君。 ◆11番(渡辺秀一君) 大変ありがとうございました。文科省のほうでは,今回の社会教育法第23条第1項の解釈の周知についてと,こういうようなお達しをしているということは,時代の流れがもっと民間でも使っていこうよ,しかし,今,担当部長が言ったのは,そっちは今,指定管理に任されているので,うちは使えるけれどもその他の施設については,市の条例がどうも邪魔しているよというような言い方をしているので,私に調査研究の前に,まず条例をどう見直すかと,そういったところを今回検討していただくことを切にお願いしていただき,次の質問に移させていただきます。  続きまして,ニューノーマルな日常から見える変化についてお尋ねします。  まず最初,令和3年度の保育所入居状況から見える待機児童の問題について伺いたいと思います。  まず最初に,新型コロナウイルス感染症の影響は,保育所入所にどんな影響を与えているのかお尋ねしたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 保健福祉部次長小島義久君。 ◎保健福祉部次長(小島義久君) お答えいたします。  保育所の入所申込数なんですけれども,昨年と比較してみますと,42人ほど増加しております。申込数の減少といった影響はありませんでしたが,今年度4月から新たに四つの認可保育所が開設して,市全体の定員が大幅に増えたことを考えますと,申込数の伸び幅は少なかった印象があり,これはコロナの影響の一つではなかったかと考えられます。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 渡辺秀一君。 ◆11番(渡辺秀一君) ありがとうございます。  次の質問をさせていただきます。  新年度4月から新たな保育所が開設しましたが,既存の保育所も含め,その入所状況や市の対応はどのようなものか伺いたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 保健福祉部次長小島義久君。 ◎保健福祉部次長(小島義久君) お答えいたします。  各保育所の入所条件につきましては,希望する保育所に入れず入所不承諾となる児童が,ゼロ,1,2歳児においては,今年度も若干生じている状況でございます。しかしながら,新規開設の保育所の3,4,5歳,このクラスにつきましては,新規利用を希望される方が少ないため,開設後3年ほど充足しないというような傾向にあります。また,既存の保育所でも,年齢によっては定員に余裕がある状況でありまして,保育を必要とする方に保育を提供できる環境を,施設の面では整備することができたと考えております。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 渡辺秀一君。 ◆11番(渡辺秀一君) ありがとうございます。  今の質問の中で,ゼロ,1,2歳児で今年も入所不承諾の児童が生じたと言いますが,全ての認可保育所が予定どおりの定員を募集したが対応できなかったということか,まず伺いたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 保健福祉部次長小島義久君。 ◎保健福祉部次長(小島義久君) そうですね。議員おっしゃるとおりですね。そういうことになります。 ○議長(高橋典久君) 渡辺秀一君。 ◆11番(渡辺秀一君) もう一度伺いますが,予定どおりの定数を募集したが,対応できなかったと。  では,そこで対応できなかった児童なんですけれども,許可保育所や企業主導型保育施設などで対応できたのか伺います。 ○議長(高橋典久君) 保健福祉部次長小島義久君。 ◎保健福祉部次長(小島義久君) お答えいたします。  認可保育園や企業主導型の保育施設,そのほか育児休業中の方などもいらっしゃいまして,その方を含めますと,国の定義におけます待機児童については,ゼロ,1,2歳児についてはゼロというような状況になっております。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 渡辺秀一君。 ◆11番(渡辺秀一君) 非常によかったと思います。  次に,3,4,5歳児について伺いたいと思います。  新規開設の保育所が募集を控えている状況でありながら,既存の保育所でも年齢によっては定員に余裕があるということを,先日のヒアリングで伺った次第であります。  今後この状況だと,この年齢の児童が定員割れが予想されるが,これについて今後どういう対策を練られているのか伺いたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 保健福祉部次長小島義久君。 ◎保健福祉部次長(小島義久君) お答えいたします。  議員おっしゃるとおり,保育ニーズのピークに合わせまして保育所の整備を進めてまいりましたので,ピークを過ぎれば,定員割れが生じることは十分考えられると思います。対策といたしましては,定員が割れた,空いたスペースを利用しまして,地域子育て支援拠点事業,それから一時預かり事業,病児保育事業など,ほかの事業展開をしていただいて,施設の適正な運営と多様な保育サービスの提供につなげていきたいと考えています。 ○議長(高橋典久君) 渡辺秀一君。 ◆11番(渡辺秀一君) 今,初めてその話を聞いたので,少し,もう1問追加でお聞きしたいんですけれども,今言った新たな事業の運営というのは,保育所を運営されている事業者が主体となって,それを運営事業をしていくという認識でよろしいのでしょうか。 ○議長(高橋典久君) 保健福祉部次長小島義久君。 ◎保健福祉部次長(小島義久君) そのとおりでございます。この地域子ども・子育て支援事業というのがございまして,その中に,今言いました一時預かり事業ですとか,地域子育て支援拠点事業ですとか,病児保育事業などがあるんですけれども,これに対して市が交付金を出して,事業者に事業を行ってもらうというようなことです。 ○議長(高橋典久君) 渡辺秀一君。 ◆11番(渡辺秀一君) ありがとうございます。  それでは,最後の質問をさせていただきたいと思います。  この中で,新設の保育園四つを建てたということで,ある程度,面整備というのは一つ終わったのかなと思います。次は,この人材確保ではないのかなと私は思います。  保育所施設が整備されても,保育士の人材が確保できなければ開店休業となってしまいますが,保育士確保について,市の対策はどのようになっているのか伺いたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 保健福祉部次長小島義久君。 ◎保健福祉部次長(小島義久君) お答えいたします。  当市におきましては,市内の保育所などに新規に勤務することになった保育士に対しまして,最大8万4,000円の助成金を交付する新規採用保育士等就労助成金の制度ですとか,保育に関わる仕事をしたい方と市内の事業者をつなぐことを目的としました合同就職説明会,MORIYA Job Fairですけれども,こちらの開催といった取組を行っております。保育士が確保できれば,さらに定員を増やすことができる保育所も市内にはございますので,また,保育の質の向上にもつながります。保育士確保は,当面の間続く課題でもありますので,今後も他の自治体の取組事例等を参考に,対策に取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(高橋典久君) 渡辺秀一君。 ◆11番(渡辺秀一君) 最後に,市長にまた御質問させていただきたいと思いますが,本当に,今年度に入り四つの認可保育所が設立されたことにより,子育て王国もりやの施設整備はひとまず整ったのかと思われますし,また,市長におかれましては,子育て王国もりやづくりの公約が果たされたのではないかと思われます。  そして最後,人材確保でありますが,先ほどの答弁の中に,他市の事例を参考にというお話もありましたが,私はスピード感を持った対応こそが,子育て王国もりやをさらに強固なものにできると考えますが,最後に市長のお考えをお尋ねしたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) 人材確保というのは,これは公でやっている土塔,北園の2園に関してはゼロ歳からお預かりをしているわけでございますけれども,ある何園かはゼロ,1,2歳は預からないというような方針で経営をされているというようなところもございます。これは私立の保育園でございますので,経営方針という部分に関しては,これはある一定のところまでしか多分,行政としても指導ができないのだろうというふうに思っておりますが,実際に公的なお金が入って,保育に資する子供たちがいる以上は,ある意味ではある程度の指導をしていきながら,ゼロ,1,2歳の待機児童を本当にゼロにしていきたいというふうに思っています。  ただ,これは近隣自治体の中,また千葉県,東京都のほうでは,保育士が就労すれば,例えば,それに対する助成金を出すとか,家賃を出すとか,いろいろと対策を取っておりますけれども,沿線自治体,近隣のところでそういう取り合いというか,個人にお金を出して,お金で人を呼ぶということはいかがなものかという考えもございますし,現実,守谷市においては,ある特定の何園かはゼロ,1,2歳の保育士が集まらないというような環境にあるようでございますし,また,ほかの多くの保育園は,実際に保育士を集めて,そして,定数を全て消化をしていただいているということからすると,それは行政がどうのこうのというよりも,その経営者の経営方針であったり,また,保育士をどのように,どのような待遇で,どういうふうに募集をしていくかというようなことも,それはそれぞれの民間事業者の対応だろうというふうに思っておりますので,保育所そのものの労働環境をよくするための施策は取らせていただいておりますけれども,保育士個人個人に対する補助金であったり,助成金であったり,給付金であったりというようなことは,今の段階では全く考えていないというのが現実でございます。 ○議長(高橋典久君) 渡辺秀一君。 ◆11番(渡辺秀一君) 市長の考えは分かりました。私も一つ,そうだよなと思う点をお話させていただきますと,私も全部の保育所の中の保育士に同じようなというものではなく,やはり頑張っている保育所,その中でも,そういったところの保育士には,まずその保育所が人が集まらないのであれば,そういった人材を集めるための資金的なものを援助というものも考えてはいいのではないかという,全部が全部同じようなメニューではなくて,そういったところを見ながらやってもいいのではないかなという点で質問をさせていただきました。  これは,さきに私も伝えなかったので大変申しわけないとは思いますが,ただ最後にもう一つ,市長は,私は今のところ考えてないと言いますが,今のところ,今のところで2年,3年たつけれども,そこで,もし人材が集まらなくて開店休業になったときに,一番泣くのは児童であり,父兄である。そういった現状もちゃんと考えながらこれは考えていかないと,やっと面整備が終わりました。これで本当に開店休業になったら,本当に市長,目も当てられませんよ。これで2年,3年遅れても,1年1年が父兄にとっては今なのです。今が困っているんです。それをちゃんと認識をしていただきながら考えていただきたいと思い,次の質問に。 ○議長(高橋典久君) 市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) まさにおっしゃるとおりだというふうに思います。子供が1年たてば1歳年が行くわけで,それは,まさしく今日の今日の話だろうというふうに思いますけれども,ゼロ歳児を預からないという,逆に言ったら,ゼロ歳児からきっちり預かってくれている保育園には,本当に同じ条件だとすれば努力をしていただているので,そこには,逆に言えば優遇措置をつけて,逆に預かっていただけないところには何かのペナルティーをつけるということもありだろうというふうには思っておりますので,まさしく公金で保育所に対する援助もしているわけでございますので,その辺は少し厳しく,何らかの形の格差というか,よくやっているところにはそれなりの対応をしなければいけないし,やっていただけないところには,また,それなりのことも考えていかなければいけないというふうに思っておりますので,今年度すぐとはいかないにしても,来年度の募集ぐらいまでには何らかの形の対策も取ってまいりたいというふうに思っております。 ○議長(高橋典久君) 渡辺秀一君。 ◆11番(渡辺秀一君) 最後の締めくくりになりますが,部長に質問させていただいていいですか。 ○議長(高橋典久君) ヒアリングされていますか。 ◆11番(渡辺秀一君) ヒアリングしてないですけれども,今の流れなんですけれども。 ○議長(高橋典久君) いや,答えられるなら。 ◆11番(渡辺秀一君) 多分,答えられると思いますが,今,守谷市の課題では,先ほど担当課のほうの答弁のほうからもゼロ,1,2歳が非常に,待機児童というか,ニーズが多いというのが分かりながら,最初の許可を出したときに,まず,ここが埋まっていないと許可保育園,許可保育園ですか,認可保育園として,まず,ここが大前提だと思うのに,今の市長の話聞いていると,そこの一丁目一番地のゼロ,1,2歳をやらないで,そういったところに,何でそもそも認可の許可を出されたのか。その辺のいきさつって何かあったのですか。 ○議長(高橋典久君) 渡辺秀一君。 ◆11番(渡辺秀一君) すみません。私のヒアリングになかったので,これは後ほどで構いません。  次の質問に移らせていただきます。最後の質問ですね。守谷駅東口の大和リースの建物について最後,質問をさせていただきます。すみませんね,取り乱しまして。  守谷駅東口の大和リース建設については,先週,海老原議員が一般質問の中で,まだテナントは決まっていないが,大和リースの建設は8月頃から始まる予定だという,そういった執行部のお話があったと思います。しかし最近私の気になることは,守谷駅東口1.2ヘクタールの市有地の利活用は,もともとコロナ禍以前に計画されたものであるということであります。  しかし,現在コロナ禍の中で,ニューノーマルな日常,新しい生活様式が少しずつ定着されてきました。テレワークなどのリモートワークなども,その一例だと思います。また,社会経済も混沌とした先行きが見えない状況だと思われます。現状,守谷駅周辺においてもコインパーキングの料金の値下げ,飲食店のテナントビルからの撤退,また最近では,都市銀行も近々移転するという話も伺っております。果たしてこのような社会経済の中,コロナ禍以前に計画された守谷駅東口1.2ヘクタールの市有地の利活用計画をそのまま推し進めてよいものだろうか,本当に当時の思いを描いたものが実現できるものか,もしかしたら,この状況で計画を実行することがミスリードにつながるのではないかと不安を感じる次第であります。  このような状況下から見て,私は無理に計画を推し進める必要もなく,しばし様子を見るということも,ぜひ執行部の皆様の頭の片隅に置いておいていただきたいと思いますが,その辺についてお尋ねしたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長浜田耕志君) 守谷駅東口の市有地の事業ということでございます。新型コロナウイルスの感染の拡大によりまして,議員言われるとおり,これまでの環境が大きく変化をしているという認識をしております。ニューノーマル,新しい生活様式,新しい常識,状況にあって,これまでの常識が大きく変わってきたのだろうというふうにも思っております。具体的に,働き方もそうです。家庭環境,あるいは教育,学習の環境,また人の行動であったり,消費であったり,購買行動であったり,大きく変化をしているのだろうというふうに思っています。その影響もあって,事業者としては,テナントのリーシングも大分苦労しているという状況にあるのも事実でございます。  こうした変化に対応するということはとても重要だというふうに,私も感じております。ただ,この事業を進めるに当たっては,決して無理に進めているという認識ではございません。もちろんスピード感を持って,粛々と進めているというところでございますけれども,ただ,今後においても議員言われるとおり,ニューノーマル,新しい生活様式環境の変化,こういったものに柔軟に対応しながら進めていきたいというふうに思っております。 ○議長(高橋典久君) 渡辺秀一君。 ◆11番(渡辺秀一君) 私最近,よく柏の葉キャンパス駅とか都市軸道を通りながら,流山おおたかの森に行く機会がありまして,最近,この流山おおたかの森駅周辺では,高島屋の子会社の東神開発と大和ハウスがショッピングセンター開発競争というものを繰り広げられております。東神開発といえば,二子玉川,通称二子玉の駅周辺を開発したところで有名であり,今,第2の二子玉を流山おおたかの森駅周辺につくろうと開発が進められている状況であります。そして,そこのショッピングセンター,駅前のショッピングセンターの反対側に大きな公園があります。そこの公園は,山みたいなものがありながら一面芝生だけで,その周りを大きな木々が囲っていながら,ベンチと木陰があって,子供の遊具なんかもない公園なのですが,非常に,そこから駅前のショッピングセンターまでは,流山市の施策であるグリーンチェーンで緑の緑化でつながっているんですね。その何か光景的な駅前周辺を見たときに,非常に私は東口の市有地と似た光景が思うので,あまり無理に開発をして,後でそのとき,コロナ禍前に思い描いていた風景というものが本当にできるか,できないかというのがちょっと心配でありながら,そこまで無理するのであれば,面整備だけしておきながら,ひとつ広場として置いておいても,今まで十数年,あのまま市有地は今の状況で塩漬けされていた場所なので,数年ちょっと遅れても,非常にそんな,どうなのかなというところで,今回,老婆心ながら一般質問はさせていただきましたが,本当にそんな,今担当からの御答弁をいただきましたが,なるべく慎重に事業のほうを進めていただければと思いますので,よろしくお願いいたします。  最後,市長,何かお考えがあれば。 ○議長(高橋典久君) 市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) 今,渡辺秀一議員おっしゃっているのはよく分かりますけれども,私は民間との契約というのは当然,そのリスクは民間側が負わなくてはいけないというふうに思っておりますし,まさしく,あそこの公園を今後どういうふうに維持をさせていくかということからして,一番最初に,やはりあそこが公園としてというか,一つの区画として自立をした中で,行政の財政負担を少なくというか,ゼロにして,あそこで独自に回っていくような仕組みができないかというのが,一番最初の在り方でした。  そういう中で,地代を基にして維持管理をしていくというようなことが提案をされたわけでございますし,それを実用してくれた企業は,そういう意味では,日本でも有数の企業だと私は思っておりますので,契約の変更等々というのは,私はあり得ないだろうし,逆に言うと,早く着工していただいて,我々行政にとっては早く地代をいただくということが,まず第一義的だというふうに思っておりますので,その商業施設並びに半分借地で事業をされる側の知恵がどういうふうになっていくかというのは,その点については,ある程度柔軟に我々も受け入れなくてはいけないというふうに思いますけれども,事業化をしていくという意味においては,これは民間と行政との契約事項でもございますので,それは一日でも早く,あそこの事業は推進をしていくというのが私の考えで,実は最初の時期に何か月かという話があったのですが,もう二度と延長はしないぞというふうに相手方にももう申入れをしてございますので,その点は確実に事業を推進をしてまいりたいというふうに思っておりますし,そのリスクは,我々行政が取るリスクというのは,多分ないのだろうというふうに思っておりますので,そこは民間の,当然,営利企業でもありますので,そこのリスクを一緒に取っていただいていくことしかないのだろうというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(高橋典久君) 渡辺秀一君。 ◆11番(渡辺秀一君) 市長のお考え非常に分かりましたが,その延長線上にあるのが,何かアワーズもりやのトラウマから脱していないというのが,非常に言葉から感じられます。契約云々とか,財政負担をゼロにするとか,それ以上に私が思うには,あれだけいい場所ということは,あれをもっともっと生かせば,あの周りの資産価値はもっと上がる。そして何よりも,守谷駅の駅前,要は顔なんですよ。それをどう生かすか。行政負担をゼロにするのではなく,行政負担をかけても,これは今後の資産価値,守谷の顔となるのであれば,私はそれもありではないかな。  どうか市長におかれましては,アワーズもりやはアワーズもりやで,東口の市有地は市有地で,また別個で考えながら,柔軟な考えを持って進めていただきたいと切にお願いしまして一般質問を終わりにいたします。どうもありがとうございました。 ○議長(高橋典久君) これで,渡辺秀一君の一般質問を終わります。  ここで10分間の休憩をします。                午後2時18分休憩          ──────────────────────                午後2時27分開議 ○議長(高橋典久君) 休憩前に復し会議を再開します。  それでは,引き続き一般質問を続行します。  次,通告順位10番,首藤太亮君,登壇願います。
     首藤太亮君。                〔3番首藤太亮君登壇〕 ◆3番(首藤太亮君) 通告順位10番,立憲民主党首藤太亮でございます。本日,最後のトリを,締めをさせていただきます。スムーズな答弁ができるよう心がけてまいりますのでよろしくお願いします。  まず初めに,市長をはじめとします行政執行部の皆様,日頃からの業務,そして新型コロナウイルスワクチン接種対応にと,本当に御苦労をいただいているのかなと,ここに敬意を示すとともに,改めて感謝の意を申し上げたいと思います。ぜひとも,引き続き御尽力と御協力のほどよろしくお願いいたします。  では,通告書に従い,市政に対する質問をさせていただきます。今回,私の質問は大項目で1点でございます。新型コロナウイルス対応についてということになっております。先刻山田議員より,私の一般質問と少し重複する点が幾つかあったのですが,今回,私のほうで重複しないような,別角度からまた質問させていただくと思いますのでよろしくお願いします。  まず一つ目が,全国で新型コロナウイルスの接種が始まっておりまして,皆様御承知のとおり,まずは医療従事者,そして次に高齢者の方,その次に基礎疾患を有する者,高齢者施設等の従事者という形で順次接種が始まっているように感じますが,守谷市においても,一番初めに医療従事者の接種から始まったかと,私は記憶しています。  そこで質問したいのは,今現在,現状確認,経過を確認したいと思うんですけれども,まず,守谷市の医療従事者へのワクチン接種はどのような進捗状況なのか示しください。 ○議長(高橋典久君) 保健福祉部次長稲葉みどり君。 ◎保健福祉部次長(稲葉みどり君) お答えいたします。  守谷市の医療従事者のワクチン接種につきましては,国のシステムのほうで確認した数字でお答えさせていただきます。6月8日現在で,対象者2,460名のうち1回目接種のほうが2,218名,約90%となっております。また2回目につきましては,2,286人,93%という接種率となっております。2回目接種の人数,接種率が高いということは,県内外からの転入者がここに含まれているということだと解釈しております。  ちなみに県全体の医療従事者の接種状況につきましても,補足で説明させていただきます。6月1日現在で1回目が約94%,2回目が72%ということで把握しております。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) ありがとうございます。医療従事者の方,今,お話いただいたように90%,93%の方が接種しているということで,非常に安心して,我々もコロナのワクチンの接種にいけるのかなというような印象を受けます。  次の質問で,先刻の山田議員と少々質問が重複してしまいますが,今回,高齢者ワクチンの接種について山田議員から質問がございました。その回答によりますと,現在83%の方が予約済み,電話か,メールか,ウェブかなんかで予約されているということで,1回目接種終わった方が6,423人,予約数全体の39%,2回目が884人というような回答をいただいておりますが,逆に,この予約している方83%以外の残り17%の方は,どのような経緯で打たないのか,それを守谷市のほうが把握しているか,まず,ここについて御質問させていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(高橋典久君) 保健福祉部次長稲葉みどり君。 ◎保健福祉部次長(稲葉みどり君) お答えいたします。  まず,議員からおっしゃられた,その約17%の方がどういう状況で予約をしていないのかということを把握しているかどうか。こちらにつきましては,私どものほう市側としては直接お聞きすることがしておりませんので,把握しておりません。ただし,直接私どものほうに耳にする言葉としては,やはり多いのが,ワクチンの副反応が心配で打ちたくない,嫌だという方の声も聞いております。  また,民生委員等にも私ども言われておりますが,本当に高齢者独り暮らしになってくると,申込みしたくてもできない方はどうするんだと,私どもの健幸長寿課で,今度6月10日号でもお知らせしましたが,80歳以上の独り暮らし,80歳以上の方だけで暮らしている高齢者世帯,熱中症予防訪問という形で委託している包括支援センターの職員が訪問をいたします。その際に,ワクチンを予約しているかどうか,こちらの状況を確認して,希望したい,接種券がなくなってしまったなんていうところについては御支援をする予定でおります。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) ありがとうございます。非常に細やかな対応をしてくださっているということで,私も非常に胸をなで下ろしております。私の議員になった心情としては,やはり子供たち,そして高齢者の方々,助けが必要な方々に全てのサービス,これが非常に重要だと私は考えております。なので,一人も取り残し,高齢者の方々が接種したいけれどもできないんだと,そういうような環境を,ぜひとも市の職員の方御協力いただきながら,一人でも多くの方が,希望される方が,コロナウイルスワクチンを一日でも早い接種をできるよう,私のほうからもお願い申し上げます。  では,次の質問に移ります。  コロナウイルスワクチン打ち手不足について質問させていただきたいと思います。  連日ニュースなどで,ワクチン打ち手不足のため歯医者さん,もしくは薬剤師の方など,市独自に,その自治体ごとに独自に協力要請をしているという自治体の話をよく耳にします。今,高齢者の方,65歳以上の方,接種が進んでおりまして,非常に安心しているところではあるんですけれども,これから,さらに65歳以下の方々が4万人以上控えているということになりますので,打ち手不足の心配が懸念されます。  守谷市としては,この打ち手不足を解消するに当たってどういうふうなお考えをされているのか,一日でも早いコロナウイルスワクチン事業を完成させるために,施策などございましたらお示しください。 ○議長(高橋典久君) 保健福祉部次長稲葉みどり君。 ◎保健福祉部次長(稲葉みどり君) お答えいたします。  先日もお話させていただきましたが,現在のところ,守谷の市内の医療機関につきましては,各先生方の御協力いただきましてスムーズに行っているところでございます。ニュース等でもやっている歯科医師,薬剤師等の接種につきましてですが,歯科医師の予防接種につきましては,医師法の規定に抵触する恐れがあることから集団接種会場だけになっているということです。現在,守谷市におきましては,個別接種で対応しております。今後,64歳までの方を行う場合に,先日もお話させていただきました集団接種,こちらで考えて進めていく予定でございます。守谷歯科医師等の活用につきましては,集団接種をどれだけ,どのくらいの頻度でやるか,この実施計画を進めていく上で,お医者さん,また看護師等が不足していく場合に具体的な検討になると思います。  また,一日でも早くということにつきましては,65歳未満の方の接種につきましては,先日来話しております,8月から医療機関で個別接種に加えて,集団接種を具体化する予定でございます。特に集団接種につきましては,先生の御協力なくしてはできません。若い方たちが今度対象になりますから,先生の診療がない土曜日,日曜日等を設けさせていただいて,平日,接種に来るのが大変な方を救済する意味も含めて,そちらで計画をして,なるべくお若い方も早くに接種ができるように計画していきたいと考えております。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) ありがとうございます。  すみません,それに関する質問なんですけれども,日頃業務に携わっていただいているので,私よりかはいろいろと試行錯誤していただいているのかなと思うんですけれども,どうしても集団接種となりますと,そこでのコロナワクチン接種待ちのときに,クラスターだったりとか,そういった感染が発生するのではないかなと,私のほうは疑問に思ったことが多々あります。そのため,守谷市の,例えば,今後集団接種をするとして,何か感染対策,具体的な策,もしくは開催場所を分けるとか,開催人数の制限をする,入場制限をするとか,そういった何か今現在で決まっているような案があればお示しください。 ○議長(高橋典久君) 保健福祉部次長稲葉みどり君。 ◎保健福祉部次長(稲葉みどり君) 今おっしゃった集団,要するに数多く人が集まることでの,逆に言えば感染の心配ということだと解釈しております。現在,この間説明させていただきました保健センターで,1医療機関ができなくなったことで集団接種を行いました。その際も来たときに熱を測る。何度も熱を測って,健康状態を入り口でまず聞くということを行っております。来ていただく方には,体調確認という事前の通知のほうもすると。まずは入り口のところで中に入れない,初動というんですか,そこを徹底する以外は集団の接種に関しては進められないと思いますので,事前の健康チェック,それと中に,まずは感染リスクが高い方を入れない,一番簡単なのは熱,そこでチェックをまず入れるということで,今考えてはいるところです。時間時間で,あとは人数制限を設ける。要するに去年もコロナ禍において,大人の検診も同じようにやったのですが,一度に無作為に集めるのではなくて,例えば15分,30分単位で人を集めて,小まめな管理というんですか,そこをさせていただくというようなことで考えております。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) ありがとうございました。今後,まずは65歳以上の方から,高齢者の方,順番にどんどんどんどんワクチンの接種を始めまして,次第に若い方,働き世代の方々,ワクチン接種が始まると思います。そのときに,先ほどの御回答にもありましたとおり,不足してから考えるというのでは,対応対策としては不十分というか,遅いのではないかなと,私のほうは個人的に思いました。  これは先ほど伯耆田議員から少し内々に聞いた話なんですけれども,伯耆田議員のほうが守谷市において,コロナウイルスワクチン接種は非常にすばらしいんだと太鼓判を押しておりました。私が一般質問の原稿を確認している横でこの話をしてくださったんですけれども,既に接種のほうがスムーズに終わりまして,ほかの市区町村の状況を聞くと,まだ接種券を配っていない,もしくは,まだワクチンの準備が整っていない,注射する準備もできていないというような話をよく耳にしたそうです。それに比べると守谷市は,今,まさに65歳以上の方,2回目の接種も終わっている方が約800人以上いらっしゃるということで,伯耆田議員は大変高い評価をしていたというところもありますので,ぜひ,茨城県全体としては,他の地域に比べれば全体的には遅い数字にはなっていますが,その中でも守谷市は,茨城県内で1,2を争うほどの対応を,スピードをしていただいていると,私のほうもそこで再認識しましたので,ぜひとも,これから集団接種,そして若い人たちの接種に向けて,守谷市がほかの市区町村を引っ張っていけるような,モデルケースになれるような,そういった対応を期待しまして,私もこちらの質問は終了させていただきます。  では,次の質問に移ります。次の質問は,コロナ対応においてということで,学校教育の件でお伺いしたいと思います。  これは,私のほうが以前,1年前ですか,約1年前の一般質問のほうで質問させていただいた事項ではございますが,基本的にタブレットを1人1台というような話でいろいろと質疑させていただきました。私も,ほとんどの守谷職員の方,そして議員の皆様は御存じのとおり,子供が小学校に通っておりまして,子供からある話を聞きました。4年生の子たちはタブレットをもらったと。ただ僕はもらっていないと,何でと聞かれたんですけれども,私も正直,皆さんに一斉に配るものだと思っていたので,そこは少し私の考えとは違ったのかなというところではあったんですけれども,現に今4年生以上の子たちから中学生の子たちに関しては,1人1台タブレットが支給されたというような話ですが,それ以下の低学年の子供たちには,まだタブレットが支給されていないという事実がございます。  私が前から懸念しているのが,この御時世,タブレットというこの新しい学習方法,非常にいいのではないかと私は常々そう思っております。なぜならば,自宅に籠りがちな子供,学校に通えない子供も含めて,今の通信技術,このタブレットによる教育というのは,非常に優れているものと。なので,私は一日でも早くこのタブレットを配って実践すべきだと,常々訴えてきました。  そこで質問とさせていただきますのは,1人1台タブレット端末が現在,低学年の子たちに支給されておらず,各学校の進捗状況を踏まえて,もし今後休校になった場合,どのような対策を考えているのか,改めてお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(高橋典久君) 教育部参事奈幡 正君。 ◎教育部参事(奈幡正君) お答えいたします。  議員の息子さんにまだタブレットが渡っていないということで御心配をおかけしておりますが,そうした状況も踏まえて御説明をさせていただきます。  まず,タブレット端末の設置状況について,率直に御説明を差し上げたいと思います。昨年度設置しましたタブレット約4,300台と,守谷市がそれ以前から,6年前から設置した2,000台とがございます。したがいまして,市内児童生徒,今,6,163名おりますけれども,全員分のタブレット端末はそろっているというのが現状でございます。なお,6年前に設置しました2,000台分,これについては今年8月にリース切れとなりますので,今年度新たに,新しいタブレット約2,070台が8月に納品されます。息子様には,そちらがお手元に渡るかと思います。現在,秋以降の自宅への持ち帰りを想定しまして,目下,オンラインを利用するためのアカウントを取得したり,最新のフィルタリングソフトですとか,学習ソフトの設定作業をしている最中でございます。  また,議員からお話のあったとおり,昨年度設置しました新しいタブレット,これは既に小学校高学年,4年生以上から中学校で有効に活用されております。先週,教育長と一緒に学校訪問をさせていただいた市内の中学校では,例えばということで,小さくて恐縮ですけれども,中学校1年生が,英語で自己紹介のプレゼンテーションを行っておりました。また中学校2年生が,体育の走り幅飛びの跳躍ですね,踏み切りを動画に撮ってアドバイスをし合ったりするという,非常に多方面にわたって新しいタブレットが活用されております。生徒が使いこなしているという現状がございます。  これまでのタブレットに比べて,新しいタブレット,非常に軽量で起動も早いので,生徒からも大好評という報告も受けております。先ほど申し上げました守谷市においては,6年前から1人1台の授業というものは,日常的に行ってきております。したがって,アドバンテージというのでしょうか。優位性があるという認識はしております。一部の報道では,タブレット活用の規則が多過ぎて,使えなくて文鎮になっているとか,自宅に持ち帰ってユーチューブばかり見ているとか,いわゆるGIGAスクール構想が揶揄されたり,不安視されたりしている報道も中にはあるようですけれども,守谷ではこれまでの1人1台の実績を生かしまして,しっかり準備をしているという状況でございます。現在は,自宅持ち帰りのときに,家庭学習の充実,さらには学習意欲につながるようなタブレットの活用について,教職員研修を行っているところであります。  次に,休校対策について申し上げたいと思います。  4月30日,年度初めの校長会で休校時のオンライン事業のシミュレーションにつきましては,既に行っております。各校ともに学校の規模,実態に応じて,去年度から各校で取り組んできた,その実績を生かした計画も既にできております。今後,休校になった場合には,御家庭のネット環境ですとか,兄弟,姉妹の人数,さらには,お子さんの発達段階に配慮して個別に対応していく計画でおります。御家庭にWi−Fi環境がなかったり,保護者のスマートフォンを利用しているお子さんにつきましては,緊急時のWi−Fiルーターですとか,タブレットの貸出準備はできてございます。また中には,紙媒体でのやり取りを求める保護者様も想定されます。そのときには,去年度の実績がございますので,感染対策に留意をして,課題の受渡しをすることも可能であります。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) 丁寧なお答えありがとうございます。  今聞いた中で,私のほうで気になる,関連の御質問,気になる点が2点ございまして,まず,タブレットを配ったが規制が多くて使えずということで,そういった報道,一部されております。私も最近タブレットをよく使うことがございまして,タブレットというのは非常に便利な反面,アプリというものを入れてこそ本領を発揮するものだと,私のほうではそう感じております。  例えば,今,アプリからアプリをつくるアプリだったりとか,アプリが自動的に音声を拾って書記化してくれるもの,今となっては非常に当たり前のように使われる時代になってきました。最近は,山田議員に花の名前を調べたアプリを入れたばかりでございます。こういったことで,今まで従来,通信機器として使っていたものが,アプリというものを通して,より個人の学習意欲を高めたりですとか,自身に合った勉強スタイル,そして,自分の興味を持ったことに対するとことん追求していくことができる。それがアプリの存在なのではないかなと思っております。  確かに,私の子供を含めて,やはり周りのお子さん,親御さんたちの話を聞くと,悪いことに使うんではないかと,少しネガティブな考えの方が非常に多いかなというような印象を受けましたが,元に先ほどのアプリの話,これに関しては,とことん突き詰めて,これから子供たちが興味のあることを自分たちのタブレットで気軽に学習できるという,非常に悪いこともあれど,いいこと,メリットのほうが私は多いんではないかと,そう感じております。  なので,ぜひ,規制が多いと,子供たちが遊んでしまうのではないかということを懸念する気持ちも分かるんですけれども,実際もう20年以上前から,モーションセンサーなどでパソコン,プログラミングをして人の動きを研究したりとそういうことは,大学の研究所ではもう既に20年前以上からやっていることなのであって,これからのデジタル化,デジタル社会に住む子供たちにとっては,今からそういった環境を提供するのも,我々大人,そして市政の仕事,役割なのではないかなと,私はそう考えているんですけれども,今後,アプリの利用とかそういった規制に対して,今現在で構いません。どういうふうなお考えがあるのかお答えいただければと思います。よろしくお願いします。 ○議長(高橋典久君) 教育部参事奈幡 正君。 ◎教育部参事(奈幡正君) お答えいたします。  貴重な御提案だというふうに受け止めております。子供たちに自由に使わせるということが大前提であります。アプリに関しましては,様々なアプリがあるということも認識をしておりますし,今の守谷の子供たちの実態に合わせたアプリを精査し,既にインストール作業も済んでおります。  まず,学習に関するアプリに関しましては,eライブラリというアプリがありまして,これは小学1年生から中学校3年生までの学習内容を全て網羅したものであります。学習が遅れているお子さんに関しましては,前学年,前々学年までさかのぼっての復習が可能です。また,先の学習をしたいお子さんにつきましては,小学生であっても中学校の勉強ができるという内容になっております。学習に関しては,個別最適化につながるアプリケーションであるというふうに認識をしております。  また,タブレットを使うことで文字を書く学習が少なくなるのではないかという御指摘もいただきました。これも教育指導課中心に教育委員会で十分に先進地なども視察しまして,MetaMojiというソフトウエアを活用いたします。これは,子供たちの学習記録が全てタブレット内,クラウドに残るものでありますが,いわゆるキーボードで入力をすることだけではなくて,画面に鉛筆で,タブレットのペンで書いたものがそのまま,画像も,絵も,文字も,あえて言えば漢字練習をしたものも全て記録に残るというようなものも入れてございます。子供たちが使っていく過程で欲しくなったり,あるいは,こんなアプリであったりということも出てくるかと思います。その場合には,現場の教職員と十分に情報を共有しながら,新しいアプリのインストールについては慎重に考えていきたいと思っております。  また,議員おっしゃるように,使っていて出てくる問題は,むしろ教育長の言葉を借りれば,ピンチはチャンスでありまして,そのときに子供たちがどうその問題を解決していくのか,いわゆるシチズンシップ教育というのでしょうか,自分たちでタブレットを使う上でのルールをどのように決めていくのか,問題をどう解決していくのか,問題が生じたときに何がいけなかったのか,それを児童生徒自身に考えさせるということも,これからの学生においては重要であるというふうに認識をしております。  以上でございます。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) お答えいただきましてありがとうございます。私が感じていること思っていること,非常に近い御回答をいただけて,私も胸をほっとなで下ろす次第でございます。  私なんかは小学生の頃からコンピューターの授業,パソコンの授業がある世代として大人になりました。ですから,パソコンをいじること,触ること,それに関しては全く恐怖心も抵抗感もなく育ってきたのかなと思うんですけれども,今の子供たちは,特にプログラミングなんかは,すごいはやっているみたいでして,世間でも,この前ニュースですかね,やっていたんですけれども,プログラミングの甲子園のようなものもあると聞いております。実際,今,昔の感覚でいうと,プログラマーと聞くと,非常に技術な,何かすごい大変な勉強だったりとか,そういった学校に通わなきゃいけないんだったりとか,そういったことが必要なのではないかなと思うことが,携帯1台,タブレット1台ですぐにできる時代になってきました。  先ほど,青木議員含め神宮議員がヤングケアラーという話をされて,質問されていましたけれども,私,恥ずかしながら勉強不足で,そのとき,青木議員だったり,いろいろな方に聞いて,いろいろ教えていただきました。そういった家庭内における学習の,これは非常に強い味方というか,変革になるのではないかと,私は常々そう思っておりますので,今後ともこのタブレットに関しては,引き続き私のほうでいろいろと調査研究をして,また質問させていただきたいと思います。  そして,最後に気になる点を質問させていただきます。  休校について,これは私がタブレットを推進すると同時に,今一番懸念していることでございます。ちまたのニュースでは,新型コロナウイルスのワクチンが始まって,ようやく日常が取り戻せると思った矢先,インド型ウイルスだったりとか,いろいろなものが発見されております。このインド型,一言で言えばワクチンを殺すウイルスと言われております。なので,ワクチンを打ったとしても,新型コロナウイルスに感染する確率がある。そして,ワクチンを打っていたとしても,重症化に至るケースがあると,非常に恐ろしいものになっております。調べたところ,インド型というのは,我々アジア人,特に日本人においては,非常に感染しやすいウイルスとも言われております。そういった観点から,我々大人,15歳以上の子供を含め,私含め,高齢者含め,ワクチンを打てたとしても,15歳未満の方にはまだワクチンが行き渡らないという状況にございます。  そういった中で,クラスターが起きやすい教室学習,体育館だったりとか,子供たちが集まるという環境で,感染リスク軽減というのは非常に難しいのかなと思っております。なので,私からのひとつ提案としてなんですけれども,常に避難訓練を行っているように,タブレットを使った自宅学習訓練というものをぜひ考えていただけないかなというような提案を持ってまいりました。  防災訓練,避難訓練などは,もし,万が一あったときのために備えて訓練をするものです。私も中学生まで,なぜ防災訓練をやるのかあまり意味が分かっていませんでしたが,これは非常に大事だなと,大人になってからそう思います。これと同様に,人はやっていないことは,急にはできないんですね。特に子供たちに関してもそうだと思います。例えば,先ほど秋からタブレットを持ち帰りさせるというようなことがありましたけれども,実際は少し予定を前倒して,例えば夏休み中に,1か月か1か月ちょっとある期間のうち,1日だけでも,例えばそういう予防訓練,休校になった際のタブレット操作訓練など,そういったものを,ぜひ今後実地していただければ,今後,新型コロナウイルスがいかに脅威であれど,皆さんの教育,子供たちの教育が途切れることがないのではないかと,私はそう考えた次第でございます。  もし何か,今現状でタブレットを使用したこの持ち帰りの前に,持ち帰りした後もそうですけれども,何か一度使ってみる,実際にやってみるという,そういったお考えはあるのかないのか,それだけで,簡単で結構ですのでお答えいただければと思います。よろしくお願いします。 ○議長(高橋典久君) 教育部参事奈幡 正君。 ◎教育部参事(奈幡正君) お答えいたします。  議員おっしゃるとおりであります。既にタブレットのログイン練習,これは,新しいタブレットにつきましては,4年生以上ではありますけれども,学校で進んでおります。休校に備える対策としては,三つポイントがあるというふうに認識をしております。  一つは,議員おっしゃったように,通常時にいかに練習をしておくかということであります。二つ目が,個別に対応するということであります。  先ほど申し上げましたように,ネット環境など御家庭によって違います。新しいタブレットを配っても,必ずしも同じ条件で学習の保証が担保できない場合もございます。したがって,個別に対応する。  そして三つ目が,オンラインと対面でのハイブリットなやり方を平時から研究をしておくという,この3点につきましては,各学校で計画的に進めております。  以上でございます。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) ありがとうございます。私も,今いただいた御回答の中で,関連した質問ということでさせていただきましたけれども,正直,私もまだまだタブレットの使用方法については,調査研究が足りないのかなと思っておりますので,私も引き続きこういった形で御提案させていただくことも多々あると思いますが,ぜひ,日本に生まれた限り,学習,皆さんが平等にちゃんと学習できるような環境を整えてあげるというのが,我々大人の責任だと思いますので,引き続き御協力のほどよろしくお願いいたします。  では,私の本日の最後の質問になります。高齢者におけるフレイル予防についてお伺いしていきたいと思います。  このフレイルという言葉ですね,最近よくニュースでも話題になっている言葉ではございますが,特にこの新型コロナウイルスが出てきてから,より濃い単語となってまいりました。今後コロナ禍によって,ニューノーマルといろいろ言われますが,生活が制限される,もしくは今までどおりの生活ができないのではないかと,そういう懸念材料が多々ございますが,今それが現実となって,数字になってきております。  私が住んでいる松ケ丘の地域でも,外に出る回数が非常に少なくなったという方の声を多く聞きます。そして,それと同様に,どこに行っていいか分からないと。今,私がマスクをして,体温を測って,万全な状態で行ったとしても,どこに集まっていいのか,また,集まれる場所に行ったとしても,それ自体がやっていないと。サロン,または地域活動,ボランティア活動など実施していないと。そういった非常に難しい内容だけれどもということで,相談を受けることが多々あります。  そこで,私のほうで質問させていただきたいのが,高齢者の方が,守谷市内で今後楽しく生活できるよう,我々守谷市に住む高齢者の方々,サロンや趣味など多方面にわたって活動されている方非常に多いと私は思っております。  なので,そういう方々の活動の場が今どのような状況にあるのか,お示しいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(高橋典久君) 保健福祉部次長稲葉みどり君。 ◎保健福祉部次長(稲葉みどり君) お答えいたします。  議員がおっしゃった,高齢者が楽しく集まって活動するサロン活動ですが,この地域の公民館,自治会館,集会所を会場として,地域のボランティアが協力していただいて,34か所開設されています。しかしながら,昨年度,新型コロナの影響から,参加者の声もアンケートとして取っております。コロナの感染が不安だという回答もいただいて,サロンの半数が再開できていないというのが現状です。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) ありがとうございます。私が以前5月17日に,守谷市シルバーリハビリ体操指導会というところに出前懇談会に参加させていただく機会がございまして,そこで同じような意見をお持ちの方が,非常に多く見られると思いました。コロナのため,開催が難しかったりとか,非常に集まりづらかったりとか,いろいろ活動において,コロナが関連して活動自体が大変だという声を上げる方も,中にはいらっしゃいました。そういった話を聞いたときに,今までこういった体操指導会へ参加して,体操をして,もしくはサロンに参加して,自分の趣味,興味がある分野,そこで周りの方々とコミュニケーションを取り,そして体も動かしてと,これが今までの高齢者の方々にとって,非常に大事なことだったのだと,私は改めて痛感しました。  そこで次の質問としては,守谷市でだんだんと高齢化率,今,守谷市は非常に少ないということなんですけれども,必然的に高齢化率がどんどん増加していくのではないかと思っております。  それで,将来を見据えた高齢者,特に今現在問題となっているフレイル対策をどのように考えているのか,お答えいただければと思います。よろしくお願いします。 ○議長(高橋典久君) 保健福祉部次長稲葉みどり君。 ◎保健福祉部次長(稲葉みどり君) 先ほど御説明させていただきました,新型コロナの影響ということで,実際の活動自体が,サロン活動も含めて活発にできていないということも現状としてあります。その中で,今年度は,高齢者のワクチン接種がある程度進んだ,今,行っておりますので,9月以降を目標にしまして,多くのサロンが再開できるように,今月まずは運営ボランティア会議を開催します。サロンボランティアの方との意見交換を行いながら,いかに安心して再開できるか,それを私たちは,今後支援する予定です。  また,昨年度から実施している,広報もりやを活用したり,市のユーチューブを活用したフレイルの啓発ですかね,それと地域に出向く小さい講話,出前講座といって,小さい集団を集めて専門職による啓発を行います。
     また,室内ですとなかなか場所が取れないということがありますので,新規事業としまして,地域の公園を活用しました,名称は仮称ですが青空運動教室ということも考えております。また,フレイル予防の多様なプログラムの機器を備えたもの,こちらを既に導入して,社協の元気館のところで,まず使い始めております。これまでは私たちが人を集めて講座をするというような手法でしたが,さらに,そこにプラスオンラインということも踏まえて,啓発活動ができればいいなということで今,検討中でございます。  また今月には,認知症予防リーダー養成教室ということが,実際始まりました。フレイル予防を進めるには,市と市民が共同になって取り組むことが重要であると,私は考えております。今年度は,今後につながる取組の種まきができるようにやれればいいなと思いまして,進めているところです。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) ありがとうございます。先ほど,出前懇談会の話をしましたが,私も参加して非常に印象に残っていることから,リハビリ体育指導会の方々,ボランティアの方々が実際に出向いて,皆さんの簡単な体操をする。それによって,高齢者の方々の健康の一役を担っているという非常に熱い言葉が,私の耳に残っております。まさにそのとおりでございまして,こういったボランティアスタッフの方々含め,高齢者の方が一日でも長く元気にいられるということは,この上ない非常に大事なことだと,私は思っております。  私のほうで私ごとではございますが,最近,河内の町長選挙に手伝いにいくことがございまして,そのときに非常に痛感したというか,改めて感じたことがございまして,河内,守谷と比べて,非常に高齢化率が高かったんですね。そういう町の中で,子供が圧倒的に少ない。高齢者のほうが,圧倒的に多い。選挙カーを動かしていても,見るのは高齢者の方々が非常に多く,子供を目にしたことが恐らく片手で数えられるぐらいだというような現状でございます。  ただ,その現状を河内の町議の方,もしくは町長,候補者の方,そこの面を非常に考えておりまして,これからの日本は河内のようになると。いずれ,この守谷市でさえも,高齢者の数が,どんどん高齢化率が高くなっていく。これはもう日本全国において当然のことだというようなことを話していました。私もそのとき確かにそうだと,今は非常に若い方々が住んでいるこの守谷市においても,日本全体で少子高齢化がある以上は,高齢者の方がいかに老後元気に過ごしていただくか,特にこのフレイルーム予防も含めて,今後,教育と,そしてこのフレイル予防,高齢者福祉ですが,私のほうでは非常に重要なのだと,大事なことだと再確認させていただきました。  そこで市長に,ぜひ今後のフレイル予防を含めて,高齢者社会,高齢者の方々が楽しく過ごせるような,そんな地域をつくるためにどういったお考えがあるのか,ぜひお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(高橋典久君) 市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) 私も今回の昨年の選挙を通して,一つの大きな柱に,いきいきシニア王国もりやという柱がございます。人生,生まれてくれば,必ず死をいつ迎えるかは別にしても,死は避けて通れないというのが,命の原理原則だというふうに思いますし,そういう意味においては,我々人も当然生まれてくれば,いつか死を迎える。その死を迎えるまでの間というのが,多分,老後と人生で言われるような期間なんだろうというふうに思いますけれども,その老後の在り方をどれだけ,ある意味では充実をさせていくかということが,人間が人間たるゆえんなのかなというふうに思っています。  私がまたあれかも分かりませんけれども,何年か前にNHKスペシャルを見た中で,命の育みの中で,人類だけが持っているのが老後だと。そのほかの命というのは,ある意味では,極端に言うと鮭とかのように,自分の生命の命をつないだ瞬間に命が果てていってしまうというのがあるけれども,人類だけが性的なものがなくても,老後と言われる時代を生きていくのが人類なのだろうというような,そういうテレビも見させていただきました。私もまさにそうだろうなというふうに思いますし,人においての老後というのをどういうふうに活用しなければいけないか。それは,若い世代にそれまでの経験であったり,体験であったりという部分を伝承する非常に貴重な時間だというようなことも,その中では語られておりましたけれども,私もまさにそのとおりなのではないかなというふうに思います。  この老後をどれだけ豊かにするかというのは,もちろん個人のいろいろな状況にもよるかというふうに思いますけれども,行政としてできるところというのは,いろいろな機会を均等に与えていくこと以外ないのだろうというふうに思います。もちろん,体力的な部分もそうですし,また食事ということも非常に言われておりますし,また口内の健康というのも言われておりますし,体全体が人としての活用をどういうふうにしていくかということが,ある意味で老後よく言われるのは,若さの否決は何ですかというようなことを言われますけれども,その若さの秘訣をみんなで共有し合って,それに向けてみんなで努力をしていくことということができるような環境を整えることが,行政の大きな役割だなというふうに思っておりますし,誰しも寝たきりにはなりたくないし,誰しも病床には就きたくないというのは,本当に誰もが願っていることでございますので,そういう情報の発信であったり,またそういう市民との協働事業の中で,またボランティアの皆さんと一緒に,守谷の老後という部分,シルバー時代をしっかりと自覚を持って,楽しい時間にしていくべく努力をしてまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君 ◆3番(首藤太亮君) ありがとうございます。私も今,子供たちの問題以外にも,私の今年の調査研究のテーマとしては,高齢者の方々がどれだけ楽しく過ごせるか,高齢者福祉について,非常に勉強しているところでございます。またこういった機会に,また私のほうで御提案だったり,御質問だったりさせていただくと思いますが,残り時間も少なくなりましたので,今回,私の一般質問をこれにて終わらせていただきたいと思います。すみません。ありがとうございました。 ○議長(高橋典久君) これで首藤太亮君の一般質問を終わります。  本日の一般質問はこれをもって終了し,明日は通告順位11番の山崎裕子君から続行したいと思います。  これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋典久君) 御異議なしと認めます。よって,本日はこれで散会します。                午後3時17分散会...