小美玉市議会 > 2022-03-10 >
03月10日-03号

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  1. 小美玉市議会 2022-03-10
    03月10日-03号


    取得元: 小美玉市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    令和 4年  3月 定例会(第1回)          令和4年第1回小美玉市議会定例会議事日程(第3号)                    令和4年3月10日(木)午前10時開議 日程第1 一般質問  (個人質問)  (散会)出席議員(13名)     1番  戸田見良君       3番  長津智之君     4番  島田清一郎君      5番  村田春樹君     7番  植木弘子君  (副議長) 8番  石井 旭君    10番  谷仲和雄君      11番  長島幸男君    13番  福島ヤヨヒ君     14番  小川賢治君    15番  大槻良明君      16番  田村昌男君 (議長)19番  荒川一秀君欠席議員(4名)     2番  香取憲一君      12番  岩本好夫君    18番  市村文男君      20番  野村武勝君---------------------------------------説明のため出席した者 市長          島田穣一君   副市長         岡野英孝君 教育長         羽鳥文雄君   市長公室長       倉田増夫君 企画財政部長      金谷和一君   総務部長        礒 敏弘君 市民生活部長      太田 勉君   保健衛生部長      鈴木定男君 教育部長        中村 均君   産業経済部長      矢口正信君 都市建設部長      小島謙一君   文化スポーツ振興部長  滑川和明君 消防次長        岩田憲治君---------------------------------------議会事務局職員出席者 議会事務局長      戸塚康志    次長          菊田裕子 書記          菅澤富美江   書記          深作 治 書記          富田 成     午前10時00分 開議 △開議の宣告 ○議長(荒川一秀君) おはようございます。 議場内の皆様にお願いいたします。携帯電話は、マナーモードにするか電源を切るようにお願いいたします。また、写真、ビデオの撮影や録音の行為は禁止されております。 なお、議会広報作成のために、事務局職員による写真撮影は許可いたしましたので、ご了承願います。その他、傍聴規則を遵守いたしまして傍聴するようにお願いをいたします。 ただいまの出席議員は13名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(荒川一秀君) 日程に先立ち諸般の報告を行います。 先般、市長より説明、委任された池崎利久消防長が一身上の理由により欠席となったことから、岩田憲治消防次長を追加で説明、委任する旨報告がありましたので、ご了承願います。---------------------------------------一般質問 ○議長(荒川一秀君) 日程第1、一般質問を行います。 昨日に続き、個人質問に入ります。---------------------------------------福島ヤヨヒ君 ○議長(荒川一秀君) 通告に従い、順次発言を許します。 福島ヤヨヒ君。     〔13番 福島ヤヨヒ君 登壇〕 ◆13番(福島ヤヨヒ君) 改めまして、おはようございます。 久しぶりにその日の一番目にさせていただきます。小美玉共産党福島ヤヨヒでございます。 通告に従いまして一般質問を行います。 初めに、コロナで亡くなられた方、また世界紛争ウクライナで亡くなられた様々な紛争の中で亡くなられた方がたくさんいらっしゃいます。心からご冥福をお祈りしますとともに、平穏な日々が戻ってくることを祈っております。 それでは、質問に移ります。 コロナウイルス感染症が世界に猛威を振るい始めて3年目になりました。世界では少しずつ正常を取り戻しているようですが、日本ではコロナ陽性患者が高止まり、そして最近の患者の動向を見ていますと、小美玉市では増え続けているのではないか、そんな感じがしております。特に子どもの陽性患者が増加しています。そこで伺います。 まず、子どものワクチン接種についてですが、どのようになっているのでしょうか、現状をお聞かせください。1つ目としては、12歳以上18歳までの接種率について。2つ目に、12歳未満5歳までの対応がどのようになっているかということです。 次に、コロナの陽性患者対応として、学校では休校や学級閉鎖が行われております。この場合の学校給食についてお伺いをいたします。 1つ目としては、給食の食材対応はどのようになっているのか。 2つ目として給食費の対応はどのようになっているのか。 3つ目が、休校や学級閉鎖で学校に行かれない場合も給食費を負担するというのはいかがと思っております。既に給食費は無償という自治体もあります。食べられない、食べることができない給食費を負担しなくても済むように、ぜひとも無償化を願っていますが、いかがでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(荒川一秀君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。 鈴木保健衛生部長。     〔保健衛生部長 鈴木定男君 登壇〕 ◎保健衛生部長鈴木定男君) それでは、福島議員のご質問、1、2回目の12歳以上19歳以下の子供の接種状況につきまして、3月2日現在の接種状況を申し上げます。 1回目は3,767人中3,121人の接種で83%でした。それから、2回目ですが、3,767人中3,077人接種で82%でございました。 そのときの副反応の対応でございますが、市の集団接種会場では、めまいが2件、立ちくらみ2件、それから重篤な副反応の対応はございませんでした。また、帰宅後におきましては、四肢の痛み、頭痛、発熱などの通常の副反応への対処に対する問合せが数件ございました。 次に、12歳未満の子どもへの対応につきましてですが、当面の間は県の大規模接種、それから市内3医療機関における個別接種で進めていきたいと考えております。市内の集団接種につきましては、実施に向けて今、茨城県と調整をして、医師等の確保に努めているところでございます。 また、小児接種対象者への約2,650人への接種券・予診票を2月25日に発送しております。市内医療機関での予約開始、それを3月7日、接種開始を来週3月14日としております。 市のコールセンターでの小児接種の予約に当たりましては、任意でのワクチン接種の説明を丁寧に行い、保護者への不安をできる限り解消を図って、安全で安心な小児ワクチン接種に心がけてまいりたいと思います。 また、副反応等の情報は、市のホームページから厚生労働省ホームページへリンクが貼られておりまして、見られるようになっております。 なお、県の大規模接種会場小児接種につきましては、2月28日より予約開始ワクチンの接種は3月6日より実施しております。 以上、今後ともご支援をお願いしまして、1問目、子どものワクチン接種につきましては答弁とさせていただきます。 続いて、ご質問の2問目、学校給食の対応についてお答えいたします。 まず、1点目の休校や学級閉鎖の食材等の対応についてですが、休校・休園や学級閉鎖の連絡を受けた時点で、食数の変更や食材のキャンセル等の手続をし、キャンセルできなかった食材については、ストックできるものは献立の組替えをして後日使用するなど、無駄や業者の損害を極力なくすよう対応しております。 次に、2点目の給食費の対応はどのようになっているかについてですが、給食費は小美玉市学校給食費徴収規則に基づき徴収しております。その規則の中で、月毎に休日等を除き連続7日以上給食を喫食しない場合には日割計算することとしており、今回のコロナウイルス等の影響による休校・休園や学級閉鎖の場合、この規定に基づき精算し、納め過ぎが生じた場合には返金することとしております。また、1か月丸ごと休業になった場合には、既に徴収した分を別の月に振り替えるなどの対応も行ってまいりました。 次に、3点目のコロナ禍で給食は無償提供についてですが、休校や学級閉鎖等は児童・生徒の都合によるものではなく、市の判断で実施しているものです。給食費は、食べていない日の分は返金してほしいとの声があるとのことですが、これまでのインフルエンザによる学級閉鎖等においても、先ほどの規則を根拠に無償化は行ってまいりませんでした。また、昨年末には、国の施策である子育て世帯への臨時特別給付金に市の独自政策として、所得制限を設けず、全ての子育て世帯クーポン券ではなく、現金で10万円を一括給付するなど支援を拡充し、間接的ではありますが、子育て世帯への負担軽減を図ってまいりました。このようなことから、現在コロナ禍の給食費の無償化については考えてございません。 市といたしましては、今後も児童・生徒の健康と安全を最優先にした学校運営を実施してまいります。コロナ禍という異常な状況の中、不安や心配は尽きませんが、保護者をはじめ市民の皆様と力を合わせながら乗り切ってまいりたいと考えております。議員におかれましても、何とぞご理解賜りますようお願い申し上げ、答弁といたします。 ○議長(荒川一秀君) 福島ヤヨヒ君。 ◆13番(福島ヤヨヒ君) それでは、ちょっと再質問お願いを申し上げます。 初めに、コロナワクチンの関係については、ほかにも質問される方がいますので、再質問はいたしませんが、申込みのときに殺到してなかなか電話がつながらないという、そういう苦情が来ていると、これは伺っておりますので、そういう場合には市外からでも申込みができる、しかもほかの人にお願いして、パソコン、スマホからもできるんだということをぜひとも知らせていただきたい。 自分でしなきゃいけないとか、市内からしなきゃいけないという思いをしている人がいると思います。身近な人、息子さん、娘さん、お孫さんから、ぜひとも申し込んでください。これは夜中でもできます。私もそうしました。ですから、それをしっかりと伝えていただければ苦情の電話が減るのではないか。そんな気がいたしますので、その点、善処をお願いいたします。 学校給食費用のことについて、一つお尋ねをいたします。 先ほど申し上げましたが、規則の中では7日以上連続でないと給食費は全額払わなきゃいけないということですが、今回のように、学校側、市側から休校しなきゃいけない、閉鎖になるんだ、自分は行きたいのに行くことができないという人に対して、ちょっと先ほどの説明で、そういう場合の対応がどうなっているのかが分かりませんでした。 7日以上というそういう規則があるからとおっしゃいますが、このように学校側、市側、与えるほうから都合でやめる場合の給食費の在り方、どうなっているのか。そして、そのことについてはもうちょっとしっかりと保護者の皆さんと話合いを進めていっていただけたらいいのではないかなと思っておりますので、その点もう一度ちょっと詳しく説明をお願いいたします。 ○議長(荒川一秀君) 中村教育部長。     〔教育部長 中村 均君 登壇〕 ◎教育部長(中村均君) 福島議員の再質問にお答えいたします。 今回のコロナウイルス禍における、いわゆる市の判断による休校や休園、学級閉鎖等において、給食費の負担が保護者にとっても負担になっているということで、今答弁した中では、市といたしましては給食費の徴収については、あくまでも市の給食費の徴収規則というのが、ちょっと固い答弁になってしまいますが、そこが現在のところよりどころになっておりますので、それに基づいて対応しているところであります。 ただ、今、福島議員からそういった声等もいただいておりますので、このコロナ禍というのは、給食徴収規則を定めている際も、想定していなかった不測の事態等の状況下の中でつくられた規則でもあり、今回このような新たな状況下が生まれた際の給食費の在り方等については、引き続き検討してまいりたいと思いますので、福島議員の貴重な意見として参考にさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 さらに、保護者については、このコロナ禍を問わず給食費を7日間以上、給食を例えば病気であるとか怪我とかで給食を食べない場合には、学校に申し出てくれましたら給食費は日割り計算しますよというご案内につきましては、給食だよりというところに必ず1項入れてありまして、コロナとリンクさせているかはちょっと分からないところはございますが、そのようなご案内も丁寧に行っているところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(荒川一秀君) 福島ヤヨヒ君。 ◆13番(福島ヤヨヒ君) 先ほども申し上げましたが、規則は決まっているから守らなきゃいけないんじゃなくて、不合理であれば変えることができるということを皆さん覚えていただきたいと私は思っておりますので、その点、よろしくお願いをいたします。 では、2問目に移ります。2問目、文化でまちづくり構想の今後についてお伺いいたします。 島田市長さんは、町長になられたときから文化のまちづくりを目指し、町民、そして市民とともにその実践に向け力を注いでこられました。美野里町文化ホール建設に向けては、一般公募という形で町民とそして若手の職員が知恵と力を合わせ、2年をかけての構想づくりから、その後の建設計画、そして完成後の在り方まで、何度も何度も会議を重ねつくり上げ、その後も住民主役の実践の場として身を結んでおります。 「文化のまちづくり」と入力すれば、まずは小美玉市みの~れと出てくるほど、全国から視察者が訪れております。合併後は3館を有した市として、子どもから大人まで晴れの舞台を持つことができています。そして、ホールにとどまらず、アーティストを教室や公民館に送り出して、子どもたち情操教育や市民が文化に触れる機会をつくっています。 ところが、新年度予算でそれらの事業の様々な推進役を担っていた人的配分がなくなっております。これまでどおり、これらアクティビティ事業の推進がなされていくのかお尋ねをいたします。 また、新年度からまるごと文化ホール構想がまとまりました。これも他の事業、様々な審議会が立てられ、コンサルタントにお願いをして計画をしておりますが、このまるごと文化ホール構想は、他の計画とは違い、市民と行政がまったく手作りで計画を立て実践していくものです。地域の文化としての在り方を応援する姿勢を今後も続けていただきたいと思っていますが、どのように進められていくのかお伺いをいたします。よろしくお願いします。 ○議長(荒川一秀君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。 滑川文化スポーツ振興部長。     〔文化スポーツ振興部長 滑川和明君 登壇〕 ◎文化スポーツ振興部長滑川和明君) 福島議員からのご質問、文化でまちづくり構想の今後について答弁させていただきます。 まず、1点目、学校アクティビティ地域アクティビティなどの事業の今後についてでございますけれども、市ではまるごと文化ホール計画に基づき、市民一人一人が豊かでゆとりのある文化的な生活を享受できる社会を目指し、誰もが気軽に文化芸術に触れることができる環境の整備充実を図っております。 学校アクティビティ事業につきましては、幼少期からの良質の文化芸術に触れる機会をつくることで情操教育にもなり、好循環で若い世代の成長を促し、中長期的な人材育成にもつなげられる事業と考えております。 また、地域アクティビティ事業につきましては、ホールの舞台で演奏などを鑑賞するものではなく、身近な地区公民館等アーティストが出向き、近距離で生の迫力ある演技を肌で感じていただき、改めて芸術文化のよさを認識していただくことで、芸術文化に対する意識の啓発も図られ、住民の皆様が文化ホールへ足を運んでいただく契機とするなど、文化の薫り高いまちづくりの一端を担う事業と考えております。 今後におきましても、学校アクティビティ事業地域アクティビティ事業につきましては引き続き事業を実施し、さらには市民の多くが文化芸術に触れる機会と、本市ならではの3つの文化ホールを有効に活用するため、それぞれの文化ホールが特色ある自主事業に取り組んでいきたいと考えております。 次に、まるごと文化構想地域文化を守る応援についてですが、これまで文化事業については、まるごと文化ホール計画に基づき持続可能な豊かな文化のまちを目指し、市民が主体的に文化活動に参加、参画できる環境の整備充実を図るため、住民参加・参画、住民主役・行政支援の考えの下で、ホールでの企画、イベントを住民と行政が共につくることで、担い手としての住民や職員の能力を高めることにより人材育成や、また時代の変化を捉え、新たな企画をつくり出すチャレンジを続けることで、小美玉市の認知度を高めることにもつながり、文化をツールとしたまちづくりに取り組んできたところでございます。 これからも住民一人一人が主役となり、地域の文化芸術を推進する目標を達成するために、文化事業に関わる人を増やしていくことがこれから必要なことから、多様な人材や文化芸術団体、諸機関と連携、協働し、文化事業を進めていくことが求められると考えております。 また、地域で守られてきた文化活動の取組についても、次世代に継承しつつ支援していくことが大切であると改めて考えております。 引き続き、福島議員はじめ議員の皆様方のご支援をいただきまして、文化事業の振興に努めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 以上、答弁とさせていただきます。
    ○議長(荒川一秀君) 福島ヤヨヒ君。 ◆13番(福島ヤヨヒ君) それでは、再質問というか要望、意見を申し上げます。 今年度というんですか、昨年もそうですが、コロナ禍で様々なイベントが中止になっております。特に子どもたちを支える学校アクティビティも中止になっているクラス、学年がございます。この子どもたちは、生涯の中で、そのほんの一瞬を切り取ったその時間に、そういう体験ができるという貴重な時間です。これを何とか次に持ち越しながらできないものか、このようなコーディネーターの方から意見もいただいております。 ぜひとも全ての子どもがみんな体験できるようなこの学校アクティビティ事業、コロナが落ち着きましたら再度、体験できなかった子どもたちにももう一度チャンスを与えられるような、そんな機会をぜひともつくっていただきたいと、これはお願いをしておきます。 そして、今申し上げましたように、私たち市民を支えてくださっていた館長、そして文化コーディネーター、この方たちが4月から不在となります。非常に市民は不安、あそこのみの~れそのほか文化事業に関わる文化団体文化協会もそうですけれども、不安に思っております。市の職員の方々が支えてくださるとは思いますけれども、やはり専任でやってくださる方がいなければ、文化は、そのほかのことでもそうですが、支えていかれません。この点について、今ここで答えろと言っても多分無理でしょうから、ぜひとも考えていただきたい。 市長さんが替わられるという話も伺っておりますけれども、市長さん、首長さんが替わっても市の姿勢は変わっていかないんだ、市民にとって同じであるんだという思いを私はしていきたいと思っておりますので、その点、島田市長さん、次の市長さん決まられたらぜひとも申し伝えておいていっていただけたらと思っております。よろしくお願いいたします。 また、まるごと文化ホール構想の中では、新たにつくり出す文化について様々な意見がありますけれども、これまで地域の中で培われてきた伝統芸能、この祭りの中で、様々な祭りがありますけれども、これが途絶えております。今この2年間、まして今年どうなるか分かりませんけれども、一度途絶えると復活するのに非常に力が要ります。その点、やはり行政側として、地域の祭り、伝統芸能、そして食文化、農文化を守る、この姿勢をぜひとも強く持っていっていただきたいと思っておりますので、この点も強く要望しておきます。よろしくお願いをいたします。 では、3問目に移ります。 3問目、これは率直に、小川庁舎エレベーターをつけてほしい、この点を申し上げます。 小川庁舎耐震改修工事が大規模な工事が行われた際、残念ながらなぜと、私はいまだに悔しいんですが、エレベーターが設置されませんでした。様々な部屋が改修され、利用されるようにと改修されましたけれども、残念ながら3階に行くには歩いて階段を上っていかなければ行かれません。私たち高齢者、そういう市民の団体、行政と一緒に会議をする場合にも、3階で会議をすると、皆さん途中で休憩をしながら、どうしてここにエレベーターがないんだ、何度も私は聞かれました。言われました。 本当に、本庁舎はエレベーターがあります。玉里にもエレベーターがあります。今は2階のアピオスとか保健センター、ここにもエレベーターがあると。ところが、小川にだけはない。会議をする場合には、どうしても本庁舎まずと思いますけれども、ここにエレベーターがないために、小川の3階を使ったり玉里を使ったりしますが、この際、小川がエレベーターがあれば、もっと利用度が高い、このように思っております。 ぜひともエレベーターをつけていただきたい。自前でつけていただきたいと思っておりますけれども、この点お考えをお聞かせください。よろしくお願いします。 ○議長(荒川一秀君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。 太田市民生活部長。     〔市民生活部長 太田 勉君 登壇〕 ◎市民生活部長(太田勉君) それでは、福島議員ご質問の小川庁舎へのエレベーター設置につきましてご答弁申し上げます。 福島議員ご案内のとおり、小川総合支所は、地域防災計画における災害対策本部移設先の第1順位というようなことから、平成27年度に耐震補強工事と併せ非常用電源設備を整備するほか、来客者の利便性を確保するため、多目的トイレを設置し、トイレや玄関をバリアフリー化する改修工事を実施した経緯がございます。 ご承知のとおり、施設のエレベーターの設置につきましては、障がいのある方やご高齢の方にとりまして、日常生活社会生活を営む上で、大切な移動手段になるものと考えてございます。 現在、エレベーターのない小川総合支所におきましては、障がいのある方やご高齢の方等で2階の担当課での手続が必要な場合、総合窓口におきましてご用件を承り、担当課の職員を1階に呼びまして、総合窓口で全ての手続を行えますようワンストップサービスに努めているところでございます。また、会議室の利用におきましては、状況に応じてバリアフリーに即したほかの施設利用をご案内するなど、予約の段階で配慮をさせていただいているような状況でございます。 3階の会議室の利用状況でございますけれども、現状では教育関連関係の会議が多く開催する状況ではございます。確かに一般の方のご利用もございますけれども、そちらにつきましてはなるべく近くのアピオス等、あるいは玉里総合支所の3階の会議室のご利用等、そちらのほうのご利用を状況によって柔軟に対応させていただいているような状況でございます。 小川総合支所エレベーター設置、これにつきましては、令和3年3月に策定いたしました小美玉市公共施設等総合管理計画改訂版並びに小美玉市公共施設建築物系個別施設計画に基づきまして、今後検討していきたいと考えてございますので、どうかご理解賜りますようお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。 ○議長(荒川一秀君) 福島ヤヨヒ君。 ◆13番(福島ヤヨヒ君) 初めに、担当の違う太田部長に答弁していただきありがとうございます。ご苦労さまでございます。 やはり小川のエレベーター設置、これは本当に必須だと私は思っております。今答弁にもありましたバリアフリー。私はなぜつかなかったかと以前に聞いたときに、何を考えたんだと言ったら、当時の担当の方は、バリアフリーを考えたとおっしゃいました。しかし、現実は、バリアフリーというのはまずは縦を考えなければ、本当の意味でのバリアフリーは出てきません。このことが考えられなかったことが非常に残念でなりません。 バリアフリー、本当に心の中もバリアフリーであってほしいし、これは縦、横、縦横無尽にどこにでも行かれる、このことが大切ですので、自前で早急に造っていただきたい。補助を探しているとその間、時間が過ぎてしまいます。 先日、過日もあそこで3階で会議を行いましたが、当時、その仲間の方はちょっと体調不良で、途中で階段休憩しながら上がってみえたんですけれども、3階まで来たときには顔が真っ青でした。本当に大変な思いをして、会議遅刻されちゃったので、一生懸命上がってこられたと思いますけれども、そういうことのないよう、3階は今、教育委員会が主に使ってみえると思いますけれども、ぜひとも早くつけてほしい。 そして、玉里は公民館だということを言う人もいますけれども、そういうこともバリアフリーという意味で、公民館とか何だとかということのその枠を超えて、どこでも自由に使えるような、そういうことを担当の職員もしっかりと認識してほしいなと私は思っておりますので、この点、皆さんに浸透するように言っていただきたい。 早く小川にエレベーターをつけてほしいと思っておりますので、このことは強く要望しておきます。市長さん、次の人によろしくお願いします。 では、最後の質問に移ります。 これは私がいつもよくここで質問させていただきました男女共同参画社会についてでございます。何度も何度も質問させていただきました。 今朝の茨城新聞にも、女性の目線が大事だ、防災についてもそのようなことが書いてありました。先日は議員についてのことも書いてありました。女性の目線がいかに大切か、このことをもう一度ここの中で訴えさせていただきます。 そして、初めに消防署のことについてお伺いをいたします。 消防署については、以前質問をした際に、まだインフラ整備もできていないし、今後検討を重ねていきますという答弁もいただきました。今後検討しますということが、その後どのように検討されているのか。やはりインフラ整備、これが進んでいかない理由は何なのか。庁舎を建て替えなければ駄目なのか。このこともあります。そしてまた、採用の際には男女の区別をしていないと答弁いただきましたけれども、女性枠を設けない限り、私は女性がここに採用してくださいという申込みをされることはないでしょう、そう感じております。 一人では、やはり男性の職場と言われる消防の中に飛び込む勇気はなかなかありません。しかし、今は私が少しでも皆さんの役に立ちたい、命を守りたい、そういう思いで様々な職業に就く女性がたくさんいます。先日も震災後、やはり消防署員になったという女性のことをマスコミ、テレビで放映していましたけれども、やはりどこにも女性の目線がとても大事です。 この点について、消防署としてはどのように考えているのでしょうか。やはり先ほど申し上げました、女性は複数で女性枠というものを設けて、救急救命士とか予防、防災の予防的なところに啓発活動に行っていただく、こういうことを特に念頭に置いて採用をしていただけたらと思っております。 また、2つ目ですけれども、ここの、今回もそうです、職員の中で部長さん、部長クラスと言われる職に就かれた女性の方はいますが、しっかりとこの答弁に立ってくださるような部長さんがいないとは言いませんけれども、なかなかその後現れていません。やはりこれも女性の目線がとても大事だ、私はそのように思っております。 世界の中では、世界のトップ、大統領、首相も女性たくさんいますし、また、議員も各国、その比率が半分以上、そういう国もあります。ところが、日本はまだまだ女性の地位、そういうところが非常に低い。茨城県は特に女性議員も少ないです。こういうところに挑戦できるそういう風土というのかな、そういうものがまだまだ醸成されていないので、まずそれが大事ではないか、そのように思っておりますが、女性の目線、ここのトップクラスの集まり、庁議がありますけれども、そういうところにぜひとも女性を登用していただきたい。 そして、女性が働きやすい環境を見直すためには女性が大事だ、このように思っていますので、どうしてそれが誕生できていかないのか、そのことについてもお答えいただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(荒川一秀君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。 礒総務部長。     〔総務部長 礒 敏弘君 登壇〕 ◎総務部長(礒敏弘君) それでは、福島議員のご質問、男女共同参画社会、ジェンダー平等社会の構築をについてお答えいたします。 初めに、消防職員の女性採用につきましては、平成27年に総務省消防庁から、消防本部における女性消防職員の活躍推進のため積極的な取組として要請されているところでございます。当市においては、平成21年3月に女性消防職員が退職して以来、採用試験への女性の応募は令和元年度に1名ありましたが、残念ながら採用には至らず、その後、採用試験への応募がないのが現状でございます。 消防職員の女性採用には、まずハード面の課題として、女性用の更衣室や仮眠室等の施設整備が挙げられ、またソフト面の課題としては、女性消防職員が消防業務を継続していく上で、仕事と家庭の両立や、妊娠から出産後の不安を払拭するための支援などが必要であると考えております。 今後はこれらの課題を解消するために、女性が生き生きと職務に従事できる職場環境づくりを進めるとともに、消防を自らの職業としての選択肢となるよう、消防業務の仕事の魅力について、より積極的なPR活動を進めてまいります。 次に、議場で答弁を担う女性部長はなぜ誕生しないのかにつきましてお答えいたします。 令和3年第1回定例会での答弁で申し上げましたとおり、管理職への昇任につきましては、勤務実績と発揮した能力を男女や学歴の区別なく、公正かつ公平に評価するとともに、部下の管理、指導力や、組織人としての連携、協調力などの要素を総合的に考慮した上で、判断することとしております。 また、女性職員のさらなる飛躍と活躍につきましては、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律に基づき策定しております小美玉市特定事業主行動計画の具体的な取組の中の目標として、女性職員の管理職登用の拡大を掲げておりますが、女性管理職のさらなる登用に向けた各種研修等の充実を図るなど、人材育成及びスキルアップを進めるとともに、部長級ポストの数など、それぞれの年度における各種事情も慎重に考慮した上で、全体のバランスを適切に図りながら、引き続き管理職の女性登用に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。 ○議長(荒川一秀君) 福島ヤヨヒ君。 ◆13番(福島ヤヨヒ君) では、要望を申し上げます。 消防に関しては、やはりインフラ整備が大事だと思いますので、この点もしっかりと総合的な判断をしていっていただきたいし、女性の目線、これ何度も申し上げますが、大事なことですので、ぜひとも今後前向きに検討を進めていただけたらと思っております。 それから、女性の部長さん、これは総合的な判断の場に女性がいないこと、これが一番の問題なんです。そこの場に女性がいないから、女性を発掘する力が出てこない。市長さん、最後ですからしっかりとその点を踏まえて、次の人にその思いを譲っていってあげてください。女性の部長さんが誕生することを本当に切に願っているわけです。 女性の皆さん、頑張っています。比率的には課長補佐から管理職になっておりますので、管理職は十分いますと、以前も答弁いただきました。しかし、最後のとりで、部長クラスに女性の目線がなければ女性誕生が進んでいかない。このことを本当に強く訴えて、私の一般質問を終わります。よろしくお願いします。 ○議長(荒川一秀君) 以上で福島ヤヨヒ君の質問を終わります。---------------------------------------島田清一郎君 ○議長(荒川一秀君) 続いて、次の通告者の発言を許します。 島田清一郎君。     〔4番 島田清一郎君 登壇〕 ◆4番(島田清一郎君) 議席番号4番、島田清一郎です。 通告に従い一般質問を行います。 羽鳥小学校のプールについてお伺いいたします。 ここ数年、全く使用されていないようです。羽鳥小学校のプールは正門の近くにありますので、使用する予定がなければ撤去して敷地の有効利用を図るべきと考えますが、所管の見解を伺います。答弁をお願いいたします。 ○議長(荒川一秀君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。 中村教育部長。     〔教育部長 中村 均君 登壇〕 ◎教育部長(中村均君) 島田議員ご質問の1点目、羽鳥小のプールについて答弁をいたします。 羽鳥小学校のプールにつきましては、水泳学習施設として令和元年度まで使用しておりましたが、議員ご発言のとおり、昨年度、本年度につきましては、新型コロナウイルス感染症予防の観点から使用していない状況が続いております。 学校の自校方式のプールにつきましては、老朽化による維持補修や管理に経費がかかることから、教育委員会といたしましては、今後、自校プールを順次閉鎖し、段階的に外部プールを活用することとしており、令和4年度からは、美野里中学校を除く市内の小中学校においては、市の小川海洋センターまたは玉里海洋センターでの水泳学習を実施していく計画でございます。 羽鳥小学校のプールにつきましても、来年度以降使用しないことから、議員ご質問、お考えのとおり、速やかに解体撤去し、校地の有効活用が図れられるよう、予算財源の確保に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げ、答弁といたします。 ○議長(荒川一秀君) 島田清一郎君。 ◆4番(島田清一郎君) 水泳授業はBGを使うということで、なるべく早く駐車場か何かに敷地利用を活用していただければありがたいと思います。あそこは子どもたちの遠足のときに中でバスが方向転換できないために、バスがあそこへ入って、バックから入るんですけれども、朝の通勤帯とちょうど重なりますので、あそこ大きな渋滞を引き起こしております。なるべく早くやっていただければありがたいと思います。よろしくお願いいたします。 続きまして、2問目、「そ・ら・ら」の管理運営についてお伺いいたします。 1番、令和4年度予算説明書72ページ、空のえき管理運営費の目的及び期待する効果というところに、地域再生拠点施設である空のえきとの記載があります。この地域再生拠点はどのようなものを意味するのかお伺いいたします。 次に、2番、今年度策定された小美玉市まちづくり構想基本計画の計画の役割というところに、本計画はゲートウェイエリアの基本目標、これを総合的に推進していくため、空のえき「そ・ら・ら」拡張構想について基本計画を策定し、その実現に向けて具体の方向性を定めるものですと記載されています。この小美玉市まちづくり基本計画は、空のえき「そ・ら・ら」の拡張構想の基本計画であるということです。空のえき「そ・ら・ら」拡張構想の基本計画と先ほどの地域再生拠点施設の設置目的の整合性についてお伺いいたします。 次に、3番、設備投資の財源の確保と事業の効果見込みについて伺います。 小美玉市まちづくり構想基本計画は4つの構想からできています。そらら拡張構想では、旅客機の展示、自動運転車の試走路、バーベキュー広場とチーズ工房、つくば霞ケ浦りんりんロード補完施設の設置。そらら参道構想では、「そ・ら・ら」と空港を結びつける参道を造るようです。さらに、エコトープ構想では、北山池を利用した親水公園づくり。Jフロント構想では、自衛隊の広報と市民との交流を核としたレクリエーション施設として、広報交流館、雄飛園の航空機を展示した展望デッキ、レクリエーション施設の整備です。この構想のとおりに施設整備をするためには、非常に多額の予算が必要になります。 この小美玉市まちづくり基本構想を計画どおりに事業を行うための財源の確保と、事業効果の見込みの検討はされているか、以上、3件についてお伺いいたします。 答弁をお願いいたします。 ○議長(荒川一秀君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。 矢口産業経済部長。     〔産業経済部長 矢口正信君 登壇〕 ◎産業経済部長(矢口正信君) 島田議員のご質問にお答いたします。 最初に、地域再生拠点施設の意味でございますが、空のえき「そ・ら・ら」は、茨城空港を核としたにぎわいづくりの拠点施設として、本市の農畜産物や地域特産物の紹介と普及、地域情報の発信を行うための施設でございます。 この地域情報の発信に当たっては、小美玉市の魅力や宝といった価値を人、もの、文化、歴史や自然などから見つけ出し、見つめ直し、磨き上げ、新しい価値を創造していくことを「地域再生」というワードで表現をしております。そのため地域再生拠点施設とは、市内外から訪れる方々に、本市の価値を発信し、小美玉市ならではのおもてなしを行い、交流人口の拡大による地域経済の活性化を目指した施設でございます。 次に、2点目のまちづくり基本計画との整合性についてでございますが、小美玉市まちづくり構想で定めた4つの構想のうち、そらら拡張構想の基本計画の策定を現在進めておりますが、この基本計画における拡張の方向性を地域の農と食から持続可能な地域再生を目指すとして、「そ・ら・ら」の魅力向上に向けた機能強化の検討をしておりますので、先ほど申しました地域再生拠点施設の考え方と、整合性が図られたものでございます。 次に、設備投資の財源確保とその効果見込みについてでございますが、小美玉市まちづくり構想で定めた4つの構想のうち、そらら拡張構想、そらら参道構想、エコトープ構想につきましては、防衛省の補助事業であるまちづくり支援事業の活用を見込んでおります。 また、効果の見込みでございますが、そらら拡張構想の基本計画策定の中で実施したアンケートでは、「整備後に利用する頻度が確実に増える」、「増えるかもしれない」とした回答が83.8%に上っており、整備に対する期待度が高い結果が出ておりますので、まちづくり構想の4つの構想が実現することにより、交流人口の拡大と地域の活性化に大きな効果が発現すると考えております。 そのためにも、今後進めていくそれぞれの施設の基本計画や実施計画において、機能などを十分に精査し、魅力的な施設づくりを検討してまいります。 ○議長(荒川一秀君) 島田清一郎君。 ◆4番(島田清一郎君) 答弁ありがとうございました。 小美玉市は関東近県から人を寄せられる観光資源がありません。そのため、県下にただ一つの茨城空港を利用して、「そ・ら・ら」を連結して一大観光資源をつくり、小美玉市内外の交流人口を増やし、本市の農畜産物や地域特産物の紹介と普及、地域情報の発信を行い、地域の農と食から持続可能な地域再生を目指していくというすばらしい地域活性化を図る計画だと思います。 また、財源は、防衛省の補助事業であるまちづくり支援事業を活用しているということ。また、アンケートの結果、83.8%の人から、整備が完了すれば訪れる機会があると回答を得ているという検証もされているようです。 しかしながら、構想があまりに大き過ぎて、事業を完成するためには乗り越えなくてはならないハードルがたくさん見受けられます。個々の施設整備はどこかの道の駅にある、あるいは観光施設にあるいいもの取りで、全て組み込んでいるようですが、一つ一つ検証すると難しいところがあるように見受けられます。 旅客機の展示について言えば、機体が大きいために、分解して、それをさらにあそこへ持ってきて組み立てるというような費用が大変かかります。ちなみにYS11を持ってくるということですけれども、機体の大きさは全長が26.3メートル、全幅が32メートル、全高が8.98メートルだそうです。この8.98メートルは3階建ての建物に相当します。これが「そ・ら・ら」の正面にあるとシンボルとはなりますが、敷地利用がかなり制限され、さらに用地取得が必要となると思います。 「そ・ら・ら」参道は、構想図では空港へつながる道路の南側の歩道沿いに計画されていますが、ここは北山池の北側に当たって、橋が架けられております。ここにいわゆる参道、仲見世街を造る敷地があるでしょうか。もう一本橋を架けないと敷地確保ができないと思います。 Jフロント構想では、自衛隊の航空機の展示施設については、県知事が実施しないと宣言しています。空港は県の管理ですので、県との連携が必要となると思います。ほかの施設についても首をかしげるところが多々あるように思います。 今年度の予算は、マイナス10%の緊縮財政を強いられております。このような中ですので、この財源は、小川地区の水道、石綿管の改修とか、下水道普及工事、あるいは幹線道路へ連結する生活道路の整備を先行させたほうがいいのではないかという考えも私の頭の中にはちょっと浮かびます。この計画が将来の小美玉市にとって負の遺産とならないように、実施に当たっては十分な検討をお願いしたいと思います。 ここで、再質問を1つお願いいたします。 今年度の予算で、空のえき管理運営費の予算は総額約6,400万円です。そのうち3,000万円が地域再生交流拠点施設維持管理運営等事業基金からの繰入金で賄われています。この繰入金を圧縮するために、「そ・ら・ら」の経営を見直す必要があると思います。 これは、「そ・ら・ら」拡張計画が現在進められておりますが、この拡張計画を進めることによりまして、この3,000万円がさらに大きくなっては、財政難の時代ですので非常に困ると思います。ですからできる限り、「そ・ら・ら」が自主運営をできるような方向性に持っていくことが必要と思いますので、検討が必要だと思いますが、その点についていかがでしょうか。答弁をお願いいたします。 ○議長(荒川一秀君) 矢口産業経済部長。     〔産業経済部長 矢口正信君 登壇〕 ◎産業経済部長(矢口正信君) 島田議員の再質問にお答えいたします。 「そ・ら・ら」の在り方について見直しが必要ではないかというようなご質問だと思います。 先ほども申しましたが、「そ・ら・ら」の設置目的については先ほど申し上げたとおりでございますが、地域の農と食から持続可能な地域再生を目指す施設で、小美玉市の農と食を見詰め直し、磨き上げ、新しい価値を創造し発信していく施設です。 オープンからこれまでコロナウイルスが蔓延するまでは、地元農産物を活用したビュッフェスタイルのレストランが営業しておりましたが、現在では食の提供の取組に、小美玉市の特色が十分に生かされていないのではないかというふうに感じております。 また、新たな価値の創造として、特産品の開発についても、ヨーグルトに続く魅力の開発が急務だと感じておりますので、これらについては見直しの必要な部分の1つであるのかなというふうに考えております。そのため、現在進めている「そ・ら・ら」の拡張構想の基本計画の中で、「そ・ら・ら」が本来求められた部分なども含め、新たな魅力向上に向けた機能強化の検討を進めてまいりたいと考えております。 新たな機能強化をするに当たっては、管理運営についてというところがご指摘のとおり重要な部分でございます。「そ・ら・ら」についてはオープンからこれまで、市民とのつながりや、市の施設であることのメリットを生かすため、市が直営で運営し、五、六年後を目安に指定管理者へ移行する計画でございました。また、市長の諮問機関である空のえき「そ・ら・ら」運営委員会からも、昨年3月に指定管理者への移行時期、指定管理料などについて、慎重かつ適切な対応に努め、施設管理を指定管理者に移行すべきだとの答申をいただいております。 市といたしましては、経営合理化による経費節減や住民サービスの向上を図るためにも、民間施設運営のノウハウを生かした指定管理者制度への移行は重要であると考えておりますので、コロナ禍における社会情勢を踏まえつつ、現在進めている「そ・ら・ら」拡張計画、基本計画の中で、「そ・ら・ら」の将来像をしっかりと定めた上でしかるべき時期を見計らいながら、指定管理者への移行を進めながら、維持管理費の軽減に努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(荒川一秀君) 島田清一郎君。 ◆4番(島田清一郎君) ありがとうございます。 「そ・ら・ら」の地域再生拠点という最初の設置目的が達成されることが、小美玉市が活性してさらに発展できる源とだと考えておりますので、よろしくお願いいしたいと思います。私たちも小美玉市が活性するように、これから努力していきたいと思っております。 島田市長におかれましては、このたび勇退をされるということですが、現在の小美玉市のこの形をつくっていただきましたことを感謝申し上げます。これからの第2の人生のご活躍をご祈念しています。頑張ってください。 以上をもちまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(荒川一秀君) 以上で島田清一郎君の質問を終わります。 この際、11時15分まで休憩といたします。     午前11時02分 休憩     午前11時15分 再開 ○議長(荒川一秀君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △石井旭君 ○議長(荒川一秀君) 続いて、次の通告者の発言を許します。 石井旭君。     〔8番 石井 旭君 登壇〕 ◆8番(石井旭君) 8番議席、石井旭でございます。 通告に従いまして質問いたします。 茨城空港アクセス道路の開通に伴い、市道路線の拡充について伺います。 まず、質問の前に、長期にわたるオミクロン株対策にご尽力されておられます島田市長をはじめ関係各位、羽鳥教育長を中心とした学校関係者に対し、心より敬意を表します。ありがとうございます。ご苦労さまです。 それでは、質問の1問目としまして、今後の計画策定方針について伺います。 茨城空港アクセス道路の開通により、石岡小美玉スマートインターへの交通渋滞を避けての茨城空港から約15分となり、石岡駅あるいは石岡工業団地への通勤、通学が飛躍的に時間が短縮となり、市民はもとより鉾田市、行方市の多くの方々から、小美玉市はすごいなという喜びの声をお聞きしているところでございます。改めまして、島田市長のご尽力に敬意を表します。本当にありがとうございました。 現在、小美玉市第2次総合計画の基本施策において、基地対策の充実が示されております。基本方針として、百里基地との共存共栄を目指し、基地周辺の生活環境の整備や民生安定の向上を図りますとしております。一方、課題として百里基地周辺の地域振興につきましては、地区の公民館の整備は平成28年度に完了しているものの、各地区の要望道路はまだまだ多く残っており、早期整備が望まれております。 このようなことを考えれば、この地域特有の有利な防衛省予算を使い、この基地周辺地域の全体整備計画、地域計画を策定し、実施するべきだと思いますが、どのような地域計画を考えているのか内容を伺います。 そこで、私は市道路線の拡充として、柴高街道の整備が一番に必要だと考えます。空港アクセス道路に出るのにちょうど中間地点であり、旧小川市内または西郷地、柴高方面からと、さらには中央線との連携も図られ、市民の通勤などの利便性が上がると思います。 この柴高街道は現在も通勤等で水戸方面への、また反対方向の石岡、土浦方面へとかなりの交通量があります。しかしながら、柴高街道の現状はセンターラインのない狭い市道です。また、側溝も整備されていなく、石岡ゴルフクラブや一番食品株式会社付近は大雨が降ると水がたまり、車が浸水したりして危険な場所になっております。 このような災害の解消にもつながり、市民の安心・安全な生活道路を整備していただきたく、柴高街道の整備を提案いたします。見解を伺います。 次に、2問目、中央線の進捗状況について伺います。 まず、県道紅葉石岡線までの状況ですが、本年度末で市道小10911号線整備に伴う測量調査が終了し、令和4年度予算に防衛補助道路整備事業として4,921万1,000円が用地買収費、物件移転補償費などが予算計画されており、安心したところでございます。しかし、たった1,189メートルの距離です。もう少しピッチを上げて、工事完了を令和4年度までにできないのか伺います。 その理由は、現在世楽地区、佐才地区の2か所に信号のない危険な交差点があり、交通量も増え、大型トラックも通り抜け、見通しも悪く、交通事故も頻繁に起きております。特に佐才地区の交差点は小学生、中学生の通学路として利用されており、保護者の皆様はもとより、地元の皆さんも危惧しているところであります。 やはり一日も早く県道までの開通をしなければ、信号機の設置許可が石岡警察署より出ないと思います。島田市長も石岡警察署へ再三要望していただいていることは承知しているところではございますが、やはり一日も早い信号機の設置を早期に実現するためには、工事前倒しを要望いたします。市長に見解を伺います。 2点目としまして、中央線の延伸を提案させていただきます。 いよいよ県道紅葉石岡線までの開通が達成されようとしております。繰り返しになりますが、小美玉市第2次総合計画の基本施策において、基地対策の充実が示されております。基本方針として百里基地との共存共栄を目指し、基地周辺の生活環境整備や民生安定の向上を図りますとしております。まさにこの部分です。 具体的には、メロンロード、さらには県道大和田羽生線への延伸を提案させていただきます。この区間の飯前地区は騒音に日々悩まされている方々が住まわれている場所です。まさに基地周辺の生活環境の整備となることは間違いがありません。ここにぜひとも防衛補助道路整備事業として、約1キロ程度と思われますが、中央線の延伸をし、下吉影地区、上合地区、飯前地区、そして百里基地隊員などのために羽鳥駅まで一直線につなぎ、通勤、通学等の利便性を図り、百里基地との共存共栄を目指してほしいと考えます。また、茨城空港への第2のアクセス道路として活用もできます。 以上、中央線の延伸を提案いたします。市長に答弁を求めます。 ○議長(荒川一秀君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。 小島都市建設部長。     〔都市建設部長 小島謙一君 登壇〕 ◎都市建設部長(小島謙一君) 石井議員ご質問の茨城空港アクセス道路の開通に伴い市道路線の拡充について答弁いたします。 初めに、ご質問の1番目、今後の計画策定方針についてですが、現在、行政区からの道路整備要望内容を再整理しております。特に複数の行政区をまたがる道路については、社会情勢の変化や広域的見地から要望内容を整理し、再度、区長と相談することを計画しております。 今後は関係部局と調整を図りながら、百里基地周辺地区をはじめとする広域的な範囲において、事業実施の基礎となる、仮称ではございますが、地域別整備計画を策定してまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 次に、柴高街道ですが、柴高街道は中延地内の県道玉里水戸線から西郷地内の旧国道6号までを直線に縦断する延長7.4キロメートルの道路です。本路線は、メロンロードや小美玉中央線と交差する利便性の高い道路ですが、茨城空港アクセス道路の開通により、さらに利便性が高まり、今後の交通量の増加が見込まれます。 道路の現状は、幅員はおおむね6メートル前後で、センターラインや路面排水のための側溝は部分的に設置されている状況でございます。その中で、交通量が多く、幅員が4メートルの狭い区間が多い柴高地内の県道上吉影岩間線の交差点から、西郷地の旧国道6号までの約1.7キロメートルについて、現在、道路改良事業を進めております。 議員ご提案の柴高街道の整備につきましては、長期的には茨城空港アクセス道路や国道6号小美玉道路などの幹線道路網の計画、整備により、将来交通量の変化に対応できる道路規格の検討や優先度などについて検討を行い、短期的にはセンターラインや路面の排水など局所的な対策に努めてまいりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 次に、中央線の進捗状況ですが、小美玉中央線、市道小10911号線でありますが、世楽地内の農免道路から県道紅葉石岡線までの約2.5キロメートルの幹線道路として整備を進めております。 今後は、佐才コミュニティーセンター付近から県道紅葉石岡線の区間について、令和4年度から防衛省の民生安定施設整備事業費補助金を活用し、用地買収を進めていく予定でございます。今後は、用地交渉を進め、用地買収の進んだ区間から順次工事を実施する予定です。 また、信号機につきましても設置に向け、石岡警察署に要望を続けるとともに、地権者をはじめ、地域の関係者のご理解を得ながら、早期完成を目指してまいりますので、ご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 最後に、中央線のメロンロード、さらに県道大和田羽生線への延伸についてですが、小美玉中央線は世楽地内から上吉影の県道紅葉石岡線までを整備する計画になっております。 議員ご提案の小美玉中央線の県道大和田羽生線までの延伸につきましては、本路線が常磐線の羽鳥駅に直結する道路であり、その延伸により通勤や通学など周辺の利便性の向上や公共交通ネットワークの構築につながる有効な道路になることが考えられます。 そのため、現在整備を進めている県道紅葉石岡線までの区間の早期の供用開始の時期を見極めながら、将来交通量や整備費用などを検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げまして、答弁といたします。 ○議長(荒川一秀君) 島田市長。     〔市長 島田穣一君 登壇〕 ◎市長(島田穣一君) ご苦労さまでございます。 石井議員のご質問にお答えをさせていただきます。 これまで茨城空港アクセス道路をはじめとし、市内幹線道路網の整備や生活道路の整備を進めてまいりました。柴高街道及び小美玉中央線の延伸につきましては、都市建設部長が答弁したとおりでございますが、公共交通ネットワークの構築や基地周辺地域の生活環境の改善につながる有効な道路と考えております。 地域の皆様方のご意見、ご要望などを丁寧にお聞きをしながら検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 答弁といたします。 ○議長(荒川一秀君) 石井旭君。 ◆8番(石井旭君) 島田市長、前向きな答弁、本当にありがとうございました。よろしくお願いいたします。 島田市長におかれましては、小美玉市合併以来4期16年の長きにわたり市政発展にご尽力され、誠にありがとうございました。ご苦労さまでした。 飛ぶ鳥跡を濁さずとよく言いますが、江戸幕末期に勘定奉行や外国奉行などの要職を歴任し、日本の構造改革に奔走した幕臣小栗上野介忠順は、横須賀に造船所建設や横浜製鉄所を造る計画の中、ある幕臣が、幕府の運命もなかなか難しい、費用をかけて造船所を造っても出来上がる頃には幕府はどうなっているか分からないと語ったところ、小栗は居住まいを正し、幕府の運命は限りがあるとも日本の運命には限りがない、幕府のしたことが長く日本のためとなって徳川のした仕事が成功したのだと後に言われれば、徳川家の名誉ではないか、国の利益ではないかと言い、さらに土蔵つき売家としたほうがよい、あとは野となれ山となれと言って退散するのはよろしくないと語りました。そして、東洋で最大規模となる造船所建設が、こうしてフランス政府との約定書締結により確定をしました。後にこの造船所が日本近代工学の源泉ともなり、昭和30年代にイギリスを抜いて世界一の造船大国日本となる原点がここに始まったのです。 ぜひとも柴高街道の整備並びに中央線のメロンロード、さらには県道大和田羽生線への延伸を予算化されることが、私は未来の小美玉市発展の礎となることを確信をしております。 以上、要望いたしまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(荒川一秀君) 以上で石井旭君の質問を終わります。--------------------------------------- △小川賢治君 ○議長(荒川一秀君) 続いて、次の通告者の発言を許します。 小川賢治君。     〔14番 小川賢治君 登壇〕 ◆14番(小川賢治君) 14番、小川賢治です。 通告に従い、令和4年第1回小美玉市議会定例会の一般質問をさせていただきます。 まず、1点目、小美玉市の人口状況についてお伺いをいたします。 長引く新型コロナウイルス禍が人口減少に拍車をかけ、2021年の人口動態統計速報値は出生数が過去最少を更新、将来出生数を左右する婚姻件数は戦後最小、少子化に伴う人口減少は社会保障の支え手不足につながり経済成長を制約し、少子化対策の一段のてこ入れが欠かせないと、こう報じられております。 そこで、本市の人口は2004年をピークに減少が続いておりますが、1番目、本市の人口現状分析について。1、総人口の推移、2、地区別人口の推移、3、自然増減と社会増減についてお伺いをいたします。 2番目、将来人口の推移について。 国立社会保障・人口問題研究所推計の分析によると、本市の総人口は2010年以降、一貫して減少が続き、2040年には3万9,000人、2060年には2万8,000人程度になると推計をされております。 そこで、1番、総人口の分析、2番、人口動態の分析、3、年齢別人口の割合についてお伺いをいたします。 次に、財政における人口変化の影響の分析について、③として、人口減少が市税額に与える影響について。個人市民税の推計についてお伺いをいたします。 以上、答弁よろしくお願いします。 ○議長(荒川一秀君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。 金谷企画財政部長。     〔企画財政部長 金谷和一君 登壇〕 ◎企画財政部長(金谷和一君) 小川議員のご質問、小美玉市の人口状況について答弁をいたします。 まず、1点目の人口の現状分析についてでございますが、人口ビジョンで示している将来人口の目標値は2040年で4万6,000人としております。2020年国勢調査の確定値が公表され、本市では令和2年10月1日現在で4万8,870人となり、2015年国勢調査から比較しますと2,041人、4%の減少となりました。これは国が公表する推計値よりも約400人減少数が拡大している結果となりました。 この要因として、出生数の減少が大きく、10年前の出生数は年間422人であったものが、昨年度は290人となり130人減少しております。晩婚化や未婚率の上昇などが大きく影響しているものと考えております。 年齢構成で見ますと、年少人口が2015年との比較で6,507人から5,631人となり876人減少、国推計値との比較では減少数は倍となっております。出生数の減少が大きく影響しているものと思われます。次に、生産年齢人口では、2015年との比較で3万902人から2万8,053人となり2,849人減少、国推計値との比較では減少数は6割増加しております。老年人口では、2015年との比較で1万3,435人から1万4,724人となり1,289人増加、国推計値との比較では6割増加しております。 地区別人口の推移を見てみますと、小川地区の減少が大きく、1,345人でマイナス7.5%となっており、美野里地区では849人の減少でマイナス3.3%、玉里地区では452人の減少でマイナス5.5%となっております。 次に、2点目の将来人口の推計についてでございますが、国立社会保障・人口問題研究所の推計では、2040年には本市の人口は3万9,507人まで減少するとされておりますけれども、本市では出生率並びに社会移動率を段階的に改善し、2040年には4万6,000人までの減少に抑制することを目指しております。この目標を達成するためには、早期に合計特殊出生率を1.8まで改善すること、就職期の転出を12%、進学期の転出を5%、全体の転出を23%に抑制し、社会移動率の改善を図ることが必要となってまいります。 現状では合計特殊出生率の改善は厳しい状況で、新型コロナウイルス感染拡大による影響で結婚控えも出ている中、全国的にも年間出生数が初めて90万人を割るなど影響が出ているところでございます。社会移動率に関しましては、新型コロナウイルスの影響で都市圏からの人口流出が顕著で、茨城県にも転入増加が見られておりますが、その影響は県南地域にとどまっているのが現状であります。 今後も感染症拡大による新たな生活様式の広がりは継続するものと考えており、移住体験や情報発信の強化を進め、人口の確保に努めてまいります。 次に、3点目の人口減少が市税額に与える影響についてでございますが、市における市税収入のうち、個人市民税が占める割合は34%でございますが、その約8割が生産年齢人口層であります。国の推計値で試算した減収額は、2040年に約6億円となる見込みで、これに加えて、老年人口の増加による社会保障費の拡大等によりまして、支出の増加が見込まれるなど、市政運営に大きな影響が出ると想定されております。 この状況を回避するには、生産年齢人口の増加を図り、特に子育て世代の増加を目指す必要がありますので、子育て世代に選んでいただける環境整備並びに施策を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。 ○議長(荒川一秀君) 小川賢治君。 ◆14番(小川賢治君) それでは、再質問させていただきます。 ただいまの答弁で、本市の人口減は早いスピードで減少しているというような答弁がございました。そういう中で、本市の人口の現状、分析、それから将来人口の推計と分析について、今、詳細を答弁いただきました。 そこで、人口の将来展望、それと自然増減、それから本市は人口の影響が出る自衛隊施設を持つ、本市の特徴といいますか、自衛隊には2,000人からの職員が、隊員がいたと聞きますが、現在は1,300人ぐらいにもなっているというようなことで、大きい影響があるかと思いますので、その辺の事情も答弁していただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。 ○議長(荒川一秀君) 金谷企画財政部長。     〔企画財政部長 金谷和一君 登壇〕 ◎企画財政部長(金谷和一君) 小川議員の再質問にお答えをさせていただきます。 小美玉市も人口減少が進んでいるという答弁を先ほど申し上げましたけれども、その中でご質問の中に百里基地のお話がございました。これにつきましては、隊員数も減少しているという状況はもちろんあるんですけれども、百里基地そのものが、飛行隊の編成が年々なされておりまして、それに伴って隊員数の減少が進んでいるというのが現状かと思っております。 特に令和2年には、百里基地の飛行隊が三沢へ行って、なおかつ三沢から百里に1個飛行隊が来ているんですけれども、もともと3個飛行隊あったものが、現在は1個飛行隊になっているんですね。それに伴って隊員数も大きく減少しているというようなところで、地区別で申しますと、小川地区の中の小川、大字で言いますと小川、野田、下吉影、百里、これが非常に減少が多く見られる地区でございます。いずれも百里基地に関係した官舎ですとかがある場所ですね。 逆に、美野里地区、あるいは玉里地区については、自然増、あるいは社会増減ですね、そういったものが通常の他の市町村と同様に見られるということで、大きく減少しているのは、先ほど議員が言われたとおり、百里基地絡みの部隊編成が寄与しているのかなというふうに思っております。 以上です。 ○議長(荒川一秀君) 小川賢治君。 ◆14番(小川賢治君) ありがとうございました。 社会増減ですね。いわゆる百里基地関係の人口動態というのが大きく影響する面もあるというふうに認識いたしました。 それでは最後に、2021年、去年12月22日の茨城新聞の報道で記事が載っておりました。「職員、地域活性化語る 連携協定で小美玉市 茨城キリスト教大で授業」というタイトルで報道されました。それによりますと、小美玉市と茨城キリスト教大が10月に結んだ相互・連携協力に関する協定に基づいて、同市職員がシティプロモーションについて講演する授業が16日、日立市大みか町の同大であったと。小美玉市企画調整課長補佐の中本正樹さん(45歳)が地域に参画する人を増やすことを目的とする同市のシティプロモーション方針を語ったと。地域活性化などを学ぶ授業の一環で、学生約40人が聴講したと。 中本さんは、旧美野里町に2002年に建設された四季文化館みの~れについて、当初は財政や稼働率への不安から市民の批判が強かったが、賛成派、反対派、双方の住民が構想段階から参加し、今では同館を拠点に様々な取組や団体が生まれていると説明いたしました。 2018年に全国初のヨーグルトサミットでは、住民主体に多くの企画が立案され、サミットの成功に結びついたことや、地域の話題を発信する市民メディア、タウンジャーナル小美玉が立ち上がったことなどを紹介いたしました。 こうした取組を通して、市外からも同市での市民活動やPRに携わる人が増えてきたという。中本さんは意欲の高い関係人口が増えれば、人口が減少したとしても小美玉市を支えてくれるのではないかと力を込めたというふうな記事が掲載されておりました。 私はこの記事を読んで、中本課長補佐の言うように、意識の高い人が増えれば、人口が減少に転じても小美玉市を支え、発展繁栄して進展し、持続可能なまちづくりが可能と思いました。意欲の高い関係人口とはやる気があると解釈、認識しております。実践活動が大事だと思いますが、この意欲のある人口を増やすことが大事かなというふうに痛感をいたしました。ありがとうございました。 それでは、次に2点目に入らせていただきます。 小美玉市の目指す健康づくりについてお伺いいたします。 人生100年時代を迎え、健康な心と体を維持していくことは、生涯にわたって心豊かに幸福感を持って暮らすにも不可欠なことです。そこで、本市は国・県、近隣市町と比べ、健康寿命が短い傾向にあるが、健康寿命の延伸を目的としての1、健康寿命について、重点的な取組をお伺いいたします。 2番目、体の健康づくりについて。 身体活動量が多い人や運動をよく実施している人は、生活習慣病による死亡率が低く、また身体活動や運動がメンタルヘルスや生活の質の改善に効果をもたらすことが認められております。しかし、家事や仕事の自動化が進んでいることや、自家用車等の利用により身体活動が低下していると、このように思います。 そこで、本市の施策分野、市の取組の具体策についてお伺いをいたします。 3番目に、健康づくりの環境整備についてでございます。 市民が身近な地域の中でつながりを持ち、楽しく、そして安心して暮らしていくためには、地域における健康づくりが大切です。まちづくりの一環として自治会等で行う健康づくり活動への支援を図るとともに、健康づくりを課題の一つとして、地域のコミュニケーションを促し、そのような場に主体的に参加できるよう働きかけていくことが必要であります。 そこで、1、市民、地域主体の健康づくりの推進について、市の具体的な取組について。 2、健康づくりを通じた町の活性化の具体的な取組についてお伺いをいたします。 答弁よろしくお願いします。 ○議長(荒川一秀君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。 鈴木保健衛生部長。     〔保健衛生部長 鈴木定男君 登壇〕 ◎保健衛生部長鈴木定男君) それでは、小川議員からのご質問2問目、小美玉市の目指す健康づくりについて答弁いたします。 1点目の健康寿命についてでございますが、健康寿命は健康上の問題で、日常生活が制限されることなく生活できる期間として、厚生労働省より公表されている数字で、市町村別では5年に一度実施される国勢調査のデータを基に算出され、現時点で公表されているのは平成27年度の数字となります。最新データでは、健康寿命の一つとして、令和元年度の障害調整健康余命の数値が公表されておりますので、市の現状につきまして、この健康余命を用いて答弁させていただきます。 この健康余命は、例えば65歳の方がこの先何年健康で生きられるかということを期間で示したものでございます。令和元年度の市内男性の健康余命は17.51年、県ですと17.92年、国では17.94年と、僅かに国・県を下回っている状況にございます。市内女性の健康余命のほうですけれども、20.69年です。県は20.90年、国は21.01年と男性同様にこちらも国・県をやや下回っている状況でございます。近隣と比較しましても、本市はやや下回っているところでございます。 健康寿命の延伸は、「健康日本21」をはじめとする健康増進に関する各種計画の目標に掲げられており、その目標達成に向け、本市においては医療費が増大している糖尿病、高血圧症、脂質異常症を重点課題とし、健康づくり事業及び介護予防事業に取り組んでいるところでございます。 次に、2点目、体の健康づくりについてでございますが、市の取組として、乳幼児から高齢者までのあらゆる世代に対し、各種健診の実施及び健康教室、健康相談などの様々な健康づくり事業を展開しております。特に高齢者の健康づくりでは、誰もが住み慣れた地域で安心して健康に暮らすことができることを目標とし、特定健診や後期高齢者健診、がん検診を実施し、健診結果に応じた相談指導や重点課題である糖尿病や脂質異常症などの予防に関する健康教室を開催しております。 高齢者を対象とした健康体力づくりのための取組としましては、老人クラブ活動や地区サロンが開催されている中、その活動に保健師や栄養士が出向き、血圧測定や骨密度測定を実施し、高齢者の相談指導を実施しております。また、運動機能の障害などによる歩行困難などを予防するため、ロコモティブシンドロームをテーマとした健康増進事業のヘルスアップ教室や介護予防事業の運動教室、認知症予防の脳の健康教室など、運動や栄養を盛り込んだ様々な健康教室を実施しております。 さらに、令和4年度からは新たな取組として、75歳以上を対象とした高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施事業として、関係各課連携し、健康状態が確認できない方の実態把握に取り組んでまいります。引き続き、関係機関や地域との連携を強化し、事業の充実を図ってまいります。 次に、3点目、健康づくりの環境整備についてですが、現在、各地域において、様々な形で地区活動が開催されている中、健康づくりの一環として、食生活改善や運動の普及など、老人クラブや地区サロンの参加者を対象として、食生活改善推進員やシルバーリハビリ体操指導士の方々による普及啓発活動が行われ、地域の中で活躍いただいております。食生活改善推進員の活動では、地区公民館を会場に調理実習や試食を通して、バランスのよい食事や減塩指導など食生活改善に取り組むほか、社協と連携し、独り暮らしの高齢者に対し、紙芝居を用いて食育啓発を行っております。 しかしながら、近年、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止のため、活動がほぼ実施困難となり、地域とのつながりが少なくなっている現状にございます。令和4年度においては、コロナ禍でも感染対策を徹底した上で、市と地域が連携協働により、市民が身近な地域の中で主体的に参加できるような新たな健康づくり活動を検討して、取り組んでまいりたいと考えおります。 今後とも、地域の活性化を図り、健康寿命の延伸に寄与するため、引き続き地域の皆様のご協力をお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。 以上です。 ○議長(荒川一秀君) 小川賢治君。 ◆14番(小川賢治君) 詳細に答弁ありがとうございました。 再質問をさせていただきます。 令和4年度の成人保健事業における目的及び期待する効果として、おみたま健康いきいきプランを基に、市民一人一人が日々の生活の中で健康づくりに向けた自発的な行動、変容ができるよう、健康寿命の延伸等を目標とした健康づくり事業を展開すると、このようにあります。 そこで、健康寿命の延伸について、それからもう1点はロコモティブシンドローム、運動器症候群について、この認知度の向上についてお伺いをいたします。 答弁よろしくお願いします。 ○議長(荒川一秀君) 鈴木保健衛生部長。     〔保健衛生部長 鈴木定男君 登壇〕 ◎保健衛生部長鈴木定男君) 再質問にお答えいたします。 健康寿命につきましてですけれども、こちらは平均寿命と健康寿命との比較となりますけれども、平成27年度の県のデータから見ますと、男性では平均寿命については80.28歳、健康寿命については72.5歳、その差が7.78歳あります。女性の場合ですと平均寿命は80.33歳、健康寿命は70.52歳と、その差が10.81歳あります。 健康寿命とは、健康で日常生活が制限されることなく生活できる期間ですので、その差ですね、そちらをありますのを、健康寿命のほうを伸ばしていく、延伸させる、そういった施策を充実させていきたいと、そのように思っております。 続いて、ロコモティブシンドロームについてでございますが、ロコモティブシンドロームにつきましては、筋肉とか骨、関節といった運動器の障害によって、歩行や日常生活に何らかの障害を来している状況のことを申しまして、高齢者の健康づくりや介護予防の観点から特に注目されております。 その対策としましては、健康習慣病をはじめとした疾患に対する知識と、正しい運動や栄養に関する知識と実践を学ぶ場が必要となります。本市では様々な健康教室や介護予防教室、その中で保健師、または栄養士による相談指導、そして健康運動指導士などによる運動指導などをその施策の中で盛り込んで実施しているというところでございます。 以上でございます。 ○議長(荒川一秀君) 小川賢治君。 ◆14番(小川賢治君) ありがとうございました。 健康寿命ですが、男性においては7.78歳、女性10.81歳と、差がまだまだ縮まらないと思います。この健康寿命の延伸について、さらに健康管理をよくして頑張っていきたいなというふうに思っております。 最後、島田市長、32年間、首長として本当にご苦労さまでした。同士会でもお礼述べておりますが、本当にありがとうございました。 以上をもちまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(荒川一秀君) 以上で小川賢治君の質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(荒川一秀君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 次会は、明日3月11日午前10時から本会議を予定しておりますが、本会議の前にウクライナ問題について全員協議会を開きますので、よろしくお願いをいたします。 本日はこれにて散会いたします。 ご苦労さまでした。     午後12時05分 散会...