甲府市議会 2019-03-07
平成31年総務委員会 本文 開催日: 2019-03-07
市民部長 塚原 工君
税務統括監 青木 俊也君
消防長 中澤 勝也君
ほか関係室長及び課長
6 事 務 局 議事調査課長補佐 橘田 善弘君
7 議 題
第 1 議案第45号 固定資産評価審査委員会委員の選任について
第 2 議案第18号 平成30年度甲府市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予
算(第1号)
第 3 議案第39号 甲府地区広域行政事務組合の共同処理する事務の変更及び甲
府地区広域行政事務組合規約の変更について
第 4 議案第40号 甲府地区広域行政事務組合の共同処理する事務の変更に伴う
財産処分について
第 5 議案第42号 包括外部監査契約の締結について
第 6 議案第16号 平成30年度甲府市一般会計補正予算(第6号)中
当委員会所管分
第1表 歳入歳出予算補正中
歳入 第10款、第13款2項1目・2目1節、
第14款3項、第16款1項1目、
第18款、第20款1項14目
歳出 第2款1項1目・8目・9目・13目・3項・
4項、第3款1項1目中市民部分、第12款
第3表 繰越明許費補正(追加)中
新事業形成費
第4表 地方債補正(追加)
第 7 閉会中継続審査中の請願について
請願第27-6号 沖縄県民の声に共感し地方自治の堅持を国会と政府に求める
意見書提出を求める請願
紹介議員 石原 剛 内藤 司朗 清水 英知
木内 直子 山田 厚
請願第28-1号 安全保障関連法の廃止、または再検討を求める意見書の提出
を求める請願
紹介議員 内藤 司朗 清水 英知 木内 直子
山田 厚
請願第28-6号 「治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定を求める意見
書」の提出を求める請願
紹介議員 内藤 司朗 清水 英知 木内 直子
山田 厚
請願第29-4号 共謀罪法(テロ等準備罪処罰法)廃止のための意見書提出を
求める請願
紹介議員 内藤 司朗 清水 英知 木内 直子
山田 厚
請願第29-5号 共謀罪(テロ等準備行為処罰)法の廃止を求める意見書提出
の請願
紹介議員 内藤 司朗 清水 英知 木内 直子
山田 厚
請願第30-2号 政府に核兵器禁止条約に参加し批准する意見書の提出を求め
る請願
紹介議員 内藤 司朗 山田 厚
第 8 閉会中継続審査中の陳情について
陳情第30-1号 庁舎内における職員への政党機関紙の勧誘・配達・集金を自
粛するよう求める陳情
2: 午前 9時59分 開 議
◯兵道委員長 ただいまから総務委員会を開きます。
昨日の本会議において当委員会に付託されました案件は、お手元に配付いたしました議題のとおりであります。その順序に従って審査を行います。
これより審査に入りますが、この際、委員及び当局の皆様に申し上げます。
発言する際は、まず挙手の上「委員長」と呼び、指名されてから起立の上、発言されるようお願いいたします。
それでは、これより審査を行います。
最初に、議案第45号 固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。
当局から提案理由の説明を求めます。
工藤副市長。
3: ◯工藤副市長 議案目録(その3)の685ページをお開きください。
議案第45号 固定資産評価審査委員会委員の選任につきまして御説明申し上げます。
本市の固定資産評価審査委員会委員のうち、伊藤喜巳男が本年3月23日をもって任期満了となりますので、後任として清水孝貢を選任するにつきまして、地方税法第423条第3項の規定により議会の同意を求めるものであります。
御審査の上、御協賛賜りますようお願い申し上げまして、説明を終わります。
4:
◯兵道委員長 以上で説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
5:
◯兵道委員長 それでは、以上をもって質疑を終結いたします。
これより本案を採決いたします。
本案は、当局原案のとおり同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
6:
◯兵道委員長 御異議なしと認めます。
よって、本案は当局原案のとおり同意することに決しました。
次に、議案第18号 平成30年度甲府市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)についてを議題といたします。
当局から提案理由の説明を求めます。
向山市民協働室長。
7:
◯向山市民協働室長 よろしくお願いいたします。議案目録(その1)59ページをお開きください。
議案第18号 平成30年度甲府市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。
補正内容につきましては、歳入において繰入金及び諸収入を追加更正するものであります。
66ページ、67ページをお開きください。
歳入1款1項1目一般会計繰入金につきましては、貸付金元利収入が当初予算ほど見込めないため、公債費の不足分を一般会計から繰り入れるものであります。2款1項1目住宅新築資金等貸付金元利収入につきましては、貸付金元利収入が当初ほど見込めないため、減額更正するものであります。
68ページ、69ページをお開きください。
歳出1款1項1目元金及び2目の利子につきましては、貸付金元利収入の減額に伴いまして財源更正をするものであります。
以上が住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算の説明であります。御審査のほど、よろしくお願いいたします。
8:
◯兵道委員長 以上で説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
内藤委員。
9: ◯内藤委員 それでは、毎回伺っていることでありますけれども、昨年の3月定例会当委員会で管理台帳の整備、精査を行ったということで、今回、件数でお聞きいたします。
完納、一部償還、ゼロ償還、それぞれ何件か。あわせて償還率はどのぐらいでしょうか。
10:
◯兵道委員長 伏見人権男女参画課長。
11:
◯伏見人権男女参画課長 平成29年度に1名が完納したため、平成30年3月31日現在で、貸付件数494件のうち、完納者142件、一部償還者224件、ゼロ償還者128件、償還率37.6%となっております。
12:
◯兵道委員長 内藤委員。
13: ◯内藤委員 そうですね。償還率を見ますと、昨年が37.7%という御説明でしたが37.6%ですか。貸付金回収のために、今年度はどのような努力をされてきたんでしょうか。
14:
◯兵道委員長 伏見人権男女参画課長。
15:
◯伏見人権男女参画課長 貸付業務は平成14年度で終了していることから、平成30年度に取り組んできた業務は、納付書の発送と納付相談が主な業務となっております。
今年度は管理台帳の再整備を行い、借受人についての情報を最新データに更新し、償還状況を含め、現状の適切な把握に努めてまいりました。具体的には、住民票の写しの公用請求を行い、死亡者、居所不明者についての現状把握に努め、おおむね完了したところであります。
16:
◯兵道委員長 内藤委員。
17: ◯内藤委員 あと、この貸付制度は制度の設計上、山梨県にも責任があると思いますが、山梨県との協議はこの1年間どうだったんでしょうか。
18:
◯兵道委員長 伏見人権男女参画課長。
19:
◯伏見人権男女参画課長 今年度も山梨県に直接伺う中で、改めて住宅新築資金等貸付金にかかわる償還金について元利もしくは利子の減免等、また補助制度等を活用してほしい旨の申し出を行い、協議してまいりましたが、結論から申しますと、山梨県といたしましては利子を含めた償還金の負担軽減については、既に償還している他市に対しての公平性が保てないとの理由により、現時点では減免措置等は考えていないとの回答でした。
以上です。
20:
◯兵道委員長 内藤委員。
21: ◯内藤委員 それではまとめます。
貸付金の回収が予算よりも3,484万1,000円少なかったので、一般会計から同額を穴埋めする、こういう会計になっております。既に根拠法は廃止になっております。償還率もここ数年変わらない。ゼロ償還、今度は件数ですからあれですけれども、体制は変わってないと思います。毎年一般会計から繰り入れて穴埋めをしているというのが実態です。この会計は極めて不明朗、不透明な会計でありますので、今回の補正は認めることができません。反対いたします。
22:
◯兵道委員長 ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
23:
◯兵道委員長 以上をもって質疑を終結いたします。
これより本案を起立により採決いたします。
本案は、当局原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
24:
◯兵道委員長 起立多数であります。
よって、本案は当局原案のとおり可決することに決しました。
次に、議案第39号 甲府地区広域行政事務組合の共同処理する事務の変更及び甲府地区広域行政事務組合規約の変更についてを議題といたします。
本案につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律施行令第12条の規定により、市教育委員会の意見を聞くこととなっていることから、その意見をお手元に配付いたしてありますので、審査の参考としていただきたいと思います。
それでは、当局から提案理由の説明を求めます。
深澤企画総室長。
25: ◯深澤企画総室長 よろしくお願いいたします。議案目録(その1)671ページをお開きください。また、お手元に配付させていただきました、甲府地区広域行政事務組合規約新旧対照表もあわせてごらんいただきたいと思います。
議案第39号 甲府地区広域行政事務組合の共同処理する事務の変更及び甲府地区広域行政事務組合規約の変更につきまして、御説明を申し上げます。
甲府市、甲斐市、中央市及び昭和町の3市1町で構成する甲府地区広域行政事務組合が共同処理いたします事務のうち、甲府地区広域行政事務組合ふるさと市町村圏基金を活用する事業の実施に関する事務につきましては、国が平成元年に制度化し、山梨県が平成7年に甲府広域圏をふるさと市町村圏に選定する中で、国が定めたふるさと市町村圏推進要綱に基づき、組織市町からの出資金と山梨県からの助成金による基金の運用益を活用して、ふるさと再発見ツアー、ふるさと絵画コンクールなどのソフト事業を行ってまいりました。
また、視聴覚ライブラリー事業は、視聴覚教材の収集、貸し出し、利用に係る指導・助言等を通じた学校教育及び社会教育の振興を図ることを目的とした事業でございまして、昭和48年4月に設置されたものでございますが、平成20年4月からふるさと市町村圏事業として実施されてきたところでございます。
そうした中、国は、ふるさと市町村圏制度が当初の役割を終えたとして、平成21年度末をもって要綱を廃止いたしました。廃止に伴い、組織市町が協議をする中で、運用で積み立てられた利子分を残し、組織市町の出資金及び県助成金の全額が、平成23年度末にそれぞれに返還されたところでございます。
その後は、積み立てられた利子分を基金として、その金額の範囲の中で事業を継続してまいりましたが、基金の運用益が年々減少し、平成32年度以降の事業費を確保することが見込めないこと、また、視聴覚ライブラリーに関しましては、図書館等における視聴覚教材が充実するとともに、インターネットを含む新しい情報メディアが普及してきたことなどから、甲府地区広域行政事務組合事務局及び組織市町が各教育委員会に相談するなどしながら、ふるさと市町村圏事業のあり方について協議を重ねた結果、視聴覚ライブラリーを含むふるさと市町村圏事業は平成32年3月末をもって廃止するとの方向性に至りました。
こうしたことを受けまして、甲府地区広域行政事務組合の共同する事務のうち、甲府地区広域行政事務組合ふるさと市町村圏基金を活用する事業の実施に関する事務及び視聴覚ライブラリーの設置及び運営に関する事務を廃止するとともに、これらの事務の廃止に伴い不要となる選挙管理委員会及び負担金に関する条項を削除するに当たり、甲府地区広域行政事務組合規約の一部を改正するにつきましては、地方自治法第286条第1項の規定により、構成市町の協議により定めるとしておりますが、この協議につきましては、地方自治法第290条の規定により議会の議決を必要とするため、ここに提案をさせていただきました。
なお、本議案に関し、地方教育行政の組織及び運営に関する法律施行令第12条に基づき、過日、甲府市議会から本市教育委員会に対し意見の照会がされた際にも、開催されました本市教育委員会におきまして丁寧に御説明をさせていただく中で、お手元に配付されております回答書のとおり協議することが適当であるとの意見となっております。
以上で説明は終わります。御審査のほど、よろしくお願い申し上げます。
26:
◯兵道委員長 以上で説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
内藤委員。
27: ◯内藤委員 私も甲府地区広域行政事務組合議会議員をやらせていただいたときに、逆に、どうしてこれを広域行政でやっているのかなということを思った経過もございます。
今の、いろいろ経過の説明がありましたけれども、視聴覚ライブラリーのほうは、昭和40年代ですか、からやっているということですが、当時なぜこれを広域行政でやろうとしたのか、その辺の経過をもう少し説明していただけますか。
28:
◯兵道委員長 里吉企画課長。
29: ◯里吉企画課長 視聴覚ライブラリーにつきましては、一部事務組合発足の当初、昭和48年に設置され、共同する事務となっておりますが、当時は現在のような視聴覚環境になく、16ミリの映像が主流であり、映写するさまざまな機器や視聴覚資料の調達はもとより、資格を要する映写の指導・助言を個々の自治体で行うことが効率的でなかったことから、甲府地区広域行政事務組合で共同処理することになったということになっています。
以上です。
30:
◯兵道委員長 内藤委員。
31: ◯内藤委員 わかりました。映写技師さん、とてもやっぱり広域的に雇用をしたほうがいいだろうという判断だったと思います。
もう1つ、視聴覚ライブラリーのほうは現在も実際に利用があるんですけれども、廃止した場合、これまでの利用者の皆さん方への対応というのはどうなっていくんでしょうか。
32:
◯兵道委員長 里吉企画課長。
33: ◯里吉企画課長 視聴覚ライブラリーの事務を廃止するにつきましては、保有する映像資料などについては、この後の議案にもありますが、各構成市町で分配をしまして、それぞれの図書館等で貸し出すことになっております。
また、相互利用することによって住民の皆さんの利便性が低下しないように、これからも努めてまいりたいと考えております。
以上です。
34:
◯兵道委員長 内藤委員。
35: ◯内藤委員 では、現在の利用者に対してサービスの低下を招かないようにいろいろ措置されているということですので、これに賛成します。
36:
◯兵道委員長 ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
37:
◯兵道委員長 以上をもって質疑を終結いたします。
これより本案を採決いたします。
本案は、当局原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
38:
◯兵道委員長 御異議なしと認めます。
よって、本案は当局原案のとおり可決することに決しました。
次に、議案第40号 甲府地区広域行政事務組合の共同処理する事務の変更に伴う財産処分についてを議題といたします。
当局から提案理由の説明を求めます。
深澤企画総室長。
39: ◯深澤企画総室長 議案目録(その1)673ページをお開きください。
議案第40号 甲府地区広域行政事務組合の共同処理する事務の変更に伴う財産処分につきまして、御説明を申し上げます。
議案第39号において御説明申し上げました視聴覚ライブラリーの設置及び運営に関する事務の共同処理を廃止することに伴い、財産を処分するに当たり、組合の構成市町で協議し、各市町の人口の割合、過去3年の視聴覚教材等の利用実態、視聴覚ライブラリー事務の廃止後に視聴覚教材を活用する各市町の図書館の希望などを考慮する中で、別紙に記載のとおり、これまで収集したプロジェクター等の機器類及びDVD等の視聴覚教材を構成市町に譲与あるいは廃棄により処分するにつきましては、地方自治法第289条の規定に基づき、構成市町の協議により定めるとしておりますが、この協議につきましては、地方自治法第290条の規定により議会の議決を必要とするため、ここに提案をさせていただきました。
以上で説明は終わります。御審査のほど、よろしくお願い申し上げます。
40:
◯兵道委員長 以上で説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
41:
◯兵道委員長 以上をもって質疑を終結いたします。
これより本案を採決いたします。
本案は、当局原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
42:
◯兵道委員長 御異議なしと認めます。
よって、本案は当局原案のとおり可決することに決しました。
次に、議案第42号 包括外部監査契約の締結についてを議題といたします。
当局から提案理由の説明を求めます。
下山企画財政室長。
43: ◯下山企画財政室長 よろしくお願いいたします。それでは、議案目録(その1)679ページをお開きください。また、事前に配付をさせていただきました資料もあわせて御参照いただきたいと思います。
議案第42号 包括外部監査契約の締結についてを御説明いたします。
本議案につきましては、中核市移行に伴いまして、包括外部監査契約を締結するに当たり、地方自治法第252条の36第1項の規定により議会の議決を必要とすることから、ここに提案するものであります。包括外部監査契約に基づく監査につきましては、地方自治法第252条の27に規定され、都道府県、政令市及び中核市に対して導入が義務づけられており、監査委員監査とは別に、外部の専門知識を有した弁護士や公認会計士などの外部監査人と契約をし、毎年度行うものであります。
監査人が地方公共団体の財務に関する事務の執行及び経営に係る事業の管理のうちから、毎年度テーマを設定して、最小の経費で最大の効果を上げているか、組織運営の合理化に努めているかなどといった観点から監査を実施し、その結果の報告を受けるものであります。
契約の目的は、包括外部監査契約に基づく監査及び監査の結果に関する報告であります。契約の始期は平成31年4月1日。契約金額は794万9,000円を上限とする額。契約の相手方は山梨県甲府市上小河原町1124番地、弁護士の柴山 聡氏であります。
以上で説明を終わります。御審査のほど、よろしくお願いいたします。
44:
◯兵道委員長 以上で説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
45:
◯兵道委員長 以上をもって質疑を終結いたします。
これより本案を採決いたします。
本案は、当局原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
46:
◯兵道委員長 御異議なしと認めます。
よって、本案は当局原案のとおり可決することに決しました。
次に、議案第16号 平成30年度甲府市一般会計補正予算(第6号)中当委員会所管分を議題といたします。
当局から提案理由の説明を求めます。
下山企画財政室長。
47: ◯下山企画財政室長 よろしくお願いいたします。それでは、議案目録(その1)の1ページをお開きください。
議案第16号 平成30年度甲府市一般会計補正予算(第6号)中総務部、企画部、市民部及び選挙管理委員会にかかわります補正予算内容につきまして一括して御説明いたします。
最初に、繰越明許費について御説明いたします。6ページ、7ページをお開きください。
第3表繰越明許費補正追加のうち、2款総務費、新事業形成費につきましては、国の第二次補正予算に伴うプレミアム付商品券発行事業にかかわりますシステム構築費等の経費でありますが、年度内の完了が見込めないため、繰越明許費を設定するものであります。
8ページ、9ページをお開きください。
続きまして、第4表地方債補正追加でありますが、市民税等減収補てん債につきましては、普通交付税の算定上の基準財政収入額におきまして、算入された法人税割及び利子割交付金の算定額が決算見込を上回ることに伴い、追加をするものであります。
次に、歳入につきまして御説明いたします。14ページ、15ページをお開きください。
10款1項1目交通安全対策特別交付金につきましては、決算見込を勘案し減額するものであります。13款2項国庫補助金のうち、1目総務費国庫補助金につきましては、プレミアム付商品券発行事業にかかわります国庫補助金であります。2目民生費国庫補助金につきましては、介護保険の制度改正によるシステム改修にかかわります国庫補助金の交付に伴う増額であります。
18ページ、19ページをお開きください。
14款3項1目総務費県委託金につきましては、山梨県議会議員一般選挙にかかわります県委託金を増額するものであります。16款1項1目総務費寄附金につきましては、ふるさと甲府応援寄附金の増を見込み、5,000万円を増額するものであります。
20ページ、21ページをお開きください。
18款1項1目繰越金につきましては、国の補正予算にかかわります一般財源として使用するため増額するものであります。
22ページ、23ページをお開きください。
20款1項14目市民税等減収補てん債につきましては、普通交付税の算定上の基準財政収入額におきまして、算入された法人税割及び利子割交付金の算定額が決算見込を上回ることに伴い、計上するものであります。
次に、歳出につきまして御説明いたします。
24ページ、25ページをお開きください。
2款1項総務管理費のうち、1目一般管理費につきましては、退職予定者の増に伴う退職手当及び上下水道局への退職手当負担金を増額するものであります。8目基金管理費及び9目企画費のうち企画部経費につきましては、ふるさと甲府応援寄附金の増額に伴う地域振興基金への積立金の増額及びふるさと納税事業支援サービスにかかわります経費の増額であります。9目企画費のうち新事業形成費につきましては、国の第二次補正予算に伴うプレミアム付商品券発行事業にかかわりますシステム構築等の経費であります。13目電算管理費につきましては、個人番号制度関連委託料等の確定に伴います減額であります。2款3項1目戸籍住民基本台帳費につきましては、総合窓口構築運用業務の契約期間の変更に伴います減額であります。2款4項7目県議会議員選挙費につきましては、山梨県議会議員一般選挙の投票日が前倒しされたことに伴います減額であります。
26ページ、27ページをお開きください。
3款1項1目社会福祉総務費のうち、住宅新築資金等貸付事業特別会計繰出金につきましては、住宅新築資金等貸付金元利収入の減に伴います繰出金の増額であります。
34ページ、35ページをお開きください。
12款1項公債費のうち、1目元金につきましては、平成29年度の市債借入が当初の見込を下回ったことに伴います減額であります。2目利子につきましては、銀行等資金の低利借入及び利率見直しに伴います地方債利子の減額であります。
以上で説明を終わります。よろしく御審査のほどお願いいたします。
48:
◯兵道委員長 以上で説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
内藤委員。
49: ◯内藤委員 先ほどの住宅新築資金等貸付事業特別会計への繰出金が含まれておりますので、この補正予算には賛成できません。
50:
◯兵道委員長 ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
51:
◯兵道委員長 以上をもって質疑を終結いたします。
これより本案を起立により採決いたします。
本案は、当局原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
52:
◯兵道委員長 起立多数であります。
よって、本案は当局原案のとおり可決することに決しました。
次に、閉会中継続審査となっております請願について審査を行います。
審査に入ります前に、議案に係る個人情報につきまして各委員にお願いいたします。
個人の指名等が記載されている議案を審査する際は「記載されている方」などの表現をし、個人の氏名等を発言しないよう留意することで議会運営委員会において確認されておりますので、発言する際は御留意いただきますようお願いいたします。
最初に、請願第27-6号 沖縄県民の声に共感し地方自治の堅持を国会と政府に求める意見書提出を求める請願を議題といたします。
請願の内容につきましては、お手元に資料が配付いたしてありますが、取り扱いについて御意見をお伺いいたします。
内藤委員。
53: ◯内藤委員 採択をお願いする立場で、平成30年12月定例会以降の動きを見ますと、平成31年2月24日投開票の米軍新基地建設の埋め立ての賛否を問う沖縄県民投票の結果は反対が有効投票の72.15%、43万4,273票で、沖縄県民の民意は明確に示されたと思います。条例で、首相とアメリカ大統領に通知を義務づけた有権者数の4分の1約29万人、また、昨年9月の沖縄県知事選挙での玉木デニー知事の39万6,632票も上回る結果です。
これまで安倍政権は「各種選挙結果については争点の1つではない。」と言ってきましたが、今回の沖縄県民投票は1つの争点で行われたものです。加えて、現在、埋め立ての行われている場所の北側は、軟弱地盤、超軟弱地盤が水深90メートルに達し、直径2メートルの杭7万7,000本を打ち込む工事が必要なのに、水深90メートルの杭を打ち込む船がないとか、事実上建設不可能とも言える無謀な計画であることも明らかになってきました。
以上が閉会審査中の動きでしたが、加えて、今定例会本会議で自治体戦略2040構想のところでも言いましたけれども、本当に今、中央政府による地方自治・団体自治に対する支配が強まっていく懸念に言及いたしましたが、このこともあわせますと、ますます請願採択の意義は大きいと考えます。
本請願は、提出されたのが平成27年6月ということで、当時と状況も「翁長知事」とか「オバマ大統領」とかありますが、請願の核心部分である団体自治及び住民自治を尊重するという憲法の趣旨を守るために地方から声を上げるというのは全くそのとおりであると思いますので、採択をお願いしたいと思います。
54:
◯兵道委員長 ほかに御意見はありませんか。
鈴木委員。
55: ◯鈴木委員 請願第27-6号についてですが、沖縄県に限らず、地方自治というのはその県民また市民等に係る重大な案件だと思っています。また、沖縄県で県民投票があったのも承知をしているところであります。
その中で私が考えることは、例えば、基地の移転等に関しても、普天間基地では大型輸送ヘリの窓枠が小学校に落下をした。子どもさんたちのけががなくて非常に幸いだなと感じているんですが、そうであれば、小学校の移転とかをまず先に考えるべきではないのかなと。お互いに冷静になられていないなという感じもする。そんな中で結論には至っていませんので、継続審査でお願いします。
56:
◯兵道委員長 ほかに御意見はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
57:
◯兵道委員長 それでは、これをもって意見交換を終結いたします。
ただいま、継続審査を求める意見と採択を求める意見が出ております。
それではまず、継続審査についてお諮りいたします。
本件を閉会中の継続審査とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
58:
◯兵道委員長 起立多数であります。
よって、本件は閉会中の継続審査とすることに決しました。
次に、請願第28-1号 安全保障関連法の廃止、または再検討を求める意見書の提出を求める請願を議題といたします。
請願の内容につきましては、お手元に資料が配付いたしてありますが、取り扱いについて御意見をお伺いいたします。
内藤委員。
59: ◯内藤委員 採択をお願いします。
60:
◯兵道委員長 ほかに御意見はありませんか。
鈴木委員。
61: ◯鈴木委員 結論に至っていません。継続審査でお願いをいたします。
62:
◯兵道委員長 ほかに御意見はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
63:
◯兵道委員長 それでは、これをもって意見交換を終結いたします。
ただいま、継続審査を求める意見と採択を求める意見が出ております。
それではまず、継続審査についてお諮りいたします。
本件を閉会中の継続審査とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
64:
◯兵道委員長 起立多数であります。
よって、本件は閉会中の継続審査とすることに決しました。
次に、請願第28-6号 治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定を求める意見書の提出を求める請願を議題といたします。
請願の内容につきましては、お手元に資料が配付いたしてありますが、取り扱いについて御意見をお伺いいたします。
内藤委員。
65: ◯内藤委員 採択をお願いします。
66:
◯兵道委員長 ほかに御意見はありませんか。
鈴木委員。
67: ◯鈴木委員 結論に至っていませんので、継続審査でお願いします。
68:
◯兵道委員長 ほかに御意見はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
69:
◯兵道委員長 それでは、これをもって意見交換を終結いたします。
ただいま、継続審査を求める意見と採択を求める意見が出ております。
それではまず、継続審査についてお諮りいたします。
本件を閉会中の継続審査とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
70:
◯兵道委員長 起立多数であります。
よって、本件は閉会中の継続審査とすることに決しました。
次に、請願第29-4号 共謀罪法(テロ等準備罪処罰法)廃止のための意見書提出を求める請願を議題といたします。
請願の内容につきましては、お手元に資料が配付いたしてありますが、取り扱いについて御意見をお伺いいたします。
桜井委員。
71: ◯桜井委員 この件につきましては、何回か議論をしているわけでありますが、いずれにいたしましても、いよいよ大きなイベントが控えてきているこの状況の中におきまして、このテロ対策という1つの観点から、これは必要ではないかなとなってくるわけでして、やはり国民の安全を守るという意味からも、大きな1つの問題ではないかなと思っています。
しかし、請願自体が廃止のためということでありますので、この件につきましては不採択ということでお願いします。
72:
◯兵道委員長 ほかに御意見はありませんか。
内藤委員。
73: ◯内藤委員 平成30年9月定例会、平成30年12月定例会でも詳細に述べました立場から、採択を求めます。
74:
◯兵道委員長 ほかに御意見はありませんか。
鈴木委員。
75: ◯鈴木委員 結論に至っておりませんので、継続審査でお願いします。
76:
◯兵道委員長 それでは、これをもって意見交換を終結いたします。
ただいま、継続審査を求める意見と採択を求める意見、不採択を求める意見が出ております。
それではまず、継続審査についてお諮りいたします。
本件を閉会中の継続審査とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
77:
◯兵道委員長 起立多数であります。
よって、本件は閉会中の継続審査とすることに決しました。
次に、請願第29-5号 共謀罪(テロ等準備行為処罰)法の廃止を求める意見書提出の請願を議題といたします。
請願の内容につきましては、お手元に資料が配付いたしてありますが、取り扱いについて御意見をお伺いいたします。
桜井委員。
78: ◯桜井委員 この件に対しても、先ほどの請願第29-4号の内容と同じ状況でありますので、同じく不採択という形でお願いします。
79:
◯兵道委員長 ほかに御意見はありませんか。
内藤委員。
80: ◯内藤委員 採択をお願いします。
81:
◯兵道委員長 ほかに御意見はありませんか。
鈴木委員。
82: ◯鈴木委員 請願第29-4号と同様、継続審査でお願いします。
83:
◯兵道委員長 それでは、これをもって意見交換を終結いたします。
ただいま、継続審査を求める意見と採択を求める意見、不採択を求める意見が出ております。
それではまず、継続審査についてお諮りいたします。
本件を閉会中の継続審査とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
84:
◯兵道委員長 起立多数であります。
よって、本件は閉会中の継続審査とすることに決しました。
次に、請願第30-2号 政府に核兵器禁止条約に参加し批准する意見書の提出を求める請願を議題といたします。
請願の内容につきましては、お手元に資料が配付いたしてありますが、取り扱いについて御意見をお伺いいたします。
内藤委員。
85: ◯内藤委員 批准する国もだんだんふえてきております。願意妥当でありますので、採択をお願いします。
86:
◯兵道委員長 ほかに御意見はありませんか。
桜井委員。
87: ◯桜井委員 この件につきましては、継続審査ということでお願いいたします。
88:
◯兵道委員長 ほかに御意見はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
89:
◯兵道委員長 それでは、これをもって意見交換を終結いたします。
ただいま、継続審査を求める意見と採択を求める意見が出ております。
それではまず、継続審査についてお諮りいたします。
本件を閉会中の継続審査とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
90:
◯兵道委員長 起立多数であります。
よって、本件は閉会中の継続審査とすることに決しました。
次に、閉会中継続審査となっております陳情について審査を行います。
陳情第30-1号 庁舎内における職員への政党機関紙の勧誘・配達・集金を自粛するよう求める陳情を議題といたします。
陳情の内容につきましては、お手元に資料が配付いたしてありますが、取り扱いについて御意見をお伺いいたします。
桜井委員。
91: ◯桜井委員 この件に対しましては、庁舎内部にかかわる問題でありますので、慎重に審査していかなければならないということでございまして、このまま継続審査という形で見ていきたいと思います。
92:
◯兵道委員長 ほかに御意見はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
93:
◯兵道委員長 それでは、これをもって意見交換を終結いたします。
ただいま、継続審査を求める意見が出ております。
それでは、継続審査についてお諮りいたします。
本件を閉会中の継続審査とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
94:
◯兵道委員長 起立多数であります。
よって、本件は閉会中の継続審査とすることに決しました。
以上で、当委員会に付託されました議案及び請願・陳情の審査を終了いたします。
なお、委員長報告につきましては正副委員長に御一任願いたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
95:
◯兵道委員長 御異議がございませんので、そのようにさせていただきます。
次に、所管事項の調査に入ります。
所管事項について質問のある部等がございましたら最初に申し出をすることになっておりますので、挙手をお願いいたします。
(要望を聴取)
96:
◯兵道委員長 それでは、企画部の方々には残っていただき、それ以外の部等の方々にはお引き取りを願います。御苦労さまでした。
それでは、企画部の所管事項の調査に入ります。
先ほど挙手をされました委員は発言をお願いいたします。
桜井委員。
97: ◯桜井委員 企画部地域振興課に対してお伺いするわけですが、もう皆さん御存じだと思いますけれども、ここのところ、甲府駅前のいわゆる老舗である山交百貨店のニュースが新聞等々で出てきているわけでありますが、65年という長い歴史を持つこのデパートでありますので、これが中心市街地にどういうふうに影響していくのかなと、こんなことを危惧するわけであります。
また、報道によりますと、樋口市長からもコメントされている面もあるわけですけれども、いずれにしましても、この甲府駅南口の駅前の場所ということに対しまして、今取り組んでいる中心市街地、あるいは開発の中の、いわゆるにぎわいの創出という1つの面から行きますと、この百貨店が閉店になるということになりますと、大変な影響が出てくるのではないかということを危惧するわけであります。
したがって、今回、この企画部ということですから、中心市街地活性化基本計画に対する進行管理をしている部署にもなりますので、今回のこの閉店に関して、中心地活性化に向けてどんな問題が心配されるのか、あるいはそういった今後に向けてどのような形でしていくのか、現在における当局の感じというか、思いをお聞かせ願いたいと思います。
98:
◯兵道委員長 依田地域振興課長。
99: ◯依田地域振興課長 山交百貨店の営業終了についての御質問ですけれども、これまで、中心市街地活性化基本計画を2期にわたって進めておりまして、甲府駅北口の拠点整備、甲府駅南口周辺地域修景計画を中心市街地活性化基本計画に位置づける中で進めてまいりました。また、南北をつないで、玄関口にふさわしい空間ができたと思っております。そこから、オリオンスクエアのにぎわいの創出やデュオヒルズ甲府が完成したことなどで、甲府駅から甲府中央商店街までの動線というものは、ある程度できてきたのかなとは考えております。
そうした中で、それにつきましては成果として考えますと、中心市街地活性化基本計画の成果指標であります空き店舗や歩行者通行量につきましても、かなり経過としては成果が出てきていると考えておりまして、空き店舗につきましては今回159件ということで、かなり抑制もされてきております。歩行者通行量につきましては、まだ速報値ですけれども、昨年よりも1万人ほどふえているということが出てきております。
そういうことを考えますと、先日、こうふはっこうマルシェも行いましたが、いろいろなにぎわいができている中で、こうした老舗の百貨店の営業終了というのは非常に残念と我々も考えております。また、樋口市長が申し上げたように、県内外からいろいろな観光客の方が来られて、親しみを持って山交百貨店に来られた方々が、営業終了になってしまうというのは残念だということもおっしゃっておりましたが、それはやはり、山交百貨店の苦渋の決断ということで重く受けとめているということは、我々も同じに考えております。
そうは言いましても、今まで例えば北部地域からバスで山交百貨店に来られた方が、山交百貨店は買い物の宅配サービスなんかもやっていたということもお聞きしておりますので、そういうことを考えますと、こちらに来られた方が、そういうサービスがないことによって足が向かなくなってしまうということも危惧されます。ですので、そういうことにならないように、我々はにぎわいの創出に向けて、これからも山梨県、甲府商工会議所の方々とも連携する中で進めていきたいと思っております。
以上です。
100:
◯兵道委員長 桜井委員。
101: ◯桜井委員 今の状況を聞かせていただいたわけでありますけれども、確かに、甲府駅前があのように開発されて、立派な1つの駅前ができたわけでして、そうした面から行きますと、先ほども歩行者が1万人ぐらいふえているという状況、やはり、それまでやってきた開発に対する成果がぼつぼつ出てきているんだと感じるわけですね。
そういう中で山交百貨店の、老舗である百貨店、ここに来る方が果たして何人ぐらいいたんだろうかということが気になるわけですけれども、この方々が今後どういう動線を使って1つのものの動きが出てくるのかということを大変心配するわけです。
いずれにしましても、老舗の百貨店でありますから、こういう今まで来られた方にどのような対応がこれからでき、極端に言うとどこに買い物に移っていくんだろうかなということが想像できないわけなんです。それだけ山交百貨店さんが歴史を持って、それぞれの形の中で生活の中に今まで1つの応援をなさっている中のファンがあそこにいらっしゃるということだと思います。
したがって今の、中心市街地がいろいろな形の中で、甲府駅前も、店舗もふえましたし空き店舗なんかもほとんど埋まっている状況の中で、今後この百貨店がなくなっていくことに対して、当局としては、百貨店個人のほうの店舗なので、余りかかわらないよということなのか、ある面では指導する立場、甲府商工会議所も対象になると、山梨県、甲府市、甲府商工会議所という形もあるんですけれども、これからの考えられる取り組みみたいなものが、現時点では何かお考えになるようなことはあるんでしょうか。
102:
◯兵道委員長 依田地域振興課長。
103: ◯依田地域振興課長 先日3月1日に発表されたものでありますので、時間もたっていないということもありまして、我々も今、情報収集に鋭意努力しているところでございます。
ですので、今のところ、こういうことということはなかなかお示しすることはできませんけれども、やはりこれから、まずは情報収集を一生懸命やっていく中で、先ほどもお話ししましたが、山梨県、甲府商工会議所と情報共有、情報のやりとりをしながら考えていきたい、情報収集を共有して進めていきたいと思っております。
以上です。
104:
◯兵道委員長 桜井委員。
105: ◯桜井委員 私も申し上げましたように、今後、山交百貨店さんのほうから、甲府市、山梨県、あるいは甲府商工会議所等に、何か手を差し伸べてほしいような場があるならばあれですが、恐らくそういった形のものはないし、まだ営業は続けていくんだという1つの別の立場もあるようですから、今の建物がどうこうということでなく、閉店という1つの考えの次に、行政としましても、ある面においては、大きな建物に対してどう見ていくのか。いわゆる跡地利用という形で考えていくのか、あるいは今のあの大きな建物が有効利用するに、これをどうしたらいいかという検討をされていくのか、そして、今のまま中心市街地の活性化を離れて、あれは個人の建物だからと解釈していくならば、大変、中心市街地のにぎわいの創出には、大きな課題がそこに発生してくるんじゃないかということを危惧するわけです。
したがいまして、私の聞きたいことは、今進められている中心市街地活性化基本計画の中にあります動き、にぎわいの創出の動きと、大きな建物だけれども個人の1つの営業をなさっている。それに対して、山梨県、甲府市、あるいは先ほども言いましたけれども甲府商工会議所とか、こういったところが接触して、ある意味では、山交百貨店さんと、甲府駅前というだけにこれを放っておけないという形でもって対応するべきではないのかなと感じるわけです。
ここにおいて、まちなかに影響するものがないということであればそれほど気にしないんですが、あるという解釈をしていたならば、これは何らかの形でもって、やっぱり行政もかかわっていかなきゃいけない問題じゃないかなと思うんですが、その影響に対する対応というものは、今の話の中でははっきりしていないような感じがするんですが、今後に向けて、そういった取り組みが明確になるような要素というのはあるんでしょうか。
106:
◯兵道委員長 依田地域振興課長。
107: ◯依田地域振興課長 冒頭申し上げましたが、中心市街地活性化基本計画、平成20年11月に内閣総理大臣の認定をとってから約10年続けてまいりまして、それなりの成果が出てきたと思っております。また繰り返しになってしまいますが、その中で、成果指標で見ると数字も上がってきているということもありますので、そこは注視していきたいと思っておりますし、またこれも繰り返しになってしまいますが、今のところ、まだ発表されてから時間がたっておりませんので、情報がしっかり把握できていないという状況です。ですので、まず情報収集を、また、情報共有をする中で考えていきたいと思っております。
以上です。
108:
◯兵道委員長 桜井委員。
109: ◯桜井委員 当局としては、中心市街地の活性化という推進を図っているわけでして、この中には当然甲府駅前の問題、あるいは山交百貨店さんの位置づけといったものが中心市街地活性化基本計画なりに入っている。ましてや、この基本計画ということになると、これは国の許可をいただいての動きですから、この点は、これからの中で、山交百貨店さんの意思もあろうかと思いますけれども、かわりになるいわゆる活性化に対する事業に対して、これを眺めている、あるいは状況を見ているというのでは、ちょっと消極的じゃないか。これは、将来に向けて、にぎわいの創出につなぐ市街地活性化に必ずこの問題は影響が出てくるだろうと予想されますから、早い時点で甲府商工会議所あるいは山梨県、甲府市とで知恵を出し合いながら、1つのものを進めていく。大きな取り組みとすれば、これから甲府城だ何だと、そういうところにも発展をしていくわけでして、一般的な修景計画、これは県と市で行う事業、これが最終的には中心市街地の活性化に寄与していくものであるということになりますと、ちょっと様子を見ていきますと、ゆくゆく修景計画の中でも影響が出てくるような気がしますので、何とかこの辺は、積極的に対応策を考えながら、いい方向にものが進んでいくような御努力をぜひしていただきたい。ということで、意見とさせていただきます。よろしくお願いします。
110:
◯兵道委員長 よろしいですか。
111: ◯桜井委員 はい、以上です。
112:
◯兵道委員長 では、金丸委員。
113: ◯金丸委員 それでは、企画部に2つ質問させていただきます。1つは、今、桜井委員が質問した、いわゆる山交百貨店閉店に伴う中心市街地の問題。それからもう1点は、新山梨知事誕生による一連のリニア駅をめぐる問題。
今、桜井委員が話したことが、いろいろ本当に私も思っていたことの本質なんだけれども、端的にまず聞きますから、みんな端的に答えてくださいね。
まず、我が市にこの連絡はどういう方法で入ったのか、全く入らなかったのか、あるいは甲府商工会議所を通じた話があったとか、そういったことが、今日のこの山交百貨店の閉店という問題については、いかがですか。全く連絡がなかったら、なかったでもいいし。現実。
114:
◯兵道委員長 深澤企画総室長。
115: ◯深澤企画総室長 明確な時期は承知しておりませんけれども、山交百貨店様からは、産業部を通じて情報が入ったという話を聞いております。
以上です。
116:
◯兵道委員長 金丸委員。
117: ◯金丸委員 産業部を通じて情報があったということは、事前に行政には連絡があった、あるいは甲府商工会議所を通じてということなのか、それはわからないけれども、連絡があったということでいいですね。
118:
◯兵道委員長 深澤企画総室長。
119: ◯深澤企画総室長 ことし3月1日に公表される前に、情報は入手しておりました。
以上です。
120:
◯兵道委員長 金丸委員。
121: ◯金丸委員 まず、それを聞いて、私はちょっと安心しました。これが甲府商工会議所と、あるいは山梨県を通じて何かあったのならばよしとするんだけれども、全くなかった場合には、一体どうしてこんなことになっちゃったんだという話になるからなんだけれども。
というのは私も、2日前に山梨交通株式会社、バスのほうの社長と一緒に食事して、その一月前に山交百貨店の内田社長と一緒に飲んで、全くと言っていいぐらいそんなそぶりもなかった。だから、私も依頼されていたことがあったから、5階の無印良品という売り場が2年ほど前まであったんですよ。そこを撤退した後に、5階フロアをどうするかということで何回か社長室に呼ばれて、私なりに、甲府市が活性化するためにはこういう事業が必要だということは、幾つか、最後は1つだったんだけれども、それを進めましょうという形でやってきたんですよ。
だけど、いずれにせよ、先ほど桜井委員が本質的なことを話してくれたから、事ここに及んでしまえば、あとはこれをどうやって我が市がこの問題について対応していくかというところに、一日も早く足を踏み込まなければいけないわけです。年度末で、来年度ももう始まって、ことしの9月末で終わると聞いているから、少なくともそれまでにはあそこがどうなるか、山交百貨店さんのお考えもあるだろうけれども、我が市としても、より積極的に関与していくべきだと私は思っています。
これを中心市街地の担当でやるのか、あるいはまた、大きく企画部全体で考えていくのか、その辺についてはどういうふうに考えているか、中村企画部長さん、最後になってしまうからもう、3月に卒業してしまうけれども、もしお考えがあれば。里吉企画課長さんより中村企画部長さんのほうがいいですね。ということをまずお聞かせいただきたい。
122:
◯兵道委員長 中村企画部長。
123: ◯中村企画部長 山交百貨店の件については、先ほど依田地域振興課長のほうからもお話をさせていただいておりますけれども、甲府駅の北口あるいは南口の整備が進む中で、人の流れも出てきて、そういったところから考えると非常に残念なお話でございます。ただ、山交百貨店としても、企業として決定をされたものだと認識しておりますので、そこはやむを得ないと考えております。
ただ、先ほど来お話があります、今後どうするんだというお話でございますけれども、これについて、本市といたしましても、今、情報収集というお話がございましたけれども、積極的な情報収集をさせていただく中で、山梨県あるいは甲府商工会議所等とも協議をさせていただいて、あわせて、連携を図りながら今後の検討策を考えていきたいと考えております。
中心市街地の活性化ということに関しまして、甲府南口周辺地域修景計画等も含めれば、山交百貨店というのは当然1つの大きな核となるところでございましたので、そういった意味で、跡地の活用というものは、甲府市全体で考えていかなければならないと考えております。
以上でございます。
124:
◯兵道委員長 金丸委員。
125: ◯金丸委員 今の中村企画部長の答弁をもちろん了としますけれども、中村企画部長もこの3月に御退職、私たちもこの4月に任期が満了という中で、そうは言っても行政は継続しているわけですから、4月以降に向けて、ぜひ中村企画部長の今の気持ちを置き土産として残していただければありがたいなと思っています。
私がさっき言ったのは、本質的なのは桜井委員が言ってくれたからいいんだけれども、私は、まさに今ピンチじゃなくて、これをチャンスに変えるんだと。あの一等地と言ってもいいでしょう。あの一等地を、例えばの話、山交百貨店さんが手放す気があるのかないのかとか、そういう情報収集をなるべく早くする。そういう情報収集を早くして、アンテナを高く張って、その方向が決まったら、我が市としてもそれに対して積極的に関与することを私は必要だと思っているんです。
だから、今の建物をつぶす可能性だってあるかもしれないし、今のところ言っていないけれども、転売することだって可能性あるし、ということなんですよ。
市民生活にとって、確かに、ないよりあったほうがいいわけなんですよ。だけど、僕が何回か本市議会で使ったんだけれども、西武百貨店がなくなっても、当時ありましたよね、この近くにね。それから、スーパーのダイエー甲府店さんがなくなっても、あるいはその後トポス甲府店さんがなくなっても、正直言って、誰もみんな困ったと言わないんですね。困った困ったと言う人はほとんどいなかった。現実に甲府の市民は生活してきているわけですよ。
だから、私に言わせれば、確かに老舗デパートがなくなるのはさみしいことだと言うけれども、逆にそうじゃなくて、市民生活が特別困らないのであれば、個の企業の問題よりも、今度は行政としてあそこを本当に、買収も含めて考えていくようなことをしなければ、せっかく甲府駅北口をきれいにしました、甲府駅南口をきれいにしました、それから今度は甲府城周辺を、修景計画をやりますと言ったときに、それから昔の県民会館の駐車場だったところも今度は少し公園らしくなる、そういった一連の流れを考えると、我が市が積極的に企画部として、今中村企画部長が言ってくれたように関与していくことを強く私は望んでおりますので、4月以降、ぜひ中村企画部長、これをしっかり考えろと置き土産をしていっていただきたいと思います。今のはこれで終わります。
2点目。昨日の今定例会本会議でも、我が会派の向山議員が、地元だということを念頭に本当に熱弁をふるってくれて、今回のリニア中央新幹線の、新山梨県知事によるリニア駅のゼロから見直しというか、一から見直しなんだということを取り上げておりました。樋口市長も明確な答弁をなさらなかったというか、今の段階ではできないと私は思っているから、あれもよしとしましょうとしますけれども、担当部局とすると、私は本当に大変な、まさにゆゆしき事態になっちゃうんだと思っています。
私も、昭和62年に初めて宮崎県でリニアモーターカーに乗って、昭和63年に初めてリニアモーターカー沿線青年会議所連盟というのをつくって、今日までかかわってきたんだけれども、確かに当初は常永駅付近だったんですよ、最初の計画は。それが当時のいろんなパワーの中で、最終的には横内元山梨県知事のときに、今の場所にとりあえず決まったと。だから、そういった流れの中で、新しい知事というか、権力者といったらいいかもしれないけれども、決まって、その考え方を大きく打ち出してくることは、別にこれは、私にしてみれば構わないことなんだけれども、行政と我が市とすると、今日までの努力というか、本当にみんなの努力が破たんしてしまうというおそれを私は持っていて仕方がないんです。
だから、まだ仮定の話であるんだけれども、この問題について、率直に担当者はどう思っているのか。私は本当に、冗談じゃないという怒りを持って、本市の市長にも事前に、市長室で、今、一番の問題はこれなんですという話を今定例会前にさせてもらったんだけれども、いずれにしても、山梨県知事が振り上げたこぶしをどうやってうまく下ろさせるか考えましょうねという話をしているんだけれども、それについて、何か見解がありますか、担当者としては。
126:
◯兵道委員長 望月リニア交通室長。
127: ◯望月リニア交通室長 リニア駅が決定した経過から話させていただきますと、平成20年から平成23年ごろ、まず山梨県内4つの圏域で誘致合戦というか、私の地域にということで要望が出たところでございます。
その中で、先ほど金丸委員さんのお話がありましたように、甲府圏域の中の駅設置という絞り込みがされまして、その中で、どちらが最適な位置かということを、例えば用地確保の容易さとか、コスト面とか、主要拠点へのアクセス、さらには、ほかの3圏域の御意見等も聞く中で、甲府圏域ということで、大津町付近がいいだろうということで、これが山梨県内のリニア建設促進山梨県期成同盟会の総会で決議されて、JR東海に中間駅の設置要望をしたと。これが、JR東海の影響評価の準備書の中にそれが公表されて、最終的には国土交通省が出した工事実施計画書の中で確定したという経過でございます。
そうした中で、私どもも、大津町に駅ができるということを前提に、いろいろの協議を、地元の皆様方と、周辺についてどうやっていくかということを協議してきた経緯がございます。
そうしたこともございまして、昨日の答弁にもありましたように、そういう経過があるという中で、現段階では、特別な、どちらがいいという明確な話にはならなかったと思うんですけれども、私どもはこういう経過を踏まえて、山梨県と樋口市長が意見交換なり、私どもも協議していきたいというところに回答させていただいているということで、私もそのように思っているところでございます。
128:
◯兵道委員長 金丸委員。
129: ◯金丸委員 昨日の樋口市長の答弁というか、樋口市長にかわった長坂リニア交通政策監の答弁、私は本当にあれしかないんだろうなと。というのは、いずれにしても我が市は、いうなれば県都であり、今度4月から中核市になり、いうなれば甲府圏域全体の、まさに今、そういう意味での
連携中枢都市圏の中心地になるわけだから、我が市が、と樋口市長が大きく声高に言えないところという気持ちはわかるんです。
だけど、こと現実問題として、同じ、例えば甲府広域圏の中にある小井川駅周辺と、大津町と、現在我が市は、大津町は我が市だが、いずれ合併すればいいじゃないか、甲府になるじゃないかと僕に言った方もいたけれども、だけどそうじゃなくて、同じ甲府広域圏の中でも、甲府じゃない小井川地域と、甲府である大津町といったら、当然私は甲府を声高に、やっぱり今のままを進めてくれという声を上げなきゃいけないと思っているわけなんです。
だから、そこで、本来甲府市議会で現状維持を、移転反対じゃなくて現状維持をしてくれという決議があっても本当はいいぐらいだと思っているんだけれども、今の樋口市長の立場を考えたりすると、それもできない。とにかく、発表された日に、山梨日日新聞に、地元の新聞に大きく載ったときに、すぐに長坂リニア交通政策監に電話を僕は入れて、とにかく山梨県との情報交換を密にしろという話をして、それを樋口市長に情報を上げろという話をアドバイスさせてもらったんだけれども、いずれにしても、今、山梨県の担当、岡リニア交通局長のところでも本当に困っていると思うんです。全てがとまっちゃっているんです、現実に今。だから、いつ新山梨県知事さんが勉強を終えられるか。できれば私とすれば、4月の新年度のスタートのころまでには、余りにも短いけれども、結論を出してくれればいいと思っているが、私とすると本当は、甲府市は行政や甲府市議会を挙げて、現在の構想のまま行ってほしいという運動を展開すべきだと私は強く願っているし、思っている一人であります。
そんなことで、これについて答えよなんてことは私も言いませんけれども、ぜひしっかりと見きわめて、一日も早く行動を起こせるように努力をしていただきたいと強くお願いして、この質問は終わります。
以上です。
130:
◯兵道委員長 それでは、以上で企画部の所管事項について調査を終了いたします。
企画部の方々にはお引き取りを願います。御苦労さまでした。
以上をもって所管事項の調査を終了いたします。
次に、当委員会の閉会中の継続審査及び調査申出事項については、お手元に配付いたしました内容に、先ほど継続審査となりました請願・陳情を加えた内容でよろしいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
131:
◯兵道委員長 それでは、御了承いただきましたのでそのようにさせていただきます。
御協議を願う事項は以上であります。
以上をもちまして総務委員会を散会いたします。
午前11時16分 散 会
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