○議長(廣瀬宗勝君) 日程第6に入ります。
東山梨行政事務組合議会議員の補欠選挙を行います。 議員辞職に伴い、同組合議会の本市選出議員が1名欠員となりました。 選挙の方法についてお諮りいたします。 (「指名推選」と呼ぶ者あり)
○議長(廣瀬宗勝君) ただいま指名推選によられたいとの発言がありました。 本件選挙は、指名推選の方法によるものとし、指名者を議長とすることにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(廣瀬宗勝君) ご異議なしと認めます。 よって、議長において指名いたします。
東山梨行政事務組合議会議員に青柳好文君を指名いたします。 お諮りいたします。ただいま指名いたしました青柳好文君を
東山梨行政事務組合議会議員補欠選挙の当選人とすることにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(廣瀬宗勝君) ご異議なしと認めます。 よって、ただいま指名いたしました青柳好文君が
東山梨行政事務組合議会議員に当選されました。 ただいま当選された青柳好文君が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定による当選の告知をいたします。
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△日程第7
議会広報編集委員会の報告
○議長(廣瀬宗勝君) 日程第7に入ります。
議会広報編集委員会の報告を議題とし、委員長の報告を求めます。 委員長、日向 正君。
◆
議会広報編集委員会委員長(日向正君)
議会広報編集委員会から報告を申し上げます。 去る1月31日に甲州市議会広報第53号が発行されましたが、第53号発行に向けての
議会広報編集委員会を12月13日、12月21日、1月11日、1月17日に開催し、企画内容の検討、委員の執筆分担の決定、各委員が執筆した原稿の校正などを行いました。 次に、第54号の内容につきましては、去る2月14日に開催された「座談会・新議長と語る」及び「平成31年度予算の審議」、「3月定例会レポート」を特集し、「一般質問」、「
常任委員会レポート」及び「四コマ漫画」等を掲載する予定です。
議会広報編集委員会では、今後も読みやすく、わかりやすい、読者の立場に立った編集を心がけ、より多くの市民の皆様に親しまれる広報紙の発行を行っていく考えでありますので、関係各位のご協力をお願い申し上げます。 以上で、
議会広報編集委員会の報告を終わります。
○議長(廣瀬宗勝君) 報告は終わりました。 この報告に対し、質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(廣瀬宗勝君) 日程第7の質疑を打ち切ります。
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△日程第8 施政方針説明
○議長(廣瀬宗勝君) 日程第8に入ります。 施政方針説明を求めます。 市長、田辺 篤君。
◎市長(田辺篤君) 本日上程をした平成31年度の予算案並びに諸議案についてご審議をいただくことに心から敬意と感謝を表する次第であります。 提出案件の説明に先立ち、私の所信の一端と施政方針を申し述べ、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げたいと存じます。 まず、世界農業遺産への認定申請に係る承認につきまして、2月15日に審査結果が発表され、
峡東地域世界農業遺産推進協議会が申請した「峡東地域の扇状地に適応した
果樹農業システム」が
国連食糧農業機関への申請の承認を農林水産省から得ることができました。 伝統的な果樹栽培やワイン醸造などの特徴がある峡東地域の
果樹農業システムが世界農業遺産への認定申請にかかわる承認を得られたことは大変うれしく、ご支援をいただいた皆様に心から感謝申し上げます。 今後、当地域の世界農業遺産への認定に向けて、
国連食糧農業機関への申請等について関係機関が一体となって進めてまいりますので、引き続き、関係者の皆様のご支援、ご協力をお願い申し上げます。 さて、平成も残すところ2カ月余りとなり、大きな時代の節目を迎えつつあります。平成という時代を振り返りますと、バブル経済が崩壊して不況の嵐が吹き荒れ、経済が著しく低迷し、地価・株価の下落や大手金融機関の破綻など非常に不安定な時代であったと感じております。また、人口減少・少子高齢化などが大きな問題となり本市を取り巻く環境は、社会情勢に伴い大きく変化しており、よりスピード感のある柔軟な対応が求められているところであります。 日本銀行甲府支店が本年1月に発表した山梨県金融経済概観によりますと、県内景気は緩やかに拡大しているとしておりますが、共同通信社が昨年11月から1月の間に実施した
全国自治体アンケートでは、本市の一部に好調な業種もありますが、低迷している部分もあり、総合すると変化が見られない景況であると感じているところであります。 本市においては、平成30年3月に第2次甲州市総合計画を策定し、今後10年間のまちづくりの指針を定めるとともに、「豊かな自然、歴史と文化に彩られた果樹園交流のまち甲州市」の実現に向け、まちづくりの基本目標を定め総合計画を補完する個別計画をそれぞれ策定する中で、各施策の推進に努めているところであります。 また、これまで市町村合併により財政面において受けていた数々の恩恵も終わりを迎えていることから、甲州市本来の身の丈に合った財政規模としていくために、本定例会に上程しました平成31年度予算案につきましては、持続可能な行財政運営を維持するために、予算編成を行ったものであります。 一般会計予算の概要につきましては、総額165億3,800万円とし、前年度との比較では6,000万円の増額、率にして0.4%の増といたしました。 さらに厳しくなる財政状況の一層の健全化を推進するため、職員一人ひとりが身を切る思いで行財政改革への努力を惜しむことなく、引き続き、全庁一丸となり経費の削減に取り組み、限られた財源の効果的・効率的な活用を図るとともに、事業の優先度、緊急度を十分吟味したうえで、住民福祉の増進に努めることを基本としてまいります。 そうした中で少子高齢化社会に向けた地域福祉対策、教育・文化の振興、観光・農業等の振興、生活関連社会資本の整備、環境対策など、重要な政策課題に的確に対応する事業については、着実に推進してまいります。 まず「安全・安心なまちづくり」についてであります。 近年、全国的に、地震、豪雨等により人的・物的に甚大な被害を及ぼす多くの災害の発生が見られているところであります。 本年度、県においても浸水想定地域の見直しが行われ、重川、日川沿岸の一部地域が新たな指定をされたことや、土砂災害のおそれがある地域の見直し、施設の老朽化等による避難所の見直しも反映する中で、市民の皆様に確実かつ最新の情報をお伝えし、さらに防災・減災活動に役立てていただくため、来年度「洪水・
土砂災害ハザードマップ」を作成し、お配りする予定であります。 次に、「健康・福祉施策」についてであります。 まず健康づくりについては、これまで、「第1次甲州市健康増進計画」及び「第2次甲州市食育推進計画」は、それぞれの計画のもと、市民の皆様、行政及び関係機関との連携により、健康づくりと食育を推進してまいりました。 本年度、計画期間の終期を迎えるに当たり、市の健康づくりと食育を総合的に推進していくため、両計画を一体化させた「第2次甲州市健康増進計画・第3次甲州市食育推進計画」を策定いたしました。 来年度から新たに始まる本計画の目指す姿として、「人のつながりの中で、まめにからだを動かし、おいしく食べて、豊かに暮らせるまち」を掲げ、市民の皆様を主体として、行政と関係機関との連携・協働により進めてまいります。 続いて、市の地域医療体制の整備については、勝沼病院のあり方と大藤診療所等の今後の医療体制と医療機能を再構築していくため、課題分析・経営診断を実施する計画であります。さらに、地域の実態等を踏まえた、具体的な改善策等の方策を審議するため、新たに地域医療体制審議会を設置することにより、中長期的な地域医療体制のビジョンを示してまいります。 続いて、子育て支援については、本年度、第2期甲州市子ども・子育て支援事業計画に向けたニーズ調査を行ったところであります。この調査結果をもとに、安心して子どもを産み、健やかに育めるよう、市の子ども・子育て支援を充実させるために計画を来年度から策定してまいります。 続いて、介護保険事業については、本年度から3年を計画期間とする「甲州市高齢者福祉計画・第7期介護保険事業計画」の取り組みがスタートし、計画で掲げた具体的な施策の展開に努めているところであります。 来年度は、小規模多機能型居宅介護、認知症対応型居宅介護、24時間365日対応の訪問介護・看護サービス施設を新たに整備するため公募し、将来を見据えた介護保険事業に取り組んでまいります。 続いて、自殺対策については、国が公表した昨年度の速報値では、山梨県の自殺死亡率は、人口10万人当たり24.8と全国で最も高くなっておりますが、本市は9.1と全国的にも低い状況になっています。市では、精神保健福祉士を新たに配置するなど体制の整備に努め、市民の皆様の困りごとにしっかりと耳を傾け、対応させていただくなどの取り組みが一定の成果をおさめたものと考えており、さらに国の自殺対策大綱に基づき、甲州市自殺対策計画の策定を進めているところであります。 次に「産業の振興」についてであります。 まず、観光振興については、これまでのシティプロモーション誘客促進活動の成果としまして、昨年末に国内最大級の外国人向け情報サイト運営会社が行った「2019年に訪れるべき日本の観光地ランキング」において本市がトップ10入りを果たしました。東京オリンピック・パラリンピックを来年に控え、インバウンド対策等を今後も切れ目なく進め、本市のブランド力の向上と通年型の観光振興策を展開してまいります。 続いて商工振興については、市内の事業所の多くが小規模企業でありますが、地域経済に果たした役割は大きく、昨年「甲州市中小企業・小規模企業振興基本条例」を策定し、来年度その条例に基づく支援策を創設することといたしました。支援の強化を図るとともに、甲州市商工業振興計画に基づく各種施策の着実な推進により、商工業の振興に努めてまいります。 続いてワイン振興については、本年2月1日には、日本と欧州連合による経済連携協定EPAが発効され、そのことによるワイン市場の関税撤廃は、危機感も抱きますが、世界に大きなインパクトを与え、国内市場の活況に期待をするものであります。 私も今月英国ロンドンに赴き、甲州種ワインの輸出を促進するプロジェクト「KOJ」に同行し、ワインの海外プロモーションに参加してまいりました。今回で10年目の区切りとなりますが、今後も甲州種ワインの存在感を示せるよう本市の原産地呼称ワイン認証制度の確立とさらなる展開など、ブランド力の向上に取り組んでまいります。 続いて農業振興については、本市の基幹産業である果樹農業の持続的発展に向け、新たな農業ビジョンの策定に着手しており、現在、農事組合長を通じ、全ての農業者を対象としたアンケート調査を実施しております。 各種施策につきましては、就農定着支援制度等による農業後継者の育成、農地中間管理機構の活用及び農地流動化奨励補助金等による農地の集約、日本農業遺産の保全計画の推進、グリーンツーリズム・農泊の推進による都市と農村の交流、果実の海外輸出と農業用施設整備への支援等について、農業委員会や農協等と連携する中で積極的に取り組んでまいります。 続いて農業基盤について、国の施策を活用し、県と連携しながら畑地帯総合整備事業及び農地耕作条件改善事業に取り組み、担い手への農地集積を推進してまいります。 続いて林業振興については、森林環境税が2024年から施行されることとなり、来年度から森林環境譲与税の譲与が開始されますので、まずは森林所有者への調査等の準備を進めてまいります。 次に「道路・交通網の基盤整備」についてであります。 まず、道路等の長寿命化については、市内には高度成長期に建設された橋梁が多数存在し、老朽化が進んでおります。現在、橋梁点検を実施し、跨線橋や緊急輸送道路にかかる橋梁を優先的に耐震修繕を行い、これからも安心、安全に通行ができるように整備してまいります。 また、中央自動車道や西関東連絡道路へのアクセス向上のために、近隣自治体と連携しながら広域連携道路の整備を計画的に進め、利便性の向上が図れるよう取り組んでまいります。 次に「都市機能の整備」についてであります。 現在、国の重点的施策であります「コンパクト・プラス・ネットワーク」に基づき、公共交通の拠点である駅を中心とした周辺地域の土地利用計画とそれを取り巻く各拠点を結ぶネットワークづくりを目指し、社会の変化に対応した「甲州市都市計画マスタープラン」の見直しを行っております。 また、「都市再生整備計画」事業の展開として、塩山駅南口広場について駅を利活用する方々への利便性向上を図るための改修を行ってまいります。また、甲斐大和駅につきましては、駅舎内に新たに多目的トイレを整備するリニューアル工事を予定しているところであります。 次に、「教育行政」についてであります。 「人・自然・ふるさとを愛する甲州教育」を基本理念とする「第2次甲州市教育振興基本計画」の各種施策を着実に推進してまいります。 まず、学校教育については、「知識を身につける」から、「何ができるようになるか」に狙いが明確化された、次期学習指導要領の全面実施に向け、本年度から指導要領の考え方である、情報活用と言語能力を重視し、プログラミングや英語教育を充実させ、全教科で取り入れられる「主体的・対話的で深い学び」の取り組みを行っております。この取り組みを踏まえ、年間指導計画を策定するとともに、指導体制や教育内容の充実を図り、スムーズな移行ができるよう準備をしてまいります。 続きまして、生涯学習については、引き続き東京2020オリンピックに出場するフランスハンドボールチームの事前キャンプ実施に向けた、実施協定の締結を目指すとともに、昨年立ち上げた「甲州市東京オリンピックフランスハンドボールチーム交流事業実行委員会」を中心に、機運醸成を図ってまいります。 また、改修を終える予定の塩山体育館において、来年度早々に市内ハンドボールのスポーツ少年団、中学生によるエキシビションマッチを行い、お披露目するとともに、一層の利用を促進してまいります。 続いて、文化財保護については、平成28年度から調査を行ってきました「勝沼のブドウ畑及びワイナリー群の文化的景観」に係る調査が終了し、報告書を策定しているところであります。今後、文化的な景観を適切に保存していくための計画の策定を進めてまいります。 以上、私の所信の一端と施政方針を申し述べさせていただきました。 今後も、甲州市のさらなる発展のために全力で取り組んでまいりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思う次第であります。
○議長(廣瀬宗勝君) 施政方針説明は終わりました。
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△日程第9 議案第1号~議案第19号
○議長(廣瀬宗勝君) 日程第9に入ります。 議案第1号 甲州市
森林管理基金条例制定について、議案第2号 甲州市温泉使用料条例等の一部を改正する条例制定について、議案第3号 甲州市長等の給与及び旅費条例等の一部を改正する条例制定について、議案第4号 甲州市
下水道使用料条例及び甲州市浄化槽の整備に関する条例の一部を改正する条例制定について、議案第5号 甲州市ぶどうの丘事業の設置等に関する条例及び甲州市勝沼ぶどうの丘施設設置及び管理条例の一部を改正する条例制定について、議案第6号 甲州市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定について、議案第7号 甲州市職員給与条例の一部を改正する条例制定について、議案第8号 甲州市手数料条例の一部を改正する条例制定について、議案第9号 甲州市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例制定について、議案第10号 甲州市市民農園設置及び管理条例の一部を改正する条例制定について、議案第11号 甲州市環境センター設置及び管理条例の一部を改正する条例制定について、議案第12号 甲州市
水道事業給水条例の一部を改正する条例制定について、議案第13号 甲州市立病院及び診療所諸収入条例の一部を改正する条例制定について、議案第14号 甲州市
恩賜林記念館使用条例の一部を改正する条例制定について、議案第15号 甲州市
放課後児童健全育成条例の一部を改正する条例制定について、議案第16号
甲州市営定住促進住宅設置及び管理条例の一部を改正する条例制定について、議案第17号 甲州市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例制定について、議案第18号 甲州市水道の布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部を改正する条例制定について、議案第19号 甲州市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について、以上19件を一括議題とし、当局の提案理由の説明を求めます。 市長、田辺 篤君。
◎市長(田辺篤君) それでは、今議会に提案をいたしました19件の条例案についてご説明をいたします。 初めに、議案第1号 甲州市森林管理基本条例制定についてをご説明いたします。 平成31年度から、(仮称)森林環境譲与税の譲与が開始される予定であることを踏まえ、市内の森林の管理、整備等に役立てることを目的とした新たな基金を創設するため、基金の設置、管理、運用等の必要な事項を定めるため、条例を制定するものであります。 次に、議案第2号 甲州市温泉使用料条例等の一部を改正する条例制定についてご説明をいたします。 平成31年10月1日から消費税率が引き上げられることに鑑み、一般会計に属する施設の使用料等を定めた31件の条例について、その引き上げ分を転嫁した使用料等の額に改めるため、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第3号 甲州市長等の給与及び旅費条例等の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。 適正な財政運営に資するため、平成30年度に引き続き、市長、副市長、教育長等に支給する給料月額を減額する措置を講じるため、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第4号 甲州市
下水道使用料条例及び甲州市浄化槽の整備に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明をいたします。 平成31年10月1日から消費税率が引き上げられることに鑑み、公共下水道及び市が設置した合併処理浄化槽の使用料の額について、消費税率引き上げ分を転嫁した額に改めるため、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第5号 甲州市ぶどうの丘事業の設置等に関する条例及び甲州市勝沼ぶどうの丘施設設置及び管理条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。 31年10月1日から消費税が引き上げられることに鑑み、ぶどうの丘の施設の使用料の額を、消費税引き上げ分を転嫁した額に改めるとともに、ぶどうの丘施設全体の維持管理経費の増大等の状況を考慮し、平成32年1月1日から、宿泊施設の基本料金、温泉使用料、トンネルワインカーヴの保管料及び荷役料の額を見直すため、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第6号 甲州市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明をいたします。 甲州市原産地呼称ワイン認証審査会の審査員について、専門性が高く特殊な技術が必要な官能審査を行う審査員と、その他の審査員の報酬の額を区別するため、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第7号 甲州市職員給与条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。 人事院勧告等を踏まえた国家公務員、県及び県内他市の職員の扶養手当の改定に鑑み、市の職員に対する扶養手当の取り扱いについて所要の改正を行うものであります。 次に、議案第8号 甲州市手数料条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。 森林法の改正により、市町村が統一的な基準に基づき森林の土地の所有者等の情報等を整備・公表する林地台帳制度が創設されたことに伴い、台帳及び地図の提供に要する手数料を定めるため、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第9号 甲州市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。 災害弔慰金の支給等に関する法律及び災害弔慰金の支給等に関する法律施行令の改正により、災害援護資金制度の基準が改められたことに伴い、その取り扱いについて所要の改正を行うものであります。 次に、議案第10号 甲州市市民農園設置及び管理条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。 市民農園を移転することに伴い、農園の位置、使用料の額等を改めるとともに、平成31年10月1日から消費税率が引き上げられることに鑑み、使用料の額について、消費税率引き上げ分を転嫁した額に改めるため、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第11号 甲州市環境センター設置及び管理条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。 学校教育法の改正により、専門職大学が創設されたことに伴い、廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則が改正されたことに伴い、環境センターに置く技術管理者の資格要件を見直すため、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第12号 甲州市
水道事業給水条例の一部を改正する条例制定についてご説明をいたします。 平成31年10月1日から消費税が引き上げられることに鑑み、水道事業会計に属する水道料、水道メーター使用料及び加入者の負担金の額について、消費税率引き上げ分を転嫁した額に改めるため、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第13号 甲州市立病院及び診療所諸収入条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。 平成31年10月1日から消費税が引き上げられることに鑑み、診療所事業特別会計に属する診療及び介護以外の料金について、消費税引き上げ分を転嫁した額に改めるため、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第14号 甲州市
恩賜林記念館使用条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。 平成31年10月1日から消費税率が引き上げられることに鑑み、萩原山財産区特別会計に属する恩賜林記念館の使用料の額について、消費税率引き上げ分を転嫁した額に改めるため、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第15号 甲州市
放課後児童健全育成条例の一部を改正する条例制定についてご説明をいたします。 放課後児童クラブへの利用ニーズが多様化する中で、より利用しやすい制度にするため、長期休暇中の利用料を明示するほか、利用料の減免規定を改めるなど、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第16号
甲州市営定住促進住宅設置及び管理条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。 定住促進住宅の入居率の向上を図るため、松里住宅の家賃を引き下げるとともに、リフォームをした部屋について、他の部屋と家賃の区別をするため、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第17号 甲州市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。 市の附属機関である甲州市食育推進会議を、甲州市健康づくり推進協議会に統合するとともに、地域の医療体制について審議する甲州市地域医療体制審議会の設置をするため、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第18号 甲州市水道の布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。 学校教育法の改正により専門職大学が創設されたこと及び技術士法施行規則の改正により、技術士試験の専門科目が見直されたことを受け、水道法施行令及び水道法施行規則が改正されたことに伴い、水道の布設工事監督者及び技術管理者の資格要件を見直すため、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第19号 甲州市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。 学校教育法の改正により専門職大学が創設されたことを受け、
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準が改正されたことに伴い、放課後児童支援員の資格要件を見直すため、所要の改正を行うものであります。 よろしくご審議の上、ご議決いただきますようにお願いを申し上げます。
○議長(廣瀬宗勝君) 説明は終わりました。 これより質疑を行います。質疑の通告がありますので、指名いたします。 1番、平塚 悟君。
◆1番(平塚悟君) ただいま議長より許可をいただきましたので、先ほど市長が提案されました議案第5号 甲州市ぶどうの丘事業の設置等に関する条例及び甲州市勝沼ぶどうの丘施設設置及び管理条例の一部を改正する条例案について質疑を行わせていただきます。 先ほど、市長の提案理由にもありましたけれども、今回は10月から予定される消費税増税分と、それとぶどうの丘の施設の全体の維持管理費が増大していく状況を考慮してのことであるということでありました。 特に、議案第5号の第3条、施設利用料の改正案では、温泉施設においては市内の方の利用料金が300円から450円と、1.5倍になることもあります。 その値上げの根拠となるのは、一体なぜであるのか。また、なぜ2020年の1月からの料金改定としたのかについて伺いたいと思います。また、あわせて、これまでの温泉施設利用者の推移について、市内の方、市外の方の利用状況についてと、あと、入湯税の推移についてもあわせてご説明を求めたいと思います。 よろしくお願いいたします。
○議長(廣瀬宗勝君) ぶどうの丘事務局長、小澤和仁君。
◎ぶどうの丘事務局長(小澤和仁君) 平塚議員の質疑にお答えいたします。 ぶどうの丘の宿泊施設は平成13年に現在の形になって以来、温泉施設は平成12年の開設以来、消費税の増税分の値上げや料金改定を行ってまいりましたが、料金はそのまま据え置いているところでございます。 今回改正をお願いするに当たり、宿泊施設におきましては、近隣のビジネスホテルや観光ホテルの料金を参考にしながら、維持管理料の上昇分及び修繕費を考慮しながら料金を設定させていただいたところでございます。 また、温泉施設につきましても、燃料費の上昇、開設時の平成12年には、灯油代が1リットル43円でございましたが、平成31年は一時90円も上回ったところでございますが、現在89円と、2倍以上に変わってきております。 また、近隣の類似の温泉施設の料金、また施設の維持管理料を勘案する中で料金設定をさせていただいたところでございます。 また、実施日を1月1日にするのは、ということでございますが、宿泊棟は6カ月前から予約を受け付けておりまして、早い時期にいたしますと、二重三重の料金が生じてきてしまいます。その煩雑さを防ぐためが一つと、あとは十分な周知期間をもってお客様にご理解いただくようなためで、1月1日とさせていただいたところでございます。 また、温泉施設の利用者の推移でございますが、平成27年度は、市内が6万398人、市外5万2,117人、合計11万2,515人、市内が53.7%でございます。平成28年度が、市内が5万4,066人、市外が4万9,184人、合計10万3,250人でございます。市内が52.4%でございます。平成29年度が、市内が5万5,942人、市外が4万9,677人、合計で10万5,619人でございまして、市内が53%でございます。 また、入湯税の移り変わりでございますが、平成27年度が、市に納めている入湯税でございますが、765万2,700円、28年度が700万5,300円、29年度が721万5,825円でございます。 以上でございます。
○議長(廣瀬宗勝君) 平塚 悟君。
◆1番(平塚悟君) 小澤事務局長、ありがとうございます。 今の説明で、利用者は28年度、29年度と頭打ちであること、そして市内、市外の利用者というのは、ほぼ半分でありますけれども、市内の方のほうの利用が多いことはわかりました。 また、入湯税については、昨年度の甲州市全体の入湯税の収入では1,985万5,000円ということなので、ぶどうの丘の721万5,825円、こちらになりますので、約37%はぶどうの丘の温泉施設の利用者が納めているということも理解いたします。 あと、先ほどの値上げの根拠となる部分で、近隣の温泉施設ということがありましたけれども、甲州市が今指定管理を出しております例えば勝沼福祉センター、大和福祉センター、それから大菩薩の湯等については、今のところ料金改定等行ってはおりません。 そして何よりも、ぶどうの丘は地方公営企業でありますので、市の条例においても、条例第173号において、甲州市ぶどうの丘事業に地方公営企業法の規定の全部を適用するということを定めております。そして、その地方公営企業法の第3条には、地方公営企業は、常に企業の経済性を発揮するとともに、その本来の目的である公共の福祉を増進するように運営されなければならないという、経営の基本原則を定めております。この経営の基本原則を考慮されての施設利用料の改正の提案であるのか、再度その点について伺いたいと思います。 よろしいでしょうか。
○議長(廣瀬宗勝君) ぶどうの丘事務局長、小澤和仁君。
◎ぶどうの丘事務局長(小澤和仁君) 平塚議員の再質疑にお答えいたします。 議員ご指摘のとおり、市内の各施設においては値上げはしておらないという今回の状況でございますが、各施設には、おそらく市のほうから指定管理料が出ていると思います。大和、大菩薩、おそらく600万円近くのお金が出ていると思います。 ご存じのとおり、ぶどうの丘はそういった指定管理料はもちろんいただいておらないわけで、自前で全部やっているわけでございまして、今後も健全に営業停止することなく続けていくには、施設の修繕、維持管理料、ポンプの修繕とか、いろいろかかってまいります。その点は考慮して、値段設定のほう、今後も健全に経営をしていくという観点から値段設定のほうさせていただいた次第でございます。 以上でございます。
○議長(廣瀬宗勝君) ほかに質疑はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(廣瀬宗勝君) 日程第9の質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。ただいま上程中の条例案19件については、次のように各常任委員会に審査を付託したいと思いますが、お聞き取り願います。 議案第2号、議案第3号、議案第6号、議案第7号、議案第8号、議案第14号及び議案第17号は総務常任委員会へ、議案第9号、議案第11号、議案第13号、議案第15号及び議案第19号は教育民生常任委員会へ、議案第1号、議案第4号、議案第5号、議案第10号、議案第12号、議案第16号及び議案第18号は
建設経済常任委員会へ、それぞれ審査を付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(廣瀬宗勝君) ご異議はないので、さよう決しました。
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△日程第10 議案第20号~議案第35号
○議長(廣瀬宗勝君) 日程第10に入ります。 議案第20号 平成31年度甲州市一般会計予算、議案第21号 平成31年度甲州市
国民健康保険事業特別会計予算、議案第22号 平成31年度甲州市
診療所事業特別会計予算、議案第23号 平成31年度甲州市
後期高齢者医療特別会計予算、議案第24号 平成31年度甲州市
介護保険事業特別会計予算、議案第25号 平成31年度甲州市
居宅介護予防支援事業特別会計予算、議案第26号 平成31年度甲州市
下水道事業特別会計予算、議案第27号 平成31年度甲州市
簡易水道事業特別会計予算、議案第28号 平成31年度甲州市大藤財産区特別会計予算、議案第29号 平成31年度甲州市神金財産区特別会計予算、議案第30号 平成31年度甲州市萩原山財産区特別会計予算、議案第31号 平成31年度甲州市竹森入財産区特別会計予算、議案第32号 平成31年度甲州市岩崎山保護財産区
管理会特別会計予算、議案第33号 平成31年度甲州市
水道事業会計予算、議案第34号 平成31年度甲州市勝沼ぶどうの丘事業会計予算、議案第35号 平成31年度甲州市
勝沼病院事業会計予算、以上16件を一括議題とし、当局の提案理由の説明を求めます。 市長、田辺 篤君。
◎市長(田辺篤君) それでは、今議会に提出をいたしました平成31年度当初予算16件についてご説明をいたします。 まず、議案第20号 平成31年度甲州市一般会計予算についてご説明をいたします。 予算の総額は165億3,800万円であります。 主な内容を申し上げますと、歳出において、総務費に電算システムの運用経費やふるさと納税促進事業費、市民バス運行費、庁舎等維持管理経費など29億1,886万6,000円、民生費に、子育て支援や在宅福祉、障害者福祉の充実を図るための経費、老人医療費など47億8,168万3,000円、衛生費に、健康づくりの推進を図るための経費や子ども医療費の助成、ごみ減量化及び再生利用推進のための経費など15億2,450万6,000円、農林水産業費に、農業生産の基盤整備事業、有害鳥獣駆除対策事業など5億5,378万8,000円、商工費に、観光振興のための経費など4億2,728万6,000円、土木費に、生活関連基盤整備事業や塩山駅前周辺地域における都市再生整備計画事業など16億2,879万4,000円、消防費に、東山梨行政事務組合消防費負担金、地域防災対策事業など7億301万円、教育費に、小・中学校の教育振興に要する経費や生涯学習の推進、歴史まちづくり計画の推進、スポーツの振興を図るための経費など14億778万5,000円、公債費に23億5,969万8,000円などであります。 歳入においては、市税に41億1,395万1,000円、地方交付税に54億207万6,000円、国庫支出金に16億4,952万3,000円、県支出金に10億953万2,000円、寄附金に5億100万円、市債に11億8,820万円などであります。 次に、議案第21号 平成31年度甲州市
国民健康保険事業特別会計予算についてご説明いたします。 予算の総額は41億3,496万7,000円であります。 主な内容といたしまして、歳出において、保険給付費に27億7,861万3,000円、国民健康保険事業費納付金に12億1,044万1,000円、保健事業費へ6,998万4,000円などであります。 歳入においては、国民健康保険税の9億9,331万円、県支出金に28億860万8,000円、繰入金に3億2,597万6,000円などであります。 次に、議案第22号 平成31年度甲州市
診療所事業特別会計予算についてご説明をいたします。 予算の総額は6,528万5,000円であります。 歳出においては、診療所にかかわる運営経費等であります。 歳入の主な内容は、診療収入に2,760万円、繰入金に3,498万3,000円などであります。 次に、議案第23号 平成31年度甲州市
後期高齢者医療特別会計予算についてご説明をいたします。 予算の総額は4億4,602万5,000円であります。 主な内容としまして、歳出において、後期高齢者医療広域連合納付金に4億4,177万7,000円などであります。 歳入においては、後期高齢者医療保険料に3億5,243万7,000円、繰入金に9,228万1,000円などであります。 次に、議案第24号 平成31年度甲州市
介護保険事業特別会計予算についてご説明いたします。 予算の総額は35億9,175万4,000円であります。 主な内容としまして、歳出においては、保険給付費に33億1,022万4,000円、地域支援事業費に1億5,606万円などであります。 歳入においては、保険料に7億6,939万5,000円、国庫支出金に8億7,366万円、支払基金交付金に9億1,605万7,000円、県支出金に4億7,769万8,000円、繰入金に5億5,479万2,000円などであります。 次に、議案第25号 平成31年度甲州市
居宅介護予防支援事業特別会計予算についてご説明いたします。 予算の総額は875万7,000円であります。 主な内容としまして、歳出において、サービス事業費に865万6,000円などであります。 歳入においては、サービス事業収入875万4,000円などであります。 次に、議案第26号 平成31年度甲州市
下水道事業特別会計予算についてご説明いたします。 予算の総額は13億5,277万円であります。 主な内容としまして、歳出において、下水道費に3億7,298万9,000円、公債費に9億3,088万5,000円などであります。 歳入においては、使用料及び手数料に2億3,103万9,000円、繰入金に7億3,673万3,000円、市債に3億2,400万円などであります。 次に、議案第27号 平成31年度甲州市
簡易水道事業特別会計予算についてご説明いたします。 予算の総額は7億9,626万2,000円であります。 主な内容といたしまして、歳出においては、簡易水道事業費に2億9,587万2,000円、環境衛生施設整備費に3億2,732万9,000円、公債費に1億7,006万1,000円などであります。 歳入においては、使用料及び手数料に2億3,115万円、繰入金に2億6,307万8,000円、市債には2億730万円などであります。 次に、議案第28号 平成31年度甲州市大藤財産区特別会計予算について説明をいたします。 予算の総額は447万5,000円であります。 主な内容としまして、歳出において、総務費に83万8,000円、諸支出金に280万4,000円などであります。 歳入においては、財産収入297万1,000円などであります。 次に、議案第29号 平成31年度甲州市神金財産区特別会計予算についてご説明いたします。 予算の総額は597万4,000円であります。 主な内容といたしまして、歳出においては、総務費に69万7,000円、諸支出金に490万3,000円などであります。 歳入においては、寄附金に536万9,000円などであります。 次に、議案第30号 平成31年度甲州市萩原山財産区特別会計予算について説明いたします。 予算の総額は1,754万5,000円であります。 主な内容としまして、歳出においては、総務費に771万5,000円、諸支出金に890万円などであります。 歳入においては、財産収入に480万円、繰入金に870万円などであります。 次に、議案第31号 平成31年度甲州市竹森入財産区特別会計予算についてご説明いたします。 予算の総額は67万5,000円であります。 主な内容としまして、歳出においては、総務費に34万1,000円、保護費に16万5,000円などであります。 歳入においては、繰入金に35万円などであります。 次に、議案第32号 平成31年度甲州市岩崎山保護財産区
管理会特別会計予算についてご説明いたします。 予算の総額は36万円であります。 主な内容としまして、歳出においては、管理費に20万3,000円などであります。 歳入においては、繰入金に21万円などであります。 次に、議案第33号 平成31年度甲州市
水道事業会計予算についてご説明いたします。 収益的収入及び支出につきましては、事業収益が4億8,262万7,000円で、事業費に4億5,113万8,000円であります。 収益の主な内容は、営業収益4億2,149万9,000円であり、営業費用として4億2,151万4,000円であります。 資本的収入及び支出につきましては、収入に1,299万7,000円、支出に1億6,701万円となっており、収入の主な内容は、負担金612万4,000円、移設補償金に687万2,000円であり、支出につきましては、建設改良費9,534万1,000円であります。 資本的収入が資本的支出に対して不足する額1億5,401万3,000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額681万1,000円、過年度分損益勘定留保資金1億4,720万2,000円で補填をするものであります。 次に、議案第34号 平成31年度甲州市勝沼ぶどうの丘事業会計予算についてご説明いたします。 収益的収入及び支出につきましては、事業収益10億9,525万7,000円、事業費用10億7,854万4,000円であります。 収益の主な内容は、宿泊料、食事料、ワイン等の販売収入など、営業収益として10億9,512万2,000円であります。事業費用につきましては、施設経営費などの営業費用として10億4,910万円であります。 資本的収入及び支出につきましては、支出として建設改良費に4,720万円などであります。 なお、
資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額4,720万円は、当年度消費税及び地方消費税資本的収支調整額416万9,000円、過年度分損益勘定留保資金4,303万1,000円で補填するものといたします。 次に、議案第35号 平成31年度甲州市
勝沼病院事業会計予算についてご説明いたします。 収益的収入及び支出につきましては、事業収益2,101万7,000円、事業費用2,101万7,000円であります。 収益の主な内容は、一般会計からの負担金等1,331万7,000円であり、費用につきましては、減価償却費、事務費等として1,966万円、支払利息、雑損失として135万6,000円であります。 資本的収入及び支出は、収入につきましては、一般会計から負担金560万8,000円、基金積立金利息6万1,000円であり、支出につきましては、企業債償還金に1,166万円などであります。
資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額605万2,000円は、過年度分損益勘定留保資金で補填するものといたします。 以上、よろしくご審議の上、ご議決いただきますようお願い申し上げます。
○議長(廣瀬宗勝君) 説明は終わりました。 これより質疑を行います。質疑の通告がありますので、指名いたします。 1番、平塚 悟君。
◆1番(平塚悟君) ただいま議長より許可をいただきましたので、私が所属する総務常任委員会以外の予算案について質疑を行わせていただきます。 議案第20号 平成31年度甲州市一般会計予算についての質疑であります。 先ほどの市長の施政方針の中にも、平成31年度は持続可能な行財政運営を維持するために予算編成を行ったと、このようにおっしゃっておりました。そのことを踏まえまして質疑を行います。 まず初めに、7款商工費、1項商工費、1目商工総務費のプレミアム付商品券事業についてですが、10月より予定されている消費税10%への増税が行われます。 食品には軽減税率等が導入されますけれども、この増税の緩和措置として、国庫補助金でプレミアム事業費補助金として4,000万円と、その事務費に1,221万9,000円を歳入予算を計上しております。また、今年度最後の補正予算についても、国庫補助金が出ております。歳出予算では、6,082万1,000円を予算計上しておりますが、このプレミアム付商品券事業の対象者や開始の時期など、詳しい内容について伺います。 次に、8款土木費、4項都市計画費、1目都市計画総務費においては、15節の工事請負費で塩山駅前広場改修事業工事費として9,000万円を予算計上しておりますが、13節の委託料1,256万9,000円のうち、塩山駅周辺活性化推進検討業務の委託料の内容についてと、今後の塩山駅周辺の都市再生整備を進めていく上で、市当局のビジョンについて、その見解を伺いたいと思います。 次に、4款衛生費、1項保健衛生費、1目保健衛生総務費の13節委託料8,907万2,000円のうち、甲州市の地域医療体制整備事業の委託料として2,380万円を予算計上しております。 先日の報道にもございましたけれども、5年後の山梨県での内科医の医師が184人不足するとの予測も出ております。山梨県の地域医療構想や第7次地域保健計画における峡東地域の医療圏にも深くかかわってくることでもありますので、市立勝沼病院の指定管理の期限が1年後に迫る中で、今回のコンサルタント委託料で地域医療体制の整備事業をどのように進めていくのか、甲州市の地域医療の今後のあり方についての見解を伺います。 そして最後に、10款教育費、1項教育総務費、2目事務局費の英語指導助手招致事業費2,535万1,000円の内容と、市独自の教員設置事業費2,078万1,000円の内容について伺いますが、2020年度から始まる新学習指導要領においては、小学生への英語が教科化される移行期間であるうちから英語教員を独自採用する目的について、また、今後も市単独での複式学級の解消や英語教員の採用は続けていくお考えがあるのかについても伺いたいと思います。 よろしくお願いいたします。
○議長(廣瀬宗勝君) 観光商工課長、芦沢尊彦君。
◎観光商工課長(芦沢尊彦君) 平塚議員のご質疑にお答えをいたします。 プレミアム付商品券事業についてでありますが、その対象者、開始の時期などについてご説明をさせていただきます。 この事業につきましては、本年10月1日より消費税が10%に上がるタイミングにおいて、全国一律に実施をされるものであります。対象者は、本年6月1日を基準日とする3歳未満の子どもと、市民税非課税の世帯が対象となります。市では、その対象者を8,000人と想定をしているところであります。 プレミアム付商品券につきましては、4,000円を支払い、1,000円のプレミアムがついた5,000円の商品券を購入できますが、これを1セットとし、対象者1人が5セットまで購入することができます。最大2万円を支払って、2万5,000円の商品券を手にすることができるということになります。 対象者全員の方が上限額を購入した場合には、商品券は総額で2億円分を完売したこととなり、今後募集をする予定となっております市内取扱店として登録をいたしました各種商店などで買い物に使用できるというものでございます。 以上、概要でございます。
○議長(廣瀬宗勝君) 都市整備課長、上矢敏彦君。
◎都市整備課長(上矢敏彦君) 平塚議員の質疑にお答えいたします。 8款土木費、4項都市計画費、1目都市計画総務費、塩山駅周辺活性化推進検討業務委託449万9,000円につきましては、現在実施しております都市再生整備計画事業のソフト事業費であります。塩山駅南口広場の改修にあわせまして、駅周辺の住民並びに商店主の方々及び地元事業者で構成いたしますまちづくり研究会において検討いただきました意見を、専門的な知識を取り入れ具体化するための精査を行いまして、駅周辺の活性化を推進する業務を委託するものでございます。 広場の事業につきましては、歴史的風致維持向上計画と都市計画マスタープラン、地区別構想の考えを関連づける中で、施設を利用する中での塩山駅周辺の活性化を図るということを目的に、平成30年から34年にかけまして5年間で実施をするものでございます。この中での今年度の工事費につきましては、現在南口の改修に伴う工事費でございまして、駅利用者に支障がないよう配慮をする中で計画的に工事を実施するために、段階的に工事を行います。内訳といたしましては、東電の変圧器の移設、ロータリー内の街灯の配線工事、ロータリー内の構造物撤去等が主な業務の内容となっております。 あと、この事業につきましては、現在進めております駅周辺の土地利用の中で定住促進を図る、また、それによって今後の市の持続可能な運営をするということを目的に、事業のほうを実施しております。 以上でございます。
○議長(廣瀬宗勝君) 健康増進課長、藤 政司君。
◎健康増進課長(藤政司君) 平塚議員の質疑にお答えいたします。 4款衛生費、1項保健衛生費、1目保健衛生総務費の甲州市地域医療体制整備事業の内容につきましては、総務省に報告した甲州市立勝沼病院新改革プランにおきまして、2025年における当該病院の具体的な将来像について、地域のニーズ、市内医療機関との機能分化、診療実績等を総合的に鑑み、今後の医療需要の推移を見きわめながら、公的医療機関の役割として安定的な地域医療体制の確保に資する方策を検討していくと明記しており、大藤診療所の診療体制のあり方もあわせ、現状の経営の実態把握と課題の明確化により、今後市民にとって必要とされる地域医療体制のビジョンを示していくものであります。 具体的な事業内容としては、医療コンサルティングによる経営の課題分析、評価、診断等を行い、その結果をもとに基本計画の策定並びに推進に関する審議を行ってまいります。 さらに、勝沼病院の現在の指定管理期間は平成31年度末までであり、来年度は指定管理の募集年度となりますので、本事業を進めていく中で、市民の健康保持に必要な地域医療を安定的に提供するため、次期指定管理についても協議を重ねてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(廣瀬宗勝君) 教育総務課長、村松泰彦君。
◎教育総務課長(村松泰彦君) 平塚議員の質疑にお答えいたします。 10款教育費、1項教育総務費、2目事務局費の英語指導助手招致事業と市単独教員設置事業の内容につきましては、2020年度に全面実施となる新学習指導要領の移行期間に入ったため、小学校3、4年生で年間15時間、5、6年生で年間50時間を確保し、外国語活動、外国語科の授業を行うに当たり、現在雇用している英語指導助手とともに小学校において活動する外国語の専科教諭を市で1名雇用し、新学習指導要領の全面実施に向け準備し、充実させていくものであります。 また、複式学級解消のための市単独教員も、従来どおり雇用してまいるものであります。 以上であります。
○議長(廣瀬宗勝君) ほかに質疑はございますか。 (発言する者なし)
○議長(廣瀬宗勝君) 日程第10の質疑を打ち切ります。 ここで休憩いたします。 再開を午後1時といたします。 休憩 午前11時56分
----------- 再開 午後1時00分
○議長(廣瀬宗勝君) 再開いたします。 お諮りいたします。ただいま上程中の予算案16件については、次のように各常任委員会に審査を付託したいと思いますが、お聞き取り願います。 議案第20号 平成31年度甲州市一般会計予算、第1表歳入歳出予算のうち歳入全款、歳出第1款議会費、第2款総務費、第9款消防費、第11款公債費、第12款予備費、第2表地方債総則中、一時借入金及び歳出予算の流用並びに議案第28号、議案第29号、議案第30号、議案第31号及び議案第32号については総務常任委員会へ、議案第20号、第1表歳入歳出予算のうち歳出第3款民生費、第4款衛生費、第10款教育費並びに議案第21号、議案第22号、議案第23号、議案第24号、議案第25号及び議案第35号については、教育民生常任委員会へ、議案第20号、第1表歳入歳出予算のうち歳出第5款労働費、第6款農林水産業費、第7款商工費、第8款土木費並びに議案第26号、議案第27号、議案第33号及び議案第34号については
建設経済常任委員会へ、それぞれ審査を付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(廣瀬宗勝君) ご異議がないので、さよう決しました。
---------------------------------------
△日程第11 議案第36号~議案第45号
○議長(廣瀬宗勝君) 日程第11に入ります。 議案第36号 平成30年度甲州市
一般会計補正予算(第4号)、議案第37号 平成30年度甲州市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)、議案第38号 平成30年度甲州市
診療所事業特別会計補正予算(第3号)、議案第39号 平成30年度甲州市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)、議案第40号 平成30年度甲州市
介護保険事業特別会計補正予算(第4号)、議案第41号 平成30年度甲州市
居宅介護予防支援事業特別会計補正予算(第1号)、議案第42号 平成30年度甲州市
下水道事業特別会計補正予算(第3号)、議案第43号 平成30年度甲州市
簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)、議案第44号 平成30年度甲州市萩原山財産区
特別会計補正予算(第1号)、議案第45号 平成30年度甲州市
水道事業会計補正予算(第3号)、以上10件を一括議題といたします。当局の提案理由の説明を求めます。 市長、田辺 篤君。
◎市長(田辺篤君) それでは、今議会に提出をいたしました補正予算案10件についてご説明を申し上げます。 まず、議案第36号 平成30年度甲州市
一般会計補正予算(第4号)についてご説明をいたします。 今回の補正は、歳入歳出それぞれ1,376万3,000円を減額するものであります。 主なものとしまして、歳出において、総務費へ退職手当特別負担金等4,491万円、農林水産業費へ県営担い手支援型畑地帯総合整備事業費等に5,958万6,000円を追加し、民生費を、障害者自立支援給付費や児童手当等を8,203万4,000円、土木費を社会資本整備総合交付金事業費や住宅管理事業費等3,626万5,000円を減額するものであります。 歳入においては、市税へ5,070万円、繰越金へ7,884万3,000円、諸収入へ1億5,000万円を追加し、国庫支出金7,676万7,000円、県支出金へ2,920万8,000円、繰入金に5,738万1,000円、市債を1億2,230万円減額するものであります。 この補正予算のうち、風しんに関する追加的対策事業ほか2件につきましては、繰越明許費補正をお願いするものであります。 次に、議案第37号 平成30年度甲州市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)についてご説明をいたします。 今回の補正は、歳入歳出それぞれ3,505万円を追加するものであります。 主なものとしまして、歳出においては、諸支出金へ9,488万3,000円を追加し、保険給付費を1,500万円、国民健康保険事業費納付金を4,294万1,000円減額するものであります。 歳入においては、繰越金へ5,630万2,000円を追加し、国民健康保険税を1,080万円、県支出金を1,500万円減額するものであります。 次に、議案第38号 平成30年度甲州市
診療所事業特別会計補正予算(第3号)についてご説明をいたします。 今回の補正は、歳入歳出それぞれ760万円を減額するものであります。 歳出においては、医業費を760万円減額するものであります。 歳入の主なものとしまして、繰入金へ1,903万9,000円を追加し、診療収入を2,680万円減額するものであります。 次に、議案第39号 平成30年度甲州市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)についてご説明いたします。 今回の補正は、歳入歳出それぞれ220万8,000円を追加するものであります。 歳出においては、後期高齢者医療広域連合納付金へ220万8,000円を追加し、歳入においては、後期高齢者医療保険料へ700万円を追加し、繰入金を479万2,000円減額するものであります。 次に、議案第40号 平成30年度甲州市
介護保険事業特別会計補正予算(第4号)についてご説明をいたします。 今回の補正は、歳入歳出それぞれ5,361万2,000円を追加するものであります。 主なものとしまして、歳出においては、保険給付費へ480万円、諸支出金へ5,308万5,000円を追加し、地域支援事業費を427万3,000円減額するものであります。 歳入においては、国庫支出金へ580万6,000円、繰越金へ5,572万3,000円を追加し、支払基金交付金を818万2,000円減額するものであります。 次に、議案第41号 平成30年度甲州市
居宅介護予防支援事業特別会計補正予算(第1号)についてご説明をいたします。 今回の補正は、歳入歳出それぞれ357万7,000円を追加するものであります。 主なものといたしまして、歳出において、諸支出金へ317万7,000円を追加し、歳入において、サービス事業収入へ140万円、繰越金へ217万7,000円を追加するものであります。 次に、議案第42号 平成30年度甲州市
下水道事業特別会計補正予算(第3号)についてご説明をいたします。 今回の補正は、歳入歳出それぞれ464万7,000円を減額するものであります。 歳出においては、下水道費を464万7,000円減額するものであります。 歳入の主なものとしまして、繰入金へ2,619万1,000円を追加し、使用料及び手数料を1,720万円、市債を550万円減額するものであります。 次に、議案第43号 平成30年度甲州市
簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)についてご説明をいたします。 今回の補正は、歳入歳出それぞれ2,748万7,000円を減額するものであります。 主なものといたしまして、歳出においては、環境衛生施設整備費へ2,548万7,000円減額し、歳入においては、国庫支出金を1,019万4,000円、市債を1,520万円減額するものであります。 次に、議案第44号 平成30年度甲州市萩原山財産区
特別会計補正予算(第1号)についてご説明をいたします。 今回の補正は、歳入歳出それぞれ357万8,000円を追加するものであります。 歳出においては、諸支出金へ357万8,000円を追加し、歳入においては県都支出金へ同額追加するものであります。 次に、議案第45号 平成30年度甲州市
水道事業会計補正予算(第3号)についてご説明をいたします。 今回の補正は、資本的収入及び支出のうち、支出において、建設改良費を669万3,000円減額するものであります。 以上、よろしくご審議の上、ご議決いただきますようお願いを申し上げる次第であります。
○議長(廣瀬宗勝君) 説明は終わりました。 これより質疑を行います。質疑はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(廣瀬宗勝君) 日程第11の質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。ただいま上程中の補正予算案10件については、次のように各常任委員会に審査を付託したいと思いますので、お聞き取り願います。 議案第36号 平成30年度甲州市
一般会計補正予算(第4号)、第1表歳入歳出予算補正のうち歳入全款、歳出第2款総務費、第2表地方債補正並びに議案第44号については総務常任委員会へ、議案第36号、第1表歳入歳出予算補正のうち歳出第3款民生費、第4款衛生費、第10款教育費、第3表繰越明許費のうち第4款衛生費並びに議案第37号、議案第38号、議案第39号、議案第40号及び議案第41号については教育民生常任委員会へ、議案第36号、第1表歳入歳出予算補正のうち歳出第6款農林水産業費、第7款商工費、第8款土木費、第3表繰越明許費のうち第6款農林水産業費、第7款商工費並びに議案第42号、議案第43号及び議案第45号については
建設経済常任委員会へ、それぞれ審査を付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(廣瀬宗勝君) ご異議がないので、さよう決しました。 以上をもって、本日の議事日程は全て終了いたしました。 次回の本会議は、3月7日午前10時から開きます。 本日はこれをもって散会いたします。 〔散会 午後1時15分〕...