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  1. 市川三郷町議会 2022-03-03
    03月03日-01号


    取得元: 市川三郷町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    令和 4年  3月 定例会(第1回)令和4年第1回市川三郷町議会定例会(第1日目) 1.議事日程                             令和4年3月3日                             午前10時00分開議                             於議場 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 請願の付託 日程第4 承認第1号 令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第9号)の専決処分につき承認を求めることについて 日程第5 承認第2号 令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第10号)の専決処分につき承認を求めることについて 日程第6 承認第3号 令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第11号)の専決処分につき承認を求めることについて 日程第7 承認第4号 令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第12号)の専決処分につき承認を求めることについて 日程第8 議案第1号 市川三郷町職員の勤務時間、休暇等に関する条例中改正について      議案第2号 市川三郷町職員の育児休業等に関する条例中改正について      議案第3号 市川三郷町長、教育長の給与及び旅費条例中改正について      議案第4号 市川三郷町100歳祝金・年金条例中改正について      議案第5号 市川三郷町子育て祝い金等支給条例中改正について      議案第6号 市川三郷町立学校校舎等使用料条例中改正について      議案第7号 市川三郷町公民館使用条例中改正について      議案第8号 市川三郷町社会体育施設設置及び管理に関する条例中改正      議案第9号 市川三郷町三珠総合福祉センターの設置及び管理に関する条例中改正について      議案第10号 市川三郷町民会館設置及び管理に関する条例中改正について      議案第11号 市川三郷町消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例中改正について      議案第12号 市川三郷町地場産業会館の指定管理者の指定について      議案第13号 令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第13号)      議案第14号 令和3年度市川三郷町国民健康保険特別会計補正予算(第5号)      議案第15号 令和3年度市川三郷町介護保険特別会計補正予算(第4号)      議案第16号 令和3年度市川三郷町訪問看護ステーション西八代特別会計補正予算(第3号)      議案第17号 令和3年度市川三郷町簡易水道特別会計補正予算(第4号)      議案第18号 令和3年度市川三郷町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)      議案第19号 令和3年度市川三郷町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)      議案第20号 令和3年度市川三郷町戸別浄化槽整備推進事業特別会計補正予算(第1号)      議案第21号 令和3年度市川三郷町温泉事業特別会計補正予算(第2号)      議案第22号 令和3年度市川三郷町歌舞伎文化公園管理特別会計補正予算(第3号)      議案第23号 令和3年度市川三郷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)      議案第24号 令和4年度市川三郷町一般会計予算      議案第25号 令和4年度市川三郷町国民健康保険特別会計予算      議案第26号 令和4年度市川三郷町介護保険特別会計予算      議案第27号 令和4年度市川三郷町介護サービス事業特別会計予算      議案第28号 令和4年度市川三郷町訪問看護ステーション西八代特別会計予算      議案第29号 令和4年度市川三郷町簡易水道特別会計予算      議案第30号 令和4年度市川三郷町公共下水道事業特別会計予算      議案第31号 令和4年度市川三郷町農業集落排水事業特別会計予算      議案第32号 令和4年度市川三郷町戸別浄化槽整備推進事業特別会計予算      議案第33号 令和4年度市川三郷町温泉事業特別会計予算      議案第34号 令和4年度市川三郷町恩賜県有財産保護管理事業特別会計予算      議案第35号 令和4年度市川三郷町市川財産区特別会計予算      議案第36号 令和4年度市川三郷町高田財産区特別会計予算      議案第37号 令和4年度市川三郷町大同財産区特別会計予算      議案第38号 令和4年度市川三郷町歌舞伎文化公園管理特別会計予算      議案第39号 令和4年度市川三郷町後期高齢者医療特別会計予算      議案第40号 令和4年度峡南地域教育支援センター共同設置特別会計予算      議案第41号 令和4年度市川三郷町上水道事業会計予算      議案第42号 市川三郷町道路線の認定について 日程第9 一般質問 2.出席議員は次のとおりである。(12名)       1番 新津千吉   2番 一ノ瀬幸人       3番 秋山豊彦   5番 齋藤美佐       6番 丹澤 孝   7番 小川好一       8番 高尾 貫   9番 笠井雄一      10番 有泉 希  11番 松野清貴      12番 三神貞雄  14番 一瀬 正 3.欠席議員(なし) 4.会議録署名議員       1番 新津千吉   2番 一ノ瀬幸人       3番 秋山豊彦 5.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名(21名)  町長        遠藤 浩   政策秘書課長    井上靖彦  防災課長      林 茂一   総務課長      一瀬 浩  財政課長      海沼良明   町民課長      丹沢美男  税務課長      芦沢 正   いきいき健康課長  望月和仁  福祉支援課長    櫻井 茂   保育課長      渡辺浩志  農林課長      望月順二   商工観光課長    塩沢正也  生活環境課長    丹沢宏友   土木整備課長    立川 潔  まちづくり推進課長 渡辺 潤   会計管理者     武田真一  三珠支所長     窪田正彦   六郷支所長     木村竹実  教育長       渡井 渡   教育総務課長    相川由美  生涯学習課長    森川規彦 6.職務のために議場に出席した者の職氏名(5名)  議会事務局長    保坂秀樹  議会事務係長    進藤陽子  議会書記      芦沢順司  議会書記      相川伸也  議会書記      佐々木未緒     開会 午前10時00分 ◎議会事務局長(保坂秀樹君)  おはようございます。 開会にあたりまして、あいさつを交わしたいと思います。 ご起立ください。 相互に礼。 ご着席ください。 ○議長(笠井雄一君)  改めまして、おはようございます。 令和4年第1回定例会開会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。 議員各位には、公私極めてご多忙のところ、本定例会にご出席を賜り、厚くお礼申し上げます。 2月末ころから各地よりいろいろな花情報や、桜の開花予想も聞こえはじめ、春の気配を感じられるようになりました。いよいよ本格的な春に一歩一歩近づいています。 しかし、新型コロナ感染症のウイルスは、次から次へ変異を重ね、なかなか完全収束とはいきません。それどころか、いつ、誰がどこで感染してもおかしくない状況になっています。 これからの季節は、心も弾み、今までの運動不足や外出を控えてきたストレス解消にと多くの人流が心配されます。 感染に備え、予防対策にはより一層、ともに注意が必要ではないかと思っております。 昨年から本町では、官製談合防止法違反および贈収賄、また教師による生徒の個人情報漏えい等、あってはならない恥ずべき事件が発生しました。原点に立ち返り、しっかり検証し、早急に防止対策を検討しなければなりません。 一方、本町の財政状況は実質単年度収支は平成29年度より4年連続の赤字、財政調整基金は平成30年度に5億2,064万9千円を取り崩し、地方債残高は平成26年から令和元年度の間に43億786万1千円であり、経常収支比率は97.3%と、県内ワースト1となり、将来負担費比率も令和2年度133.8%と、これまた県内ワースト1と大変な状況になっています。 これらを事実ととらえ、今定例会は将来投資に向けた重要な議会です。議員各位におかれましては、十分かつ慎重にご審議をいただきますようお願いを申し上げ、開会のあいさつといたします。 なお、一部報道機関から議場内のカメラ撮影許可の申し出があり、これを許可しましたので、ご了承願います。 ただいまから、令和4年第1回市川三郷町議会定例会を開会いたします。 本日の会議を開きます。 12月定例会以降の諸般の報告は、お手元に配布したとおりでございます。 続いて、一部事務組合議会の報告を組合議員に求めます。 はじめに、峡南広域行政組合議会の報告をお願いいたします。 第11番、松野清貴君。 ◆11番議員(松野清貴君)  議長の命により、峡南広域行政組合議会の報告をいたします。 令和3年第2回峡南広域行政組合議会臨時会は、12月23日に開会され、本町からは三神議員と秋山議員と私、松野が出席しました。 今回の臨時会では、専決処分の承認1件、補正予算3件、監査委員の選任1件であり、いずれも原案のとおり承認、可決、同意され、その審議等の内容は次のとおりでありました。 まず、専決処分の承認を求める件は、令和3年山梨県人事委員会勧告に伴い、峡南広域行政組合職員給与条例の一部を改正する必要があり、緊急を要したため専決処分を行ったものでありました。 次に、議案第13号 令和3年度峡南広域行政組合一般会計補正予算(第3号)では、歳入歳出それぞれ1,222万8千円減額し、歳入歳出予算の総額を、13億8,520万5千円とするものでありました。 歳入は、分担金及び負担金の減額と繰越金の増額、歳出は、人事院勧告に伴う人件費および公債費の減額、消防費の修繕料、申請手数料の追加。また、財源更正のものでありました。 次に、議案第14号 令和3年度峡南広域行政組合情報センター特別会計補正予算では、歳入歳出それぞれ21万1千円減額し、歳入歳出予算の総額を2億5,709万3千円とするものでありました。 歳入は、分担金及び負担金の減額、歳出は、人事院勧告に伴う人件費の減額と、共同廃棄委託料の増額でありました。 次に、議案第15号 介護保険特別会計補正予算(第1号)の件は、歳入歳出それぞれ61万4千円追加し、歳入歳出予算の総額を2億1,567万5千円とするものでありました。 歳入は、繰越金の追加を行い、歳出は、職員手当の財源更正や特定技能外国人を採用したことによる派遣会社への委託料、照明器具の取替工事の増額のほか、備品購入費の減額が主なものでありました。 続いて、監査委員の選任は、議会選出監査委員の母体議会改選に伴い、身延町の広島法明議員が選任されました。 以上で、峡南広域行政組合の報告を終わります。 ○議長(笠井雄一君)  次に、中巨摩地区広域事務組合議会の報告をお願いいたします。 第2番、一ノ瀬幸人君。 ◆2番議員(一ノ瀬幸人君)  議長の命により、中巨摩地区広域事務組合議会の報告をいたします。 令和3年12月中巨摩地区広域事務組合議会定例会は、12月24日に開会され、本町からは笠井議長と私、一ノ瀬が出席しました。 本定例会に提出された議案は、専決処分案件1件、条例制定1件、予算案件3件の計5件でありました。 議案審議の前に、令和3年10月の市川三郷町長選挙において、遠藤町長が当選され、当組合の副管理者に就任されたことが報告されました。また、市川三郷町議会議員構成の改選に伴い、新たに、私、一ノ瀬が組合議員に選出されたことが報告されました。 それでは、内容について報告いたします。 まず、専決処分案件についてであります。 議案第20号 中巨摩地区広域事務組合職員給与条例の一部改正については、人事院勧告および山梨県人事委員会の勧告に鑑み、中巨摩地区広域事務組合職員給与条例の一部を改正するものでありました。 次に、議案第21号 中巨摩地区広域事務組合長期継続契約を締結することができる契約を定める条例制定については、組合の運営上、継続した契約を必要とする業務等があり、地方自治法施行令第167条の17の規定に基づき、長期継続契約を締結することができる契約を定める必要が生じたことによる条例案の提出でありました。 議案第22号 令和3年度一般会計補正予算(第1号)については、54万8千円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ5,016万4千円とするもので、歳入は繰越金、歳出は委託料で定年延長に伴う制度支援業務委託の追加でありました。 議案第23号 令和3年度ごみ処理事業特別会計補正予算(第2号)については、1,570万8千円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ13億1,023万3千円とするもので、歳入は繰越金、歳出の主なものは、工事請負費でアルミ選別機の更新工事の追加でありました。 議案第24号 令和3年度し尿処理事業特別会計補正予算(第1号)については、480万円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ2億6,939万7千円とするもので、歳入は基金繰入金および繰越金、歳出は需用費における光熱費および修繕料の追加でありました。 提案された議案5件は、いずれも原案どおり承認・可決されました。 以上、中巨摩地区広域事務組合議会の報告とさせていただきます。 ○議長(笠井雄一君)  次に、峡南医療センター企業団議会報告をお願いします。 第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  議長の命により、峡南医療センター企業団議会の報告をいたします。 令和4年峡南医療センター企業団議会第1回臨時会が、1月18日に開会され、本町からは、松野議員、有泉議員、高尾議員、丹澤議員、そして私が出席しました。 審議された案件は、同意案件1件で、峡南医療センター企業団監査委員の長澤健氏から辞職の申し出があったため、新たに富士川町の鮫田洋平氏を監査委員に選任することに同意を求めるものであり、原案のとおり同意されました。 以上で、峡南医療センター企業団議会第1回臨時会の報告といたします。 ○議長(笠井雄一君)  次に、後期高齢者医療広域連合議会の報告をお願いします。 第8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  議長の命により、山梨県後期高齢者医療広域連合議会の報告をいたします。 令和4年第1回山梨県後期高齢者医療広域連合議会定例会は、2月17日、山梨県自治会館において開会されました。 今定例会に提出された案件は、条例の一部改正案2件、補正予算案2件、令和4年度当初予算案2件であり、いずれも原案のとおり可決いたしました。 議案の内容および審議の結果は次のとおりでありました。 条例の一部改正案2件について、会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正は、人事院勧告に基づく国家公務員の給与改定の取り扱いに準じて、会計年度任用職員の期末手当の支給割合を改正するものでありました。 次に、後期高齢者医療に関する条例の一部改正では、高齢者の医療の確保に関する法律に基づき、令和4年度および令和5年度の保険料率の引き上げを行うとともに、賦課限度額を66万円に引き上げることによる条例を改正するものでありました。 続いて、令和3年度一般会計補正予算(第2号)では、1款議会費の歳出予算を3万9千円増額し、2款総務費の歳出予算を3万9千円減額するものでありました。 次に、令和3年度後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)では、歳入歳出予算の総額から、歳入歳出それぞれ1億9,039万円を増額し、それぞれ1,079億5,661万8千円とするもので、補正の主なものは、歳入では市町村負担金、国庫負担金を増額し、歳出では療養諸費を増額するものでありました。 続いて、令和4年度一般会計予算では、歳入歳出予算の総額をそれぞれ5億2,342万5千円とするもので、広域連合議会や広域連合の事務に要する費用および特別会計の事務費用に繰り出すための負担金を市町村から受け入れるなどの内容でありました。 負担金総額5億2千万円のうち、本町の負担金額は、1,224万3千円とするものでありました。 次に、令和4年度後期高齢者医療特別会計予算では、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1,072億7,939万1千円とするもので前年度に比べ18億3,844万8千円の増額でありました。 歳入の主なものでは、市町村負担金188億1,474万円で、前年度より8億9,472万8千円の増額でありました。これは、保険料等負担金の増加によるものでありました。 歳出では、保険給付費1,065億70万円で前年度より16億8,226万円の増額でありました。増額した主な要因は、被保険者の増加と、それに伴い1人当たりの医療費の増加によるものでありました。 以上、山梨県後期高齢者医療広域連合議会の報告といたします。 ○議長(笠井雄一君)  以上で、報告を終わります。 日程に入ります。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員には、会議規則第126条の規定によって、 第1番 新津千吉君 第2番 一ノ瀬幸人君 第3番 秋山豊彦君 以上、3名を指名いたします。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第2 会期の決定を議題とします。 本件については、議会運営委員会において協議がされておりますので、その結果について議会運営委員長より報告を求めます。 議会運営委員長、第8番 高尾貫君。 ◆議会運営委員長(高尾貫君)  令和4年3月議会運営委員長報告を行います。 議長の命によりまして、報告をいたします。 令和4年第1回市川三郷町議会定例会の会期等につきましては、2月24日に議会運営委員会を開催し、協議いたしました。 その結果、会期は本日3月3日から15日までの13日間とします。この間、5日、6日、12日、13日を休会日とし、7日、9日、10日、11日、14日を予備日とします。 3月3日、本日の議会初日は、提出された請願を委員会に付託し、次に、提出された承認第1号から承認第4号についての説明・質疑・採決をそれぞれ行います。続いて議案第1号から議案第42号まで42件を一括上程、説明・質疑を行った後、各常任委員会に付託いたします。 続いて、一般質問を行います。一般質問は5人が行います。 次に、常任委員会は、4日を総務厚生常任委員会、8日を教育土木常任委員会とし、いずれも午前10時から開議することといたします。 なお、8日の午前9時より町道認定箇所の現地調査を行います。 続いて、15日の最終日を本会議とし、付託案件についての委員長報告を行います。 また、追加議案が提出された場合には、日程に追加し、本会議の中で審議することといたします。 詳細は、お手元に配布した日程のとおりであります。 以上、議会運営委員会の報告といたします。 ○議長(笠井雄一君)  議会事務局長。 議会事務局のほうからちょっと訂正がありますので、ここで説明させます。 ◎議会事務局長(保坂秀樹君)  誠に申し訳ありません。お手元にお配りした付託表、各常任委員会の付託表に誤りがありました。 議案第11号なんですけど、総務厚生常任委員会にはいっているのですが、こちらが間違いでありまして、議案第11号 市川三郷町消防団員の定員、任免、服務等に関する条例中改正について、これにつきましては総務厚生ではなく、教育土木常任委員会のほうへご訂正させていただきたいと思います。 こちらにつきましては、後ほど正しいものをつくりまして、お配りしたいと思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  訂正をよろしくお願いいたします。 お諮りします。 本件につきましては、議会運営委員長の報告どおり、決定することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、会期は本日から3月15日まで13日間に決定しました。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君)
    △日程第3 請願の付託を行います。 本日までに受理した請願は1件であり、お手元に配布した請願文書表のとおりです。 所管の委員会に付託いたします。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第4 承認第1号 令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第9号)の専決処分につき承認を求めることについてを議題とします。 執行部の説明を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  令和4年第1回市川三郷町議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましてはご参集を賜り、御礼を申し上げます。 議会の開会にあたり、提出いたしました議案のうち、主なるものにつきまして、その概要をご説明申し上げますとともに、私の所信の一端を申し述べ、議員ならびに町民の皆さまのご理解とご協力をお願いしたいと存じます。 議長のごあいさつにもありましたとおり、今議会は大切な議会というふうに思っております。 少しお時間を賜りたいと思います。 まず、ロシアのウクライナへの侵攻に対して、強く抗議の意を表します。人命が尊重され、一刻も早い国際社会の平和と秩序が回復されますように希望をいたします。 ロシアの作曲家、ムソルグスキーの代表作、「展覧会の絵」のキエフの大門にも戦火が及んでいるかと思うと、残念でなりません。 さて、2019年8月、アメリカの大手企業約200社のCEOらが所属するビジネス・ラウンドテーブルは、企業の存在意義について、これまでの考え方であった株主至上主義を見直し、顧客や従業員、納入業者、地域社会、株主など、すべてのステークホルダー、利害関係者を重視する方針への転換を表明いたしました。 このことは、2015年9月に国連において満場一致で採択された、誰一人取り残さない社会を目指す、SDGsの理念を尊重した資本主義の持続可能性を願った転換だと考えます。 2021年9月、内閣総理大臣に就任された岸田文雄氏は、新しい資本主義への考え方を成長と分配の好循環による持続可能な経済として表明をされました。 それ以前、前の内閣総理大臣菅義偉氏が表明された自助・共助・公助そして絆と示されているように、わが国の方向性としてすべての利害関係者を尊重した考え方が主流になっていると考えます。 町の行政運営を考えた場合も同様で、全方位に意識を向け、関係を構築することで、社会的責任を果たしながら、存在意義を高めていくことが求められております。 具体的には、受益者至上主義ではなく、町民や職員、納入業者、地域社会、納税者など、すべての利害関係者との対話や、協働により政策を策定し、事業化、予算化していくことだと考えます。 市川三郷町としても、持続可能な政策運営を目指すため、すべての利害関係者を重視する考え方を推進をいたします。 このたび、町の事業の受益者のみならず、対象者ではあるけれども、受益者でない町民との公平性、納税者と受益者との関係性を考慮して、令和4年度当初予算を編成いたしました。 幾度となく申し上げていることではございますが、令和2年度までの決算状況は4年連続の実質単年度収支が赤字で、町の預金である基金の取り崩しも常態化している現状でございます。このことは、議会とも問題意識を共有させていただいていると認識をしております。 このため、喫緊の課題である新型コロナウイルス感染症対策、少子高齢化社会への対応、防災・減災・国土強靱化対策、施設インフラ老朽化対策などを可能な限り講じた上で、徹底的な事務事業の見直しを行い、歳出削減に取り組んでいかなければなりません。 具体的には、年契総計予算とし、原則補正予算対応はいたしません。前年度予算を上回らないゼロシーリング、個人対象から公共性の高い支援事業への転換、事務事業の統合および改廃の推進に努め、予算編成に臨んだ結果、新規事業26件、廃止事業17件を含む、令和4年度一般会計予算歳入歳出の総額は91億1,535万5千円となり、前年度より1億9,659万3千円減少したものの、財政調整基金6億6,950万7千円の繰り入れを必要としている実態は、赤字計上でございます。 今後も、役場は一丸となり、事業の執行段階においても引き続き歳出削減に取り組んでまいります。 以下、特記すべき事項について申し上げます。 まず、新型コロナウイルス感染症についてでございます。 子育て世帯への緊急特別給付金についてです。昨年、市川三郷町議会12月定例会閉会日の翌日に、国の方針が確認をされたので、10万円を一括で現金により給付することを専決処分させていただいたところであります。議会にもご理解を賜り、担当課の効率的な事務の結果、12月23日より給付をさせていただきました。この件を含む専決処分事件の承認議案4件を今議会に提出いたしました。 本年年明けから、急激にオミクロン株によると思われる感染が拡大をし、第6波として私たちの生活を混乱させました。 1月9日に実施いたしました市川三郷町成人式典では、直前に式典参加者全員への抗原定性検査実施を決定いたしましたが、町教育委員会の献身的な取り組みにより、無事式典を実施することがかないました。 また、3回目のワクチン接収の前倒し実施についても、担当課の効率的な取り組みと、医療関係者の献身的な取り組みにより対応をしております。 1月19日には、急きょ、西八代医師会との新型コロナウイルスに関する会議を開催し、3回目のワクチン接種へのご協力をお願いをしたところです。 高齢者等施設入所者、施設職員、保育士、教職員等、エッセンシャルワーカー、65歳以上の方についても、今月、第1週までに大半が接種される見込みでございます。 また、5歳から11歳までのお子さまの接種についても、本日より接種券を発送をさせていただき、27日より接種できるよう取り組んでおります。 いずれも関係者の努力と、対象者のご協力があって実現できていることと思い、すべての皆さまに感謝と御礼を申し上げます。 国は、必要な地域に新型コロナウイルス感染症に対応するまん延防止等重点措置を適用し、県も新型コロナウイルス感染症拡大防止への臨時特別協力要請を発出し、対応にあたっております。 本町におきましても、町内に設置をいたしました新型コロナウイルス感染症対策本部会議を状況に応じ開催をし、本日まで、34回の会議を開催をしたところです。情報の共有、対応策の徹底等を協議し、適時適切な対応をしてまいりました。 次に、機構改革についてでございます。 本年度中に役場内のすべての係の業務実態について、一定の様式により、その業務量調査を実施しております。この調査をベースに業務の平準化、組織改編を含む機構改革の推進を目指してまいります。 他方、DX、デジタルトランスフォーメーションの改革についても、積極的に推進をしてまいります。 手書き文書等をデジタル化することのできるAI、OCR、作業の一部をソフトウェアの作業を自律的に装置が行うRPAを導入をし、事務の効率化に向けて取り組んでまいりたいと考え、必要な予算を令和4年度当初予算に計上いたしました。 次に、官製談合等事案についてであります。 昨年12月に有識者による第3者委員会を設置して、専門的知識を持って多角的に検証をしていただいております。 今月末をもってお答えをいただく予定となっておりますので、受理後ただちに入札制度等執行に反映をしたいと存じます。 私たちは再発防止に向け、罪を暴くのではなく、罪人を出してしまった行政システムの隙間を見つけ、改善することを目指しております。 受けた報告の内容は速やかに議会に対し情報共有をさせていただきたいと存じますので、ご理解を賜りますように、お願いをいたします。 昨日、久保前町長の判決がございました。私たちは、山梨県市町村総合事務組合と連携をし、当該判決確定後、ただちに判決の謄本開示について、甲府地方検察庁に申請をし、詳細を把握すべく取り組んでまいります。 次に、副町長設置についてでございます。 令和3年12月定例会で副町長設置につきご議決をいただきました。1月31日までに副町長設置に関わる給与の額を市川三郷町特別職報酬等審議会において審議、2月8日に答申をいただき、令和4年度当初予算に計上をいたしました。 審議会からの答申は、短時間の審議でありながらも、中身の濃い議論をしていただきました。副町長の手腕を期待する旨の建設的な付帯意見をお寄せいただいております。 複雑多様化する町民ニーズを的確に捉え、すべての利害関係者に公平公正で速やかな町政運営、国や県、企業など、関係団体との連携強化につなげてまいります。 また、副町長には、私が町外との外交活動を活発に推進するため、役場の事務を統括していただくことのほか、外部目線による新たな発想や、客観的視点により、新たな時代に対応する組織再編を含む機構改革、厳しい財政状況に対応した行財政改革、職員待遇、業務量平準化による働き方改革、介護・福祉・子育て支援施策の再整備、六郷地区開発、交通弱者対策などの重要案件を私とともに担っていただきたいと考えております。 次に、神明の花火大会についてでございます。 ふるさと夏まつり神明の花火大会は、これまで実行委員会を設置し、町長が大会会長を務め実施をしてまいりました。 このことが、町から実行委員会に補助金を出していて、利益相反を招く恐れがあることから、近隣市町の類似事業の状況も確認し、私が神明の花火大会の会長を辞し、新たな体制に移行することが賢明と考え、3月下旬に予定しております第1回神明の花火大会実行委員会にお諮りいただけるよう、準備を進めております。 また、本年8月7日に予定しております第34回神明の花火大会は、直近の令和元年度に行った第31回神明の花火大会の集客が26万人となり、ご協賛いただける企業等も上場企業、優良企業等が名を連ねる、県下最大級のイベントに成長いたしました。今後は、神明の花火大会を日本の三大花火に肩を並べるようなビックイベントにするという町長選の公約を推進すべく、運営体制を自走経営型に移行することも念頭に改編をした実行委員会体制で実施をしたいと考えております。 議員各位、町民の皆さま、大会関係者の皆さまのご理解、ご協力のほどお願いを申し上げたいと存じます。 同様の理由により、ふるさと・春・秋・冬まつりにつきましても、新たな実行体制に移行をしてまいります。 次に、人材育成に関する対応策についてであります。 昨年の町長選挙における私の選挙公約の最重要課題として位置づけました人材育成についてであります。 厳しい財政状況の中であっても、マンパワーを必要とする教育環境は確保する方針でございます。現在、市川南小中学校エリアには設置をしてありますが、地域で学校をサポートする地域学校共同本部を、明年度は市川小、市川東小、市川中にも設置をし、順次三珠地区、六郷地区にも設置をしたいと考えております。 また、教育環境を守る観点から、公共性が高い施設等の整備も重要と考え、懸案でありました大塚小学校、市川南小中学校、六郷中学校の防水改修事業を実施するため、必要な予算を令和4年度当初予算に計上をいたしました。 通学路の安全対策についても公共性が高く、私の選挙公約でもございましたが、山梨県立青洲高等学校に通う生徒が通行する県道につきましては、本町からの要望により県による事業が進捗がございます。 一方、町の事業といたしましては、三珠保育所付近の道路拡幅、市川大門地内通学路側溝整備、岩間地内通学路整備などを推進するための必要な予算を令和4年度当初予算に計上いたしました。 また、防災、減災、国土強靱化、インフラ老朽化対策の観点から、上野排水機場湛水防除施設改修および金川曽根広域農道に架かる橋梁の耐震補強につきましては、県との連携により事業を推進しており、老朽化が著しかった鴨狩隧道についても、本年度に引き続き明年度も必要な対策を実施するための必要な予算を、令和4年度当初予算に計上いたしました。 最後に、令和4年度予算についてであります。先に申し上げましたとおり、持続可能な町政運営を目指すため、すべての利害関係者を重視する考え方を重視した予算編成といたしました。 チャイルドシート購入補助金事業、100歳年金事業、上下地区公民館風呂管理事業など、利用状況が極めて限定的な町民に対する町単独の事業等の廃止。若者定住促進住宅補助金、長寿医療費給付金事業、また明年度説明を予定しております学校給食費負担金等の事業は縮小。青色パトロールカー運転委託料、プレミアム商品券発行事業、まちづくり研究会補助金など、発足当初の目的を果たした事業を廃止。街灯設置費補助金事業、歌舞伎鑑賞助成事業は縮小。新自治公民館建設、大塚地内のPFI手法による町営団地建設はウッドショックなど、世界的な建設資材の高騰に対応するため事業を見合わせ。厳しい財政状況の中、限られた保育人材による充実した保育環境を確保するため、市川南保育所を休園し、令和6年度より統合等による新体制を確立し、同様に医師等医療人材確保が困難な中、高収益化を目指すため、町営国民健康保険診療所の診療体制を改編、民間による同種事業の近隣への進出等により、運営に困難をきたしているニードスポーツセンター事業は、明年度営業時間を短縮し、令和5年度より廃止をする方針でございます。 また、昨年の町長選挙における私の公約のうち、みたまの湯入浴料半額、中学までの給食費無償化、大塚地内町営団地につきましては、先に申し上げました理由により変更をさせていただき、給食センター統合につきましては、現段階の算出では財政的利益が見込めない理由により、現状どおりといたしますが、目的は運営経費の削減ということでございます。 昨年11月2日の初登庁日、12月28日の仕事納めの日、財政健全化はできるできないではなく、やらなければならないと職員に必須であることを申し上げました。 今、私たちは試練のときを迎え、市川三郷町としては支援のあり方について考え方を整えなければなりません。個別給付型、つまりお金を付与する支援は、お金があるだけ、手の届く範囲内だけであります。 一方、施設を整備する、環境を整える等の公共性の高い支援は、限りある予算で多くの受益者に提供可能であります。 こうした考え方の下、昨年11月22日の臨時会において、個別給付型から公共性の高い支援への転換を表明いたしました。 このような考えの中、本議会に提出いたします議案は、専決事件の承認4件、条例案11件、道路認定1件、予算案29件でございます。 毎年度、高騰していく他会計への繰出金も住民福祉向上と制度の維持存続には必要であり、予算配分を確実に行わなければなりません。 令和4年度当初予算では、国民健康保険特別会計への一般会計からの繰出額は、前年度比302万円余増の1億6,847万円余、介護保険特別会計へは818万円余増の3億8,979万円余、後期高齢者医療特別会計へは721万円余増の8,604万円余の予算計上であります。 不退転の決議の中、すべての職員が断腸の思いで予算編成に取り組んだ結果の予算であることを特に申し上げます。 委員各位におかれまして、よろしくご審議を賜り、ご議決あらんことを申し上げ、提案理由および所信といたします。 それでは、承認第1号 令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第9号)の専決処分につき承認を求めることについて 本件は緊急執行を要したので、地方自治法第179条第1項の規定により、専決処分したもので、専決事件は、令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第9号)で、歳入歳出それぞれ9,852万2千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ101億4,988万円としたものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 以上のとおり、専決処分いたしましたので、地方自治法第179条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。 詳細につきましては、担当課長からご説明申し上げます。 ○議長(笠井雄一君)  財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  承認第1号 令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第9号)の説明をいたします。 それでは、歳入から説明いたします。 事項別明細書の4ページをお開きください。 14款2項2目民生費国庫補助金に、子育て世帯への臨時特別給付金事業費補助金9,852万2千円を追加したものであります。 以上、歳入の説明とさせていただきます。 歳出につきましては、いきいき健康課町より説明いたします。 ○議長(笠井雄一君)  いきいき健康課長、望月和仁君。 ◎いきいき健康課長(望月和仁君)  3款民生費について、説明させていただきます。 4ページ歳出をお願いします。 3款2項11目子育て世帯への臨時特別給付金は9,852万2千円を追加するもので、先ほどの町長の説明もありましたが、対象となる高校生までの子どもに1人当たり10万円相当を2回にわたり給付する2回目の予算となります。当初国では、1回目の5万円を現金で、2回目をクーポンで支給するよう指示しておりましたが、方針が変更され、2回目給付も現金で給付が可能となり、また同時に給付も可能との見解に変わりました。 本町でも、本旨を踏まえ、可能な限り早急な給付を必要と考え、昨年末2月23日になりますが、給付可能な1,435人に対し、現金で一括給付を行いました。 では、内容について説明させていただきます。 1節報酬6万4千円、3節職員手当等12万3千円は、給付事務にかかる職員および会計年度任用職員の人件費であります。 10節需用費13万3千円、11節役務費20万2千円は、対象者への通知代および郵送料となります。 2回目の給付を1回目と合わせて行える旨の通達が遅く、すでに1回目の給付決定通知および発送が終わっていたため、給付事務にかかる経費が1回目同様に必要となりました。 18節負担金補助および交付金は、対象者1,960人に対する5万円の給付金となります。 2月末現在の給付率は93.4%、未申請者の方に対しては、3月1日に勧奨通知を送付しております。 以上、承認第1号 令和3年度一般会計補正予算(第9号)の専決処分についての説明とさせていただきます。 ご承認のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  これより質疑に入ります。     (なし) 質疑を終わります。 お諮りします。 討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 お諮りします。 本件については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、承認第1号は原案のとおり承認することに決定しました。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第5 承認第2号 令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第10号)の専決処分につき承認を求めることについてを議題とします。 執行部の説明を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  承認第2号 令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第10号)の専決処分につき承認を求めることについて 本件は緊急執行を要したので、地方自治法第179条第1項の規定により、専決処分したもので、専決事項は、令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第10号)で、歳入歳出それぞれ1,226万5千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ101億6,214万5千円としたものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 以上のとおり、専決処分いたしましたので、地方自治法第179条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。 詳細につきましては、担当課長からご説明申し上げます。 ○議長(笠井雄一君)  財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  承認第2号 令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第10号)の説明をいたします。 歳入から説明いたします。 事項別明細書の4ページをお開きください。 15款3項1目総務費委託金に、山梨県議会議員補欠選挙委託金1,144万円を追加し、18款1項1目財政調整基金繰入金に82万5千円を追加したものです。 以上、歳入の説明とさせていただきます。 歳出につきましては、総務課長より説明いたします。 ○議長(笠井雄一君)  総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  それでは、歳出の内容の説明をさせていただきます。 5ページをお願いいたします。 今回の補正は、1月16日に予定をされました2款4項6目山梨県議会議員補欠選挙費に伴う選挙を行うための補正1,226万5千円を計上させていただいたものです。 1節報酬から18節負担金補助及び交付金まで、8つの節において、同選挙を行うための必要な予算計上をさせていただきました。 専決日は令和3年12月17日にございますが、無投票になりましたその清算は、3月補正の予算にて別途行うことといたします。 以上で、説明とさせていただきます。 ご承認のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  これより質疑に入ります。     (なし) 質疑を終わります。 お諮りします。 討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 お諮りします。 本件については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、承認第2号は原案のとおり承認することに決定しました。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第6 承認第3号 令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第11号)の専決処分につき承認を求めることについてを議題とします。 執行部の説明を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  承認第3号 令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第11号)の専決処分につき承認を求めることについて 本件は緊急執行を要したので、地方自治法第179条第1項の規定により、専決処分したもので、専決事項は、令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第11号)で、歳入歳出それぞれ2億3,752万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ103億9,966万5千円としたものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 以上のとおり、専決処分いたしましたので、地方自治法第179条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。 詳細につきましては、担当課長からご説明申し上げます。 ○議長(笠井雄一君)  財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  承認第3号 令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第11号)の説明をいたします。 それでは、歳入から説明いたします。 事項別明細書の4ページをお開きください。 14款2項1目総務費国庫補助金に、非課税世帯等臨時特別給付金事業補助金を事業費分、事務費分合計で2億3,752万円を計上したものです。 以上、歳入の説明とさせていただきます。 歳出につきましては、政策秘書課長より説明いたします。 ○議長(笠井雄一君)  政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  2款1項21目非課税世帯等臨時交付金、臨時給付事業費は2億3,752万円でございます。 住民税の非課税世帯とコロナウイルス感染症の影響で収入が減少し、世帯全員が住民税非課税となった世帯に対し、10万円を給付するものでございます。 非課税世帯2,140世帯、家計急変世帯200世帯を予定しております。 なお、周知のほうは広報、回覧、ホームページで行います。先月末に非課税世帯の対象者に確認書を送付いたしました。その確認書を返信していただきまして受理をし、給付となります。最初の支給日は3月17日となり、毎週木曜日に支給日となります。 3節から12節までは事務費で、18節負担金補助金及び交付金2億3,400万円は特別給付金でございます。 以上、説明とさせていただきます。 ご承認のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  これより質疑に入ります。     (なし) 質疑を終わります。 お諮りします。 討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 お諮りします。 本件については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、承認第3号は原案のとおり承認することに決定しました。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第7 承認第4号 令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第12号)の専決処分につき承認を求めることについてを議題とします。 執行部の説明を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  承認第4号 令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第12号)の専決処分につき承認を求めることについて 本件は緊急執行を要したので、地方自治法第179条第1項の規定により、専決処分したもので、専決事項は、令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第12号)で、歳入歳出それぞれ224万6千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ104億191万1千円としたものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 以上のとおり、専決処分いたしましたので、地方自治法第179条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。 詳細につきましては、担当課長からご説明申し上げます。 ○議長(笠井雄一君)  財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  承認第4号 令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第12号)の説明をいたします。 事項別明細書の4ページをお開きください。 18款1項1目財政調整基金繰入金に224万6千円を追加したものです。 以上、歳入の説明とさせていただきます。 歳出につきましては、土木整備課長より説明いたします。 ○議長(笠井雄一君)  土木整備課長、立川潔君。 ◎土木整備課長(立川潔君)  歳出について説明をさせていただきます。 引き続き4ページをお願いいたします。 7款2項1目、道路橋梁維持管理費224万6千円の追加をするものでございまして、内容につきましては10節需用費34万5千円の追加は融雪剤の追加購入、12節委託料につきましては190万1千円の追加で、町道除雪排雪の委託料で、令和4年2月10日からの降雪対応によるものでございます。降雪が長時間にわたったため、数回に分け除雪を行ったためでございます。 ご承認のほど、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(笠井雄一君)  これより質疑に入ります。     (なし) 質疑を終わります。 お諮りします。 討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 お諮りします。 本件については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、承認第4号は原案のとおり承認することに決定いたしました。 ここで、暫時休憩といたします。 再開は11時25分とします。     休憩 午前11時12分-----------------------------------     再開 午前11時26分 ○議長(笠井雄一君)  再開いたします。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第8 議案第1号から議案第42号までの42議案を一括議題とします。 提案理由の説明を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  議案第1号 市川三郷町職員の勤務時間、休暇等に関する条例中改正について 人事院規定の改正により、特別休暇に不妊治療休暇(不妊治療にかかる通院など)を新たに加えることに伴い、本条例の一部を改正するものであります。 議案第2号 市川三郷町職員の育児休業等に関する条例中改正について 人事院規定の改正により、育児休暇に係る取り扱いを改定することに伴い、本条例の一部を改正するものであります。 議案第3号 市川三郷町長、教育長の給与及び旅費条例中改正について 新たに設置する副町長の給与の額を設定する必要があるため、本条例の一部を改正するものであります。 議案第4号 市川三郷町100歳祝金・年金条例中改正について 100歳祝金額の改定、および100歳年金を廃止するため、本条例の一部を改正するものであります。 議案第5号 市川三郷町子育て祝い金等支給条例中改正について 子育て祝い金に加算して支給していた多子世帯子育て応援金の廃止に伴い、本条例の一部を改正するものであります。 議案第6号 市川三郷町立学校校舎等使用料条例中改正について 町立学校校舎等使用料の改定に伴い、本条例の一部を改正するものであります。 議案第7号 市川三郷町公民館使用条例中改正について 地区公民館使用料の改定に伴い、本条例の一部を改正するものであります。 議案第8号 市川三郷町社会体育施設設置及び管理に関する条例中改正について 町内社会体育施設使用料の改定に伴い、本条例の一部を改正するものであります。 議案第9号 市川三郷町三珠総合福祉センターの設置及び管理に関する条例中改正について 三珠総合福祉センター使用料の改定に伴い、本条例の一部を改正するものであります。 議案第10号 市川三郷町民会館設置及び管理に関する条例中改正について 市川三郷町民会館使用料の改定に伴い、本条例の一部を改正するものであります。 議案第11号 市川三郷町消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例中改正について 市川三郷町消防団の定員、報酬等を改定にするに伴い、本条例の一部を改正するものであります。 議案第12号 市川三郷町地場産業会館の指定管理者の指定について 令和4年3月31日に、市川三郷町地場産業会館の指定管理期間満了を迎えるため、その期間を更新するものであります。 議案第13号 令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第13号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ7億4,579万4千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ96億5,611万7千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」、第2表「繰越明許費補正」および第4表「地方債補正」によります。 議案第14号 令和3年度市川三郷町国民健康保険特別会計補正予算(第5号)について 今回の補正は、事業勘定では、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ1,415万3千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ17億4,960万9千円とするものであります。 直営診療施設勘定では、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ766万6千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ6,850万7千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第15号 令和3年度市川三郷町介護保険特別会計補正予算(第4号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ2,460万5千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ22億3,766万5千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第16号 令和3年度市川三郷町訪問看護ステーション西八代特別会計補正予算(第3号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から、歳入歳出それぞれ81万2千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ3,398万2千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第17号 令和3年度市川三郷町簡易水道特別会計補正予算(第4号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ705万3千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億4,346万1千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」および第2表「地方債補正」によります。 議案第18号 令和3年度市川三郷町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ477万9千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ10億9,919万9千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」、第2表「繰越明許費補正」および第3表「地方債補正」によります。 議案第19号 令和3年度市川三郷町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ136万7千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ4,743万1千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」および第2表「地方債補正」によります。 議案第20号 令和3年度市川三郷町戸別浄化槽整備推進事業特別会計補正予算(第1号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ375万5千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1,373万9千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」および第2表「地方債補正」によります。 議案第21号 令和3年度市川三郷町温泉事業特別会計補正予算(第2号)について 今回の補正は既定の予算の総額に、歳入歳出それぞれ1千万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ5,407万6千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第22号 令和3年度市川三郷町歌舞伎文化公園管理特別会計補正予算(第3号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ134万円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ5,711万7千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第23号 令和3年度市川三郷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ476万3千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億3,063万2千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第24号 令和4年度市川三郷町一般会計予算について 令和4年度の当初予算は、私が町長に就任して初めての予算となります。「住み心地の良い町」日本一を目指すことを公約に掲げる中でありますが、予算編成方針といたしましては、投資効果が薄い事業に関しましては、見直しを行うとともに、これまで個別支援型から、公共支援型の給付へとベクトルを移し、歳出抑制を図るなど、財政健全化に資する歳出改革等を念頭に、予算編成を行いました。 新型コロナウイルス感染症対策に万全を期すとともに、まちづくりは人づくりとも申しますが、地域発展の原動力となる人材育成を推進し、さらなる飛躍を目指す町勢実現のため、諸施策を推進してまいります。 本町の歳入の約6割を占める町税と地方交付税につきましては、町税が前年度比0.13%の増、地方交付税は地方財政対策の各種指標等による試算から、前年度比2.8%の増を見込み、前年度比1億765万7千円の増となりました。 また、諸収入では、峡南医療センター企業団への短期貸付金、償還金2億円の減、町債では、臨時財政対策債および普通建設事業費の減により、前年度比44.88%の大幅な減となりました。 ふるさと納税を活用した積極的な財源確保を図るとともに、経常経費の一層の縮減に努めましたが、近年同様当初予算編成時に財源の一部を財政調整基金に頼る厳しいものとなっております。 この結果、予算総額は91億1,535万5千円、前年度当初予算比2.11%、1億9,659万3千円の減額となりました。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」、第2表「繰越明許費」、第3表「債務負担行為」、第4表「地方債」によります。 議案第25号 令和4年度市川三郷町国民健康保険特別会計予算について 事業勘定につきましては、歳入歳出の総額をそれぞれ17億2,758万円と定めるものであります。 また、直営診療施設勘定につきましては、歳入歳出の総額を6,784万9千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出」によります。 議案第26号 令和4年度市川三郷町介護保険特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ22億9,409万8千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 議案第27号 令和4年度市川三郷町介護サービス事業特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ404万2千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 議案第28号 令和4年度市川三郷町訪問看護ステーション西八代特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ3,813万4千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」および第2表「債務負担行為」によります。 議案第29号 令和4年度市川三郷町簡易水道特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億2,794万3千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」および第2表「地方債」によります。 議案第30号 令和4年度市川三郷町公共下水道事業特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ10億7,589万7千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」および第2表「地方債」によります。 議案第31号 令和4年度市川三郷町農業集落排水事業特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ3,530万2千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」および第2表「地方債」によります。 議案第32号 令和4年度市川三郷町戸別浄化槽整備推進事業特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ1,241万1千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」および第2表「地方債」によります。 議案第33号 令和4年度市川三郷町温泉事業特別会計予算について 歳入歳出の総額を6,835万3千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 議案第34号 令和4年度市川三郷町恩賜県有財産保護管理事業特別会計予算について 歳入歳出予算の総額を254万9千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 議案第35号 令和4年度市川三郷町市川財産区特別会計予算について 歳入歳出予算の総額を276万1千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 議案第36号 令和4年度市川三郷町高田財産区特別会計予算について 歳入歳出予算の総額を63万4千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 議案第37号 令和4年度市川三郷町大同財産区特別会計予算について 歳入歳出予算の総額を317万8千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 議案第38号 令和4年度市川三郷町歌舞伎文化公園管理特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ2,682万2千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 議案第39号 令和4年度市川三郷町後期高齢者医療特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億8,085万7千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 議案第40号 令和4年度峡南地域教育支援センター共同設置特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ344万円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 議案第41号 令和4年度市川三郷町上水道事業会計予算について 本年度の業務予定量は給水戸数3,818戸、総配水量148万9千立方メートル、1日平均配水量4,079立方メートルです。 収益的収入及び支出の予定額は、水道事業収益1億8,555万1千円、水道事業費用1億8,140万6千円とするものであります。 次に、資本的収入及び支出の予定額は、資本的収入579万8千円、資本的支出8,518万6千円とするものであります。 なお、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額7,938万8千円は過年度損益勘定留保資金2,522万6千円、および当年度損益勘定留保資金5,416万2千円で補てんするものであります。 議案第42号 市川三郷町道路線の認定について 大崩2号線は、山梨県から移管されたことに伴い、福祉センター支線2号および町屋3号は公衆用道路として、町に寄附採納の申し出があったため、道路法第8条第2項の規定により、議会の議決を求めるものであります。 以上、提案理由の説明といたします。 よろしくお願い申し上げます。 ○議長(笠井雄一君)  これより質疑に入りますが、あらかじめ申し上げます。 本件については、議会運営委員長の報告にもありましたように、所管の常任委員会に審査を付託いたします。 したがって、ここでは大綱的な質疑をお願いいたします。 これより質疑に入ります。     (なし) 質疑を終わります。 お諮りします。 本件については、常任委員会に審査を付託いたします。 これにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、本件につきましては、各常任委員会に審査を付託することに決定しました。 ここで、暫時休憩とします。 再開は午後1時といたします。     休憩 午前11時51分-----------------------------------     再開 午後1時00分 ○議長(笠井雄一君)  再開いたします。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第9 一般質問を行います。 第14番、一瀬正君ほか4名から通告がありましたので、順次発言を許します。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  これより、一般質問を行います。 最初の質問は、最悪な財政状況の中で、財政再建を理由にして育児、教育、医療、福祉など、町民の生活支援策を後退させることがあってはならないと考え、町長の財政再建の基本方針を確認したく質問します。 私が最初に指摘したいのは、最悪な財政状況をつくったのは執行部の責任であることです。その原因は、乱暴な大型施設建設にあります。その第1は、新高校建設に向けての町民体育館、町民会館、保育所、旧役場駐車場の土地提供および施設取り壊し費用など、県費負担増額のための働きかけの欠如による財政負担増。第2に、市川富士見保育所建設です。平成28年9月議会の補正予算に同保育所園舎建設にかかわる造成設計および土質調査委託料774万4千円、新園舎建築外構設計業務委託料2,224万8千円、新園舎整備予定地土地購入費1億2,260万7千円などを計上されました。 私は、6つの問題点を示して反対しましたが、反対理由の多くが建設予定地についてでした。私は次のように指摘しました。 建設予定地が保育所を建設するのにふさわしい場所かどうかという疑問です。建設予定地は市川中央通りを下ったもっとも西の端、一番低い場所で多くの幼児が集まる施設を建設する最適の場所と、私には考えられませんと。そして、保育所は多くの幼児を限られた保育士が面倒を見る施設です。一瞬にして起こる災害から子を守るために建設地は他に見つからなかったのかという疑問です。総建設費7億8千万円の大事業だけに、決定に至るまでの審議に疑問を持ちます。ほか4点の問題点を挙げて、私は6つの疑問を持ちました。 幼児の施設だけに、もう一度検討してほしいと、再検討を求めました。しかし、建設用地の検討がなされないまま進められ、土壌が軟弱だったため深く杭打ちをする必要が生じ、1億円を超える建設費の追加となりました。今回の汚職事件の綜合建設設計事務所と、町長と議員が関わった最悪財政問題に起因する建設地選定でした。 第3には生涯学習センターの建設問題です。平成29年の3月議会に、町民が利用しやすい場所へ町民会館と図書館を建設してくださいという請願が1,700名の署名を添付、提出されましたが、生涯学習センターは町民要求を無視し、現在地に建設されました。 私が、これまで何回も指摘してきましたように、市川地区高齢者の多くの人が、遠くて行きにくい場所への建設でした。 建設場所だけでなく、建設費も問題でした。平成30年当初予算に計上した額は26億8,805万4千円でした。 そして6月議会最終日の6月15日に突然2億4,678万円追加補正が計上されました。追加予算計上の理由は、入札が6月6日に行われたが、町が示した予定価格が低かったことを理由に、入札に参加した3業者が辞退し不発に終わり、入札のやり直しをすることになりました。6月議会は6月4日から開会していたのに、議員がこのことを知ったのは6月8日付の山日新聞の記事でした。 しかし、町から議員が報告を受けたのは、土木環境常任委員会が開かれた6月11日でした。入札が不発に終わった6月6日以降の7日にも厚生常任委員会が開かれていたのに何の報告もなく、議員が8日の新聞で知ったのです。議会軽視だと、約2時間にわたって7人の議員から質問や意見が述べられました。 私は、経済動向を見ないで入札価格を提示した設計業者の責任は重大であり、町としての損害賠償を求めるべきだと要求しました。新しく発生した問題は、体育館の床問題です。設計業者は議会への説明で、コンクリート直貼り床の体育館は全国で200カ所あると説明しましたが、資材を納入したABC商会に対する私の質問への回答は30カ所でした。このような設計業者から賄賂を受け取っていたのが、今回の汚職事件です。 久保前町長から町政を引き継いだ遠藤町長が、財政が困難を理由に、育児、教育、医療、福祉など、町民の命と暮らしを守る生活支援策を後退させてはなりません。ところが、令和4年度当初予算の主な事業改廃の内容を見て、私は驚きました。心を宣伝文句に立候補したあなたの事業改廃には、人の心が見当たりません。 第1に子育て支援です。多子世帯子育て支援事業の廃止、若者定住促進住宅補助金の縮小、学校給食費負担金の減額です。市川三郷町がこれまで力を入れてきた子育て支援事業は、町内在住者への支援だけでなく、若い人たちに市川三郷町へ移り住んでもらうための施策でもあるのです。本町に隣接する市や町には、大手企業の多くの工場があり、そこで働く若い人たちに自然豊かで教育を重視し、子育て支援に力を注ぐ町としての魅力を示して、家を建て、住んでもらうことをも目的とした施策なのです。 改悪するのではなく、マスコミ等を活用しPRする中で、若者定住促進を図るのが遠藤町長、あなたの仕事ではありませんか。 次に、高齢者いじめの改悪も私には許せません。百歳祝い金を30万円から10万円の減額、施設等に入所している人は10万円から5万円に減額や、百歳年金の廃止、そして敬老会運営補助金事業の廃止、高齢者補装具購入サポート事業の廃止、上・下地区公民館風呂管理事業の廃止と、高齢者いじめの改悪、財政が困難を理由にした改悪です。命と暮らしを守る生活支援策を後退させてはなりません。 その一方で、副町長を置く提案でした。今議会に提案されている副町長の給与額は月額53万8千円、ほかにボーナスや共済金などが加わると多額な経費となります。私は、副町長に関わる、昨年12月議会の反対討論でも指摘しましたが、市川三郷町に必要なことは、教育長、課長、係長はもちろんのこと、若手職員を含め、全職員が担当課任せにするのではなく、町活性化策、町政運営など諸課題について英知を結集できる組織改革が必要です。 そのためにも、内部通報制度の見直し、職員研修内容の見直しが必要です。そして町長に苦言を言う職員の声に耳を傾ける町長の心のゆとりが求められます。 これまでの町政のゆがみを正せるのは、町長が先頭に立ち指揮することであり、副町長のサポートはかえってマイナスと、私は考えます。 最悪な財政のもとで、町民サービスを低下せず、財政健全化を図るためには、国会議員の力も借りて、町の諸事業に国の地域創世交付金の活用や、県、国の有利な補助金を引き出すための働きかけなど、町長自らが先頭に立って、頑張っている姿を職員はもちろん、町民に見える行動が今、町長、あなたに求められているのです。 職員の3人分の給料を払って副町長を置き、副町長の力を借りるのではなく、自ら頑張り、職員を叱咤激励し、最悪な財政を健全化するだけではなく、町政への信頼を取り戻すために力強くスタートを切ることが、町長、あなたに課せられた任務です。 あなたの豊かな議員経験と若さと行動力に、町民は期待しているのです。町民からあなたを町長に選んでよかったと喜んでもらえるには、町民の生活支援策を後退させるのではない財政再建が求められるのです。 就任以来の短期間の遠藤町長の施策の展開は、町民に納得してもらえないと、私は思います。 町の活性化策、町民の生活支援策をどのように考えて、財政再建を進められるのか、財政再建の基本方針をお尋ねします。 お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  答弁の前に、最悪な財政状況をつくったのは執行部の責任であるというご発言がございました。町の意識決定機関は議会であることから、最悪な財政状況をつくったのは執行部との指摘は不適切だと存じます。 また、一瀬議員が市川三郷町発足以来、本会議の発言で財政再建というお言葉をお使いになられたことは、過去に2回のみ、平成25年12月病院問題に関して、平成28年6月国政に関してのみでございます。 また、財政健全化というご発言もございました。この言葉は、過去に一度も見当たりません。 現在までに、町財政改革改善に向けて、具体的なご提案をいただくこともなく、財政状況の悪化の原因をただやみくもに執行部に押し付けるのは不適切な表現ではないかと思います。 さらにもう1点、旧役場駐車場の土地提供および施設取り壊し費用など、県費負担増額のための働きかけがなかった。町財政負担が増加したというご指摘でございました。峡南地域北部配置新設高校と市川三郷町との財産の譲渡等に関する取り決めは、平成28年11月24日、峡南地域北部配置新設高校の整備に関する基本合意書、これによりまして必要な土地を無償譲渡するものの、すでに解体が決まっていました町立の保育所は町で解体をし、その他の土地については現状有姿にするとの取り決めでございます。適切な合意だと認識をしております。 したがいまして、町民体育館と町民会館はアスベスト対応の多額な費用を負担しても、県の予算によって解体をされ、工事により出土した新町前遺跡の発掘も県で行っております。このことからも適切だというふうに認識をしております。 具体的なご指摘もなく、一方的に働きかけの欠如による町財政負担増という表現は、不適切だというふうに思います。 それでは、一瀬正議員の質問にお答えを申し上げます。 財政再建の基本方針についてであります。 昨年11月22月の臨時会、12月議会においても申し述べてまいりましたが、私の財政再建の基本方針は個人を対象にした町単独の給付型事業から公共支援型事業への移行でございます。これは、町長就任後、各課からのヒアリングや研修などを経て導き出した方針でございます。 まず、給付型から公共支援型への移行という基本方針を設定し、町の事業や私の選挙公約を見直した結果、令和4年度当初予算編成となりました。 現金等による給付型支援は、お金があるだけ、手の届く範囲内だけしか支援ができませんが、町全体の施設整備や環境を整えること、技術指導などの公共型支援では、同じ規模の支出でそれ以上の効果が期待されます。財政の厳しい本町といたしましては、真の目的を明確にし、お金の使い方を創意工夫することにより町民と行政の距離を縮めたり、持続可能な行政運営を推進することにもつながるため、後者の公共型支援策への転換が必要と考えます。なお、市川三郷町議会の議決により執行された過去の事業の議論をされても財政再建に向けての議論にはそぐわないと思います。 また、お金は経済を活性化させるための道具であって、心を表現する道具ではありません。謝意や敬意、支援を安易にお金で済ませてしまうことこそ心のない表れではないでしょうか。 ご質問中の子育て支援について、厳しい財政状況に鑑み個別給付型から公共支援型への方針転換にあっても、次世代を担う子育て支援、人材育成は最重要課題であります。副町長が設置されれば、機構改革とともに子育て支援策については特に力を入れていきたい部門でもあります。 定期検診の機会や民生児童委員等を通じて、支援を必要とする方と行政との距離を縮め、寄り添える支援体制を構築していきたいと思います。安に給付するだけでは接点も希薄ですが、公共支援型ではより行政施策へのご理解、ご協力もいただけると思います。 劇場的な議論によらないリアルな対話の中から行政が行う公共支援型の体制を構築していきたいと存じます。 町が力を注いでいた生活支援事業を廃止や縮小に追い込んだのは、今日の財政状況に陥るまで手を打たなかった、町政に関わる私たち全員の責任だと思います。発言者もそのお1人であることを自覚していただきたいと思います。 新年の仕事始め式で職員に向け、新年度予算は私たちが取り組んできたことを否定することになる場合もあると訓示いたしました。断腸の想いで、町の事業を改廃し、私の公約を先送りしなければならなかったのであります。 学校給食費につきましては、現在、給食運営費のうち食材を購入する費用を賄材料費として、小学生は全額、中学生は1食30円を公費にて負担させていただいております。令和2年度決算における給食センター費は1億5,632万円余、うち賄材料費は6,459万円余でありますので、給食費の約2.4倍が運営費であることはご理解いただいていると思います。 新方式は、厳しい財政状況を鑑み、小学生、中学生ともに半額の公費支援とさせていただきたいと思います。これにより、小学生の保護者の皆さまには、給食費の半額分がご負担増となります。 なお、保育所は、主食無償。私立幼稚園は主食代を月500円補助と改めさせていただき、幼保から中学卒業まで通した支援体制とさせていただきたいと存じます。明年度、関係者へのご説明をさせていただき、令和5年度より実施させていただきたいと存じます。 財政悪化につきましては、乳幼児、児童、生徒の皆さん、保護者の皆さまには微塵も非はございませんが、持続可能な町政を運営していくためにはご理解をいただきご協力をお願いしなければなりません。町も断腸の想いで決断させていただきましたこともご理解願いたいと存じます。 なお、現、令和3年度および明、令和4年度は、小中学生について、新型コロナウイルス感染症感染拡大による社会生活の混乱等により影響を受けた保護者の経済的負担を補う観点から国の給付金を活用し無償といたしております。 悪化した財政状況に鑑み、個別給付型から公共支援型への方針転換にあっても、高齢化する本町にとって高齢福祉支援は最重要課題であります。副町長が設置されれば、私とともに医療、介護、福祉支援事業の新たな時代に向けて適切な支援体制を構築していきたいと思っております。 今回の事業の改廃は、これまでの町財政運営の結果であることはご理解賜っているところと承知していますが、受益者が限定している。事業目的が達成している。類似事業と重複している。という事業を精査した結果の改廃でございます。 子育て支援同様、ご高齢の皆さまにも民生委員や行政相談委員等を通じて、行政との距離を縮め、寄り添い、支援をさせていただきたいと思います。本町の制度のみならず、国、県、社会福祉協議会等の事業などを考慮し適切に対応してまいります。 百歳祝金・百歳年金につきましては、平成5年に旧市川大門町で制定されました。当時、町内経済も町の財政もピーク時でありました。 これは国勢調査のデータですが、町内の純生産と町民所得の推移をグラフにしたものです。 平成5年当時は市川三郷町の町民所得、また町内純生産が高い状態でありましたが、現在はまだ令和2年が出ていませんので、こういう状態です。 平成5年当時は、金さん銀さんの話題もあり100歳に対する憧れや敬う気持ちの表れであったと思います。平成5年の100歳以上人口は、市川大門町でおひとり、六郷町でおひとりおられました。令和4年2月1日現在では、35名で、健康にお住まいの方も多く人生百年時代の到来を実感します。 しかしながら、悪化してしまった本町の財政状況において、令和3年度の執行見込み額は、百歳年金546万円、百歳祝い金290万円で町財政を圧迫している原因の1つでもあります。持続可能な自治体運営を目指すため、断腸の想いで改正するものであります。県内で実施している自治体の例を参考に同等水準にし、百歳をお祝いさせていただきたいと思います。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  遠藤町政になって最初の議会である12月定例議会で副町長を置くための条例改正が提案されました。本会議では、賛成多数で可決されましたが、担当の総務厚生常任委員会では反対4、賛成1で否決されました。私は、反対討論でも指摘しましたが、最悪な財政のもとで、町民サービスを低下せず、国の地域創生交付金の活用や、県・国の有利な補助金を引き出すために、町長自らが先頭に立って頑張ることで、副町長を置き、副町長の力を借りるのではなく、自ら頑張り、職員を叱咤激励することが町長に課せられた任務であると指摘しました。 今議会には副町長の給与に関わる条例改正と予算が提案されています。副町長の給与は月額53万8千円です。予算書から前年度対比で特別職人件費を計算しました。給与は年額648万円、期末手当が162万6千円、退職手当積立金が213万8千円、共済組合負担金が382万円、合計1,406万4千円も特別職人件費の増加形状です。 財政が困難を理由にして、これまで培ってきた町民サービスの低下、令和4年度当初予算の2款総務費、3款民生費、4款衛生費の3款だけで9つの事業が大幅削減、減額、または事業廃止されることをチェックしました。 先ほどの町長の答弁にありましたが、もう少し具体的に私は質問の中で言いたいと思います。 第1に、2款総務費の4目安全安心対策費についてです。そのうちの1つが子どもたちの登下校や高齢者の交通安全を見守る青色回転灯搭載パトカーの廃止です。このパトカーはこれまで2台のパトカーが巡回してきましたが、昨年1台になり、今回は廃止する提案です。 2つ目は、子どもたちの登下校を見守るとともに、子どもたちに交通安全をやさしく教育、指導をしてきた専門交通指導員の廃止です。 3つ目は、街灯設置費補助金事業の縮小です。市川三郷町の住民は、高齢と老人だけの家庭が増加する中で、街灯は生活の安全上大切です。すでに必要な街灯はすべて整備されたとしても、制度を維持するためには予算を存続させておくことが大切です。 安全安心対策費の3点は財政が困難を理由に廃止、補助金を減額すべきでないと、私は考えます。 町政が困難を理由に補助金を半額にする改悪、4目の表題は安全安心対策費です。削減してはならない予算です。 第2に、企画費の若者定住促進住宅の補助金の縮小です。若い人たちに市川三郷町に移り住んでもらうための補助金であるとともに、親としても町に住むために子が家を建てるための補助金でもあります。 前年度予算額は2,500万円を2千万円に、500万円の削減です。若者が市川三郷町に移り住んでもらうとともに、本町在住の若者がこの町に家を建てて住み続けてもらうための事業なのです。事業を推進するためのPR活動が、職員に求められます。財政が困難を理由に、若者定住促進住宅補助金を削減することは理解できません。 第3に、民生費の1項社会福祉総務費の1目社会福祉総務費の補助費に難聴児補聴器購入助成事業予算が計上されていません。令和3年当初予算には4万1千円計上されていましたが、この事業は廃止するのでしょうか。 第4に、同じく民生費の1項社会福祉総務費の2目老人福祉費の19節扶助費の養護老人ホーム入所措置費1,541万6千円についてです。令和2年度当初予算計上額は、3,031万3千円、3年度が2,070万9千円と、対2年度比で1,489万円、3年度が2,070万9千円と、対2年度比で1,489万7千円の減、3年度比でも529万3千円の減額計上です。 施設への入所希望者が多いだけに、減額計上は残念でなりません。行政の対応策が求められます。 次に、同じ扶助費の長寿医療費給付金についてです。令和3年度当初予算計上額は、3,403万2千円でした。これに対し、令和4年度の計上額は1,873万9千円で、1,529万3千円の減額計上で、減額率は55%、制度改正をにらんでの改悪計上なのかと考えましたが、あまりにも多額の減額です。 3番目に、同じ扶助費の高齢者補装具購入助成金9万円についてです。この事業は廃止するということで、前年当初30万円計上に対し、本年度9万円の計上です。少ないお金で高齢の町民を助ける大切な補助金です。財政が困難を理由にした廃止は許されません。 第5に、同じく民生費の5目介護予防生活支援事業費の12節委託料の外出支援サービス事業委託料についてです。 令和3年度当初予算計上額は61万4千円、令和4年度計上額は28万8千円と、対前年度比で53%減、32万6千円の減額計上です。利用者が増えた状況下での予算計上が前年度の半分以下の計上とはどういうことなのか、残念でなりません。 第6に、3目地域活動支援事業の18節負担金補助金補助及び交付金の1歳児保育推進事業費補助金32万円についてです。令和3年度当初予算は88万6千円計上し、対象人数は304人との説明がありました。ところが本年度の計上額は56万6千円と、対前年度の3分の1の計上です。事業の縮小はうたわれていませんが、若者定住促進補助金の縮小と同じく考えたとき、行政としては残念な予算計上です。 第7に、同じく民生費の2項児童福祉費の1目児童福祉総務費の7節報償費の子育て祝い金、子育てサポーター講座講師謝礼金が令和3年度当初予算計上額は338万2千円に対し、本年度予算計上額は197万2千円と、141万円の減額計上です。 これは議案第5号で提案されている多子世帯、子育て応援金を廃止することによる減額と考えられます。 現在のわが国は夫婦の働き方の変化や、子どもの教育にかかる費用などで、何人もの子を産み育てることを悩み、少子化世帯が増えています。そして私たちの時代と違って、大企業ほど2交代、3交代勤務や、青年団やサークル活動などが減って、若い男女が知り合える交流の機会がなくなり、恋愛し、結婚することも少ないのが現状です。こういう社会情勢のもとで、多くの子を産み、育てている若い世帯を励まし、財政的に応援することは行政にとって大切な仕事と、私は考えます。 その制度を廃止するなどとんでもないことです。もっとこの制度を広く宣伝し、活用していただく若い人たちの住みよいまちにするのが、行政の仕事です。とても私には理解できません。 第8に、同じく民生費の2項6目の児童手当費の19節扶助費が対前年度比で879万5千円の減額です。コロナ化のもとで増額なら分かりますが、父母の勤務状況悪化で、減収がつづいているとき、減額することが私には理解できません。 第8に、衛生費1目水道費の18節負担金及び補助金で、これまで支給されてきた低所得者水道料金減額補助金を廃止すると上程、議案概要書に書かれています。 令和3年度当初予算への計上していたこの補助金は、18万6千円と少額ですが、これまで支援されてきた家庭にとっては、大変なことです。弱者救済事業を小さなお金で喜ばれる事業なのです。私がここに提示したのは、総務費、民生費、衛生費の3款だけの令和4年度当初予算で、減額および事業廃止になる事業です。 子育て支援、高齢者の生活支援など、暮らしに深く関係した身近な事業の廃止や、事業の縮小です。 どれだけ事業内容を研究されたのかは知りませんが、就任早々の町長がやることではありません。歴代の町長が高齢者や子育てを応援するために積み上げてきた大事な事業なのです。財政が苦しいからと大事な事業を大幅に後退させた一方で、高額な人件費を必要とする副町長を置くのです。町民の多くの人たちは理解できないと思います。 2月24日、議会運営委員会で令和4年度当初予算書をもらい、事前にいただいた概要書を見て、この質問を書き足しましたが、予算書を勉強し、何を考えているんだと激しい怒りを感じる中で、再質問の原稿を書きました。 先ほどの町長の説明の中では、個人給付金型ではなくて、公共支援型に変えるんだということですが、困っている人たちは少数なんです。そして小さなお金で、その日たちを助けることができる大事なお金なんです。 お金持ちのあなたには分からないでしょうが、そういうところにこそ力を入れるのが行政の責任ではないですか、お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  一瀬正議員に申し上げます。 いくつかの質問でございますけれども、町長のほうでもおそらく数多く出過ぎたもので、明快な答弁ができないと思いますので、詳細については委員会の中で一つひとつ丁寧に町長の答弁をいただくということにしていただきまして、町長のほうから大綱的にもし答弁をいただけるのであれば、お願いをしたいと思います。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  基本的には先ほど申し上げた答弁のとおりでございますけれども、冒頭、副町長の人件費等のことでご意見がございましたが、このへんについては、しっかりと人件費に関係することがどういうような町財政に対して影響があるかという点については、担当課のほうで後ほど答弁させていただきます。 また、生活に困っている人に対して、手を施すのが行政ではないかということは、誠にそのとおりだと思います。できる限りの支援はさせていただきますので、それは法令にのっとった中でやらせていただきたいというふうに思いますので、相談がいただければ対応をいたしたいと思います。 そういう制度を構築していくのが、今までもそうでありましたけれども、今後もそのようにさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  そのほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  私は町長に聞きたいんで、担当課には聞きたくないです。具体的には、私、担当委員会で、今指摘したのは、私が担当している常任委員会で詳しく質問いたしますから、そのときお答えください。 次に、今の再質問の中で3番目にお聞きしたいのは、本会議冒頭、町長の当初予算編成に関わる長い長いあいさつを、今日、いただきました。 町長も少数の人、限られた特定の人々に関わる事業だから廃止、または縮小するということを述べられました。それは間違いだと思うんです。先ほども私、言いましたが、町がやらなくてはならない仕事、行政がやらなくてはならないのは、社会的に弱い立場の人々をどう助け、励まし、頑張って生きてもらうか、そのお手伝いをするのが行政の仕事だと、私は考えます。 そのための諸制度の改悪です。私は、長い間、議員をさせていただいておりますが、今までこのようないわゆるやり方をした町長はおりません。私は再質問で、本年度当初予算の予算削減事業について詳しく指摘しましたが、当初予算作成に、この改悪に課長たちは誰も異議を述べなかったか、そのことについて町長、お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  誰も異議をされなかったかということでございますが、当然、異議はございません。私が方針を定めたということで、全責任は私にございます。 先ほど、副町長の財政的な影響ということで、担当課のほうから答弁させ、お断りになりましたけれども、確かに令和4年度当初予算では、人件費、大枠の人件費が16億6,262万9千円ということで、プラスの0.97%になります。これは人件費、金額に直しますと1,250万円ですね。副町長に関してはそういうことになるんですけれども、全体の人件費は、これは主に参議院選挙、それから知事選、それから県議会議員選、町議選、これに関わる人件費が1,638万2千円ということで、つまりこの選挙事務に関する人件費を除けば、前年マイナスということになります。このへんはご理解をいただきたいと思います。 それから、福祉支援制度に関しましては、今、町でこれだけの支援制度がございます。こういう支援制度も当然、重複をしている部分もあったり、ご利用していただいている方が、極めて限定的になっている場合もあるということで、そういう事業を精査したということです。 また先ほども答弁の中で申し上げましたが、他町、実施をしている他町、すべての自治体が実施をしていない事業もあります。市川三郷町しかやっていない事業もございます。こういった事業を、ほかの実施している自治体、何自治体かの自治体がありますが、そこと水準を合わせた事業化をしているということで、単純にそのリストラをしたというご理解は改めていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  町長誤解されているようですが、人件費について特別職お2人の、1人だった令和3年度の人件費と、2人になったという令和4年度の当初予算の人件費との差額が、私が先ほど言った副町長を置くことによって1,416万4千円に差額があるんですよということでの質問です。 全体の人件費云々ではありません。特別職2人の人件費、令和3年度と4年度の差額について言ったところです。 それから、他の市町村と比べて、今度減らすことによって、いろいろな制度を廃止したり、縮小することによって、他の市町村と同じレベルになるみたいなことを言ったんですが、これは歴代の町長が市川三郷町の困難な、生活が困難だったり、高齢の方だったり、子育てを応援しようとして、他の市町村よりも先進的な事業として取り入れたんです。それをあなたが後退させるということが、私は許せないということでの質問ですから、そのへんをよく身をもって感じてください。 2番目の質問に移ります。 上地区、下地区公民館のお風呂の有料化や、地区公民館の有料化が協議されていると聞きましたが、その理由と、なぜ有料化しようとしているのか、町長の方針を伺いたく質問します。 上地区および下地区公民館のお風呂の入浴料が現在無料なのを有料化するのに反対です。両公民館のお風呂を利用している多くの方々は高齢者です。そしてひとり暮らしの方も多いのです。家に風呂があっても、公民館のお風呂に来られる方は、経費の面だけではなく、浴室で体調不良や死亡するという心配もあって利用している方も少なくはありません。 お友だちと誘い合ってお風呂へ行っている方や、お風呂でお友だちになって会話することが精神衛生、健康づくりにも役立っています。 町が財政が困難なので有料にしたいと提案すれば、反対と回答しにくいのが、生活が困難な人ほど多いと、私は思います。私自身も家が貧乏でしたので、よくこの気持ちが分かるんです。 上地区、下地区の公民館のお風呂を利用している方々に、元気で長生きしていただくために、小さなお金でできる大きな仕事です。そこで次の点についてお答えください。 第1に、お風呂に関わる財政負担についてです。令和3年度当初予算に計上されている8つの地区公民館の光熱費の、光熱水費の予算総額は510万円、単純に8等分すれば年間63万7,500円、1カ月当たり5万3,100円です。これはそれぞれの地区公民館の平均光熱水費です。そこで伺いますが、このうちの上地区、下地区公民館のお風呂に関わる光熱水費の試算額は何円か教えてください。 第2に、公金の管理についてです。お風呂を有料化することで、入浴料の徴収管理が必要となります。入手した検討資料を見ると、町内が300円、町外400円、そして65歳以上は5割減額と、複雑な料金となります。たとえわずかな金額でも公金です。入浴料を受付、管理する職員の配置が必要です。今いる職員の兼務では、事故があった場合の責任問題も生まれると考えます。 そこで次の点についてお答えください。 入浴料の徴収方法はどのようにやる方針なのか伺います。 2.入浴料徴収責任職員は配置する方針なのか伺います。 3.徴収した入浴料の管理はどのようにする考えか、方針を伺います。 次に、地区公民館の有料化について伺います。町の資料によると市川大門地区公民館使用料徴収の提案理由として、公民館使用条例施行規則中の第6条に使用料の減免規定が記され、これによると市川大門地区公民館は、町民が予約、使用する場合、合併以前から全額免除扱いになっている。三珠、六郷地区から不公平であるとの声もあり、有料化にするとの提案です。 町提出資料の5ページに全額免除規定が掲載されていますが、地区公民館は公的団体の利用も大事ですが、公民館の地域の人たちが趣味やお友だちの集まりができる場としても重要です。公民館のお風呂と同じように有料化することにより、利用も大きく減少することが心配です。有料化することにより収入よりも町民福祉の低下が懸念されます。現在有料の施設を無料化する規定改正こそ行政に求められていると、私は考えます。そこでお尋ねします。 1.現在有料の市川大門地区以外の公民館の使用料収入は何円ですか。 2.市川大門地区で有料化する中で見込まれる収入は何円ですか。 3.現在の利用状況から考えて、使用料を徴収できる団体は何団体ですか。 4.減免改正案の8項の町の政策に関連する団体が行う事業の関連団体に文化協会の記載がないが、理由はなんなのですか。 以上、4点についてお尋ねします。お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  答弁の前に、私が廃止を、いろいろな事業を廃止したというふうなご指摘がございました。 支援事業を改廃しなければならなくなった理由は、放置をして悪化した財政ということだと思います。私が改廃をせざるを得ないというふうに理解をしております。 では、答弁をさせていただきます。 上地区、下地区公民館のお風呂の有料化や地区公民館の有料化についてでありますが、1点目、上地区公民館および下地区公民館のお風呂につきましては、今年度末で廃止を予定しております。令和4年2月8日付、令和4年度予算編成の主な改変概要で提示させていただきましたが、ご利用状況が極めて限定的な町民に対する事業ということでございまして、廃止または縮小とさせていただく中の1点でございます。 光熱水費につきましては、上地区公民館が年間約74万円、下地区公民館が年間約105万円であります。なお、お風呂にかかる直接的な経費としては、ほかに修繕費がありますが、上地区公民館が年間約18万円、下地区公民館が年間約21万円でございます。 入浴料につきましては、該当はございません。 2点目の、地区公民館の有料化でありますが、正確に表現いたしますと、使用料及び減免規定の改正ということになります。 使用料は従前から条例にて設定をされております。なお、改正理由といたしましては、社会教育施設について、地区ごとに異なっている使用料の設定方法や減免規定について統一し、町民の方の利便性とともに、公平性の向上を目指したものでございます。 公平性のある算出方法に基づき、安価な利用しやすい使用料設定を行い、さらに、地域によって異なることのない統一した減免規定を設けることにより、町民の方の利便性を保ちつつ、公平性向上の実現を目指したものでございます。 なお、使用料については改正前に比べて同程度から半額程度に減額となり、また近隣の市町に比べて2割程度安価な設定となっています。また、減免規定により公民館が行う事業は使用料が免除となりますので、公民館事業の一環として地域の方々が行う趣味の活動も免除の対象となります。 市川地区以外の地区公民館の使用料収入につきましては、三珠地区公民館である三珠総合福祉センターの使用料収入は年間約11万円、六郷地区公民館である市川三郷町民会館の使用料収入は年間約5万円です。 市川地区の地区公民館にかかる今後の年間の収入見込みにつきましては、上地区公民館が約24万円、下地区公民館が約19万円、高田地区公民館が約9万円、山保地区公民館が収入見込みはございません。大同地区公民館が約15万円であります。 現在の使用状況から使用料徴収が見込まれる団体数につきましては、上地区公民館が12団体、下地区公民館が11団体、高田地区公民館が4団体、山保地区公民館は該当がございません。大同地区公民館が8団体です。 最後に、政策に関連する団体について文化協会の記載がない理由につきましては、文化協会に所属している団体と同様の活動を行っている町民の趣味のグループとの公平性を図ったものであり、生涯学習センターの減免規定と同様となります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  最初に、上・下地区公民館のお風呂に関わってお尋ねします。 私がこの質問を提出したのが1月31日でした。その後の2月9日、笠井議長から3月議会上程議案概要書をいただき、この書類の4ページに廃止事業として上・下地区公民館風呂管理事業廃止が掲載されていました。もちろん、私は読みました。しかし、2番目の質問のこの原稿を修正することなく、ただいま読み上げたとおりです。それは12月21日の夜行われた、社会教育施設および社会体育施設の使用料に関する説明会の資料を、この会議に出席された方から見せていただいたからです。 この資料の中に、上・下地区公民館の風呂の有料化が掲載され、先ほど質問で述べたように、複雑な料金設定と、それによる公金管理の疑問です。そしたら今度はお風呂の廃止です。 先ほど、質問でも指摘をしましたが、お風呂を利用している多くの方々は高齢者で、そしてひとり暮らしの方も多いのです。家に風呂があっても、公民館のお風呂に来られる方は、浴室で体調不良や死亡する心配もあって、利用している方も少なくはありません。有料にすることで、経費負担が大変だと考えていたら、今度は廃止する提案です。 町長は、町民の暮らしや生き方を、生きる力を与えるということが何も理解していないのかと、残念でなりません。 廃止をやめるとともに、有料化すべきではないと思いますが、町長お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  上地区公民館、下地区公民館のお風呂の廃止で、町民の皆さまの生きる力を失うということでございますが、これはすべての町民の皆さまに、そういう環境が提供できるのであれば、継続していく必要があろうかと思いますが、ごく一部ということでございまして、この点につきまして、公平性に欠けるという観点から、今回、大規模な改修が必要となる時期をとらえて、廃止を決断させていただいた次第でございます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  昨日ですね、私は上地区と下地区公民館のお風呂に関わる2つの相談をいただいたんです。 1つ目の相談は、上地区公民館へ行ったらお風呂が3月末で閉鎖されるというお知らせが貼ってあったが、閉鎖しては困りますという相談でした。 私が不在でしたので、直接その方から私は聞かなかったわけですが、上地区公民館へその後、行って見てきました。その方が言われたとおり、閉鎖のお知らせが貼ってありました。 私が今日、この質問をする、その前に貼ろうとしたんでしょうか。 もう1つの相談は、これまで下地区公民館のお風呂を利用していた高齢の男性の友人の方からの相談でした。 ひとり暮らしの友人の方は、これまで下地区公民館のお風呂を利用していたが、休みになっているので、大門駅から電車に乗って鰍沢口駅まで行って、バスに乗り換えつむぎの湯へ行っているが、電車賃と風呂代が年金暮らしのその方は負担が重く、何とか下地区公民館のお風呂を再開してほしいんだがねという相談でした。 私は、今回の一般質問提出後、上程議案概要書に上・下地区公民館のお風呂廃止の書類を見ても、なんで質問原稿を書きなおさなかったか、それは町長が深く考えていないんではないか、公金を取り扱うことによる事務職対応を何も考えていない。風呂が利用できることによって、風呂を利用していた町民の経済的負担だけでなく、精神的負担など、何も考えていないということです。 市川地区は5つの銭湯があって、すべて廃業されました。そして生まれたのが地区公民館へのお風呂建設でした。その後、市川大門町民会館のお風呂をはじめ、なくなって上と下の地区公民館が残り、利用されてきました。高齢のひとり暮らしの人にとって、家での入浴は死に至ることもある重大な問題です。私の近所の高齢の方も、お風呂で亡くなっていました。 そしてそれをお孫さんが受験で、高校の受験で合格して、ばあちゃんに報告に行って、そのお孫さんが発見し、救急車を呼び、しかしもう残念ながら亡くなっていたという事実が、私の身近でもあります。 私は、高齢者のひとり暮らしの人にとって、家での入浴は死に至る重大な問題と考えます。 私は豊富のシルクの里や、つむぎの湯を利用していますが、このひと月、3週間くらいの間ですか、シルクの里で入浴中の2人の方が倒れて、一緒に入浴していた人たちで事務所へ連絡し、救急車を呼んだなど、私もその事件の1人の方とは、その場にいまして、私が事務所へ連絡して、すぐの対応をしたり、その人の介護をしたわけですが、ひとり暮らしの高齢者にとって、1人、家のお風呂に入ることは、多くの危険が伴います。みんなで入れば、そこでもし何があっても、その豊富のお2人、シルクの里を利用していたお2人みたいに、そういう対応が即できるのです。そのお2人とも元気になられて、私がこの間、つい3日前ですか、風呂へ行ったらお会いすることができました。 だから上・下地区公民館のお風呂は大きな役割を果たしていると考えます。今回閉鎖することにしたのは、上・下地区公民館の風呂が建設されて長い年月を経て両方の風呂のボイラーが故障している。財政が困難でとても修繕できない。有料化しようとしたら文句を言われた。公金の取り扱いには入浴料以上に人件費がかかる。それでは閉鎖してしまえ、こういう町民を無視した乱暴なやり方だと思います。 私は、ボイラーの修繕をやり、無料での風呂を活用し、高齢者をはじめ町民の生きがい、健康づくりに役立てるべきだと思います。上・下地区公民館の風呂の閉鎖はやめるべきであります。財政が困難だと言っております。役場の空調設備、改修が去年行われました。そして今年も前町長の計画に基づいて改修が行われるし、先ほど町長の予算説明にもありましたが、いろいろな電子化させるための莫大な費用も予算計上されています。 しかし、困難な財政を再建するのは副町長を置いたりすることではなくて、あなたが本当に国へ働きかけたり、県会議員だった豊かなそういう行政手腕をまさに発揮することではないでしょうか。 ぜひ上・下地区公民館の風呂の閉鎖はやめていただきたい。切に願うものですが、町長いかがですか、ご答弁ください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  繰り返しになりますけれども、今回の改廃、すべてに関して私たちが放置によって悪化させてしまった財政が原点でございます。この財政再建をするために今回、個々への給付型事業から公共重視する支援策へと移行をしていくということでございます。 そういう中で利用者が限定的なものに関しての廃止ということでございますので、このへんに関してはご理解を願いたいと思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  非常に残念ですし、私は反対です。 次に、地区公民館の有料化問題です。この問題が提起された後、高齢者のグループをまとめている方から相談がありました。これまで高齢者が地区公民館を利用しておしゃべりしあったり、元気づくりをしていたが、たとえわずかなお金でも集まりのたびにお金を出すとなると、高齢者の方々には集まりにくくなることが心配だとの相談でした。 私は、このリーダーの方の言葉がよく分かります。私が事務局を担当している団体でも、生涯学習センターが有料になったので、少し遠いのですが、無料の地区公民館に会場を移して、会議を開いています。 高齢者が多い団体だけに、私に相談してくれた方と同じく小さなお金かもしれませんが、精神的負担を感じています。 有料化することによる使用料収入は町にとってはわずかな金額です。不公平を正すのが理由ならば、他の有料地区公民館を無料にして、町民が集い、楽しみ、健康づくり、生きがいづくりに役立てている方策こそ、行政の仕事ではありませんか。それが公民館の主要な役割だと、私は考えます。 財政困難を理由に有料化するとは、とんでもないことだとかんがえますが、もう一度この地区公民館有料化についての町長の答弁を求めます。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  公民館使用に関しての有料化に関わる公平性の観点からご質問いただきましたけれども、公平性については、その地域ごとの公平性だけではなくて、利用される町民の皆さま、利用されていない町民の皆さまとの公平性も考慮に入れておりますので、ご理解を賜りますようにお願いいたします。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  ちっとも分かっていませんね、あなたは。もっと勉強なさい。 3番目の質問に移ります。 役場本庁舎三珠、六郷分庁舎へ投書箱を設置することと、町長が町民の声を聞く機会づくりについて質問します。町長が町民の声を聞く機会づくりが、私は大切だと考えます。かつて、役場庁舎の玄関口には投書箱が置いてあり、町民の町政への要望や意見書を聞く対応が行われていましたが、つい先日、町民の方から投書箱を置いて町民の声を聞いてほしいという要望をいただき、そういえば投書箱がなくなっていたことに気付いた次第です。 前町長は、町民の声を直接聞く場づくりとして、役場3庁舎で町民との対話コーナーを設けていました。私は、町長が町民の声を直接聞く機会づくりが必要と考えます。 区長会も旧町ごとに年1回開かれています。各区長さんから毎年いつもの町への要望がだされますが、対応が遅く1年後の区長会のときに、検討中との回答も少なくありません。1年経ってから回答、それも検討しますのでは駄目ですとか、区長だけの会合ではなく、組長も加えたほうが行政にとって地域の抱えている問題や要求をより具体的に聞けるのではないかとの意見が寄せられています。町長が町民の声を直接聞く機会づくりがは必要だと考えます。 そこで、次の点について、町長の見解と方針をお尋ねします。お答えください。 1.役場3庁舎に投書箱を設置し、町民の意見や要望を聞くことについての見解をお尋ねします。 2.前町長が行っていたように、町長が3庁舎に出向いて町民の相談や要望を直接聞く機会づくりについては、どのように考えているのか伺います。 3.区長会を拡大し、組長を加えて、地域が抱えている問題や要求を町政のトップが聞く機会づくりについては、町長の見解とほかに方針がありましたら教えてください。 以上、3点についての町長の見解と方針をお尋ねします。お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  もっと勉強なさいということです。真摯に受け止めさせていただきたいと思います。 投書箱の設置や町民のご意見を汲み取る制度などについて、1点目、役場3庁舎に投書箱を設置することについてであります。齋藤美佐議員のご提案により、令和元年12月から本庁舎、三珠庁舎、六郷庁舎に、町民の皆さんから行政に対するご意見やご質問をお寄せいただく場として選挙用投票箱を利用したご意見箱を設置いたしました。これまでに投かんされたご意見は、23件となっております。昨年10月13日以降、選挙投票箱として利用する都合により、各庁舎から意見箱は一時的に取り外しておりますが、意見などがある場所には、直接総務課広聴広報係がお受けする旨の貼紙をして対応してまいりました。この一時撤去以降、寄せられた.ご意見などはございませんが、状況を鑑み、設置につきまして検討したいというふうに思います。 2点目の、町民のご相談やご要望を直接聞く機会づくりについてであります。町長就任以来、広く意見交換を行うことの大切さを改めて認識しているところであります。副町長が設置されれば私が対話のために出向く機会も設けられるのではないかと考えております。今後、町民だけではなく、職員、町内の企業や事業所、各種団体などさまざまな立場の方々との対話の機会の創出について具体的に検討を進めてまいります。 3点目、組長も加えた区長会議の拡大についてでありますが、町の当該年度の組織体制や政策・事業および地区要望について説明するための、三珠・市川・六郷地区ごとに区長さまを対象とした区長会議を例年行ってまいりました。 区長会議という名称ですが、会議というより説明会の要素が強いため、名称の変更を検討しており、明年度より行政説明会と名称を変え実施する予定でおります。 2点目の答弁のとおり、今後さまざまな立場の方々との対話の機会を設ける中で、組長の皆さまにもご参加いただくことを想定し、検討してまいりたいと思います。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  町長が町を思う町民の声を聞く機会づくりは、本当に大切なことなんです。町長に苦言を呈したり、積極的な提言をする町民の声や、悩み苦しんでいる町民の声に、トップが耳を傾ける機会づくりというのは、私は非常に大切だと思います。 ぜひ、前進していただきたいと思います。 時間がかぎられておりますので、次の質問に移ります。 ふるさと納税収入を増やすための工夫が必要と考えます。はんこ、和紙、花火をはじめ、農産物、ニットなど、全国に販路を持つ特色ある町の産物や産業製品を活用し、地場産業の振興のためのPR活動を兼ねるふるさと納税を増やす政策強化が一層必要と考え、これからの取り組みについて、町長の見解と方針を伺いたく質問します。 最悪な町の財政状況のもとで財源を確保するためには、町の諸事業に対する国、県の補助金の捻出のための研究と、国会議員、県会議員の力も借りて、町長が働きかけることでありますが、最も財源を捻出する得策としては、ふるさと納税だと、私は考えます。そのふるさと納税を獲得する最大の武器が返礼品です。 冒頭述べましたように、本町の産物や、産業製品は全国的に販路を広げてきた特産品です。それに豊かな自然もあります。四尾連湖畔の宿に泊まって、蛾眉山に向かい、富士五湖へと向かう登山道は、都会に住む若者には魅力ある観光です。私も、東京に住んでいた若かりし頃は、東京の友人たちを誘って何回も来て、友人たちに楽しんでもらいました。 また、みたまの湯から八ヶ岳、甲府盆地を見る景観も素晴らしいです。そしてみたまの湯周辺には、全国的に人気のある大塚にんじんや、甘々娘が作られています。 ふるさと納税の魅力は返礼品にあるのです。全国に誇れる産業製品、観光地、農産物がある市川三郷町です。ふるさと納税の返礼を魅力あるものにするには、担当課任せにするのではなく、全職員が提言し合うだけでなく、産業界や観光業者はもちろん、町民の英知を寄せ合える機構づくりが必要と私は考えます。 市川三郷町の困難な財政を改善する得策はふるさと納税です。全国に販路を持つ地場産業製品、豊かな自然を活用すること、それに神明の花火大会も全国三大花火大会の1つになりました。会場有料席の拡張工事も行われています。 市川三郷町には全国に誇れる魅力あるふるさと納税返礼品の素材はいっぱいあります。町民の知恵を寄せ合い、ふるさと納税の大増収策を提言するものですが、町長の見解と方針を伺います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ふるさと納税収入を増やすための工夫についてでございますが、平成20年度からスタートいたしました市川三郷町のふるさと納税特産品贈呈事業であります。当初は年間寄附数7件、寄附総額は40万円から始まったということでございます。13年目を迎えた令和3年度ですが、年間寄附数1万4千件、寄附総額約3億7千万円となる見込みでございます。経費等を差し引いた額は、13年間で7億3千万円を超えました。 現在、地場産業である和紙、花火、印章、各種農産物、ニット製品、ポリエチレンマット製品、鶏肉料理、洋食料理、餞頭など、さまざまな特産品を400種類ほど取り扱っております。 本年度は、全国的に寝具類の売れ行きが悪く、本町においても年末の主力である寝具類が低迷をいたしました。 しかし、本年度は、PR事業として本格的にWEB広告、インターネットにチャレンジしており、GoogleやYahooのページに掲載を行ってまいりました。その成果もあり、ほぼ例年同様の寄附件数と寄附金が得られたとの確認をしてございます。 地場産業のPRとふるさと納税の寄附を増やす施策強化について、すでに神明の花火大会の有料席は返礼品として存在しておりますけれども、明年度より神明の花火大会に来場された方向けに、次回の花火大会の有料席を返礼品として追加することを考えております。数量限定ではありますが、花火会場で気持ちの高まった来場者が、会場で寄附を申し込んでいただければ、確実に次回のチケットを取得できるということから相当数のお申し込みがあると期待しております。なお、このことにつきましては今後、神明の花火大会実行委員会において協議をしていきたいというふうに思います。 また、現在、ふるさと納税のポータルサイトと16社契約しておりまして、多くのサイトに掲載していることから、全国の多くの皆さまの目に触れる機会を設けております。引き続きPRの機会を増やすため、可能な限りポータルサイトに追加していく考えでございます。 全国的にふるさと納税人気の3種と言われている、肉・米・カニ。本町はいずれも保有をしてはおりません。毎年、多くのご寄附を受けるためには、ブランド力のある食品が必要となってきています。企業さまを巻き込み、大塚にんじんをはじめ、甘々娘等、町特産品を使った商品開発等を視野に入れ、こちらにございますが、大塚にんじんを使ったドレッシング、あるいはこちらは某食品会社がプロデュースいたしました混ぜご飯です。こういったものも含めて考えております。さらなるPRに向け、またブランド化を図っていくことが重要と考えます。さらに、企業誘致等も視野に入れ、新たな商品を作り出すことがこれからは必要だと考えます。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  県内の市町村でもふるさと納税には力を入れています。市川三郷町には都会に住む人たちが魅力を持つ特産品や観光資源が他の市町村よりも豊富にあります。当初予算にもふるさと納税費として1億7,892万6千円計上されています。この中には広告料1,375万円も計上されておるところです。先ほど質問では触れませんでしたが、神明の花火大会、町長も有料席の招待等を実施されているということですが、こうした本当に魅力あるものの、こうした町の特色を生かして宣伝していくことが大切だと思います。 先ほど答弁にもありました本町での産業製品、4百種類についての返礼品を考えているということですが、これらについてはすべて本町の産業製品であるのか、そのへんについてまず1点お尋ねします。 次に、全職員はもとより、町の産業従事者はじめ、町民の英知を寄せ合い、他の市町村よりも優れたPR活動が必要だと思います。町の産業振興等、町財政の確保、そして町の活性化にとっても大事な仕事だと思います。 よりそのへんでは考えていただきたいと思いますが、以上2点について教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  まず、先のお話でございます。すべて町の物かどうかという点ですが、これはすべて基準がございまして、町の物でございます。 実は、いろいろな商品化でご提案をいただくんですが、これは売れそうだなという、返礼品になりそうだなというものも、町の物を使っていないということで、エントリーから外れたというのもありますので、大変に厳しい状況で、町の物を使っております。 2点目は、今、どうしてもインターネットが主流になっておりまして、このへんはいろいろなサイトで多くの人が見ていただくチャンスを広めることしかないので、このへんについてはそういうところに専門的なところに委ねながら、連携を取りながらやっていくということになろうかと思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかにありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  テレビ等の報道も活用しながら、ぜひやっていただきたいと思います。 5番目の質問に移ります。 全国報道された前町長および議員による汚職事件で、町民はもとより国民の信頼を大きく傷つけてしまいました。町の信頼と活力を取り戻すためには、魅力ある市川三郷町の売り込み宣伝が必要と考え、町長に町の信頼回復および活性化策についての方針を伺いたく質問します。 今回の事件に対し、町民の方から、「一瀬は何をしていたんだ」と批判の声が、私にも寄せられています。町政の間違いを指摘するための対応責任を追及されても言い返せませんでした。 今回の事件を事前に防ぐことができなかったことは、非常に残念です。事件後に就任された遠藤町長を先頭に、町に対する信頼を取り戻す諸施策の展開と、活性化策が必要と考えます。そのためには、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にもつながる甲斐源氏発祥の地であることや、甲斐の国の代官所のあった町であったことなど、マスコミを利用して歴史と、歴史上有名な町であることのPR戦術の展開も必要です。 空き家、空き地が多くなり、それでなくてもさびれてしまうこの町です。今回の汚職事件は町民にとって残念でならない事件でした。町政に対する町民の信頼を取り戻すことは容易ではありませんが、その重大な責任を行政に関わっている私たちは背負っているのです。 大変な時に町長職に就任された遠藤町長です。町への信頼回復、そして町の活性化策について、町長の考えを聞きたくて質問することにしました。町長が考えている信頼回復、町政活性化策についての方針をお伺いします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  町の信頼回復、活性化のための施策についてであります。一度失った信頼を回復することは容易ではございません。放置して悪化した財政状況と同様、真摯な取り組みと長い時間を要すると思います。財政再建は取り組む私たちの問題でございますが、信頼回復は他者からの評価のため、すべての利害関係者が当事者意識を持ち一丸となることが重要と考えます。議会ならびに町民の皆さまのご理解、ご協力が無ければ成しえないものと心得ます。 そのような中、町の活性化策は最重要でございます。12月議会終了後、町内の河川・道路整備、都市計画等の意見交換を私と土木整備課長、公共土木係長およびまちづくり推進課長と峡南建設事務所長はじめ関係課長の皆さまとの意見交換会を行い、今後の基盤整備に向け課題を共有いたしました。 また、六郷地区への野菜工場誘致に関しましては、私と町農林課長、県農政部担い手・農地対策課、峡南農務事務所長はじめ課長さま方との意見交換会を行い、今後の方向性を打ち合わせました。 青洲高校との連携については、国の地方創生推進交付金を活用した高校魅力化プロジェクトについて、サポート団体、青洲高校校長先生ほか教員の皆さまと、町教育長、教育2課長と私との意見交換会を行い、学官連携の活性化策を検討いたしました。また別で、電信通信会社と青洲高校校長および担当教員の方々と町企画係長および私で意見交換会を行い、LPWA、小電力広範囲通信です。またはeスポーツ、コンピューターを使うスポーツコミュニケーションツールを活用した産学官連携の事業の可能性について意見交換会を行っております。 令和4年、年明けには、異次元プロジェクトと称して、リニア開通を見据え新たな時代のリニア、中部横断道を活用して活性化策を職員と町内企業からアンケートによりましてアイデアを募り、具体的な政策へ移行させようとしているところでございます。 一方、今回のアンケートをきっかけに町内の企業との意見交換の場、仮称「ラウンドテーブル市川三郷」を立ち上げたいと考えてもございます。 さらには、この件とは別に、職員の自発的アイデアを政策に反映できるアワードを創設し、人件費や研究費なども設定し、所属を越えた職員によるプロジェクトを組織したいと考えております。 先の所信でも申し述べましたが、神明の花火大会の改変につきましては後の丹澤孝議員の答弁でお答えいたしますが、日本の三大花火に肩を並べるよう選挙公約を推進したいと考えております。 なお、今までの事例はすべて公約と連動をしてございますし、今後も、この後に述べることも同様でございます。 大河ドラマのご紹介がございましたが、一ファンとして視聴しております。私がこの時代を尊敬するのは、武士道の原点であるからです。「名こそ惜しけれ」こそが、武士道の原点で、士気を高める掛け声や、戦闘開始の合図に用いられてきました。以降、仁義礼智信を重んじる武士道は熟成され確立し、明治33年に新渡戸稲造氏によりアメリカ・フィラデルフィアで英文出版された「BUSHIDO」は世界17カ国で翻訳された世界のベストセラーです。 先月2月15日、町長と教育委員会で構成される総合教育会議で取りまとめました第3期市川三郷町教育大綱にも、国際教育の推進において国際交流を念頭に置いた地域理解の向上を推進する旨を表記いたしましたが、新渡戸稲造氏の発信力こそ見本とすべき事例です。上野小学校では、児童が市川三郷町の紹介を英語で行った動画「This is ourtown」を制作し、着実にその成果が具現化しております。 本町の魅力は甲斐源氏ばかりではありません。明年度事業として予算計上しています、古墳時代からお預かりした遺跡の試掘・発掘調査、ほかに、市川十八代の代官森田岡太郎公の典医広瀬保庵氏や免疫学開祖橋本伯寿氏の功績、山梨県の指定文化財でもある山田の獅子舞などを記録で残し、後世に記憶遺産として繋げていく事業を検討しております。 青洲高校がマスカティーンの高校との交流を進めていることを契機とし、本町の国際交流事業を新たなステップに展開していくことなど、厳しい財政状況の下のため教育に関するマンパワーを増やすことができない現状であったとしても、何らかの方法でしゃべれる英語教育は推進したいと考えております。 甲府市内百貨店のご協力により行われております和紙、はんこ、花火に特化した地場産業フェアの継続と広報事業。大塚にんじんやスイートコーン甘々娘、シャインマスカットなどの豊富な農産物の広報活動。町内で耕作する農業生産法人等、連携による耕作放棄地解消対策と農業従事者確保対策。後に、新津千吉議員の質問でご答弁申し上げますが、六郷インターチェンジ周辺開発。和紙と拓本による新商品開発、あるいは体験ビジネスの研究。市川團十郎発祥の地としての歌舞伎文化公園および歌舞伎座を活用した情報発信。一月末、市川小学校6年生の卒業証書手漉き作業の様子を拝見させていただきましたけれども、和紙工房、山梨和紙を活用したキャリア教育推進と情報発信。 また、新型コロナウイルス感染症拡大により中断しておりますが、神明の花火大会の通常開催。大門碑林書道展と大千富士日中青少年書画展との連携開催による中国四川省との書と印章を活用した青少年友好交流事業。印章の販路拡大のため海外市場開拓事業。印章文化を普及させるためのフォーラム開催への支援。アメリカマスカティーン市との国際交流の再開。 これらの事業を積極的に推進したいと考えております。とにかく、役場が出られません。積極的な外交活動を展開していくためにも事務を掌握する副町長の存在は必須でございます。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  丁寧な答弁ありがとうございます。 今、答弁にあった歴史的遺産はたくさんあります。わが町は全国に誇れる町です。豊かな議員経験を持つ若い町長です。町政活性化、信頼回復のために汗を流していただきたいと思います。 町民は期待しております。ぜひ尽力してください。 6番目の質問に移ります。 コロナ感染が長引く中で、失業者が増加しています。県内でもハローワークの職員に市役所へ出向いてもらい、就職の相談所を開設したという話も聞いております。失業中の方の中でも多いのが、子育て中のお母さんで、正規雇用でない方も多い状況です。 そういう方は、ハローワークへ出向いて就職相談をすることが困難という方が多いのです。でも働かないと生活費が賄えない人も多いのが実態です。町民の暮らしを守るのは行政の大切な仕事です。町民が気軽に行けて、就職の相談に乗ってもらうことができる、ハローワークの就職相談コーナーの開設を求めるものですが、町長の見解と方針を伺います。お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ハローワークの就職相談窓口設置についてでありますが、長期にわたる新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、国内外共に経済情勢の悪化を受け、国では、雇用調整助成金の活用や、累次にわたる補正予算を組み、事業継続および雇用調整に取り組んでいただいております。また今後も変異が見込まれる新型コロナウイルス感染症の状況により、先行きの見通せない経済情勢から、雇用状況は全国的課題と認識しております。 町では、現在のところ所管であります山梨労働局ハローワーク鰍沢と定期的な雇用情勢の共有と、県内および峡南地域の労働市場調査結果についても情報提供をしていただいてございます。 具体的な就職相談窓口につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により中止をいたしましたが、昨年8月に役場本庁舎において、出張ハローワークひとり親・にこにこワークサポートキャンペーンを計画いたしました。また、町のホームページでは雇用保険を受けられない求職者がご利用できる求職者支援制度をご紹介してございます。 そのほかハローワーク鰍沢管内では、一般の相談につきましては、南部町で実施した実績がございます。 人材を求める企業は、より積極的で意欲ある人材を望んでいると思われますので、雇用者と求職者が最善のマッチングにつながるよう心がけてございます。 今後も、山梨労働局と情報共有する中で、市川三郷町役場本庁舎への就職相談窓口設置についても、利用者の利便性に配慮しながら協議を行ってまいりたいと思います。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  努力をされている様子は今の答弁で分かりました。南部町で実施されているということでありますが、ぜひ紹介窓口を設けていただきたいことと、それを要求している人たちに、町民にどう知らせていくか、分かりやすく知らせる中で開いていくことが必要だと思います。 特に私、質問の中で指摘しましたが、子育てしているお母さん方が、保育園へやった後、またコロナ禍が続く中で、とにかく働く場、働く機会づくりというのが非常に困難になってきております。ぜひそういう意味では、ご尽力いただきたいことをお願い申し上げまして、7番目の質問に移ります。 空き家、空き地が増えてきたことと、高齢の住民が多くなっている区や組が増えています。そんな中で、高齢のひとり暮らしの組長さんから町のお便りや回覧板を届けることが困難です。町で配ってくれる人を配置するか、郵送してくれるなど、配布方法を考えていただきたいという要望がありました。 相談してくれた方は、市川地区の方ではありませんでしたが、市川地区でも同じような組があります。相談してくれた方と同じように悩んでいる組長さんや、住民の方も多くなっていると思います。 この方の組と同様な区や組がこれからもっと増えていくことが考えられます。また役場から郵送されてくる書類が、小封筒も十分なのに大きな封筒で送られてきた。郵便料金がもったいないという声も聞きました。町民のいろいろな思いを聞いて、私は一般質問で質問することにしました。 配りものに困っている区長さん、組長さんが、これから増えてくることが考えられる中で、町としての援助策の検討が必要と考えます。 町長の見解と方針をお尋ねします。お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  町からの便りや回覧板の届けが困難な組が増加している、その改善策はについてでございますが、組、組織は地域の基本的なコミュニティとして構成維持されてきており、災害時などにも一番身近な共助の基本単位として、果たしていただける役割は大きいものと理解してございます。 同じように高齢の組長さんから、「組の人が協力してくれて助かっている」など、地域で支え合えている例もお聞きをしたり、一部には、「誰か組の人が手伝ってくれれば助かるんだけれどね」というお声もいただいていたりするようですが、内容をお聞きすると「町から直接郵送してほしい」というお声ではなく、近隣、近所で協力してくれれば助かるというニュアンスのように理解してございます。 町といたしましては、孤立を防ぎ、有事の際にも役立つように、地域コミュニティの基盤である組、組織ができる限り共助を育むようなものであってほしいと思っておりますので、今後はそういった呼び掛けも検討してまいりたいと思いますし、止むを得ず、どうしようもないケースということでお申し出があれば、孤立・孤独に向かわせず、ご近所との関りを失わせない方向で、行政としてできる範囲で相談に応じながら地域を支援して、組を支援をしていきたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  1款総務費の1目の一般管理費の12節委託料に広報回覧等配布業務委託料として166万9千円計上してありますが、この委託料は具体的にはどのような形で活用されているのか、まず1点教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  その広報の配布の状況ですが、各地区でお願いをさせていただいて、組長さんのところまでお届いただいているような状況でございます。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  市川地区の中心部だけでなくて、三珠、六郷地区でも空き家が多くなり、隣の家へ届けるのも困難な高齢者も多くなってきています。答弁にもありましたが、近所で助け合ってくれればいい、共助の役割が多く必要になってくるんだというような答弁もありましたが、組長の場合、1年交代で隣から隣へと交代で組長をやるように、地域が変わってきました。今までみたいなその地域の主要な人が組長をやったり、区長というような形でなくなってきているのも実情です。それだけに、高齢でも組長を引き受けざるを得なくなってきた方も多くなっていると思います。 お便りや回覧板を届けるための改善策というのが、どうしても求められてきていると思います。そういう意味では、ぜひ行政として、そういうような相談に乗れるような窓口が、私は必要だろうと考えます。 そしてそのことを住民に知らせて、困っていたら相談に来てねと、相談してくださいと、電話でもいいですからというような形で、本当に大変な組を、私のところへも、市川地区の方ではなくて、困ってしまって、順番で来ればうちが組長になっていくんですかということで、悩まれて悩まれて、私のところへ相談してくれた方なんです。おそらくそういう方もいらっしゃると思いますので、そのへんの今後の対応策として、もっときめ細かくしていただきたいと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ただいまの質問でございますけれども、先ほども経済状況などが、平成の中期と今とは全く変わってきたというお話を申し上げました。また高齢化につきましても、その当時と今では違ってきておりますので、改めてこういうことはどういった問題があるのかということを研究しながら、次の世代、時代に向けての対応策を今後も検討していきたいというふうに考えます。 ご指摘ありがとうございます。
    ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  私も高齢になってきたので、いろいろな高齢者の状況というのを身をもって分かるようになってきました。昨日も同級生からは深刻な相談があって、飛んで行ったというような状況もあります。ぜひそういう意味では、ひとり暮らしのお年寄りや、高齢者の方たち、子育てで苦しんでいる人たちのために、町長ぜひ若い力を発揮して、ご尽力をいただきたいことをお願いして、私の一般質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(笠井雄一君)  これをもって、第14番、一瀬正君の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩とします。 再開は午後3時25分といたします。     休憩 午後3時11分-----------------------------------     再開 午後3時25分 ○議長(笠井雄一君)  再開いたします。 続いて、第3番、秋山豊彦君の発言を許します。 秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  議長のお許しを得ましたので、一般質問をさせていただきます。 執行部におきましては、質問が重複する点もあろうと思いますが、懇切丁寧に答弁のほどを期待しますので、よろしくお願いをいたします。 まず最初に、本町の財政状況について伺います。 前町長は、在任期間中に財政再建を町政の重点施策に掲げていたため、産業の蓄積や商業の発展に必要な道路などのインフラ整備はまったく行ってきませんでした。 そのため、企業誘致どころか町内にあった企業さえ、社員の通勤や製品や原材料の搬出・入が不便であるという理由から、他市町村に転出してしまいました。 また、道路整備をしたと思えば、特定議員の要求に屈して作った道路で、およそ町の発展とは縁のないものばかりでした。 また、他市町村からのアクセスの悪さから、ショッピングモールやショッピングセンターなど、近隣の市町村に進出してしまい、峡南北部地域の商業の中心であった市川大門は見る影もなく衰退してしまいました。 本町のこのような町の発展を犠牲にしながら、財政再建を進めてきたにも関わらず、近年は全国的でも有数の財源の財政状況の悪い町になってしまいました。 問題の解決策を講ずるためには、まず現状を正しく認識し、原因を究明することが何よりも大事であります。 そこで、町長は、本町の財政がどのような状況にあると認識しているのか伺います。 また、町長は、こうした財政状況に陥った原因は、何であると考えているのかお聞かせいただきたい。 さらに、その対策についてもお伺いをいたします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  秋山豊彦議員の一般質問にお答えいたします。 本町の財政状況についての1点目、本町の財政状況の認識についてでございます。 本町の財政状況につきましては、一般会計決算の実質単年度収支が4年連続の赤字という極めて厳しい財政状況となってございます。 しかしながら、令和2年度決算を総務省が示す早期健全化基準に照らしますと、実質赤字比率および連結実質赤字比率はともに黒字のため未計上となり、実質公債費比率は10.5%で、早期健全化基準の25%を下回っております。また、将来負担比率も133.8%で同じく早期健全化基準の350%を下回っており、現状では全ての値が健全化判断基準内となってございます。ただ厳しい財政ということはご指摘のとおりだと思います。 2点目、こうした財政状況に陥った原因についてでありますが、自主財源である町税等の減収と同時に、平成17年10月の市川三郷町制施行以来16年を経過する中で、時代の変化に対応しないまま事業を継続したことが大きな原因であると認識をしております。町単独の現金給付型事業を人口、地域経済を考慮せず継続したことや、先ほども答弁でお伝えしましたが、こういう経済のときの状況のまま推移をしたということでございます。統廃合を進めるべきであった旧町ごとの施設をほぼそのまま継続してきたことで、維持管理費や人件費等が財政を圧迫することになったことも一因であると考えております。 また、事業のスクラップアンドビルドが徹底されてこなかったため、歳出を歳入で賄えない状況が経常化してしまったとも考えてございます。 3点目、その対策についてでございます。 先ほど、議案第24号 令和4年度市川三郷町一般会計予算について、提案理由の中でも申し上げましたが、今後は、投資効果が薄い事業に関しては、見直しを行うとともに、これまでの給付による個別支援型から公共性の高い支援へ移行し、歳出の抑制を図ってまいります。 また、現状を正しく認識し、問題の解決策を講じるため、機構改革を推進し、経営的視点を取り入れることにより、効率的で公平な行財政運営に努めるとともに、現在改訂作業を進めております公共施設等総合管理計画に基づきまして、町有施設の長寿命化や統廃合を推進し、財政健全化に努めてまいります。このことを実践していくためにも副町長の存在は必須でございます。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  再質問をさせていただきますが、私は本町の財政悪化の原因は、青洲高校の建設に伴う町立施設の移転にあると思います。 したがって、財政悪化の原因は、町長、あなたにも責任の一端があると考えておりますので、いくつか質問をさせていただきます。 青洲高校を新設するための町民会館や体育館の移転にかかった費用はいくらですか。児童館や陶芸工房館などの町立施設を移転した費用も含めて総額でお答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  移転に伴った費用はそのまま建設費ということでございますので、建設費が該当すると思います。その資料につきましては、今、持ち合わせておりませんが、もしそれが必要ということであれば、予めご提示いただければよろしかったかなと思います。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  その他、質問がありますか。 第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  私は、当然通告は財政状況という形で、私は私なりの角度の中から、私は質問をしているわけであります。ですから、どのくらいかかったのかと移転費が、そのためのしわ寄せがきているのではないかなという一面も、私は考えるわけであります。 ですので、移転費はいくらかかったのかお答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  本会議でございますので、あいまいな返答はできかねますので、その金額が必要であれば、議会に諮って説明資料を要求していただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  総額で移転費がいくらかかったのかということが分からないんですか。私は通告をし、質問をしているんです。ですから、移転費がどのくらいかかったのかということは、そこに総務課長もいらっしゃいます。町長は赴任をしてまだ3カ月か何ぼだけれども、どのくらい経費がかかって、どこにどうあったのかということは把握するべきであると、私は感ずるわけであります。 ですから、移転費がどのくらいかかったのかお答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  このままだと議論が硬直化してしまいますので、再度申し上げますけれども、本会議の答弁でございますから、正確な情報をお答しなければなりません。しなければならないと思っています。その質問の通告につきましても、前回から申し上げているとおり、適切な答弁をするために質問を通告をしてくださいということを申し上げているので、このままこういった議論を続けていきますと、議会の遅延につながるのではないかと考えます。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  私は町長の言っていることが理解できないんですが、私は前もって通告してあるんですよ。財政の問題、財政の問題はどういう問題が出てくるかくらいのことは、把握しておかなければいけないではないですか。 当然一番大事な問題ですよ。この町の財政がこんな状況になったということは、何かということから始めなければいけないと、私は思うわけであります。 本会議の席上だから、軽軽なお答えはできないということであれば、のちに金額が分かりましたらお伝え願いたいと思います。 引き続きまして、先ほどから聞いておりますと、財政健全化だというような町長の答弁でありましたが、それではなぜ将来比率が県下ワースト1になってしまうんですか。健全であれば財政が27市町村の中でワースト1になるわけがないではないですか。 何が健全ですか。お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  健全化比率につきましては、あくまでも総務省の基準に関しての比率でございますので、その評価の中では健全という指摘でございます。町財政につきましては、先ほどご提案させていただきましたように、基金である、預金であります基金を取り崩すのが常態化をしている。また、基金から繰入れて、今回の令和4年度予算が編成されているという点については、大変な状況であるというふうに認識してございます。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  先ほどから私が言っているように、将来負担率が要するに県下ワースト1だから、私は決して要するに、財政基金を取り崩したり、そういうことをやって、健全とは私は思わないですね。 要するに、将来負担率が、要するに県下1位になるということは、財政上よくないことではないかと感じるわけでございます。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めますか。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ご指摘ありがとうございます。それに向けて、今予算を提案させてもらっております。私たちは、この財政状況を改善していくために今回、令和4年度当初予算を提案させていただきました。ご理解をいただきまして、ご賛同賜りますように、お願いを申し上げます。 ○議長(笠井雄一君)  そのほか質問ありますか。 第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  あまり明快な答弁ではないけども、ご理解賜りたいということであるので、そこのところは理解をしますが。私は何と言っても、その高校の、要するに体育館、児童館をあちらに造ったということが、一番の財政の悪化ではないかと思うわけでありますが、一例を挙げますと、都留市は谷村高校と桂高校が都留興譲館高校として再編整備されたときに、県立産業短大都留分校を県に充実してもらいました。 また、富士川町では増穂商業高校の跡地を県から無償で譲渡してもらいました。これらの市や町は、地元県会議員が先頭に立って県と交渉して、地元のために成果を勝ち取ったと、私は思います。そこで、町長は当時は地元の県会議員として、この高校再編に伴う市川三郷の負担軽減のために動いたと思いますが、当時のことを振り返って、どのような形の中でこの町の負担軽減のために努力をしたのか、当時の県会議員のときの考え方をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  先ほど、一瀬正議員の中でも答弁させていただきましたけれども、当時県議会議員をやらせていただいておりました。そういう中で、町の土地を提供をして、県立高校を建設していただくということでございましたけれども、先ほども答弁いたしましたが、当時、市川高校の敷地面積では足りないということで、新たに用地を県教育委員会は探していたというふうに認識をしております。 その用地交渉、候補地は何カ所かございましたが、すべて多くの筆、地権者がある土地でございまして、用地取得には多大な時間がかかるということで、その中で浮上いたしましたのが市川高校の敷地を使ったこと、それに市川三郷町が協力をしていただいて、土地の提供をしていただけるということでございました。 土地のやり取りに関しましては、先ほど申し上げましたとおり、当時すでに保育所が市川富士見保育所に移行していくという中で、町で壊すということが決定しておりましたので、市川保育所に関しては町が建物を壊しました。ところが、こちらの町民会館、あるいは町民体育館に関しては、現状有姿という、つまり建物をそのままでいいから無償提供してくれという、これは土地取引の中で、ある決まりということでありますけれども、こういう中で話が進んでいきました。これが県立高校が早期に開校できること、それから費用負担が少なくできることということで、進んでいったわけでございます。 それに伴って、町民会館、あるいは町民体育館が改めて必要になってくるということで、先ほど来、秋山議員がご指摘をいただいております建設に移行していったと思います。 また、増穂商業高校の跡地利用、それから峡南高校の跡地利用に関しても、いろいろ私も県教育委員会とは、当時、県議のときにご議論をさせていただき、ともに半分が寄付地、半分が購入地ということで、そういう中で今回、目的が終了するという中で、当該の町とのやり取りができたというふうに理解をしております。 また、都留興譲館高校に関しては、これは市の役所と、それから都留文大とか、いろいろな土地のやりくりがあった中での、そういう最終的な落としどころだったというふうに認識をしております。 私もこのように努力をさせていただいておりますので、ご理解をしていただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  では先ほどの、今、町長から都留市は谷村高校と桂高校が都留興譲館高校として再編整備のときに、私は先ほども言ったとおり、県立産業短大都留分校を県に充実してもらいました。そしてまた増穂商業は、さっき言ったように高校の跡地を無償で提供してもらったと。だから私は、要するにそういうことになったということは、当然、地元のやはり県会議員の人たちの努力のたまものだと、私は感じているんです。 だから、当時の県議会議員の遠藤町長は、高校の再編に伴う市川三郷町の負担軽減のためにいったい何をしたんだと。負担軽減のためにどうしてくれた、どうしたんだと、当然ときの県会議員さんでありますので、当然市川高校の移転とか、そういうものはいち早く相談があると思うわけであります。 要するに、1円も負担も何もしてもらえないで、遠くへ、新たに土地を設けて、新しく建物を建てて、そのための費用で1円の給付もしてもらっていない、補償もしてもらっていないから、財政はとんでもないどん底、県下でも一番悪い、要するに財政状況になったわけであります。 では町長、あなたは県に町民会館や体育館の跡地を無償で譲渡するということは、当然知っていましたよね。 でしたら、私は県議会議員のときに、あなたが発行した県議会報告が、私の手元にありますので、それから説明させてもらいますが、暫時休憩をしてもらって、この資料を議員の皆さまにも見ていただきたい。この報告書を提出したいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  ここで暫時休憩といたします。     休憩 午後3時51分-----------------------------------     再開 午後3時52分 ○議長(笠井雄一君)  再開します。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  執行部の皆さんにお渡しいたしましたのが、町長が県会議員のときに発行した県議会報告がここにあります。その前に、私はくどくど聞くわけでありませんが、やはり高校編成に伴う市川三郷町の負担軽減に、遠藤当時県会議員はどのようにしたのか、一番大事でありますが、そこを詳しく説明してください。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  先ほども申し上げてございますけれども、峡南地域北部配置新設高校の整備に関する基本合意書、これは山梨県と市川三郷町が土地、その他財産を交換するときに合意した内容でございます。 この中にございますが、市川保育所に関しては、当時、その目的を達成をして、建物を取り壊すということが決定しておりましたので、これは町の予算で実施をいたしました。 そのほかの土地につきましては、先ほども申し上げましたとおり、現状有姿、建物はそのままでいいから無償で譲渡してくださいという契約でございます。 つまり、このやり取りの中で、町が負担をする金額は、もちろん市川保育所の取り壊し費用ということもございますけれども、それを除けばゼロということになります。 こういった合意書に、私は賛同をしたということになります。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  私は、とても理解に苦しむんですが、これから続けて質問をさせていただきますので、しっかりとした答弁をお願いしたいと思います。 まずは県議会のときの発行したこの報告がここに、皆さんのお手元にあると思いますが、ここに書いてある内容を要約すると、県に土地を買ってもらいたいなら、町が施設を取り壊さなければなりません。土地代金と建物の取り壊し費用を比較したら、取り壊し費用のほうが高いから、土地はただで提供した。 そして今、町長は、ただで提供、それが要するに負担軽減、町のためになったという、こういう理解をするんですか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 遠藤町長。 ◎町長(遠藤浩君)  今、ご説明いただいた点が現状有姿ということを説明した内容になります。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  私は、負担軽減のために何をしたんですかと、私は聞いているんですよ。町の負担軽減のために、どういうことをしたんだと聞いているんです。 建物の保育園をつぶすやつを町がつぶしたり、駐車場も元の役場の跡地も無償提供する、体育館も何もかも、体育館を町がつぶすとしたならば云々ということではないんですよ。要するにこれからも出てきますが、市川三郷町の負担軽減のために、県会議員だったあなたは何をしたんだと。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  先ほどから申し上げておりますけど、現状有姿という言葉でございますが、これは例えば車の取引でも、バスでも、トラックでもいいと思いますけれども、売り手と買い手の協議の中で、そのままの状態でいいからただでやり取りをくださいと。あるいはあげますよということが、これが現状有姿ということでございまして、カスタマイズはその買い手側が行うわけで、それは例えばバスならばバスで使う、あるいはそれを喫茶店で使う、そういったカスタマイズをしていくのは買い手側ということなので、無償という成立がよく市場でもあるケースです。 逆に価格を付けた場合に、相手側が用途として使う目的にしなければならない。 つまり、例えば先ほど申し上げましたバスで言いますと、喫茶店で使うという場合には、喫茶店仕様にして、それを値段を付けて引き渡すという、そういう契約になる。それがあとは売り手と買い手のやり取りということであります。 これが先ほど来申し上げている内容でございますので、こういう状態に、こういう契約にしたということは、町の要するに供出がゼロになったというご理解をしていただきたいというふうに思います。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  ゼロになるわけがないではないですか。そのために町は、別に土地を買って、建物を造って、40億も50億もかけて、こんなことがあなた、県会議員であったあなたが、なぜそんなことに気が付かなかったのか。私は不思議でかなわない。それと同時に、これから聞きます。この考え方は、私は大きな間違いであると思います。こんな土地交渉はあり得ないと、私は思います。 聞いてください。 例えば、道路を、県道を造る計画があるとします。町長、あなたの自宅がその用地の一部となりました。あなたの家の解体費は県がすべて負担します。その代り、土地は無償で提供してくださいということと同じことなんですよ。これは、自分の立場に置き換えて考えてください。あなたは、こんな詐欺的な交渉に納得しますか。私は納得しません。こんな詐欺の口車に乗って、用地提供に協力する町民は誰もいません。私は誰もいないと思います。 用地改修ならば、用地代とその上物、建物の補償費の両方を県に払ってもらうのが普通なのです。 私の言うことが分かりますか。 私は、そういうふうに思います。私は、前町長にも同じような質問をした記憶があります。まともな答えは返ってきませんでしたが、県議会議員であった遠藤町長にお聞きしますが、この常識論を踏まえ、あなたの県議会報告の真意はどういうことなのか教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ご議論、ご理解申し上げましたけれども、これはすでに平成28年11月24日、市川三郷町、それから山梨県で合意をしている基本合意書に基づくものでございます。今申された内容は、土地代と補償費を請求すべきだったのではないかということでございます。それをいたしますと、更地で県に渡さなければならないということが想定をされるわけでございますが、それは時間的な問題、また町のその財政的な問題を考えて、この合意書ができていたというふうに、私は理解をしております。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  全然私は理解できません。 私も県議会議員を10年させていただきました。このような場面のときには、あなた、知事はこの市川三郷町がふるさとなんですよ。そして県の施設なんで、町立市川高校ではないんです。県立市川高校なんです。断固としてあなたは、むしろ旗を挙げてでも、県から補償を取るのがあなたの仕事でしょう。県議会議員の仕事ではないですか。お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  私は、その後、できました新設高校が県民の皆さまに信頼され、県民の皆さまのお子さまが勉学できる高校になってもらうために努力をしてございます。3年間続けて倍率が1倍を超えております。昨年たまたま2名、欠員が出ましたけれども、そういった取り組みをしながらこの地域発展のために取り組んでまいります。 先ほどのお話の中で、この町と県の土地の取り引きの問題、それと町民会館、町民体育館の建設は、まったく分けて議論をしていただきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  町長、私の言っていること、私がこれからひも解いて言っていても、理解をしてもらえないですね。 なんで私は、無償譲渡を県にしなければならないかと、あなたは要するに負担軽減のために、無償で譲渡をしたほうが町の負担軽減になったと、こういうことですが。まったくもって私は分からないわけであります。 この常識を踏まえ、現状の、町長がその自分が町長であるときに、県からそう言われた場合は、素直に無償譲渡に応じますか。私が町長だったら応じません。なんで県立の学校を造るのに、1円の補償ももらわないで、向こうが土地が狭いから云々という問題と、問題が違うんですよ。この続き、のち続いて質問をしていきますが、私にはこの常識と食い違うというふうに考えます。 やはり、町長の議会報告にありますが、町長はもう寄附すること、無償で寄附するということは、町長は承知していたんですね。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  何度も申し上げていますが、無償寄附というだけではなくて、現状有姿という取り引きの条件ということになります。 これは当時のことを申し上げますと、平成21年くらいから市川高校存続に関する要望などがございまして、地域の熱意は伝わっていた。どうしても市川町内に県立高校を誘致したいという願いがあったという背景も、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  いかなる理由があろうとて、これは地方財政法の27条は県立高校の建設に対し、地元市町村に負担させることを厳格に禁止しています。県議会議員であったあなたは、この法律に基づいて、市川三郷町に大きな負担となる無償譲渡を、県にやめさせるべき立場に、私はあったと思います。 無償譲渡を県にやめさせなかった理由は、今言ったことが理由なんですか。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  建設に関しては、県が県費によって建設をし、その後、出土した新町前遺跡の発掘調査も県費によって行ったということは事実でございます。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  そんなのは当たり前のことではないですか。県立高校を造るのに、なんで町がお金を出さなければならないんですか。考えてみてください。そうでしょう。 私の言うのは、時の県会議員、あなたは市川三郷町から選ばれている県会議員ですよ。当然県下、県民のためにも努力する、当然です。だけども、この市川三郷のために汗をかくのはあなたの仕事なんです。 県会議員の仕事なんです。アンテナを立っていれば、県教委がどういう、こういう、当然あなたに相談がいち早くあるわけです。 私もことがあったとき、市川高校を一例に挙げますと、英語科を持ってきたとき、いち早く相談がありました。山梨県に2校、私はどんなことをしてでも市川に持ってこなければだめなんだということで力説をして、他の議員さんたちを説得して、市川高校に英語科を持ってきた。ですからそれと同じように、あなたが県会議員であれば、県教委へ行って、知事のところへ行って、冗談ではありませんよと、県立高校でしょうと、1円の補償もなくて、寄附しろということですかと。強要するんですかというようなことで、私は、あなたが一生懸命、努力するべきであったではないかなと、感じもするし、私は当時、県教委の情報を、そしてまたその行動をしっかり把握していれば、土地の無償提供とか、そのような必要は、私はなかったはずだと思う。 あなたは、県議会議員のとき、どういうその県教委とどのような折衝をしたのか、交渉したのか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  何度も申し上げてございますけれども、現状有姿が最善だというふうに、私は理解をしております。 秋山議員の県議会時代の活動につきましては、大変恩恵を被っていることもございますし、ご尊敬も申し上げますが、今回に関しましては、そういったことで、私はこちらのほうが町の財政を圧迫しないという考え方のもとで行いました。 また、それに伴う町民会館、町民体育館の建設につきましては、有利な起債が活用できるということで、たまたま当時、合併特例債が5年間延長になるということで、これが最善の方法だなということを理解したところでございます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  建物を建てるのに、合併特例債、起債ができる。あなた、特例債、起債、債という借金なんです。よく考えてください。特例債も、合併債も借金なんですよ。やがては町民に負担になるんですよ。 私はこうして見ると、この町の赤字の原因は、どうやらあなたにもあると思います。 したがって、あなたご自身が真っ先に身を削る覚悟で、財政再建をしなければならないと思います。 だけど、残念なことに、一瀬議員からも質問がありましたが、本年度の当初予算を見る限り、町民が犠牲を強いられるような減額や、廃止ばかりで、町民の本当の意味で、町に望んでいることは、副町長の設置などではないんです。町民の福祉政策の充実、少なくともそれを維持することにあると、私は思います。 今、海の物とも、山の物とも分からない副町長の設置による効果に期待するほど、町の財政は豊かではないんです。そんな余裕はないはずなんです。 私は、ただちに効果が明確にできる計画を立てるべきと考えますが、いったい町長はどのような方針で、財政再建を行うとしているのか、具体的にお考えをお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  先ほど来申し上げてございますように、個別給付型から公共性の高いものへの転換ということでございます。 また、今回、廃止、縮小をしたものに関しましては、ご利用が極めて限定されるもの、あるいは重複している物等ということでございまして、このへんから切り出し、新しい財政運営をしていきたいというふうに考えております。 もちろんこのことに関しましては、副町長が設置をされれば、さらに推進力が高まり、この町の職員配置なども含めた機構改革が推進され、公共施設の適正な活用がされていき、将来的には財政が健全化していくというふうに考えているところであります。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  町長は、私は先ほどから何回も何回もくどくど言っているんですが、こうした状況に陥ったということは、一端の責任は町長にもあると思いますが、いかがなんですか。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  先ほども答弁で申し上げたとおり、この状況は、私たちが放置することによって悪化した財政ということでございます。すべての責任は、すべて皆さんがお持ちということだと思います。町の意思決定機関は議会でもございますので、そういった点もお考えいただきたいというふうに思います。 責任はすべてが共有しているというふうに理解をしております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  そうすると、議会に責任がある。我々に責任があるということなんですか。 私はあなたに責任があるのではないかと、一端が、それはそうでしょう。この市川三郷から選ばれた県会議員ではないですか。当然、県と折衝すべきではないですか。 なんで議会に責任があるんですか。 お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  今のご議論でございますけれども、先ほどの責任問題に関しましては、財政の悪化ということの責任問題をご指摘されたかというふうに理解をいたします。そういった点を考えれば、それはすべてに責任があるというふうに、私は理解をしてございます。 見解の相違につきましては、それぞれのお考えによるというふうに理解をいたします。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  何かこの質問はここで閉めたい思うけれども、閉められそうもないですね。 全員の責任と言っていることは。そうではないですか。 私は、この議会報告を見ても、あなたは積極的に県へ無償提供すべきだという、寄附を強要しているような文句も入っていると思うから、なんで議会のわれわれ議員に責任があるんですか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  現状有姿と、それから町財政がご議論の中でうまくすみわけがされていないかというふうに理解いたしますが、町財政の悪化に関しましては、全体責任だというふうに思っております。 現状、譲渡に関しては、私はこれが最善だというふうに理解をしております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  そのほか質問ありますか。 第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  理解をしてやりたいと思うけども、まったく理解はできませんが、時間の関係もありますので、次の質問に入らせていただきます。 第三者委員会の設置について伺います。 町長は、このたびの官製談合・贈収賄事件の発生を受け、検証と対話のために第三者委員会を設置いたしました。この事件は、法律や制度に欠陥があったから発生したものではありません。 町長や職員の職務に立ち向かう意識に問題があったからです。なぜならば、競争入札の原則は、一般競争入札であるにもかかわらず、本町では、一般競争入札が全く執行されていないことがしばしばありました。 指名競争入札は、例外で、さらに随意契約は、例外中の例外であるにもかかわらず、先に問題になったマスクの随意契約のように、明らかに地方自治法違反である入札方法を平然と行っていました。 今回の官製談合事件は、久保前町長1人で行うことはできません。職員が、追従しなければ不可能です。私は、職員が、今回の官製談合事件に、どのように関与したのかを検証するため、生涯学習センターおよび体育館の設計に関わる指名型プロポーザルの募集要項および採点結果をここに開示することを要求いたします。 入札の執行方法は、法律や条例などで厳しく規定しているのにも関わらず、このような事件が発生したのは、職員の意識にも問題があったからです。 町はすでに職員意識改善検討委員会を設置していたようですが、職員が、事件発生にどのように関与し、なぜ、関与しなければならなかったのかを検証すべきです。そこで、同検討委員会では、どのような検証をしたのか伺います。 また、職員自らが、これまでの行為を検証し反省して、町長や職員の意識を変えることが大事であります。そうしなければ、第三者委員会が、いくら厳しい指摘や立派な対応策を提案しても、「仏作って、魂入れず」になってしまうではないでしょうか。 町長の見解を伺います。 また、町長は、第三者委員会に何を求め、何を期待しているのか併せて伺います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  第三者委員会についての1点目、生涯学習センターおよび体育館の設計に関わる指名型プロポーザルの募集要項および採点結果の開示についてでありますが、すでに請求に伴う回答は、2月中に行ってございます。 2点目、職員意識改善検討委員会での検証と、職員の意識改善に対する見解についてでありますが、まず、役場組織としての対応につきましては、事件発生時、私は県議会議員でございましたので、直ぐに、長崎知事にご相談申し上げ、総務部、市町村課に協力を仰ぎ、町と繋いだ経緯がございます。 町職員による組織を自発的に、事件直後直ちに立ち上げたことの評価は高く、私も就任直後、訓示の中で称賛いたしました。 この、組織および職員意識改善検討委員会は、今回の事案を踏まえ、再発防止を念頭に取り組んでいるものであり、入札制度や構造的な問題についてを自ら改善するものとして、現在も調査検討中でございます。第三者委員会の厳しいご指摘やレベルの高い対応策などをご提言いただけることで、職員らでは気付けない課題も改めて発見できると考えてございます。 こうしたご指摘を役場職員全員で受け止め、自らの反省としながらそれらに対応していくことで、職員意識もさらにブラッシュアップされ、信頼される役場組織、信頼される町に向け邁進できるものと期待しております。 3点目の、第三者委員会への期待についてでありますが、今般の官製談合等事案を受け設置をいたしました第三者委員会には、客観性が求められ、かつ法的、社会的、道徳的に高い見地からの知見が必要と判断し、山梨県弁護士会、山梨大学、山梨県税理士会よりご紹介いただいた3名の先生を、昨年12月8日、委員に委嘱し諮問をいたしました。 外部からも一般競争入札の基準の引き下げや、指名会議への町長参画、副町長未設置による権力の集中などのご指摘をいただいておりますが、どれも抜本的な対策とは思えません。そこで、高い見地からの知見が必要となります。 第三者委員会では、今般の事案に対する再発防止のための具体的方策を検討をいただいており、チェック機能の改善・強化を図ることができればと考えております。 罪を暴くのではなく、罪人を出してしまった行政システムの隙間を探し出したいと思っております。罪を犯してまで何かを得ようとする人は、その隙間を探し出して思いを遂げようとします。偶然、隙間に気付いた人は、心に魔が差すこともあります。その隙間を探し出し修復することを目指します。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  今回の事件に対する職員の関与についてお尋ねをいたします。 私は、今回の事件の再発防止には、まず職員が自らがこれまでの行動を反省し、検証をすることが大事であると提案をしてきました。しかし、事件発覚後、およそ5カ月を経過しているのに、職員がどのように関与をし、反省をしているのか、一向に明らかになっていません。 町や職員に自浄作用がないならば、議会がこれを明らかにしなければなりません。 そこで今回の官製談合に一部の職員がどのように関与したのかを明らかにするために、プロポーザルの採点表の資料請求をしました。 資料請求を要求します。 ○議長(笠井雄一君)  暫時休憩といたします。 資料のほうは提供できるでしょうか。 当局いかがですか。     休憩 午後4時29分-----------------------------------     再開 午後4時30分 ○議長(笠井雄一君)  秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  私は、個人的に開示請求したんです。 そしてこの質問にもあるように、私はここで請求しているんですよ。この場で、ですから他の議員の皆さんにも、この開示したこのプロポーザルの指名式結果表、これを出してもらいたい。 町長なければ、私のここに手元にありますので、これをコピーして皆さんに見ていただいても構いません。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  地方自治法で調査権につきましては、議会にあるということでございますので、今の資料要求につきましては、議会の同意が必要というふうに、私は理解します。ただ、先般、申し上げました、開示をさせていただきました資料につきましては、適正な請求によって開示をさせていただいておりますので、その点につきましての資料の扱いにつきましては、議員本人、個人に関わる問題でございます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  何を言っているんですか。 私ここにありますよ。なんでこれが個人なんですか。 これのこのプロポーザルの開示したこの資料を、議員の皆さんのお手元にお配りして見てもらいながら質問をしたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  町長、いかがいたしますか。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ちょっとそのへんは確認をさせてください。開示をしたものが取り扱いについて、どのようなものか、議会で第3者にそれを見せるべきものであるのかどうか。 ○議長(笠井雄一君)  町長、そういうことではないです。 今ここで議員に、当局から配布できるかという話なんです。もしできないのであれば、秋山議員のほうからそれをコピーしてもいいという話ですけど。 町長、開示できますか。 暫時休憩を取って、資料を議員に配布できますか。 暫時休憩といたします。     休憩 午後4時32分-----------------------------------     再開 午後4時41分 ○議長(笠井雄一君)  再開いたします。 第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  お手元に配布されましたプロポーザルの採点表です。それをご覧ください。 まず、内容を説明する前に、なぜ企業名を黒塗りにしているのか伺います。
    ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  この点につきましては、個人情報ということでご理解を賜りたいと思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  何が個人情報なんですか。 要するに本町の情報公開条例は、法人のプライバシーも保護することになっているんですか。法人のプライバシーまでも。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  あくまでも契約業者ということでございますので、個人情報に当たるというふうに思います。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  それでは、町長、指名競争入札の結果の公示公表の際には、参加した法人名まで公表してあります。なんでここで違うんですか、なんで公表できないんですか。普通の一般の入札のときには結果を公表していうのを、個人名を必ず公表している、いままで。ここになってプロポーザルになったらなんで公表できないのか、これはおかしいではないですか、答えようがないと思いますよ。こんな格差があって。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  あくまでも交付した私どもの判断ということでご理解を願いたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  入用があるの。勝手に判断しないでください。 今まで入札の結果は公表しているんですよ。法人でも何も。それを私どもの判断で黒塗りにした、公表できないなんて、そんな馬鹿な話があるわけないではないですか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  その点に関しましては、すでにそういうふうに開示をさせていただきましたので、ご理解を願いたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  理解できません。 なんで一般の入札のときには法人名まで公表していて、なんでプロポーザルになったら法人名が黒塗りになって公表ができないんですか。 これは私は、おかしいと思うわけです。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  入札、落札の件に関しましては企業名はいいんですが、この点数が公開されますと、この企業の営業に、今後の営業に影響する可能性があるというふうに理解をした、判断をした次第でございます。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  あなたも長く議員さんをやっていて、そんなことを答弁していたら、笑われますよ、そんなことを言うと。情けないな。もっと私は期待をしているんだけども。 では、前に進みます。 配布された資料のことに入りますが、この採点表は事前審査、ヒアリング審査、見積もり審査の3部門の構成からなっていますが、これらの項目はどのような目的で行ったのか説明してください。 特に、事前審査の採点項目について、詳しく教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  このへんに関しましては、直接業務に私は関係してございませんので、答弁は差し控えさせていただきます。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  答えられないのなら、私が説明します。 よく聞いていてください。私が説明するから。こんな執行部で答えられないというものを開示請求して、黒塗りにして出すこと自体が間違っている。 いいですか。 ○議長(笠井雄一君)  傍聴席の皆さんに申し上げます。 静粛にお願いいたします。 どうぞ。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  まず、お手元にある事前審査による配点表をご覧ください。 上下に分かれている表の上が事前審査の得点合計です。その中で、左から提案者1の合計は42点となっております。ところが、もう1枚の表のプロポーザル方式審査結果表の中では、プロポーザル審査結果、審査計は42点でなく、なんと336点に書き換えられています。 提案者2から6についても、まったく同じような操作により、改ざんが行われているのです。 事前審査の点を、業者決定の配点とすることもおかしいことですが、それよりなにより事前に決まっていたはずの点数がなんと8倍になっているという改ざんがあったのです。 42×8で336点です。この処理を行うことにより、本来のプロポーザル方式で最重要となるヒアリング審査計の意味がなくなり、提案者4の総合設計に47×8で376点が加わり、無理矢理に1位となったことが明らかです。これがこの業者決定の不正のからくりであることが、誰が見ても、議員の皆さん方は表があるから見ても、分かることと私は思います。 傍聴の皆さんにはいっておりませんが、分かりませんが、私は職員が関与したのではないかと、こういうことを質問しているんです。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ご指導ありがとうございます。 今のご指摘は、すべて警察の捜査に全職員が協力をして、当然このデータも、今のご議論も警察のほうで捜査をされました。そういう結果が昨日の判決ということになろうかと思います。 もし新たな情報があるということであれば、私たちは重大な証言、あるいは資料ということになりますので、さっそく県警、県警察のほうに情報提供はさせていただきたいと思います。 また、この事件につきましては、昨日、判決が言い渡されましたが、2週間は上告ができる期間ということで、正式には17日が裁判の確定と、刑の確定ということになります。 また、秋山詔樹前町議会議員の裁判は、今後、行われるということでございまして、係争中の事案ということで、答弁のほうは差し控えます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  私の言っていることは、職員が作成、警察が調べたから云々ということではなくて、この操作をしているんではないかと、それは職員も、要するに事情聴取を受けたことは重々承知をしています。だけども、前町長がそれをかばって、罪になったのか、だから職員は改ざんをしたにしても関係ないという考えなんですか。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  これは、今、ご指摘の点につきましては、警察の調査の範疇ということでございまして、私どもとしては警察の捜査、それから司法の判断に委ねるものでございます。 町職員による独自の調査機関につきましては、これは先ほど申し上げたとおり、極めて早い段階で設置をしたということは、大変に賞賛するべき問題でありますが、これもやはり第3者委員会の知見をいただく中で、また改めて考え方を示していくという方向になろうかと思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  私は、要するにこのプロポーザルにおいても、この採点表を見ても、これは久保町長ができる仕業ではないと、私は思うんです。ですから、くどくど言いますが、こういうことを改めるには、第3者委員会をつくったからいいというものではないんです。職員の検証をして、どういうことがどうあったんだということを検証しなければ、第3者委員会も何のための第3者委員会か、皆目分からないわけであります。 私がくどくど言っていますが、この表を見れば一目瞭然、前町長の指示があったとはいえ、こんな書類を作成できるのは職員の関与が大きくあったとしか考えられません。 書類の改ざんなどでなく、もっともっと悪質な手段で設計業者を決定していたことが分かる書類です。この書類を見れば、誰しもが職員も一緒につくったものであることが明白だからです。 私も開示されたこの書類を見て、まさしく職員ぐるみの官製談合という確信を持ちました。 遠藤町長はもちろん、この書類を目を通したはずだと思うが、職員の関与なくしてこのような書類作成ができたと町長は思いますか。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  何度も申し上げておりますが、このへんは警察のほうが捜査をされていることでございますので、司法の判断に委ねたいと思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  では、この書類があったということは、町長は目を通したことがあるんですか。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  これは警察のほうで捜査に必要ということで押収をされていた資料になります。 ですから警察の捜査対象になっております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  この本会議の席上で、私が求めたら出てきたではないですか、この書類が。そして、通告の中で私は質問に言っているんではないですか。書類を出せって、よくそのでたらめなことが、あなたは言えますね。議員をなんと思っているんですか。烏合の衆とでも思っているんですか。われわれ議員を。冗談ではないですよ。警察に委ねる、そういう問題ではないんですよ。 こんな、要するに重要なことを町長が知らないで、よく第3者委員会や、職員意識改革検討委員会を設置したものですよ。この大事なものを。 本末転倒ですよ、それこそ。いいですか、新聞報道にもあったように、学習センターの設計業務のプロポーザルの不正があったということが、罪であり、今回の官製談合事件の肝なんです。どこにどのような不正があったかを知らなくて、何が第3者委員会ですか。 よくそんなものが設置できますね。まさかその第3者委員会にすべて検証をさせる考えなんですか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  言っているように、第3者委員会に関しましては、高い知見を今回の再発防止のためにお知恵を拝借するということでございます。 また、それぞれの独自にできました委員会に関しましては、それぞれ独自の考え方によってなし得ておりますので、ただこれは全体的に今回の再発防止という観点で、根本があるというふうにご理解をいただきたいと思います。 見解の相違につきましては、これ以上寄り添うところはございませんが、それからまた係争中の事案でございますので、詳細につきましては、答弁できません。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  私は町長がこの書類を見たかどうかを言っているんですよ、これを。そしてこのために、要するに第3者委員会を立ち上げる前に、こういうものがどうあって、こうあって、こうあったと、内部検証をしてこうだから、第3者委員会をつくって、そこでご相談をし、やっていかなければいけないというのであるならば分かりますが、今、このプロポーザルのこの種類は、町長、目を通して、そして職員の検証もすべてやって、第3者委員会を設置したんですか。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  これを見たかどうかというご質問かとご理解いたしますけれども、私は行政と政治というのは分離をする必要があるということであります。このことが官製談合に関しての原点かなというふうに思います。 これを完全に理解をし、秋山議員のように大衆の前で議論できるような立ち位置になった場合、それは熟知しているということになりますが、その点に関しては、私は政治と行政は分離をした考え方でいきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  それでは、第3者委員会と町当局の検討についてお聞きします。この委員会は、事件の再発防止をするために設置したはずです。これにはその大前提として今回の官製談合事件はなぜ起きたかという本質を、しっかり理解しなければ、再発防止の方策など、到底出てこないはずです。 1例を挙げますと、交通事故とか、航空機事故を例にすると、まず事故の原因は何かを調べることから始まります。交通事故ならば、ドライバーにどのような過失があったのか、車体のうちアクセルか、ブレーキか、タイヤなどに問題はなかったのか。 また、航空機事故ならば、パイロットに何か過失があったか、それとも同時に航空機本体部品の整備や、不手際や不都合があったかなど、しっかりと検証をして、それから官製談合事件もこれと同じく、この事件の背景にとって、制度に問題があったのか、職員関与に問題があったのかを、明確にしなければ、再発防止施策などできないと、私は考えるわけであります。 原因は不明のまま、再発防止の施策を立てることほど、無意味なことはありません。 間違っていたら、間違った方向の再発防止策が出来上がってしまう危険性さえ、私はあると思います。 そこで、私は職員の関与という、官製談合事件という、いわゆる犯罪幇助という点において、大きな問題点の検証が欠落していると思うから、今回の質問に立ったわけであります。 まず、第3者委員会や町当局では、職員の関与について、しっかりと検証をしたのですか。その点伺います。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  第3者委員会には、中間報告は求めておりません。今、それも非公開で行っておりますので、その点に関しましては答弁はいたしかねます。 また、犯罪幇助にあたるなどとのご指摘がございましたけれども、これも警察捜査の中で、それは解明されていくというふうに思っております。その情報、あるいは資料がございましたら、私ども、あるいは県警察のほうにご提供いただければと思います。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  私はさっきから、くどくど言っているように、第3者委員会や職員意識改革検討委員会を設置して、まずは職員がどのように、要するに関与してどうなのかという検証をしなければ、絵に描いた餅にすぎないと、私は思うわけであります。 まずはそこから、町長、そこからやって、そしてこういうことになったんだなと、今後、どうしたらいいかと、それが第3者委員会の求めることなんです。 私は、今の第3者委員会の先生方も、ここまでは私は全部理解はしているか、していないか、職員一人ひとりを呼んでどうだったですかというような検証、まずはともあれ町長が自ら、要するにそれをやって、それからこういうことだから第3者委員会をつくって、そこで厳しく提言を受けるというのであるならば分かるけれども、職員の検証も何もしないで、さあ第3者委員会、これは絵に描いた餅です。ちょっと答えてください。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  今のご指摘をいただいた点に関しましては、理解させていただくところでございます。今、いろいろ順序論のことを申されましたけれども、今の現段階、委ねております第3者委員会のほう、あるいは警察の捜査のほうの進展も視野に入れながら、今後進めさせていただきたいというふうに思います。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  警察は法の番人で、警察は警察でいいんですよ。間違いがあった、誰がどうだということは分かる。 まずは職員の関与しているかどうかということで、その再発防止なんですよ。再発防止をどうするんだということを、町長、これが一番の根底なんですよ。 第3者委員会をつくれば、展開が速かった、増穂もやった、これからやるようだけれども、富士川町も、だけども私は絵に描いた餅で作ったばかりでは駄目、要するにしっかりと検証をしてから、こうだということでは分かる。これからもしっかりと検証して、どこに間違いがあって、どうなのかということを検討しなければ、私は再発防止にはならないと思いますが、いかがですか。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  今の何点か第3者委員会、また職員の検討会等、議論中ということでございます。整いまして、報告ができる時点でご報告をさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  私は第3者委員会の報告を求めているんではないんですよ。それは執行部でしょう。 私はそうではない。再発防止のためには、こうしなければならないではないかということを、あなたに強く、私は質問しているんですよ。 その第3者委員会でこうだから、その結果になったらまた後に報告者になったから関係ない。 私が第3者委員会をつくったんではないんだ、あなたがつくったんだから。それは再発防止のためにつくったんでしょう、第3者委員会を。だから根底になる、どうなってどうなったという検証をしてから、第3者委員会。 第3者委員会で、第3者委員会の先生方がすべて検証して、すべて把握しているんですか。私は、第3者委員会の先生方が、何回第3者委員会をやったか知りませんが、すべて把握していて、どこからメスを入れて、どこがどうなったかということまで把握して、検討しているのではないと、私は思いますがいかがですか。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  議員のご指摘は町主導で、しっかりとした検証をするべきだということだというふうに思いますので、その点に関しましても、できるだけ早いときに整いましたら、議会の皆さまにもご相談をさせていただきたいというふうに思います。 何度も申し上げておりますが、われわれは罪を暴くのではなくて、その罪人を出してしまったシステムの隙間を見つけ出すということが原点でございますので、この点、ご理解をいただきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  町長、要するに理解しろと、理解もしますが、私の質問したことをしっかりと頭に入れて行動していただきたいんですよ。私はあくまでも、町長をいじめるために、私は質問をしているんではないんですよ。こういう間違いがあってはならないから、今後、第3者委員会までつくって、つくればいい問題ではないんですよ。しっかり検証してから、そして第3者委員会ということでは分かりますが、しっかりと私の質問を、内容を頭に入れておいて、これから行動をしていただきたいと、強くお願いをします。 では、今回の事件は、私は久保町長に大きな責任があることは言うまでもありません。本町の議会においても、私はこうやって職員に問題があったんではないか、町長にあったんではないかと言うものの、やはり議会からも議員が2名逮捕されているわけでありますので、議長もいつも議会で、テレビの前で、本当に申し訳ございませんと陳謝をしているわけであります。 私は、久保町長や、一部の職員だけが責任があるではなく、議会にも大きな責任があると、自ら私は反省もします。 これまでの議会のやり方を見ると、町長が提案した事案には、私はいくつかの問題点がありました。しかし、あなたではないです。前町長に。いくつかの、しかしこれを十分に審議することなく、一部の議員の反対を押し切って可決したことも、この事件の大きな原因だと、私は思っています。 また、この点については、大きく反省をしなければならない。なおかつ、私たち議員は、一人ひとりは地方議会の本来の役割である監視機能を改めて認識し、2度とこのような事件が起きないようにしっかりと議論し、町民の皆さんの付託に応えなければならないと、私は考えております。 議会と町当局がこれからは一体となって、町民の皆さん方の回復、要するに信用回復のために、精一杯努力をしなければならない。町長が逮捕された、しかも議員の人たち、2名も逮捕された、これは執行部ばかりではなくて、町、議会ともに信用回復のために、私は努力をしなければならないと感じているわけであります。 私が今日初めて遠藤町長に対して、質問に立ったわけであります。納得したかと言えば、納得したようなしないような感じもしますが、だけども今度は議会で要するに検討委員会をつくって、年度内に一度も、二度も、三度も同質問ができるというような形になって、悪例は排除したわけでありますので、また時、機会がありましたならば、しっかりと質問をさせていただきたいと思います。 まだ就任してから2カ月や3カ月で、よく勉強もして、よく私の質問に答えてくれたと思って、感謝までしませんが、これからもしっかりとどの議員さんためにも、町民のわれわれは代表なので、町長も町民の代表、二元代表制を考えれば同じなんですから、執行権、われわれは議決権、ですから出てきた案件につきましては、しっかりと是々非々でしっかりと検証しながら、そしてわれわれも是か非かをしっかり頭に入れながらやっていく、議員のあるべき姿で、これからやっていきたいと思います。 時間も6分あまりになってしまいました。あとの質問の皆さん方も控えておりますので、私はこれをもちまして、今回の一般質問にかえさせていただきます。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ただいまご指摘をいただきました点は、それぞれ対応していきたいと思っております。 先ほどの答弁の中で、総事業費のご質問がございました。また後で資料を置いておきますので、ご覧になっていただきたいと思いますけれども、生涯学習センターにつきましては、総事業費34億377万8千円でございます。 また町立の市川富士見保育所に関しましては8億4,443万円、ということでございます。今までご指摘をいただいた点は、真摯に対応をさせていただきたいと思いますので、今後ともご理解のほどを、よろしくお願いします。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  私が最後要望としますが、ぜひひとつ職員がこのようなことが二度と起きないように、ぜひひとつ努力をしていただきたいと、私はこういう資料が出た以上は、こんなものが素人にできるわけがないんですよ。だから職員も関与したのではないかと言っているのは、町長はあくまでも職員は関与していないようなことを言っているけれども、そうではない。あなたの腹の中は分かると思う。だからこういうことが二度と起きないように、再発しないように努力してください。町長に要望して、私の一般質問を終わります。 ご清聴ありがとうございました。 ○議長(笠井雄一君)  これをもって、第3番、秋山豊彦君の一般質問を終わります。 議会の途中ですが、すでに5時を過ぎております。本日の会議時間は議事都合によりあらかじめ延長します。 ここで暫時休憩します。 再開は5時25分とします。     休憩 午後5時15分-----------------------------------     再開 午後5時25分 ○議長(笠井雄一君)  再開いたします。 続いて、第1番、新津千吉君の発言を許します。 第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  まずはじめに、昨年9月、病気療養のために辞職されました川崎充朗議員、長年にわたり議員活動、大変ご苦労さまでした。早い回復をお祈りいたしております。 誠にありがとうございました。 私が当選して2回目の議会を迎えました。 初めての一般質問ですから、いささか緊張しておりますが、どうぞよろしくお願いいたします。 議会は、町長の提案した施策が町民にとって有効なものであるのか、また、町民の皆さまからいただいた税金が、効率的に使われているかを判断することが、最も大事な責務であることは承知をいたしております。 しかしながら、地方議会の議員は、地域の切実な声を執行機関に届け、それを実現していくことも大きな役割であると理解しております。 遠藤町長は町議会議員や県議会議員を歴任していますので、議会の責務も、議員の役割も、十分理解しているものと思います。 したがって、町長は私たちの声は、町民の声と受け止め、議員を隔て分けすることなく、その意見を町政に反映していただきたいと、心から願っております。 まず、六郷インターチェンジ周辺整備について伺います。 県民の悲願でありました中部横断自動車道が、第二東名から中央道双葉ジャンクションまで、ようやく全線開通いたしました。 これにより海なし県の山梨が、太平洋と直結し、経済が飛躍的に発展するものと期待しております。 しかし、何もしないでいると、中間地点の地方の町はより魅力的な商品や娯楽、そしてより良い職場を求め、人も、物も、金もすべてストロー現象により、都市部へ流出していってしまうことは先例から見て明らかであります。県内の中部横断道沿道の市町村は、この現象を阻止するため、インターチェンジを活用した道の駅や、企業誘致を行っています。 特に、南部町や富士川町の道の駅は、コロナ禍であるにも関わらず、県内外から多くの買い物客で賑わったと聞いております。 しかしながら、沿線市町の中で六郷インターだけが手つかずの状態です。このまま何もしないで手をこまねいていると、六郷は衰退の一途を辿ってしまうのではないかと懸念しております。 六郷インターチェンジ周辺の整備は、遅きに失した感はありますが、早急に対策を講ずるべきであります。一刻の猶予もありません。 そこで町長は、六郷インターチェンジ周辺整備について、どのように考えているのか伺います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  新津千吉議員の一般質問にお答えします。 六郷インターチェンジ周辺整備についてでありますが、昨年8月中部横断自動車道、南部インターチェンジから下部温泉早川インターチェンジが開通し、山梨県から静岡県間が全線開通をいたしました。これにより、町から静岡市までの所要時間は60分程度となり、六郷インターチェンジ周辺は県内外の交通の結節点として新たな土地利用が期待をされております。 現在六郷インターチェンジ周辺は、農業振興地域の優良農地として指定され、農地以外の土地利用が厳しく規制されていますが、令和2年、山梨県において、地域未来投資促進法の重点地区に指定され、工場、産業、研究および物流施設について経済産業省の承認が得られれば農地の転用が可能となりました。 六郷インターチェンジ周辺整備につきましては、民間の参入を促す方向で検討をしており、本年1月に地権者を対象に六郷インターチェンジ周辺の土地利用に関するアンケート調査を実施し、現在アンケート調査の分析、取りまとめ作業をしております。町といたしましては地権者の方々、耕作者の方々のご賛同が得られれば、周辺整備の説明会を実施する予定であります。引き続き開発業者、コンサルタントと緊密に連絡を取り合い、協力をし、重点的に進めてまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  六郷インターチェンジ周辺整備で町長は食物工場を誘致すると言っていますが、食物工場とはどのような工場なのか、具体的にお答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  先ほども答弁中で申し上げましたけれども、昨年の12月末、下旬だったと思いますが、県農政部とも協議をし、今後、方向性を検討していきたいと思います。これは誘致活動をしていきたいということでございますが、新たな生産物、特徴ある農産物の生産を期待をしているというふうにご理解をいただきたいと思います。 今、六郷周辺整備の六郷インターチェンジ周辺整備につきましては、この件は私の公約として、町の事業として、先ほど答弁させていただきました内容で推進をしてございます。そういった点で、今後、六郷インターチェンジ周辺には町を挙げて力を注いでいきたいと考えてございます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  その件で、誘致についてもし具体的なスケジュールとかありましたらお願いします。 ○議長(笠井雄一君)  政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  先ほど、町長のほうからの答弁もございましたけども、アンケート調査を行いまして、今、分析をしております。そのアンケート調査の中で、無回答といいますか、筆数が70、対象者が78人おったんですけども、回答が57ということで、21人の方々が返信がございませんでした。これは名義のほうがだいぶ古い名義になっておりまして、それらのほうも今から調査をいたしまして、その方々の意向も当然聞かなければいけないということの中で、またちょっとそこを探っていくのに時間がちょっと、名義が3代、4代前になっている方だったり、また貸しをしたりしているという事実もありますので、そのへんもお調べして、また土地利用の意向調査のほうをその方々にもして、全体的に100%に近いような回答が得られてから、考えていきたいと思っております。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  ありがとうございます。 あと、やはりインターチェンジ周辺には広大な農地が残されておりますので、やはり町民はここに工場の場が確保されることや、町の税収が増えるような企業の誘致を望んでいますので、このことについてもどのように考えているのか、ちょっとお伺いしたいなと。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  六郷インターチェンジ周辺の使える用地としますと、15ヘクタール弱くらいになるかと思います。 すべてを工場だったり、そういう用途に使うものではなくて、やはり農地として使えるエリアという部分も当然考えておりまして、今作っておられる方にもエリア的にここは農地のエリア、こちらは工場のエリア、あとガソリンスタンドだったり、そういったものが来るようでしたらそういうエリアというような区分けを今のところ考えております。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  ありがとうございました。 よろしくお願いします。 次の質問にいきます。 次に、産業振興について伺います。 地場産業は、長い歴史の荒波にさらされながらも今日まで生き残ってきたものです。六郷のはんこや、市川大門の和紙・花火などは、今日まで地場産業として生き残り、発展することができたのは、この地が他の地域に勝る優位性があったからです。しかしながら、優位性だけで発展し続けていくことが厳しくなってきました。 そこで、町長は、選挙公約の中で、六郷のはんこや和紙・花火などの地場産業の振興を図るといっていますが、具体的にどのような方法で、これらの産業を発展させようとしているのか伺います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  産業振興についてでありますが、私が学校を卒業し和紙製造の仕事に就いた時には、紙は文化のバロメーターという言葉がございました。今やペーパーレスの時代で、30年余の間に社会的地位が大きく変化をいたしましたが、業者の創意工夫によりまして付加価値を付け製品単価の引き上げをしてございます。 印章においてもペーパーレス、デジタル化の流れがその存在を危ぶまれてございます。印章に関しましては、平成30年の国のデジタルガバメント計画の時から国への要望活動など応援をさせていただいております。 菅政権発足時のデジタル改革での、行政のデジタル化や行政手続きにおける押印見直しなどの規制改革による状況は、さらに厳しさを増しましたが、長崎幸太郎知事にもご理解を賜わり国への要望活動、県の振興施策を検討したところであります。 一瀬正議員の質問にもお答えを申し上げましたが、県の事業として押印デバイスの開発研究や、コロナ禍により実施してはおりませんが、海外への新市場開拓として具体的にはベトナムを想定してございました。また、山梨県が交流事業を行っている中国・四川省との青少年交流として、本町の大門碑林書道展と大千富士日中友好青少年書画展との共催により、優秀な受賞者を派遣団に加え、青少年の交流と、和紙と書と印章の情報発信をしていくという事業を計画をしておりました。 新型コロナウイルス感染症収束後に再びご提案をさせていただければというふうに考えてございます。 一方、印章業者側のムーブメントとして、印章文化を普及啓発させるためのフォーラムの開催を提案してございますが、こちらも新型コロナウイルス感染症収束後の支援体制を構築していきたいと考えております。 こうした活動を継続してきたところ、次第に応援していただける方も現れ、令和2年10月には、私の呼びかけにより県議全員にご理解賜り、日本の印章制度・文化を守る山梨県議会議員連盟を設立し、全員の名刺落款印を作成したところです。その輪も、次第に拡大しておりました。前回、こちらをお見せいたしましたけど、新たにいろいろな方にも興味をもっていただきまして、先ほどハローワークの話がありましたが、所長さんも落款印を使ってくださっております。 このように輪も広がってまいりました。 さらに六郷地区での印章業の活性化を目的とした団体「rokugoplus」が、六郷印章業組合や役場職員、学生の皆さんと一緒にワークショップを開催するなど、新たな連携による活性化策も進められているところでございます。 和紙につきましては、一瀬正議員にもお答えをさせていただきましたが、和紙による小学校証書づくりを通じて、町を代表する産業をふるさとキャリア教育により、人材育成につなげ、産業の継承と発展を期待するとともに、市川手漉き和紙夢工房を中心に手漉き体験、大門碑林公園の拓本による商品開発、体験ビジネスへの研究を進めていきたいと考え、昨年11月、山梨県の事業であります道の駅ネットワーク、これに参画し、普及促進に努めたところでございます。今後も各産業界との連携を強め、情報交換を密にし、活性化に取り組んでまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  ありがとうございました。 もっともっと名刺が増えるといいですね。 次に、六郷インターに接続する県道9号線の拡幅について、伺います。 六郷インターは、中部横断道の無料区間の終着地であるため、乗降する車両が大幅に増えています。ここで乗降した車両は、岩間から割石トンネルへ通ずる県道9号線を通行いたします。 しかしながら、岩間の商店街は道路幅が狭いため、センターラインもなく、大型車とのすれ違いは危険極まりない状況です。 また、歩行者は歩道もないため、身の危険にさらされながら生活しています。町長は、県議会議員を経験された方ですので、早急に県に改良するよう、県に要望していただきたいと思います。 沿線住民の方の話で、80代の女性の方でしたけれども、中部横断道が全線開通してから大型トラックが増え、特に夜中も通行するため、家が振動したり、騒音がうるさくよく眠れない、孫も夜中によく起きてしまうよという話をされていました。 70代の女性の方ですけども、中部横断道の全線開通直後から、大型車の騒音や振動に悩まされ、よく眠れないと話されていましたが、昨年12月に脳梗塞になり、入院を余儀なくされました。この件については、因果関係は不明であります。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  六郷インターに接続する県道9号線の拡幅についてでございますが、県道9号線、名称主要地方道市川三郷身延線の中部横断自動車道六郷インターチェンジ接続道から割石トンネル区間の交通量増加については、令和3年8月の中部横断自動車道・山梨静岡間全線開通によるものに加え、令和3年8月17日に発生した土砂崩落による国道300号の災害復旧工事のための通行止めによる迂回車両の影響があるものと思われます。 中部横断自動車道・山梨静岡間全線開通の影響による交通量増加対策として県道拡幅等の要望につきましては、昨年末、峡南建設事務所所長はじめ、担当課長の皆さまにおいでをいただき、町の活性化に重要な基盤整備に向け意見交換をした中でも、取り上げてございます。 今後も県、峡南建設事務所にて全線開通後の交通量調査結果等を基に計画および沿線にお住いの方々への説明等も含めて、早期に道路拡幅等の改良を行っていただけるよう要望してまいりたいと思います。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  そのほか質問ありますか。 第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  ありがとうございました。 またよろしくお願いします。 次に、六郷地内のガソリンスタンドの整備について伺います。 六郷地域からガソリンスタンドがなくなって、数年が経ちます。脱ガソリンの動きもありますが、ガソリンは、まだまだ日常生活や農作業にはなくてはならないものです。そのため、六郷地区の町民は、他市町村まで行かなければ購入できないのが現状です。 長野県売木村では、本町と同じようにガソリン販売店が廃業してしまったため、第3セクターが地上置きのガソリンタンクを設置し、村民に販売しているとのことです。 本町でも、生活必需品であるガソリンスタンドの設置について検討していただきたいと思います。 この売木村で設置されている業者は、株式会社クボタというところで、私は一般質問をするだけだからということでしたけれども、今後、費用を含めた説明会の機会を設けてほしいなという要望もありました。 一応、伝えておきます。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  六郷地域のガソリンスタンドの整備についてでありますが、全国的な状況として、ガソリンスタンドの数は減り続け、ピーク時6万カ所から現在は2万9千カ所と半分以下まで減ってございます。これは、ハイブリット車などの燃費の良い車の増加や、全国的に車に乗る人が減少し、ガソリン自体の需要が減ったことによるものと考えられます。平成12年の消防法の改正に伴う地下タンク劣化に対する規制対策の義務付けが主な原因でもございます。さらに、国の低燃費、脱ガソリンの動きは加速しており、誘致は難しい状況でありますが、中部横断自動車道の無料区間の起終点にあたる六郷インターチェンジ周辺整備の中で、充電スタンド、水素ステーション、ガソリンスタンドの整備も含め、開発業者、コンサルタントと引き続き協議をしてまいりたいと思います。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  そのほか質問ありますか。 第1番、新津千吉君。
    ◆1番議員(新津千吉君)  ありがとうございました。 よろしくお願いします。 次に、ニードスポーツセンターについて、お尋ねいたします。 ニードスポーツセンターは、つむぎの湯と併せて町民の健康維持・増進とリハビリのために設立されたものです。町長は、ニードスポーツセンターを来年には廃止するとしていますが、民間企業が経営するスポーツジムやフィットネスクラブは、昨今の健康志向の高まりから大盛況です。また、本町において、介護保険料や国民健康保険料が増大していることは町長も十分に承知しているはずです。 したがって、むしろ今行うことは、この施設を活用し、町民の介護予防や健康管理、リハビリなどを積極的に行い、介護保険税や国民健康保険税の増税を防ぐべきであります。この施設を廃止することは、時代錯誤も甚だしい暴挙であります。 町長は、廃止することにしたその理由をお答えいただき、利用者が、少ないというなら、町は、この施設の魅力や利用者の増加を計るために、どのような努力をしたのか、お伺いいたします。 ニードスポーツセンター利用者の声がありまして、75歳の男性の方なんですけども、血糖値が高く、医者から適度な運動を進められ、ニードスポーツセンターに通い始めてから見違えるように改善したと、うれしそうに話してくださいました。 また、違う80歳男性の方なんですけども、健康管理のために定期的にニードスポーツセンターを利用してもらっているおかげで、こうして元気でいるんだよ、これからも元気に長生きしたいよねとおっしゃっていました。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ニードスポーツセンターについてでございます。 地元の施設の廃止決断ということで、ショックを受けられていることは想像できます。私も、現在の悪化した財政状況でなければ、今回の決断はしなかったと思います。 六郷地区では、つむぎの湯も大きな赤字経営となっておりますが、あくまでも入浴施設として活用をする中で経営健全化を目指していく考えでございます。 一方、ニードスポーツセンターは、元が学校であったため、他への転換が可能な施設でありこれからの時代に合った地域活性化に資する活用方法を検討したほうが良いと考え、現在の事業を廃止しようとするものでございます。 建物を無くすわけではなく、今後の活用については新津千吉議員にもご協力を賜わり検討していきたいというふうに思います。 現在コロナ禍のため、利用人数を制限しておりますが、休館日を除き午前10時から午後9時半まで施設を利用いただいております。これまでの施設利用促進の取り組みですが、施設利用案内を町ホームページで常時掲載させていただき、利用時間や利用条件などの変更も適時更新するとともに、さまざまな健康教室の情報も掲載してございます。 ホームページをご覧になれない方もいらっしゃいますので、町の広報誌やPRチラシを回覧に入れるなど紙面によるお知らせも行ってございます。 このほか、町で実施する住民健診や健康教室の際のチラシやパンフレットを配布してございます。 また、ニードスポーツセンターでも器具を使ったフィットネスだけでなく、ヨガ、太極拳、フラダンス、エアロビクスなどの体験会を開催し、レッスンへの参加を促すなど利用促進を図っております。また、コロナ禍で中止となっておりますが、六郷の里秋まつりでは体力測定ブースに参加したり、施設の利用が無い時には、峡南消防本部職員採用試験の体力測定にトレーニングルームを提供したりと活用いただける機会をつくってございます。 一方、ニードスポーツセンターが現在の料金で収益性を確保させる場合、年間入館者数で8万人以上のご利用者が必要となります。平成18年の事業開始年度が過去最大で、2万1,178人にご利用いただきました。令和2年度の利用者数で収益性を確保する場合1人当たり2,500円程のご利用料金をいただかなければなりません。 さらに、運営状況は、平成18年度、収入919万円余、支出2,969万円余、2,049万円余の赤字でございます。以下、赤字額のみ申し上げますと、平成19年度2,207万円余、平成20年度2,105万円余、平成21年度2,124万円余、平成22年度2,542万円余、平成23年度2,514万円余、平成24年度2,523万円余、平成25年度2,039万円余、運営管理を委託した平成26年度1,991万円余、平成27年度2,272万円余、平成28年度1,885万円余、平成29年度1,882万円余、平成30年度2,028万円余、令和元年度2,101万円余、令和2年度2,248万円余、令和3年度は予算ベースで2,187万円余の赤字でございます。 さらに、近隣の民間の類似施設も営業していることや施設の老朽化の懸念もあり、決断をした次第でございます。 今後は、高齢者福祉施設、議員の質問の中にもございましたような高齢者の体力づくりのスペース、あるいはワーケーションなど都市との交流施設などへの転換を検討してまいりたいと存じます。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  そのほか質問ありますか。 第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  ありがとうございました。 このままでは地元に帰れなくなってしまいます。追い出されちゃう。 ニードスポーツセンターの廃止について伺います。 町長はこの施設がどのような目的で設置されたと理解していますか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  住民の皆さんの健康増進というふうに理解をしております。 ○議長(笠井雄一君)  そのほか質問ありますか。 第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  町長は寝たきりの状態や病気になってからの施策より、そのような状態にならない施策を望んでいるのではないですか、いかがですか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  先ほども答弁させていただきましたけれども、今の形態で経営をした場合は、そういうふうな赤字経営になるということで、新たな体制を構築する必要があるということでございます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  そのほか質問ありますか。 第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  本町の昨今の介護保険会計や、国民健康保険会計は、大変厳しい財政状況にあるため、保険料の値上げをしなければならない状況にあると聞いています。町長は増税額を低く抑えるためにもこの施設を活用し、機能訓練や健康増進を図るべきだと思いますが、いかがですか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  そのように務めるために、今後、地元の皆さん、新津議員さんにもご協力をいただき、検討を進めていきたいというふうに思います。 ○議長(笠井雄一君)  そのほか質問ありますか。 第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  ニードスポーツセンターが赤字施設だからという理由であるなら、ほかに赤字施設はないのですか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  あまりマイナスのほうへ行っちゃいますと暗くなっちゃうので、あまり答弁はしたくないのですが、つむぎの湯が毎年6千万円ほどの赤字ということでございます。 これも経常的になっておりまして、大変に財政を圧迫していることは存じ上げていますけれども、このへんについては健全化、そのままの形態で健全化を目指していきたいというところでございます。 先ほど答弁でも申し上げましたとおり、ニードスポーツセンターにつきましては、器具が老朽化をしている、今後、更新をしていかなければこともある。また、建物がもともと校舎でございますので、いろいろなものに転換が可能ということでございまして、今の赤字から脱却する一つの手立てとして、今現時点で廃止の決断をさせていただいた次第でございます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  そのほか質問ありますか。 第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  さらにこの施設は、落居地区を振興する目的であったんです。廃止した跡地をどのように活用して、落居地区の振興を図るのかお考えを伺います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  今現時点では、町の悪化した財政状況を健全化するということが大前提でございますので、まず第一義として赤字の原因を止めるということが前提になります。 今後は、地域の皆さんとともに、新しい方向性を見いだしていければというふうに考えてございます。 ○議長(笠井雄一君)  そのほか質問ありますか。 第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  ニードスポーツセンターは、利用者の健康データや、蓄積システムを管理するための登録料として1人1,500円を納入してもらっています。ここの登録者数は何名いるかご存じでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 いきいき健康課長、望月和仁君。 ◎いきいき健康課長(望月和仁君)  申し訳ありません。今ちょっと手元に細かい登録者数がありませんので、また数字が分かりましたらご報告させていただきます。 ○議長(笠井雄一君)  そのほか質問ありますか。 第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  登録しているこの人たちに、登録料を返金する予定はあるんですか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  この表明につきましては、まず議会からということでございますので、ここで皆さま方のご議決をいただき、そして今後の対応をしていくという方向になろうかと思います。 したがいまして、その返金等につきましては、今後の検討ということになります。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  そのほか質問ありますか。 第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  これらの施設はそれぞれの町の町長が、六郷ですけれども、町長が思いを込めて造った施設です。赤字経営の施設だからといって廃止をすることは、最も安易で誰にでもできることです。遠藤町長の役割は、その施設を何とか活用して、本来の目的が達成できるようにすることではないでしょうか。 町長のお考えをお聞きします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  これも見解の相違で、それは両方とも折り合えないと思います。町としてはやはり住民の皆さまに税金をお出しいただいて、それを還元していくということでございますので、そういった観点から考えまして、廃止をさせていただきたいというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  次に、町長の選挙公約について伺います。 有権者が投票する候補者を選ぶ根拠は何でしょうか。当然、掲げた選挙公約を期待して投票します。 したがって、選挙公約は、町民との契約であると理解しています。町長は、選挙公約についてどのように考えているのかお伺いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  選挙公約についてでございます。 選挙公約は、私の選挙にかける誓いとして、平成18年の市川三郷町町議会議員選挙以来全ての選挙で公表させていただいております。 大きな夢を掲げるものもあれば身近な課題もございます。しかし、掲げたことは実現できるよう最大限の努力をしてまいります。 前回、平成31年4月の県議選で掲げた公約の1つに、早川・芦安連絡道路を掲げました。 再選後、令和2年2月、長崎幸太郎知事の発案で、国会議員、県議会議員、市町村議員からなる約270人の山梨県国土強靱化議員連盟を立ち上げ、事務局長として活動をいたしました。 笠井議長もメンバーの1人でございます。 以降、要望活動を下支えし、令和2年12月、15兆円の防災・減災、国土強靱化のための5カ年加速化対策が閣議決定されたことは、私たちの成果だと自負しております。本県においては、令和3年3月に改訂されました、第4次山梨県社会資本整備重点計画において、早川・芦安連絡道路は、想定事業量96億円として位置づけられ、南アルプス市長、早川町長とともに知事にごあいさつに伺った記憶がございます。 本町においては、芦川の護岸改修、芦川橋の架け替え事業、上野排水機場湛水防除施設改修、金川曽根広域農道に架かる橋梁の耐震補強事業に防災・減災、国土強靱化のための5カ年加速化対策債が活用されてございます。 今後も、活発な外交活動を引き続き行いたいと思っておりますので、是非とも、副町長設置にはご理解賜りますようお願いを申し上げます。 昨年秋の町長選挙におきましては、人材育成と地域経済の活性化を軸に組み立てました。 急速な高速通信の進歩により国際化の進展は目を見張るものがございます。英語の語学力で収入格差がある現実を踏まえ、しゃべれる英語教育を軸にいたしました。山梨県立青洲高校のE類型、これは英語科を強化したクラスでございますが、と連動した国際交流事業の推進を目指しております。 一方、地域の経済活性は、先にも申し上げましたとおり、地場産業が外貨を稼いでいた時代からサラリーマン化し、他地域で働いて富を得る状況に変化してございます。町の政策としては、町内にある産業を下支えし、かつ、ベッドタウン化している実態も踏まえ、心休まる住み心地の良い町を構想したものでございます。 新しい地域経営では、町財政と地域経済は連動している点ということでございます。町の政策事業は、町民、企業、行政に経済的利益を反映していくべきものとして、投資より効果のほうが拡大すべきと考えてございます。したがって、現金による給付事業は、その時点で事業が完結してしまうばかりか安易にお金で解決してしまおうとする考えによるものとも捉えられますので、より公共性の高い事業への転換を導いた次第でございます。公約に掲げました事項は、社会状況や環境により直ぐに実行できるものもあれば、時が必要なものもございますが、基本的にすべてのその目的遂行のため推進していく考えでございます。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  質問を終わります。 ご清聴、ありがとうございました。 ○議長(笠井雄一君)  これをもって、第1番、新津千吉君の一般質問を終わります。 続いて、第6番、丹澤孝君の発言を許します。 丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  本日、2点について、質問をさせていただきます。 まず1点ですが、成年年齢引下げに伴う町「成人式」の実施年齢について質問いたします。 日本での成年年齢は、明治9年以来、20歳と定められてきました。 近年、世界的にも成年年齢を18歳とすることが主流ということもあり、「18歳・19歳を大人として取り扱うのが適当ではないか」という議論がされるようになりました。成年年齢を18歳に引下げることは、18歳、19歳の自己決定権を尊重するものであり、その積極的な社会参加を促すことになるとの考え方があるとのことです。 その考え方に基づき、公職選挙法の選挙権年齢や憲法改正国民投票の投票権年齢を18歳と定めるなど、18歳、19歳の若者にも国政の重要な判断に参加してもらうための政策が進められてきました。 こうした中で、成年年齢を20歳から18歳に引下げる改正民法が平成30年(2018年6月)に成立し、今年4月に施行されます。 成年年齢が引下げられた後、何歳で「成人式」を開くかについては、法的に定められておらず、政府は時期を自治体の判断に委ねています。 法務省による昨年12月から今年1月にかけての全国市町村に対する実施年齢調査の結果について、今年1月に新聞記事が掲載されました。 それによると、1,176市区町村が回答。このうち「決定した」が984で、「検討中」が163、「検討していない」29。さらに決定済みのうちが18歳としたのは北海道別海町と三重県伊賀市で、いずれも理由を「法律上大人」として扱われる年齢で式をすることにより、自覚を促すことができると答えたとしています。 成人式参加にあたっては諸準備が必要となることもあることから、町としての成人式開催年齢を早期に明確化し、対象者への周知が求められます。 さらに、親の同意を得なくても、自分の意思でさまざまな契約ができるようになることから、若者を対象とする消費者被害の拡大が懸念されると言われます。これに対する国・県・教育現場や町独自での啓蒙活動や周知などの対策への取り組みも重要となります。 つきましては、成年年齢引下げに関し、 1.町主催の「成人式」の開催年齢は。 2.成年年齢引下げによる制度的な変更点、変わらない点は。 3.国・県・町における周知への取り組みはについて伺います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 教育長、渡井渡君。 ◎教育長(渡井渡君)  丹澤孝議員の一般質問にお答えします。 成年年齢引下げについてでありますが、1点目、町主催の成人式の開催年齢はにつきましては、令和元年7月19日に開催された山梨県町村長会議において、成人式の対象年齢に関する申し合わせが協議されました。その申し合せの内容といたしましては、民法の一部改正により、令和4年に成年年齢が20歳から18歳に引き下げられるが、成人式の対象を18歳とした場合、大学受験や就職準備を控える時期であり、対象者の負担が大きい。また、山梨県市長会が成人式の対象を20歳として式典を開くことを申し合わせているため、山梨県内の市町村で成人式の対象年齢が異なるときには混乱が生じる恐れがある。こうしたことから、山梨県内14町村は、成年年齢が20歳から18歳に引き下げられる令和4年以降も、当面、成人式の対象を20歳とすることをここに申し合わせるというものでした。各町村はこの申し合せの提案を受け、各町村に持ち帰り、検討を行うこととなりました。本町においても、市川三郷町成人式典運営委員会にて同案を諮り、申し合せに異議の無い旨決定が行われました。 なお、その後12月の町村長会議にて全会一致で申し合せの決定が行われました。 2点目の、成年年齢引下げによる変更点.変わらない点はについてでありますが、民法が改正される令和4年4月1日から、18歳の成年に達すると、親の同意を得なくても自分の意思で契約ができるようになります。また、10年有効のパスポートの取得や、公認会計士や司法書士、医師免許、薬剤師免許などの国家資格の取得ができます。一方、これまでどおり、20歳にならないとできないこととしましては、飲酒、喫煙、また競馬・競艇などの投票券の購入、大型。中型自動車運転免許の取得などです。 3点目の国・県・町における周知への取り組みはについてでありますが、ご指摘のとおり、親の同意なしで契約が可能となることにより、若者を対象とする消費者被害が懸念されることから、内閣府や関係省庁のホームページにおいて周知啓発活動が推進されています。また、高校生用の教材冊子が作成され、全国の高校で活用されています。本町におきましても、町のホームページに啓発資料を掲載し周知を図ってまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  そのほかに質問ありますか。 第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  1・2点、追加で伺います。 表現でここの資料、成年という使い方をしていますけど、成人というほうが馴染みはあるのかなと思いますけど、政府の資料が成年年齢というふうな表現になっていますので、その表現に合わせて言います。 成人式は20歳でするということはもっともですし、ぜひそういうことでお願いをしたい。県内町村での申し合わせというふうなことが答弁がありました。新聞にも申し合わせがあるというふうなことは出ていました。そこで、今、町村ということなので、町と村ですね、市については、やはり統一した考え方でなっているとは思うんですけど、統一されているかどうかということの確認です。 というのは、高校なんかは当然各自治体からきますので、市はまた違うとかいうことになると、同じクラスで成人式の対象が違うということになりますので、県下全体がそういうことなのかというところについて、確認をさせてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 生涯学習課長、森川規彦君。 ◎生涯学習課長(森川規彦君)  市の関係ですけども、山梨県の市長会も同様の申し合わせを行っておりますので、県下の市町村とも当面20歳というような開催となっております。 ○議長(笠井雄一君)  そのほか質問ありますか。 第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  年齢については県下統一で20歳ということで理解をいたしました。あと名称の関係です。先ほど、成年か成人かというふうなところを、ちょっと触れましたけれども、20歳で今は成人式と呼んでいます。その開催は20歳ということなんですが、呼び方を、名称をどうするかというところが、いろいろなところで検討されていて、例えば20歳の集いとか、20歳を祝う会とか、成人を祝う会とか、そういうふうな名称に変えるというような自治体があるというようなことなんですが、本町ではこの名称ということに関して方向性が出ているのか、またはこれから検討なのかということについて教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 生涯学習課長、森川規彦君。 ◎生涯学習課長(森川規彦君)  名称につきましては、現在検討中でございます。 なお、名称につきまして、県内の状況を調査したところ、すでに名称の変更の決定を行っている市が2市ございました。 変更後の名称は20歳を祝う会、それから20を集う会という状況でした。また、県内27市町村、19市町につきましては確認を行いました。変更決定済みが先ほどの2市、それから変更予定で検討中が9市町、それから変更予定なしで検討中が3市町、未定で検討中が5市町という状況でした。 今後も引き続き、県内の市町村の状況の確認も行う中で検討を行いまして、来年度の夏ごろには町の成人式典運営委員会にも諮りまして、決定をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(笠井雄一君)  第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  よろしく検討のほど、お願いします。 それから周知に関して、最後の3点目で答弁がありました。町のホームページに3月1日付でこのことの情報提供がありました。2日付で更新されて、また随時更新していきますというふうなことであります。 特に消費者関係の被害防止ということがメインということにはなりますけども、新聞にも意外と出ていないなというところがあって、最近2記事ほど見ましたけど、もっと全体的に、国全体でこのことを取り上げていいのではないかというように、個人的には思っています。 できること、それからお酒を飲むこととか、たばこを吸うことは今までどおりというようなこと。それから意外と、そうだったんだと思うのは、結婚年齢が女性が16歳だったのが、男性と合わせて18歳になるというところなんかは、以外と情報としては伝わってきていないかなと思います。どういう影響があるかとは別に、いろいろな情報提供をしていただければというふうに思います。 それからホームページの掲載ということを先ほど申しましたけども、学校、高校ではそういう教育をしているというようなことではありますけど、町報等を通じて、ぜひホームページだけでなくて、そんなところも検討していただければと思います。 その点に関してまとめで、どちらかでお願いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 教育長、渡井渡君。 ◎教育長(渡井渡君)  今、ご指摘いただいたように、学校等においてもこのような学習を深めて進めていく等、いろいろな面で周知を図ってまいりたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  ありがとうございます。 成人式に関しての質問は以上とします。 2点目の質問です。 町主催のふるさと四季祭りの今後の運営形態について、質問いたします。 市川大門地区は、市川百祭り、また市川ではいつもお祭りがあると言われるほど、年間を通じて多くの地域の祭が行われてきました。多くの屋台や人出による賑わいは記憶に残っています。 残念ながら現在では、人出の減少に伴う賑やかさの減少や、人工減少による運営の困難さ等により縮小や廃止となる祭が多くなっています。さらに、新型コロナ感染症の影響を受け、特に最近の2年間はほとんどの祭りが中止や簡略化を余儀なくされています。 地域の祭りのほか、町主催による市川三郷町ふるさと四季祭りとして、 ぼたんの花まつり ふるさと春まつり 神明の花火大会 ふるさと夏まつり はんこ日本一六郷秋まつり ふるさと秋まつり 大塚にんじん収穫祭 ふるさと冬まつり が、運営されてきました。 やはりこの2年間はコロナの影響を受け、例年と同様な運営はできない状況となりました。 地域の祭りだけでなく、町主催の祭りが実施されることは町の活性化と賑わいの創出のためには意義のあることです。 一方で、継続のためには長期間運営してきた形態について、ある時点で見直すことも必要となります。 この2年間の状況は残念な期間ではありましたが、再開時の運営形態を見直す好機であるとも考えます。 四季の祭りの中でも、特に神明の花火大会は、町を代表するイベントとして位置づけられています。一昨年・昨年は、8月7日での大会開催は中止となりましたが、昨年末には無観客・短時間の条件下で花火の打ち上げが実施されました。ユーチュープで配信されましたが、改めて会場での花火鑑賞の迫力と魅力を再認識しました。 現在、有料観覧席の拡張を可能とする土手の工事が進められており、次回開催時には有料観覧席数が大きく増えるものと想定されます。それに伴い町外からの多くの来町者の受入れに対応する運営体制、チケット販売、駐車揚、交通体系など、これまでの微調整には留まらない抜本的な体制の再構築が必要とされるものと想定されます。 また、年々その魅力が広まっていることから、有料観覧席の購入にあたって町民の入手が困難となる状況が見られることから、町民枠の設定などの対策を求める声があります。 令和4年度での町事業計画において、ふるさと夏祭りの運営に関する見直し検討がなされるものと認識しています。 町主催のふるさとまつりの運営形態の見直しに際しては、今後各祭りでの関係組織や実行委員会等との調整・協議が進められるものと理解していますが、以下項目について、現時点での町の基本的考え方を伺います。 1.ふるさと春・秋・冬まつりの改変の方向性 2.ふるさと夏まつり、神明の花火大会推進体制改正の概要 3.神明の花火大会における有料観覧席への町民枠の設定 以上について質問します。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ふるさと四季の祭りの今後の運営形態についてでございますが、市川三郷町内には歴史あるお祭りが多数継承されております。その一つひとつが町の魅力を発信するコンテンツとなっており、地域の愛着や連帯感、人と人の繋がりを作り出すものとなっております。 町主催で実施しているふるさと四季の祭りにつきましては、春のぼたんの花まつり、夏の神明の花火大会、秋のはんこ日本一六郷の里秋まつり、冬の大塚にんじん収穫祭として、四季を通じて各地区を会場にお祭りを行い、交流人口の増加、地域産業の活性化を目的に、長年にわたり盛況の中で開催してまいりました。 1点目、ふるさと春・秋・冬まつりの改編の方向性につきましては、私が各実行委員会の会長職を辞すとともに、新たな実施主体へ移行し、今まで築いてきた歴史や伝統を大切にしながら、さらなる充実を図っていけるよう体制整備を行ってまいりたいと考えております。 なお、このことにつきましては、今後、各まつり実行委員会において協議を行ってまいります。 2点目の、神明の花火の推進体制改正の概要についてでございますが、神明の花火大会は、平成元年に復活し令和3年度で33回を数え、観客動員数約26万人を超える県下最大級の祭りとなったことから、これまでの運営体制を改革し、所信でも述べました自走経営型の組織へと移行する必要があると考えております。 本年度8月7日の大会までに観覧会場拡張工事も完成予定となっておりますし、花火の発祥が武田の時代の狼煙に由来することから、山梨県の信玄公祭りや県関係機関との連携協力関係を築く中で、大会の充実と体制強化につなげてまいります。 昨年12月22日に実施いたしました、第33回神明の花火大会は、コロナ禍により2年間実施されていない信玄公まつりが、来月、実施できるようにとのエールでもございました。 3点目、神明の花火大会における有料観覧席への町民枠の設定についてでありますが、例年有料観覧席につきましては、即完売という状況であり、ご指摘のご意見等があることは認識をしております。町民の皆さまのご支援とご協力があっての花火大会でありますので、どのような対応ができるか、今後、実行委員会において協議させていただきます。 コロナ収束後を見据え、町内、県内のみならず全国の皆さまの笑顔と希望を取り戻すため、観光圏の枠を超え各関係機関と連携を図るとともに、地域経済の向上に向け四季の祭りをはじめとした各種催事計画の強化に取り組んでまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  午前中の今後のいろいろな事業の考え方の中でも、概略説明がありましたけれども、まずは利益相反ということがあるので、町長が実行委員会の会長から退くというのは、これが全部共通した考え方ということで理解をします。 そして、春と秋と冬、神明の花火というのはちょっと違いますので、神明の花火を中心に何点か考え方を質問していきたいんですが、にんじんの祭りについては、今回、販売会みたいな形式で行われて、私も行きましたが、結構大勢の方が見えていたので、考え方とすればそういう形態でもいいのではないかなと、個人的には感想を持ちました。 具体的には、それぞれの関係団体主体で運営するような形に持っていきたいということだと理解をしておりますが、それぞれの実行委員会で今後詰めるということですから、今日のところはそれ以上の答弁ができないということだと思います。 なので、神明の花火に関しては若干質問させていただきたいと思います。 議会の委員会の関係があって、神明の花火の実行委員会に参加する機会がありました。3年くらい前のときですけれども、そこでは、例えば駐車場係とか、本部席とか、案内係とか、職員がそれぞれの部門に配置されて、それぞれ一人ひとり、詳細な反省なり、アンケートということで取りまとめて、けっこうクレームがあったりとか、去年よりここが改善されたとか、そういうような率直な意見が出されていて、それが実行委員会にも提示されていました。 そういう面では、その意見を取り入れて、毎年改善されてきているというふうなことでは、理解をしています。 ただ印象として、やはり先ほどもありましたけど、非常に規模が大きくなって、職員が中心に回している体制では非常に難しくなってきているのかなと、またそれぞれの部門ごとの対応の作業量とかということで、そのバランスを取るのもなかなか難しいのかな、そういうふうな意見も出されていたというふうに承知しています。 環境的には、中部横断道が全線開通したというようなところもありますし、今年の開催がコロナの関係でできるかどうか分かりませんけれども、ぜひやってほしいんですが、そういう面では環境的にもいろいろなそういう面の変更もありますので、運営形態の見直しというようなことは必要なんだというようなところで、質問をさせていただいています。 長岡の花火、新潟で大きなお祭りがありますが、ここは一般財団法人の形式でやっているというようなところで、たぶん一つはそういうところがモデルになるのではないかと考えています。 そこで、職員の負担軽減とか伴うような形での運営形態の見直しというふうなことで進める必要があるんだろうなというふうに考えますが、今年度8月7日を前提に、当然コロナがどうなるか分かりませんけれども、準備を進めないといけませんので、今年度の見直しにどこまでいけるのか、または何年間くらいで段階的に進めるのかというようなところを、それから現実的にどうか分かりませんけど、町からあまり、町の関わり方が離れてしまうと、町のコントロールということが効かなくなる。現実的にはそういうことはないと思いますけど、そういう懸念もありますので、全体的に運営形態の変更に向けて、どのような考え方というか、段階を追ってしていくのかというようなところを、答弁をお願いします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ただいまのご質問にお答えいたします。 まず、今までと、今年8月に開催する第34回神明の花火大会の比較を申し上げますと、先ほど申し上げましたように、観覧席が倍になるということでございますので、単純に案内をするメンバー、人員が必要となる。今まで携わっていたメンバーよりも多く必要となるということがございます。 逆にこれは収益性が倍になるということでございますので、その経営運営から考えますと、ある程度自走ができるようなところに入ってくるのではないかというふうに理解をしております。 そういうことで、今まで私どもの実行委員会で行っていました形態ですと、ボランティアの参加者が30名から50名くらいだったですかね、1つの大会で、単純に考えてこれが倍以上必要になってくるということになりますと、やはりそれだけの人を集められるようなシステムが必要になってくるということになります。 それからもう1つは、問題点としてそういう会長職が利益相反云々ということでございますが、もう1つの考え方として、職員の出労が非常に多いということでございまして、このへんも改善をしていかなければならない。そういうことの2点から、今回、少しずつといい方はおかしいですが、できることだけを移行していきたいというふうに思っております。 また、そのへんにつきましては実行委員会の中で議論をさせていただき、できるだけ早い段階で自走ができるような体制にいって、そして町の関わりもゼロということではなくて、やはりここの町の産業をPRするイベントだということでございますので、それは春、秋、冬、すべてもそうでございますので、そういったポイントはずらさないような方向で、改編をしていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  自走ができるようにということは、独立採算でということで理解をするんですが、そこで実行委員会には収支報告が出されています。確認で担当課のほうに、大枠で結構なんですけど、町の負担というところの確認をしたいので質問するんですけど、大枠の祭りの収支、たぶん今でいくと直前は令和元年第31回が今までの形での運営ということですので、今回の予算も町の負担400万ということになっていますけど、その収支のところの概要について、大きい数字でいいんですけど教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 商工観光課長、塩沢正也君。 ◎商工観光課長(塩沢正也君)  先ほどの丹澤議員のご質問でございますが、直近では通常開催ができたのが令和元年、2019年8月7日でございました。収入済額につきましては、4,223万8,932円でございました。そのうち、町からの補助金は400万、一般寄附につきましては380万5千円でございました。 歳出につきましては、印刷製本費、販売手数料、委託料につきましては、ガードマン等の警備委託料、ほか河川敷駐車場の除草整備等にかかっております。歳入歳出差し引きした中で12万7,021円の繰り出しをいたした経緯になっております。 打ち上げ料につきましては、株式会社テレビ山梨により協賛依頼をしまして、打ち上げ花火のほうに187社協力していただいている状況になっております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  確認をします。 町の負担400万円計上しているけれども、12万7千円戻ったということで、400万弱と、大体町の負担としては例年、今回の予算も400万円の計上をされていますけどその数字だということ、それから今の数字に入っていない部分でいくと、打ち上げ花火の協賛の部分は入っていないと、それから職員の人件費についても入っていないというようなことでよろしいですか。 ○議長(笠井雄一君)  商工観光課長、塩沢正也君。 ◎商工観光課長(塩沢正也君)  丹澤議員のおっしゃるとおり、収入、支出のほうの差し引きをしまして12万7千円の繰り入れになっております。打ち上げにつきましては187社によって協賛をしていただいております。 職員の出労については、全体で前日、当日、片付けのみで572名の出労をしていただきまして、延べ時間で稼働時間でいいますと3,774時間を出労していただいている状況です。 その出労にあたっての金額、賃料は出ておりません。代休扱いとなっております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  職員のいろいろな努力があって運営されているということで、まだまだやはり組織運営が変わっても、職員のそういう努力がないと運営できないと思いますので、大変だと思いますけどこれからもよろしくお願いします。 人件費の試算、今の職員の人件費として計上した場合に、どのくらいになるかという試算はされたことがありますか。というのは、それが外出しになったときに、そのものが全部、例えば外注さんにいくとか、その分の経費が増えますので、もし試算したことがあれば、概略でいいんですけど教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 商工観光課長、塩沢正也君。 ◎商工観光課長(塩沢正也君)  先ほどの職員の質問につきましては572名の出労をしていただいているところでございますが、先ほど町長も答弁申し上げました自走型の花火にしたときに、現在、本年度につきまして、観光アドバイザーという事業をいただきまして、今後の町の観光資源をどのようにしていくかという形の中で、神明の花火ということで目的が決まってまいりました。 その中のアドバイザー事業の中で、今後、DMO、DMC、町の資源を法人化していく会社になるという目的に達成しておりますが、その前には先ほどの新潟の長岡の事例もお聞きしましたが、まず財団法人に向けて進めていく中で、どのくらいの職員の出労に対しての人件費がかかるという試算は、現在のところ、先ほどの3,772時間を試算しますと約800万のお金がかかるという試算になっております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  残業手当ではなくて代休扱いで対応しているということも聞きますので、なかなか代休を取るのも大変だと思いますけども、ぜひみんなが喜ぶ花火のお祭りですので、また申し訳ないですけど頑張って対応をお願いしたいと思います。 それから、先ほども土手の工事の関係で有料観覧席の増加というようなことが出ました。本来、花火の有料観覧席のために整備して、国交省が整備してくれたものではないというふうなことでしょうけど、とはいえ、花火の有料席として使えるというようなことを前提に整備をされていると思います。 やはり収入増につながる要素、当然コストも先ほどありましたけど、ボランティアを置かないといけないとか、コストも増えるとは思いますけど、まずは有料観覧席がどれくらい増えて、今度の工事によってですね。それから観覧席の単価もどうするかという部分の検討もあるでしょうけど、現時点の単価を前提にしたときにどのくらいの有料席の収入が見込めるものか、そういうところを教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  いろいろご質問ありがとうございます。 今、ご議論の中で、人件費が800万円ということでございますが、これはあくまでも試算ということで、これが独り歩きしないようにお願いします。今までの経験を積んできた職員が対応してこの時間数ということですので、その日のアルバイトがこういう対応ができるかというのは未知数になりますので、そのへんはご理解をいただきたいと思います。 それでは担当課のほうから。 ○議長(笠井雄一君)  商工観光課長、塩沢正也君。 ◎商工観光課長(塩沢正也君)  先ほども町長が申し上げましたけど、あくまでも先ほどの人件費に置き換わる試算でございますから。 続いて、河川の席についてですが、現在、国交省でかわまちづくりとして、笛吹川河川で工事をしていただいておる状況でございます。 まだ鋭意工事を進めていただいている状況です。予定でありますと、明年度8月7日前には完成予定と報告を受けている状態でございますが、完成したのちには、大勢のお客さんが安全にご覧いただけるような、搬入、搬出ができるような計画をしていかなければなりませんが、現在のところ、例年の階段を使わせていただける席の割り振りから考えさせていただきますと、7,484席が現在の仕様になっております。 そちらを想定しますと、全体では約1万8千人弱の収容が可能と計画されると思われます。 収入につきましては、前年度決算で2,903万5,600円でございます。これも安全にお客さまをご覧いただけるような計画も考慮しなければなりませんが、単純に倍となりますと5,807万1,200円の有料観覧席の収入の計画の予定となっております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  先ほどの職員の人件費等については、いろいろな前提を置いてというようなことですので、例えば広報に出したりはしませんので、取り扱いは十分注意をしたいと思います。 神明の花火の場合には、1カ所に集まるというようなところで、逆に言うとそのことで臨場感がある花火で、非常に迫力があるということで人気が高まっているということです。 ほかの花火大会だと、割合会場がばらけているので、そういう面では、いろいろな人のさばきとかがスムーズにいくというところもあるかもしれませんけど、有料観覧席がまた増えるということで、それぞれの警備も含めて必要になりますので、単純にこの金額が増えるということではないということは理解しますが、プラスの要素として活用できればというようなところで期待をするものです。 そして、もう1点、町民への優先枠の設定というようなところです。商店でも取次店みたいなところもやっていますけど、なかなか実際に確保できるかどうか分からないというところがありますし。すぐにインターネットで売れてしまうというようなところもあます。 先ほども出ましたけど、長岡については、8月2日、3日に花火大会をするんですけど、有料観覧席の販売スケジュールをいくつかに分けています。市民の先行販売、まずは抽選のようですけど、4月13日から24日、はがきとインターネットで申し込むというようなところで、まずは市民に先行する販売期間を設けると。次に、一般販売で、これは抽選で5月の中旬にインターネットで抽選をすると。それから6月に入ってインターネットの販売、これは先着順でするというようなところで、何を言いたいかというと、こういうふうに市民に先行して販売する期間を設けるというようなところの実績もありますので、ぜひ町民が入手しやすいような仕掛けを、ぜひ考えていただきたいというようなところです。 当然実行委員会との関係もありますけど、その点について、いいですか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  町民への利益還元ということで、当然イベントで収益性を高めるということに主眼を置いて、町民の皆さまのご協力、ご理解をいただけなくなるということが本末転倒ということで、もともとは地域活性化のためにイベントを開催するということでございますので、質問の主旨はご理解を申し上げて、今後、どういう方策ができるのか、そういう長岡の事例も参考にしながら、取り組んでいきたいというふうに思います。 以上でよろしいでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  質問のまとめとして、もう一度町長に全体的な感想というか、答弁をお願いするんですけど、組織の変更については、やはり利益相反の考え方を含めて、それから規模が大きくなったので違う形にしないといけない。せざるを得ないというようなところで、それのほうがいいだろうなというふうに思います。 その上で、その運営形態見直しを、いかに町負担の軽減につなげていくかというところが重要なのかなと思います。いかにメリットを高める祭りにするかというところにつなげてほしいなというふうに思います。 例えば準備や運営にあたっての職員の負担軽減、それから財政的に町に貢献するような運営条件というようなところ、例えばいろいろな業者を今後使うにしても手数料の設定の仕方とか、それから花火を見に来た人が、町を回遊するような、以前から代官所の整備というようなことが出ますけれども、そういうものがあれば町を歩いて単に花火を見に来て帰ると、あとごみだけが残るということではなくて、当然花火の魅力は魅力であるんですけれども、プラスの部分が町としてやはりメリットがもっともっとある花火大会にしてほしいなと思います。 先ほども言いましたけども、この臨場感がある花火大会ということは、ほかにはない、大曲なり、諏訪の花火大会にもないメリット、迫力として、だからこそ魅力が高まって多くの観光客が、観客が見えるということだと思います。 諏訪の湖上祭は、あそこは宿泊所もたくさんありますので、申し込みのときにも宿泊とセットでというような、いろいろなメニューが用意をされています。 有料観覧席でなくて、無料みたいなんですけど、プラスの部分は特に諏訪の湖上祭なんかは大きくありますけども、残念ながら本町については、なかなかそういうところについては、プラスの要素がまだまだ見えていない部分があるかなと思います。 非常に魅力があって、町としてのアピールする花火大会でもありますので、これをさらに魅力を高める、また町としてのメリットを高めるという点に主眼を置いて、運営形態見直しということの大木な課題後して、検討していただきたいと思います。 ということで、まとめで町長にコメントをお願いします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  今回の改編の原点といいますのは、なんといっても財政の健全化ということにございます。 これがたまたまこの会長問題、それから職員の出労の問題等々、問題を抱えてございましたので、こういうことが進行してきたというふうに考えております。 今後の花火大会の運営につきましては、先ほども申し上げましたように、地域振興が一番の目的ということでございますので、これを主眼を外さないように取り組んでまいりたいと思いますし、またこの33回という回を重ねて熟成してきたイベントでございますので、神明の花火大会については、今後も少しずつ改善しながら運営していくというふうに思っております。 また、そのほかの春の祭り、秋祭り、冬祭りにつきましても同様に、その目的はそれぞれの産業の振興ということでございますので、これができる限り地域の利点が表に出てくるようなイベントになるように、改編をしていきたいと思います。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  ありがとうございました。 ぜひ四季の祭り、それぞれが魅力がもっと高まるような検討をお願いしたいと思います。 以上で終わります。 ありがとうございました。 ○議長(笠井雄一君)  これをもって、第6番、丹澤孝君の一般質問を終わります。 暫時休憩といたします。 トイレ休憩を取りたいと思います。     休憩 午後7時00分-----------------------------------     再開 午後7時06分 ○議長(笠井雄一君)  再開します。 斎藤美佐議員の一般質問の前ですが、いきいき健康課長より、先ほどの新津議員のニードのTGSキーの数の報告をいたします。 いきいき健康課長、望月和仁君。 ◎いきいき健康課長(望月和仁君)  先ほど、新津議員からご質問のありましたニードスポーツセンターの登録者数ですが、トレーニング機器を使用する際に必要となるキーの登録者が1,707名となっております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  それでは、第5番、齋藤美佐さんの発言を許します。 齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  遅くまでお疲れさまです。 私で最後ですので、よろしくお願いいたします。 5番、齋藤美佐です。 よろしくお願いいたします。 はじめのあいさつのみ、手話でさせていただきます。 コロナウイルスがオミクロン株に移行した早さと、感染力には驚きます。この中、3度目のワクチン接種体制の準備、運営を始め、滞りなくあらゆる行政、業務が遂行されていることに、改めて行政職員の皆さまのご努力にも感謝を申し上げます。ありがとうございます。 ウィズコロナで危機の時代を乗り越えてまいりたいと思います。 それでは、一般質問をさせていただきます。 デジタル社会の実現に向けて、コロナ禍により、日本社会や医療分野のデジタル化の遅れが顕在化したとされています。行政手続きのデジタル化に欠かせないマイナンバーカードですが、国では健康保険証との紐付がスタートし、本町でも今年のはじめから、国保診療所でマイナンバーカードが保険証として利用できるようになっております。 国で昨年10月を目指して本格運用となっておりましたので、さっそくのご対応ありがとうございます。 しかしながら、本町のマイナンバー取得率は40%とまだまだ低いのが現状でございます。国からのポイント付与も追い風としながら「持っていると便利だ」と、町民が実感でき官民協働でマイナンバーカード取得のメリットをどれだけ生み出せるかが大切です。 普及率を加速化させていく一つの方策として、マイナンバーカードを市川三郷病院の保険証として利用できるシステムの構築を病院に働きかけていただきたいと考えます。 長引くコロナ禍は、宿泊や飲食、小売業などに深刻な影響を及ぼしており、これらの業種では非正規で働く女性の占める割合が高く、失業や減収などで困窮する人が増えております。 一方、デジタル分野の仕事は感染症の影響を受けにくく、今後、社会のデジタル化で、その分野の労働力を求めるニーズが高まるといわれています。 政府のデジタル社会の実現に向けた重点計画に、女性デジタル人材育成の推進を決定しており、育児や介護をしながらテレワークで取り組めるようにする企業も出てきております。 国の女性活躍推進交付金を活用して、安定した仕事に結びつけるよう後押しすべきと考えます。 コロナ禍で、キャッシュレス化も進み、現在本町でもPayPayキャンペーンを展開しており好評であります。 姉妹町の西伊豆で運用しているサンセットコイン、地域通貨ですけれども、2020年の12月議会で本町でも導入すべきと質問させていただきました。このカードはさまざまな顧客情報が分かり、データ管理が可能です。年齢に即したニーズも分かり、ポイントも貯めることができ、地域活性化にも繋がります。 消費喚起策として導入すべきと考えますが、その後の検討はどのようになりましたでしょうか。 また、デジタル化が進むにつれスマートフォンを使ってのオンライン行政手続きなど、苦手意識であきらめる方も多くいらっしゃいます。誰もがデジタル化の恩恵を受けられるように、誰一人取り残さない環境を整備していく必要があります。現在もPayPay導入の第3弾相談窓口を、今日、明日と開催してくださっておりますが、今後は公民館など、小さい単位で継続的な講演会の実施やサポート体制が必要と考えます。デジタル技術を活用した住民サービスも幅が広がります。 効率性や創造性を高めるデジタル化を進める上で、次の5点について伺います。 1.マイナンバーカード普及促進の方策は。 2.マイナンバーカードを市川三郷病院の保険証としてできるようにする働きかけは。 3.デジタル分野における女性の就労促進の見解は。 4.地域通貨のその後の見解は。 5.スマホ教室の継続的な実施は。 以上について、質問いたします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  齋藤美佐議員の一般質問にお答えをいたします。 デジタル社会の実現についてでありますが、1点目、マイナンバーカード普及促進の方策はにつきましては、マイナンバーカードの交付につきましては平成28年1月より行っている事業であります。本町のマイナンバーカードの普及枚数は令和4年2月現在6,208枚で、交付率40.1%であります。山梨県の普及率が38.5%であり、県内では上位の普及率となっております。 先週、山梨県の理事と総務課長さまがおいでになりましたときにも、このお話をさせていただきました。 普及促進についてでありますが、時間外窓口の設置や、町内企業、個人宅への出張申請受付、広報等での住民周知に努めております。現在、国では新規取得者等にポイントを付与するマイナポイント事業を実施しております。また、本町では3月からマイナンバーカードを利用したコンビニエンスストアでの住民票や印鑑登録証明書の交付が開始され、さらなる普及促進に向け窓口や広報等での住民周知を強化していきたいと考えております。 2点目のマイナンバーカードを市川三郷病院の保険証にする働きかけでありますが、昨年10月よりマイナンバーカードを健康保険証とする利用が本格運用となったところであります。本町の町営国民健康保険診療所では昨年12月よりマイナンバーカードの健康保険証としての利用を開始いたしました。市川三郷病院の利用開始につきましては、峡南医療センター企業団が設置するものですのでございますので、峡南医療センター企業団への働きかけをしてまいります。国ではマイナンバーカードを健康保険証とする利用申込みを行った方に対し、ポイントを付与する事業を6月より開始予定であり、本町でもマイナンバーカードの普及促進に努めてまいります。 3点目の、デジタル分野における女性の就労促進の見解でありますが、政府は昨年6月に決定した、女性活躍・男女共同参画の重点方針2021で女性のデジタル人材育成の推進を明記いたしました。なぜ今、女性のデジタル人材育成が必要なのかは、人材不足への対応であり、経済産業省は、社会のデジタル化に伴い情報システム部門などで働くIT人材が2030年には最大79万人不足すると試算をし、この課題の解決を目指し、男性に比べてデジタル人材が少ない女性に的を絞り取り組みを進める方針であります。 また、長引くコロナ禍で、非正規で働く女性の失業など、困窮する女性の増加が問題となっており、デジタル関連の仕事は感染の影響を受けにくいことも原因の1つであります。 本町におけるデジタル分野の就労促進の見解ですが、女性のデジタル人材育成の推進は、昨年スタートしたばかりであり、事業の内容を精査し、県と協議する中で検討してまいります。 4点目の、地域通貨のその後の見解はでありますが、市川三郷町令和2年12月定例会、第4回において、地域通貨の取り組みについて質問いただきました。その後につきましては、姉妹町であります静岡県西伊豆町の「サンセットコイン」・「ツッテ西伊豆」他、全国各地域の電子地域通貨の調査ならびに市川三郷商工会と協議を実施しております。 導入においては、本町の各施策、事業等に合致した地域通貨プラットフォームシステムとしての構築が必要であり、本町の持続的かつ地域経済の活性化が図られ、各世代に対応できるシステムが求められると考えます。 なお、昨今の新型コロナウイルス感染症対策、ならびにウィズコロナ・アフターコロナ対策を見据えた上での、電子地域通貨のメリット・デメリットなど引き続き研究してまいります。 5点目の、スマホ教室の継続的な実施でありますが、スマホ教室につきましては、今年度から生涯学習センターや地区公民館等を会場に開催しております。ソフトバンク株式会社のご協力により無償で講師やスタッフを派遣していただいております。新型コロナウイルス感染症対策のため、募集定員を10名といたしましたが、毎回盛況で定員以上の応募がありました。今年度の開催は10回、当日欠席の方などもいらっしゃったため参加者数は91名という実績でございます。 ICTの活用は、高齢者の方の生活の充実にも必要不可欠と考えますので、来年度も継続して開催する計画でございます。 以上、答弁といたします。
    ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  ご答弁ありがとうございます。 一番はじめのマイナンバーカードですけど、広報で周知するとのことでしたけど、時間外受付を具体的に教えていただけますでしょうか。 また、その実績も合わせてお伺いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町民課長、丹沢美男君。 ◎町民課長(丹沢美男君)  時間外窓口の件でありますが、本庁舎窓口において予約制で、毎月第1、第3水曜日、午後5時20分から午後9時までと、毎月第2土曜日、第4日曜日の午前9時から午後1時までの時間外および休日窓口を設置しております。 時間外窓口の利用実績ですが、令和3年1月から12月までの1年間で、申請受け付けが179件、カード交付が294件です。 ○議長(笠井雄一君)  そのほか質問ありますか。 第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  国ではマイナンバーカードを健康保険証として利用する登録で7,500円分のポイントを付与、これは公明党が推進したマイナポイント第2弾の一環でスタートいたします。 すでに登録を行った人も対象、災害時などの給付金を迅速、確実に受け取れるようにするための公金受け取り口座の登録で7,500円分と、先ほどのご答弁の中にも少し触れていただいておりましたけど、先行してスタートしているマイナンバーカードの新規取得率5千円分を合わせて、最大2万円分のポイントが受け取れます。 庁舎内にもトイレなど、ところどころでマイナちゃんのチラシが貼ってございますが、ちょっと小さすぎるので、国からのポイントを最大の追い風としていただいて、普及率がアップするよう、さらに大きく見える化していただきたいと思います。 次に、職員のマイナンバーカードの取得率をお伺いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  町民課長、丹沢美男君。 ◎町民課長(丹沢美男君)  ただいまの質問なんですけど、役場職員のマイナンバーカードの申し込み済み職員については、現在163名で、全職員の85.3%の職員が交付申請済みです。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。 これから取得する職員と、また会計年度職員にもぜひ推進をお願いいたします。 次の、マイナンバーカードを市川三郷病院の保険証として利用できるようにする働きかけについてでありますが、この仕組みは単にマイナンバーカードが健康保険証として利用されるだけでなく、薬剤情報を管理、利用できるようになります。町民の皆さまが、自らの保険医療情報を利活用していく上での基盤となるものです。 また、将来的には医療情報だけでなく、介護や障害福祉の情報などを連携し、利便性を図ることも期待されております。 先ほど、峡南医療センターとのというお話がありましたけれども、国保診療所ではマイナンバーカードがあれば診療所の窓口で保険証としての登録も行ってくださっているそうです。 市川三郷病院の窓口でも、国保診療所と同様のサービスができるように働きかけていただけますでしょうか。 また、町内の病院にも同様になるように働きかけていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。 実際、富士川病院のほうでは保険証として利用が開始されているんです。なので、市川三郷病院でもお願いしたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町民課長、丹沢美男君。 ◎町民課長(丹沢美男君)  市川三郷病院についても働きかけをしていきたいと思います。 また、町内医療機関につきましても、県とも協力しながらマイナンバーカードが保険証として利用できる医療機関が増えるよう、普及促進に努めてまいります。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  よろしくお願いいたします。 石川県の加賀市では、マイナンバーカード取得率が昨年11月現在でなんと70.7%、全国の自治体で3位だそうです。マイナンバーカードを保有、または新たに申請する市民を対象に、市内の飲食店で使える加賀応援商品券を国が実施したマイナポイント事業5千円分とは別に配布したそうです。 また、マイナカードをデジタル上の身分証にして、スマホで完結できる行政手続きを増やしているそうです。 現在その数は172種類、今後は地元の銀行や病院、交通事業者などとも連携を進め、マイナカードをもとに利用できるサービスを広げていき、市の施策などに関する電子投票や、協定を結ぶIT企業とシステム構築を進めているとのことです。 マイナンバーカードで町民の皆さまがデジタル化の利便性を身近に感じていただけるよう、さまざまな取り組みをお願いいたします。 次に、デジタル分野における女性の就労促進の見解はについてですけど、宝塚市の例を挙げますと、女性の活躍推進交付金を活用して、市がNPO法人に業務を委託し、初級から仕事に役立つ実践編までのスキルを習得でき好評とのことです。 先日、北九州市のデジタル人材の取り組みをリモート会議で拝見し、20代から30代の失業者、非正規雇用向けのリカレント教育や、子育てママ向けの活躍支援などを活発に行っており、大変勉強になりました。 デジタル分野の仕事は、先もご答弁の中にございましたが、2030年に最大79万人が不足すると経済産業省の調査があります。 デジタル分野の仕事は、一見ハードルが高そうですが、トレーニングを受ければ子育てや介護などでフルタイムで働けない場合も、時短や在宅で何歳でも仕事ができます。 コロナ禍で、大きく社会的構造が変革している今こそ、希望する女性がデジタルスキルを習得し、仕事に挑戦していけるよう、自治体でも後押ししていくべきと考えます。 具体的には、初歩的な技能を学べる講座の開催を提案いたしますが、いかがでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  答弁のほうにもありましたけども、女性のデジタル人材の育成の推進というのは、昨年スタートしたばかりで、事業の内容を精査して、県と協議し、町でできる事業があるかアンテナを高くして、取り組んでいきたいと考えております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  ぜひよろしくお願いしたいと思います。 これからの時代は、女性に力を付けるエンパワーメントだと思います。デジタルスキルの習得と、就労支援策を総合的なパッケージとして実行できるようになることも期待をするところであります。 昨年は、デジタル庁も発足したので、デジタル分野への補助金も次から次へとたくさんのメニューがくることは間違いがありません。今、井上課長のほうからもアンテナを高くとご答弁がありましたが、アンテナを高く、本当に取り組んでいただけるようご準備をしていただき、政策に展開していただけますよう、お願いを申し上げます。 本町は規模は小さいですが、将来を見通して国の動向を見ながらデジタル人材にも目を向けていただきたいと思います。 DXのことがよく分かる人をつくると、町にも利益があります。この点ですけど、町長いかがでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  デジタルトランスフォーメーションの推進ということでございます。もちろんこれは機構改革の中でも大変重要な部分でございまして、例えば福祉分野、教育分野には人でなければできない仕事が多々あるわけでございます。その反面、事務等々ではコンピューター化することもございます。今、そういうところをすみわけをしているというふうに思っています。 明年度予算でも何点かご提案をさせていただいておりますけれども、もちろんそのデジタルトランスフォーメーションには、明年度以降も積極的に推進をしていく方針でございます。 よろしいでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  ぜひ、DX推進ご期待をしております。 次に、地域通貨のその後の見解ですけれども、ご答弁ありがとうございました。各関係機関等の協議等が先ほどのご答弁で承知いたしました。前回の令和2年12月定例会においても申し上げました、本町姉妹町であります西伊豆町ですけれども、私もこの議場でも言ったことがあると記憶しておりますが、今からですと1年半前に行ってまいりました。 ツッテ西伊豆・サンセットコイン事業も体験をさせていただきました。 ツッテ西伊豆は、魚釣りを行い、大きさに応じたポイント付与をしていただき、加盟店でそれを売って利用できるというシステムであり、とてもいいシステムだと感じたところでありました。 また、具体的に庁舎協議等の内容がお分かりになりましたら、教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 商工観光課長、塩沢正也君。 ◎商工観光課長(塩沢正也君)  ただいまの齋藤議員のご質問でございますが、西伊豆のサンセットコインですね、静岡でやられている西伊豆のサンセットコインを、本年度におきまして調査をいたしました。サンセットコイン事業については、町が主体となり、事業名につきましては景気対策電子地域通貨発行事業として実施をしているようでございます。 ツールにつきましては、プリペイド型のカード、一部アプリ型を活用して、本年度2月1日現在で町内139店舗のご利用ができるようです。通貨単位は西伊豆で有名な夕日の、1ユーヒ、ユーヒという単価を使い、1ユーヒが1円となっているようでございます。 直近でございますが、令和2年5月18日には町民全員に1万ユーヒを付与している実績がございます。 また、ほかの自治体では群馬県の水上町、MINAKAMI HEART Payを調査いたしました。 内容につきましては、健康づくり、児童入学支援、消防団の支援などに対してポイントを実施しているような状況になっております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。 西伊豆町、また群馬の水上町の調査もありがとうございます。 今後ですが、町として例えば民間企業、商工会などと連携を取りながら推進をしていただきたいと思いますが、この点はいかがでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 商工観光課長、塩沢正也君。 ◎商工観光課長(塩沢正也君)  ただいまの齋藤議員のご質問ですが、関係機関との連携はすでに推進を図っている状況でございます。 本年度の関係機関の実施、協議実施でございますが、令和3年4月20日に山梨県の町村会が協定を結んでおりますトヨタファイナンス株式会社さまと、自治体支援事業を受けて、このトヨタファイナンス株式会社自体は、Chiica事業に携わっている業者でございますので、Chiicaの制度の説明を希望するということで、本町が手を挙げまして、令和3年5月14日、6月24日、7月27日、このコロナ禍ですからズーム会議によって会議を重ねているところでございます。 そのほかには、地元商工会と協議をいたしまして、電子通貨の導入、今使われている、あったかカードの統廃合に向けて、協議を進めている状態です。今後につきましても、投入にあたってのメリット、デメリットを検証してまいりたいと考えます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  そのほか質問ありますか。 第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。 マイナンバーカードに町の商店で買い物したポイントがたまったり、町主催の講演会参加でポイントがたまったり、今、塩沢課長も触れていただいた水上の消防団の支援のポイントがたまったりというふうに、ポイントがたまるということですけれども、それをマイナンバーカードにポイントがたまるようにしていただきたいと、将来的には思っています。 この活用方法がもっともっと利便性が高まるというふうに、そうなると利便性が高まると考えています。 このことについてのご答弁と、デジタル化の実現に向けた町長の展望をお伺いできますでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  今、ご質問の中で、いろいろな展望といいますか、今後の方向性みたいなことをご示唆いただいたわけでありますけれども、今、聞いておりまして、かつてまだ合併前だったと思いますが、竜王町で発行したドラゴンが何かそんなようなイメージだったのか。まだあのときは紙ベースだったので、今、それが続いてはおらないんですが。 また、市川三郷町においても2020年に、いちポという制度を研究した経緯がございます。これはまさに今、申されたようなポイントがたまるということなんですが、その当時は、まだそういう普及がうまくできてなくて、それぞれの担当する所管の理解も得られないということでございました。 今後、この利便性が高まっていく中で、また活用していくことがスムーズになるようになっていく中で、動きが出てくるのかなというふうに思います。 当初、そのPayPayの事業に関しても、高齢者にとって不利ではないかというような議論があったかと思いますけれども、実際に体験した目の感覚でございますが、むしろご高齢の方のほうが真剣に私どもの説明に聞きに来ていただいたり、取り組んでいただいている、ご理解いただいているというふうに、私は見ておりますし、また今後、そういったことを土台として、また齋藤議員のご提案も視野に入れながら、研究は続けさせていただきたいと思っております。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。 続きまして、スマホ教室のことをお伺いいたします。 先ほどご答弁の中でも、ソフトバンクさんの協力を得て、10回開催してくださったとのことで、ほんとに感謝を申し上げます。 コロナ禍での開催でしたので、定員オーバーということも、先ほどお伺いをいたしました。91名という実績もお伺いして、年齢層はどんな感じだったでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 生涯学習課長、森川規彦君。 ◎生涯学習課長(森川規彦君)  スマホ教室参加者の年齢層ですけれども、申し込みの際に年齢は伺っていないので、正確な年齢は分からないんですけれども、担当した職員に確認をしたところ、60代以上の方、中には80代の方もいらっしゃったということで、高齢者の方が多かったと認識をしております。 ○議長(笠井雄一君)  そのほか質問はありますか。 第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  やはり高齢者さんのニーズがある証拠だと思います。 デジタル機器に不慣れな高齢者がスマホを使用するとき、知らないカタカナ語や、操作が壁になります。幸い、本町ではソフトバンクさんのご配慮で10回も開催をさせていただき、ほんとにありがたいと思います。 愛知県ではなんですけど、高齢者デジタルサポーター事業というのを、昨年12月から実施をしておりまして、これは高齢者、スマホ教室の講師が同世代、高齢者さんが講師なんだそうです。なので気軽に参加できるというメリットもあるそうです。 自分がどこにいるかを、スマホの地図上に示す位置情報の送り方を説明したり、教室ではスマホに向かって話すと、音声認識で文字が入力できることも説明、またダンボールで使った、スマホの模型を使ってボタンの位置を教えるなど、工夫が光っているそうです。 本町の高齢者さんや、デジタル機器が苦手な方があきらめることなく、何度でも参加できるよう、現状の倍以上は開催してもらいたいと考えます。 今後、高齢者の皆さんが気軽に歩いて通えるような自治公民館などでも開催していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 生涯学習課長、森川規彦君。 ◎生涯学習課長(森川規彦君)  まず、スマホ教室の体制なんですけども、ソフトバンクさんのご協力がありまして、講師が1名のほかにサポートのスタッフが5名つきまして、その他の機材なんかも貸し出しをいただいております。したがいまして、定員が10名ということですので、受講生に2人に1人がサポートにつくというような形で、手厚い体制で開催ができました。 また、今年度会場は10回中8回、生涯学習センターで開催をして、そのほか2回は三珠の総合福祉センター、それから六郷の文京交流センターで開催をしましたが、来年度はさらに地区公民館等の回数を増やしまして、できるだけ高齢者の方の近い場所で開催ができればと考えております。 また、開催回数につきましても、ソフトバンクさんとの相談になりますけれども、増やしていく方向で検討してまいりたいと考えております。 以上になります。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。 町民の皆さまがデジタル化の恩恵を受けて、生活が変わったと実感できる町になることを心からご期待申し上げ、次の質問に移ります。 防災・減災対策について。 地域の実情に即した災害対策全般の基本的な計画、地域防災計画を作成する防災会議ですけど、2011年の東日本大震災以降、この委員に多くの女性が全国的に登用されるようになってまいりました。 一例を挙げれば、都道府県防災会議における女性の委員の割合は、震災が起きた2011年の3.6%から2020年の16.1%へ、4倍超に上昇しております。2011年時点で全国に12あった、女性委員のいない同会議は13年以降ゼロとなり、女性委員の増加は、備蓄品など、男性が見落としがちなニーズや必要な対策に対応できるようになると内閣府男女共同参画の担当者が説明しております。 2012年の改正災害対策基本法の施行により、自主防災組織や学識経験者を委員に任命することが可能となりました。本町の現状と今後の見解をお伺いいたします。 本町では毎年、市川三郷町地域防災リーダーを排出しておりますが、このリーダーになった方から、フォローアップ研修をしていただきたい、せっかく学んだが防災減災についてはコロナ禍もあり、最新のことを学んで、いざという時に地域で役立っていきたいとのお声を伺いました。 また、町内10カ所に設置してございます、想定浸水深の看板ですけど、浸水想定の実際の高さはどれくらいか、電柱の上に目立つように見える化してほしいとのお声を伺っております。 日常的に洪水への意識を高め被害を最小限にとどめるためにも看板設置とともに実際の表示をすべきと考えます。 このような事を踏まえ、以下の3点をお伺いいたします。 1.防災会議に女性の登用を増やす考えは。 2.地域防災リーダーフォローアップ研修の開催は。 3.想定浸水深看板の上に実際の目印をする考えは。 以上について、質問させていただきます。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  防災・減災対策についてでありますが、1点目、防災会議への女性登用を増やす考えにつきましては、現在、市川三郷町防災会議では、23名の委員を委嘱しています。うち3名が女性委員でありますので、割合は13.0%でございます。女性ならではの意見を多く取り入れられるように、近隣の町の状況も参考にしながら、どの分野から女性委員を登用することが可能か研究してまいります。 2点目の、地域防災リーダーフォローアップ研修の開催でありますが、平成30年度より本町において育成いたしました地域防災リーダーは、男性が52名、女性が21名で、合計73名となっております。これまでは育成を優先してきたため、フォローアップ研修は行われておりませんでした。 今後、齋藤議員よりご提案いただきましたフォローアップ研修は必要と考えますので、実施できるよう計画してまいります。 3点目の、想定浸水深看板の上に実際の深さの目印を表示する考えについてでありますが、令和2年度に町内10カ所へ、想定浸水深の標示看板を設置いたしました。設置した看板の上部へ実際の深さの目印を表示することは、より現実的で危機意識を高めることができます。現在の状況を確認し、どのような形で設置できるかの調査をいたします。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  ご答弁ありがとうございます。 昨年5月、国の防災会議におきまして、基本計画の修正の中に地域防災会議への女性の参画拡大と、災害時の性暴力、DV防止に関わる取り組みが追加されたことは、まさに女性委員の声が反映されたものと理解をいたします。 本町の防災会議には、ご答弁いただいた3名の女性委員さんが、女性の視点で活躍してくださっておりまして、感謝をしております。 そのお1人は、相川課長であり、百人力だと思っております。ありがとうございます。 あとのお二方ですけれども、峡南地域県民センターの広瀬所長と、峡南保健福祉事務所の秋山所長という方です。 国は、冒頭申し上げました、昨年5月の防災会議で女性委員の割合を早期に15%に、さらに2025年には30%を目指すことを目標としております。今後、各年齢層からの時代に合った考え方の女性を登用していくべきと考えます。 防災に突出した女性を登用することは大事なことだと考えます。 例えば、保健師さんや保育士さん、また子育てセンター支援員などの登用を検討してはいかがでしょうか。 2025年への目標に向けての見解と、併せてお伺いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 防災課長、林茂一君。 ◎防災課長(林茂一君)  ただいまの女性の登用についてですが、防災会議のほうは、防災会議の条例の中で何号議員、何号議員ということで、こういう方の中から選ぶということで、条例に示されています。 その中で、どの分野から女性の委員が登用できるか研究してまいりたいと思います。 それから、目標のパーセントですが、特に設定はしておりませんが、現在、13%ということですので、それを上回るように努力したいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  ぜひ国の目標に向かって、2025年30%を目指していただきたいと思います。 今の条例というお話もありましたけれども、たまたま女性の役職だったということもございますので、今後、減少してしまう可能性も踏まえ、町長が委嘱する人数の条例改正も視野に入れていただき、女性の委員を増員していただけないかと考えます。町長、いかがでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ただいまのご提案いただきました、女性の登用の方法論でございますけれども、どういう団体、先ほど答弁もさせていただきましたが、団体がどうであるかという点もございますし、また今、ご提示いただきました人数の問題もあろうかと思います。 このへんは今後、議論をさせていただきたいというふうにお答えをさせていただきたいんですが、先日、男女共同参画の市瀬会長さんがお見えになりまして、やはりそういったことも連携を取りながら、推進をしていきたいと思いますので、また齋藤議員におかれましては、ご提案をいただきますようにお願いを申し上げます。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  女性の視点が、防災を地域に根付かせていくことは、女性のためだけでなく、子どもや高齢者、障がい者、そしてすべての人に通じていくと考えております。 今後とも、この女性の視点を取り入れた市川三郷町の防災、この点を進めていただきたいと思います。 次の、フォローアップ研修の開催についてですけれども、開催をしていただける方向ということのご答弁、ありがとうございます。防災意識の高い方が増えることは町の財産でありますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。 フォローアップ研修の開催時期など、計画してくださっているのなら教えていただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 防災課長、林茂一君。 ◎防災課長(林茂一君)  開催回数と時期ですが、まだ今は具体的にはいつ開催ということは決めていません。 しかし、現在行っている町独自の防災リーダーの講習会と、フォローアップ研修併せて、どんな形で実施していくのが効果的なのか考えながら、取り組んでいきたいと思います。 また、防災リーダーの意欲のある方には、県で実施している甲斐の国防災リーダー養成講習会ということで、座学で4日間、これは平日コース、休日コースと、参加しやすいように分かれております。 それからまた、上記というか、その甲斐の国防災リーダー養成講座を修了した方を対象に、甲斐の国防災リーダーフォローアップ研修、こちらは演習と実技ということで、行われていまして、これもやはり4日間、平日と休日コースということで、参加しやすいようになっておりますので、また1ランク上のそちらのリーダーを目指していただくことも啓蒙しながら、取り組んでいきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  課長がまさに今おっしゃっていただいた甲斐の国防災リーダー、また甲斐の国防災リーダーのフォローアップ研修、私も3年前に受けまして、防災士を取得いたしまして、ほんとに防災士が町にも増えればいいなと思っております。 3点目のテープですけど、想定浸水深の表示と、実際の高さのテープですけど、中央市では52カ所にセットでテープと想定浸水深の表示がしてあるそうですけども、本町でもぜひそのテープを見える化していただきたいと思いますが、再度になりますがいかがでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 防災課長、林茂一君。 ◎防災課長(林茂一君)  中央市のほうで設置してあるということですので、そちらのほうも調査しながら進めてまいりたいと思います。 また、本町で実施した看板、テープのほうはセットではなかったんですが、看板を設置した業者にも確認をしながら、どんな形で実施できるか、検討してまいりたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  ぜひ、設置の方向でお願いいたします。 以上で、一般質問を終わらせていただきます。 ありがとうございました。 ○議長(笠井雄一君)  これをもって、第5番、齋藤美佐さんの一般質問を終わります。 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれで散会いたします。 大変ご苦労さまでした。     散会 午後8時00分...